2011/09/15 - 2011/09/17
6位(同エリア48件中)
ももんがあまんさん
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パリを出て南へ、オルレアンに向かい、この地より、ロワール川の川沿いを西へと下ります、このあたりは、フランスのもっともフランスらしいと言われる、優雅な城館の立ち並ぶ地域、中世期の、戦争の為の城塞ではなく、中央集権体制の確立された、王権の時代、多くの城は、王と、その近親者の為に建てられた、住居を目的とした、平地の城が多い。
写真は勿論、オルレアンの少女「ジャンヌ・ダルク」、フランス中に数あるジャンヌの像の内でも、一番美人で、一番お気に入りのスタチューです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 自転車
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
9月15日(木) エタンプ Etames イル・ド・フランス
N 20号線を南へ下ってきたのですけど、この道は、どうやら、自動車専用道路で有るようで、仕方がないので、右に行ったり左に行ったり、かなり苦労して辿りついた町です、本当言えば、昨日のうちについている予定だったのですけれど、パリ近郊の道路は、自転車にとってはかなり、ややこしい。
ともあれ何とか、エタンプに到着。 -
エタンプ Etampes
この町の「Hotel de Ville」(市庁舎)です、フランスらしい雰囲気の優雅な建物です。 -
エタンプ イル・ド・フランス
市庁舎前広場です、それほど広くも無い広場ですけど、建物は、いかにもフランス風と言う感じの建物(城館風)。 -
エタンプ Ile de France
正面は、エタンプの駅です、駅の向こうに、中世風の壊れたお城が見えます。
この町に辿りつくまでに、かなり苦労して、くたびれてましたので、丘まで登るのが、面倒くさくて、写真だけ撮って、あとは Pass 。
町の印象 ★★★ パリ近郊の小さな町、静かでのんびりとした街です。 -
D 49号線 〜 D97号線 Mereville Ile de France
今宵の宿です、メルヴィーユと言う、小さな村の入り口で、たまたま見つけた「Gite des Sources・Chambje d`Hote」(シャンブル・ドット)、イギリスで言う、B&Bの、フランス版です。
何時頃から、フランスで、こんなシステムが始まったのか知りませんけど、愛想が無くて、冷たいと評判のフランス人に、こんな「ホスピタリティ」を必要とする システムが、根付くのかどうか? 興味もあるので、泊まってみました。
宿の評価 ★★★★ 30ユーロ(朝食付)シャンブル・ドットにしては、安いお値段、この手の宿には、べらぼうに高い宿もあり、ピン・キリなのです、まだまだ、ぎこちない様な気もしますけど、猫とオウムがいて、優しそうな奥方でした、部屋に、お茶のセットが有ったのは嬉しい。 -
メルヴィーユ イル・ド・フランス
村の入り口にある、古い「洗い場」の跡です。
村の小川で、選択したり、野菜を洗ったり、そんなことをした「洗い場」の跡だと思います、このあたりの村では、良く見かける風景です。
僕なども、子供のころは、やったものです、何処も同じ。 -
イチオシ
メルヴィーユ Meleville
村の広場にある、巨大な、「屋根付き・マーケット・プレイス」の跡です。
かなり巨大、ひょっとしたら、フランスで一番デカい、「屋根付き・マーケットプレイス」の建物かも?
-
メルヴィーユ マーケット・プレイス
この広場の前に、「ツーリスト・オフィス」が有りました、正直言って、周りに、小さな渓谷や小川が有って、美しい土地ではありますけど、それほど有名な観光地でも無し、ホントに小さな村なのです、なのに、こんな村に「T・オフィス」が有る?
