2007/01/22 - 2007/01/28
215位(同エリア428件中)
さんしぇさん
南仏滞在4日目、アルルを離れてエクサンプロヴァンスへ。
その間、マルセイユへは海鮮を食べに立ち寄りました。
本日4日目のメニュー。
まずは、マルセイユ編
・一路マルセイユ
・坂道発進の恐怖
・ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ大聖堂
・ランチは海鮮
・エクスへ向けて
続いて、エクスのホテルステイ編へ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
3日過ごしたアルルにも、遂にお別れ。
朝食の場、お給仕のマダムがお世話してくれながら、
訊ねて言います。
「アルルは、楽しめました?アルラタンには行き
ましたか?」
「最初に行きましたよ、アルルの粋ですね。他に
パスポートのほとんど行って来ましたよ。」と私。
嬉しそうにマダム、重ねて聞きます。
「ゴッホは?エスパス(かつての精神病院)は?」
「もちろん、ラングロワ橋へも行きましたよ。」
他愛の無いやり取りながら、順番が面白いと思いました。
マダムの口に、いの一番に挙がったのがアルルの郷土愛
満載のアルラタンそして、次にゴッホ。
気持ちよく過ごしたお世話になったホテルをチェック
アウト。
駐車場から車を引き出し、東へ向けます。 -
アルルを発って目指すはマルセイユ、そしてエクサン
プロヴァンスへ。
100kmを走る走る、ひた走る。
どこまでもまっ平らーー! -
やがて1時間半でマルセイユ入り。
ノートルダム・ギャルド寺院、まずはここに行きたい
我々。
画像でそれと判るように、寺はまします丘の上。
車を、まずは寺院と思しき方向に向けます。 -
かれこれな勾配を、車ですいすい〜の筈が、そうは
行かなかった、否、行けなかった。
なにせ、車はマニュアル仕様、急坂と来れば必須の
坂道発進。
おまけに狭い道はおっそろしく渋滞ときて、数m
行ってはまた停止、停止の次は恐怖の坂道発進の
波状攻撃で、御大すっかり涙目。
遂に御大、
「駐車場入れよう、早く探してくれぃっ!!」
幸い、捜す間もなく見つかって前の車に続き無事入庫。
さて、と出口に向かおうとするも、その出口が・・
ない?
今しがた、入って来たスロープは後ろで大きな扉が
しまっているし、かといって人の出入りできる階段
らしきものも見当たらず。
出られない!
あっちへうろうろこっちでおろおろ・・・。
ふと、スロープ越しに下のフロアのムッシュと目が
合った。
「どうやって出ますか?」
戸口にセンサー、ここを何かが通れば開くよ、と
ムッシュ。
それと、上階はプライヴェートで、公共駐車場は
下の階ですって。
なるほど、public公共 と壁に大きく下に向けた
矢印にようやく気付きましたよ。
料金を訪ねると、1時間/2、8ユーロで時間が
長くなるほど、お得になる事を、懇切に説明して
くれます。
あわせて寺院への道順も親切に教えてくれた、
ラテンの色濃いムッシュ。
南に来るほど、ラテンの血が風貌に反映して来る
ように思いますが、ここマルセイユの男性は、
朴訥で、情に厚い、とても良い印象があります。
さて、頭上はるかに寺院のマリア様を仰ぎながら、
「車でラクチンと思いきや、やっぱり苦難無くば、
救いはないのね。」と
内心ぼやきながら、とほとほ坂を行く我々。 -
と、そこへどこからともなく現れたこの子。
懐っこい事、ウチの猫の比に在らず。 -
ご存知の様に、パリではアパルトマンの
中で飼う為に、路上で猫を見る事がまず
ありません。(・・・が実は、飼育実数は
犬よりも多いといいます。)
猫を目にするのは、実に半月ぶり。
猫に飢えた私を、引き剥がすのにご苦労は御大。 -
坂を上り詰めればそこが、
Basilique Notre-dame de la Garde
ノートルダム・ギャルド聖堂。
このBsilique とは、教皇から由緒ある教会に送られる
称号なのだそうです。
パリのサクレ・クール聖堂もそれです。
家を守る女達が海の男達の無事を、聖母マリアに託して
祈ったといいます。
そう言えば、さして広くも無い堂内には港町だからか、
素朴な雰囲気も感じられます。
それにしても、かつて車の無い時代に日々、この坂を
登って祈るのは、一種修行に近かったかもしれません。
そして、海の男達はこのマリア様を指針に港へ戻り、
神様の大いなる加護を感謝したのでしょうか。 -
冬とは思えぬ陽光惜しみ無き地中海。
そして、信心の無い我々にもこの美しい眺望を分け隔て
なく与えてくれたギャルド聖堂なのでした。 -
高台にはお約束の俯瞰マップ。
中央にイフ島。
モンテ・クリスト伯の囚われた監獄島、先年ここへは
船で渡りましたが、この島よりも実はここへ至る前後に
目にした小島が忘れられません。
と言うのはホテルなど滞在施設を幾つか目にし、いつか
夏にやって来て、波の間に間に浸かって過ごしたいと
思いました。 -
坂を降りれば、丁度お昼。
マルセイユでのもう一つの目的地へ向かいます。
港近くのコキヤージュ・トワノー(貝のトワノー)
Coquillages Toinou このスペルだと“トワヌ”かも
しれません、へやって来ました。
先年来て、美味しかった気さくな魚介の店。
店頭での量り売りは、持ち帰りは勿論、見繕った
ものを店内で食べることもできます。
ここのもう一つの顔、潜水の世界で名うての
海の男達の集まる店でもあります。
1階のテーブルのあちこちに、真鍮のネーム
プレートを打ち付けたオーナーテーブル。
私のテーブルにも、映画“グランブルー”に出演
した、かのジャック・マイヨールのプレートが。
素潜り世界記録を持つと彫り込まれています -
簡単な日本語を話せるムッシュがあれこれお世話を
してくれました。
大皿では、持て余すかと思って、牡蠣を1ダース、
ハマグリを1ダース、エビを・・、と細々した
オーダーにいちいち応じてくれたり、判らない
魚介はお隣のお皿から、ひょいと取り上げて、
これですよ〜と見せてくれたり。
で、結局は個々を合算すると、大皿の方がお得、
と言うお勧めに従った我々。
根気良く応じてくれたムッシュには感謝でした。 -
おなかも満足して、落ち着く間もなく、今日の最終
予定地へ向かいます。
駐車場に戻ってきました。4時間で〆て6ユーロほど。
駆け足だったマルセイユを後に、向かうはAix-en-
Provence。
道を尋ねると、一旦南に下りて専用道を行けば良いと
ムッシュ。
Aixの道標があちこちにあるから、と。
幹線道に出ればあとは地図があるので、問題はそこに
辿り着くまでの街中の道。
緑の専用道の看板だけが頼り、裏道、細道を問わず
闇雲に行くこと10分程。
緑の看板見っけ、続いてAixの表示。
後は手元の地図にある国道のナンバー通り運んで行く
のも当たり前ながら満足。
ここで、もう少し物慣れてたら、途中で気ままに寄り
道を楽しむのもありでしょうが、いかんせん海外ドラ
イブ青葉マークの我々、御大がハンドル、私がナビ
分業でようやく一人前、ひたすら前へ進むだけのドラ
イブに終始したのでした。
次回は、エクスのホテルステイ編です。
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