別に、この村を馬鹿にしているのでは無いのですけど、多分これは、政府予算が付いてて、一種の政治的思惑があるのではないかと思います、そうでなければ、考えられない・・・まあ、旅行者にとっては、有り難いのですけど、とにかく親切、パリなどの「ツーリスト・オフィス」とは、月とすっぽん・・もちろん、暇でもありますし・・・いえ、ケチをつけてるわけでは無いです・・・ -
メルヴィーユ
こんな、古めかしい建物もある良い村です。 -
メルヴィーユ
村の散歩道、緑の回廊です。
村の印象 ★★★★ 未だ、パリから 40〜50km の処ですけど、かなり、田舎の雰囲気のある村です。
本日の走行距離 (50km) -
9月16日(金) D 97号線 ヴァル・ドゥ・ロワール
本日は先ず、オルレアンへ向かいます、そこから先は、マア行けるところまで・・・
フランスのこのあたり(北フランス)は、ホントに平坦です、前にも書いたけど、城か教会、町でも無ければ、まるで写真の撮りようも無い風景が続きます。 -
D 97号線 ヴァル・ドゥ・ロワール
豊かな農業国、フランスの風景です。
風車が林立してます、このあたり、かなり遠くまで見渡せるところで、ぐるっと見渡して、50〜60基の風車が、林立しています、フランスは、日本と同じ、原発推進国家ですけれど、原発ばかりでなく、他にも、やることはやっているのだと、そのことがよく解る風景です。
原発推進ばかりで、その他の新エネルギー政策は、凋落の一途と言う、我が日本の政府(霞が関)及び電力会社とは、そのあたり、頭の中身が、だいぶ違う様子。 -
オルレアン Orleans ヴァル・ドゥ・ロワール
ジャン・ダルク所縁の町です、イングランド軍に囲まれて、落城寸前であったシャルル王党派の町です。
1,429年5月、奇跡の少女が現れて、この町をイングランド軍から解放します。 -
オルレアン カテドラル
アミアンの大聖堂に比べれば、柱頭彫刻なども少なく地味な外観ですけど、それでも、堂々たるゴシック?建築・・・だと思う。
オルレアンの町の市民は、少女に感謝して「La Pucelle d゛Orlean」と呼んだとか、「オルレアンの乙女(処女)」の意味だそうです。 -
オルレアン カテドラル
教会の身廊、垂直の柱が美しいです、マア、ゴシック教会なら、何処でもこれくらいは、ですけれど。
オルレアンの町は、ジャンヌがブルゴーニュ軍に捕まった時も、身代金を拠出(シャルル7世は動かず、これを没収したとか)、ジャンヌの母親を町へ向かい入れ、ジャンヌが歴史の中で忘れられている間も、彼女の事を忘れなかったとか・・・なかなか、良い話。 -
オルレアン カテドラル
ジャンヌ・ダルクのステンドグラスです、このシーンは、イングランド軍との戦いのシーンですね。
他にも、ランスでの、シャルル7世の戴冠シーンとか、いろいろあります。 -
オルレアン Vallee de la Loire
オルレアンの町並みとカテドラルの風景です。
オルレアンのカテドラルは、何度も立て直されていて、ジャンヌの時代のモノでないらしい、現在の建物は、アンリ四世(在位1589〜1610年)によって始められ、19世紀に完成した、フランスでも最後に建てられたカテドラルなのだとか、なるほどと言う感じ、綺麗さに納得です。
でもこの町の、白い街並みには、良く似合ってる気がします。 -
オルレアン
メインストリートの街並みです。
只今町のあちこちで工事中、「トラム」の線路を敷いているようです、あと1年もすれば、更に美しい街になってる気がします。 -
イチオシ
オルレアン
町の広場の、ジャンヌの「騎馬像」です。
19世紀に、コンクールの1等賞となって、建てられたスタチューだそうです。
フランス中に、数あるジャンヌの像の中でも、一番美人で、一番カッコ良いスタチューです、さすが1等賞。 -
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
も一つ、おマケです。 -
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
台座の周辺を飾る、ジャンヌ・ダルクの物語(浮彫)です、これは多分、天使による「啓示」の場面「フランスを救え!」、でも、ジャンヌの首が無くなってます、何とかならんか?・・・残念。
ジャンヌの幻想(思い込み)の場面ですけど、リュック・ベッソンの映画「ジャンヌ・ダルク」では、幼いころに、目の前で、実姉がイングランド兵に、強姦されて、殺されるという、ショッキングなシーンが出てきます、これが全ての啓示の始まりだとする・・リュック・ベンソンの新説ですけれど、そんなことも、十分にあった、そんな時代ですね。 -
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
故郷の町、ヴォークリュー(Vaucoleurs)を出立する場面だと思うけど、どうでしょう? オルレアン入城の場面かも?
伴が二人なので、多分、ヴォークリユー出立の場面だと思う、もう一人の付き人が、足しか残ってない・・・。 -
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
これは、シノン城での、王太子・シャルルとの「謁見」の場面、大勢の人の中に、普通の格好をして隠れていたシャルルを、迷うことなく見つけ出したという、伝説の場面。
-
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
オルレアン攻防戦の場面だと思うけど・・・?
砦は多分「トゥーレル砦」、一番の激戦地、ジャンヌは、此処で矢を受けて負傷してます。
他にもいくつかの砦(サン・ルー砦&オーギュスタン砦)で攻防戦を戦ってるので、ホントは、どれだかは解らないですけど。 -
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
ランスでの、シャルル7世の「戴冠式」の場面です・・多分・・間違いないと思います。
ジャンヌを見殺しにしたと言われる「シャルル7世」、あまり評判は宜しくないのですけれど、それなりに交渉したとの説もあります、マア、イングランド軍としては、相当に、女にしてやられたのが悔しかっただろうし、何とかして、ジャンヌに備わる「神聖」を冒涜してやりたかったという、戦略的思いもあっただろうし、身代金の交渉如何にかかわらず、イングランド軍にとっては、戦線に、戻すわけにはいかなかった、それほど大きな存在であったと、僕などは、そう思う。 -
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
コンビエーヌの戦いです、ここでジャンヌは、フランスの裏切者「ブルゴーニュ軍」によって、捕えられ、捕虜となってしまいます。 -
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
「囚われのジャンヌ」です。
ブルゴーニュ軍から、ルーアンのイングランド軍へと売られたジャンヌは、女としての扱いを受けず、男と同衾の牢に入れられます、これは多分、ルーアンに今もある「ジャンヌの塔」の一室? -
オルレアン ジャンヌ・ダルクの像
物語の終わり「火刑台のシャンヌ」。
ジャンヌの物語は、映画では「イングリット・バーグマン」と「ミラ・ジョヴォビッチ」、小説で「傭兵ピエール」を読んだだけですけど、伝説の映画化、小説化と言うのは、なかなか難しいと言う感じが有ります。
それでも「ミラ」などは、頑張った方だし、映画も、それなりに良く出来てると思う、「ミラ」は、この作品で「ラジー賞」をもらったらしいけど、それほどひどいとも思わない・・・繰り返すけど、「伝説」の作品化と言うのは、難しいのです、イメージがあまりにも、個々の心の内に出来上がってしまっているので、誰がどう作っても、イメージを満足させることは、難しい。 -
オルレアン ロワール川 La Loire
ロワール川は、フランスの、中部山岳地帯に源を発して、北へ向かい、オルレアンで西へ大きく曲がって、大西洋へ向かう、フランスで一番の長い川(1,012km)。
セーヌ川のように、護岸がセメントだらけと言うことも無く、かなり自然のままの状態の、美しい川、何といっても「世界遺産」の川なのです。 -
オルレアン
ロワール川の対岸からの、オルレアンの街並みです。
23年前に来たときは、町じゅう、起重機が林立してましたけど、今回は見えません、町の修理も終了したのか? -
オルレアン
だいたい、白が基調の、美しい街並みです。
「トラム」も走っている、大きな町ですけれど、大きな街特有の、不潔感はあまりないし、街並みは、整って美しいです。 -
イチオシ
オルレアン
木組の家も、チラホラとあって、カフェにレストランもたくさんある、活気のある町です。
23年前も、とても気に入った町ですけど、今回もさらに、良い町になった気がします。 -
オルレアン
同じく街の風景。
町の印象 ★★★★★ 満点です、お城は無いので、ロワール川の川沿いの、観光の町としては、それほど有名でも無い感じですけど、町としては、とても良い町だと思う、多分、住むにも良い感じ、昔から、ロワール川沿いの町としては、パリに一番近い町として、水運業の発達した、この地域でも大きな、交易の町であったとか、確かに、結構、開かれた町と言う感じは、今もある、そんな感じの町です。 -
D 2152号線 Le Cerisaie 今宵の宿
ロワール川沿い、レストラン付きのホテルです、宿の名前は「Le Relais de Fourneaux」、「Fourneaux」とは、料理用の竈(かまど)の事だとか、だとしても「竈のリレー」じゃ意味がよく解らない、「バカ・とんま」の卑俗な意味もあるらしいけど、「バカのリレー」じゃ、面白いけど、よけいわからん・・・?
宿の評価 ★★★★ 35ユーロ(+朝食6ユーロ) 二つ星なので、やっぱりお茶のセットは付いてませんけど、テレビ付きで綺麗な部屋、二つ星としては上等です、値段も「Hotel F1」と大差なし。 -
Chaingy ヴァル・ド・ロワール Vallee de la Loire
宿の近くの小さな村、なかなか雰囲気の有った、美しい村です。
本日の走行距離 (56km) -
9月17日(土) D 2152号線 ヴァル・ド・ロワール
本日は、ロワール川沿いを西へ、とりあえず目標は、ブロワ Blois の町です、出来れば、昔、入らなかった、「ブロワ城」を見てみたいのですけれど、マア、ホテル代が安ければと言うところです。
道路わきに、コスモスが咲いてます、多分?コスモス、秋ですし・・・ -
D 2152号線 ボージェンシ Beaugency
同じく、ロワール川沿いの町です。 -
ボージェンシー
小川沿いの風景です、ちょっと良い感じの町並み。 -
ボージェンシー
ボージェンシーの、ロワール川です。 -
イチオシ
ボージェンシー
町並みです、オルレアンのように、大きな街では無いです。
小さいけれど、雰囲気はたっぷりの、美しい田舎町。 -
ボージェンシー ノートルダム教会
12世紀に建てられて、17世紀に再建されたとかの教会。
12世紀だと、やっぱりゴシックでしょうか? -
ボージェンシ― ノートルダム教会
中は、それほど広くないですし、結構暗いです、ロマネスクっぽい感じですけど・・・解りません。 -
ボージェンシ― シャトウ Chateau
一応、お城です、内側はがらんどうで廃墟ですけど、イギリスだと「キープ」と言うのでしょうけど、フランスでは「ドンジョン」(Donjon)、「天守閣」(小塔)の事です。 -
ボージェンシー
ドンジョンの前に、ジャンヌ・ダルクの像が有りました。
実は、この町もまた、オルレアンと同じく、ジャンヌによって、解放された、ジャンヌに所縁の町なのです。 -
イチオシ
ボージェンシー
「剣とともに、「旗」を持ったジャンヌです、ジャンヌ自身は、「剣」よりも、、「旗」が好きだ」ったとか。
これもなかなか、勇ましくて、魅力的な、美形のジャンヌ。
やっぱり、所縁の町ですから。 -
ボージェンシー
雰囲気のある「塔」と町並みです。
町の印象 ★★★★ ロワールの真珠?と言えば、ちと褒め過ぎですけれど、静かで落ち着いた、なかなか良い町です、ただ、城と教会は、かなりショボイですね。 -
D 2152号線 ヴァル・ド・ロワール
多分? 原子力発電所ですね、海沿いにあるものと思ってましたけど、こんな内陸にありました、いざと言う時には、ロワール川の水を使うという事か? -
D 2152号線 メル Mer ヴァル・ド・ロワール
ブロワへと向かう、途中の田舎町です。
田舎ですけど、それでもやっぱり、ロワール川の町です、なんとなく。旧き日の、はなやかなりし雰囲気の残る街並みです。 -
メル Mer
町の広場(公園)の風景です。
何処からか、音楽が聞こえてきてます。 -
メル
お祭りらしいです。
村の楽団と言う感じです、何処かで聞いた、古いシャンソンです、ちょっと元気にアレンジした「サン・ジャンの私の恋人」ですね。
こんな曲。
http://www.youtube.com/watch?v=3O4BxW206OU
日本語でもう一度、こんな内容の歌です。
http://www.youtube.com/watch?v=9AhunkupXew -
メル
民族衣装の子供たちが可愛いです。 -
メル
昔ながらの市場の感じ。
黒ウサギを売ってます、他に、ニワトリ。羊、ヤギ、子牛まで、いろいろ。
おばさんの衣装も、昔の感じです。 -
D 2152号線 ブロワ Blois ヴァル・ド・ロワール
今日の、目標の町です。
ブロワは坂の町です、町へ入る、D 2152号線から、ロワール川に向かって、ずっと下り坂になってます。 -
イチオシ
ブロワ Blois
バスの停留所と街の風景です。
ブロワの町は、ルイ12世(1498〜1515)の頃からの、フランスの王朝(ヴァロワ家)の本拠地、アンリ四世(1589〜1610)によって、ブルボン朝が開かれて、パリがフランスの中心になるまでの、約100年間、実質的なフランスの王都であったところ、今は、しがない地方都市ですけれど、フランスの歴史の中では、重要な町なのだとか。 -
ブロワ 今宵の宿 38ユーロ(+Tax0,60ユーロ +自転車0.80ユーロ)
「Hotel Monarque」 en-suite roomです、値段はソコソコだけれど、観光地の町中のホテルとしては、値段は、相当に良心的、建物も新しいし、部屋も良い部屋、この旅で、一番良いホテルだった気がする、因みに「Monarque」は、君主・帝王の意味のフランス語、王都にふさわしい名前です。
宿の評価 ★★★★★ 満点、受付の女性は、東洋系だったけど、多分、中国系か? なんとなく、安心な感じ。 -
ブロワ
ブロワ城の見える公園です。
公園のスタチューです、何故か、ディアナの像(狩りと月の女神)。
ディアナ(ダイアナ)は、ローマ神話の処女神ですけど、役回りは、ギリシャ神話のアルテミスとほぼ同じ。 -
ブロワ
庭園から見る「ブロワ城」の風景です。 -
ブロワ ブロワ城
中世からのブロワ伯の居城、1,392年、ブロワ泊から、城はヴァロワ=オルレアン公に売却され、この城で生まれた、ルイ12世の時代(1498年〜)から、城は、王の居住地となった。
この城の城主として有名な王は、ルイ12世(1498〜1501)と、フランソワ一世(1515〜1547)、それから、夫アンリ二世没後、摂政として、あまり出来のよくなかった子供たちを補佐し、宗教戦争(ユグノー戦争)真っ最中のヴァロワ朝を支えた、カトリーヌ・ド・メディシス、あまり評判は良くない女性ですけど、僕は、この女人に、多少、同情的なのです、たった一人で、見知らぬ異国に嫁に来て、おまけに亭主に先立たれ、と言うわけで、その頑張りは、多分、半端ではない。 -
ブロワ
公園から眺めた、ブロワの街並み。
優雅に観光馬車が走っております、馬車などと言うものは、大昔に、ツアー旅行で、エジプトに行ったときに乗ったきりです、もう、乗り心地も忘れました。 -
ブロワ城
ありがたいことに、本日は、サービスディ(入場無料)とか、ラッキー♪
ブロワ城の中庭です、詳しくは、紹介しませんけど、中庭の周りを、13世紀ゴシック様式から、17世紀クラシック様式までの、さまざまな様式の建物が、取り囲んでいるらしい・・・らしいというのは、建築のスタイルについては、よく解らないから・・。 -
ブロワ城
フランソワ一世(在位 1515〜1547年)の棟
ルネサンス様式だそうです、イタリアかぶれの王様だった人、カトリーヌ・ド・メディシスを、フィレンツェのメディチ家から、息子の嫁に連れてきた王様ですね。
以来、今日のフランス料理の伝統が始まったとか、手づかみで食事をしていたフランス人が、ナイフやフォークを使うようになったのも、このころからであるそうです。
ブルボン朝の始祖「アンリ四世」と共に、フランスの国民からは、もっとも人気のある王様であるそうです。 -
ブロワ城
王の寝室です、この部屋で、1588年ギーズ公・アンリ1世(カソリック同盟の頭目)が、暗殺されたとか、裏で糸を引いたのは、カトリーヌ・ド・メディシスの3男で、ヴァロワ朝最後の王となった、アンリ三世で、彼自身も、この後、カソリック同盟のドミニコ会修道士によって、暗殺されている(ヴァロワ朝断絶)。
もっとも、このギーズ公アンリ1世自身、1572年の「聖・パルテルミーの虐殺」(カソリック派によるプロテスタント派の大量虐殺)の首謀者で、おまけに、その10年前には、このアンリの父親フランソワが暗殺されている、その黒幕は、「聖・パルテルミー」で暗殺された、コリニー提督(プロテスタント派)と呼ばれる人だったとか・・・マア、どっちもどっち、すべては「因果は巡る風車」と言うやつですね。
マア、宗教狂いと言うやつは、行くところまで行かないと、収まりがつかないもの、因みに、この時代ネタの小説としては、アレクサンドル・デュマの「王妃マルゴ」と言うのが有って、映画にもなってます、ソコソコ面白い。 -
ブロワ城
これ、カトリーヌ・ド・メディシスの紋章なのだとか。
カトリーヌのCと、アンリのHと、他何かの組み合わせだと聞いたような記憶が有りますけど・・・忘れた。 -
ブロワ城
こちらは、ヴァロワ家の紋章、火を噴く「山椒魚」(サラマンダー)。 -
ブロワ城
こちらは、フランソワ1世の棟の、外付けの階段にいる「山椒魚」。 -
ブロワ城
フランソワ1世の階段と中庭の風景。 -
ブロワ城
アンリ3世の時代に、3部会が開かれた大広間。
ギーズ公アンリの暗殺は、1588年に招集された、3部会での出来事らしい。
天井の、星のような文様は。フランス王家の紋章「百合の花」、因みに、この百合の花の紋章とは、フランス・メロヴィング朝、初代の国王クローヴィス1世(在位466〜511年)が、アラン族(カスピ海北部のイラン系遊牧民)との戦いにおいて、天使からユリを送られた事から由来するものだとか(Wikipediaによる)・・・へ〜えですね・・・かなり、古い話です、まあどうせ「伝説」ですので、タダの権威づけの「嘘八百」・・ハハ・・いったい誰がこんな話を考えるのやら?。 -
ブロワ
街の路地裏の風景です、石造りの歴史ある都。 -
ブロワ
坂道の風景。
イングランドの町と比べても、やっぱり、より歴史は感じる町です、パリやロンドンのように、ゴージャスでも、大都会でも無いけれど、仮に100年でも、王の居城の有った都、そこはかとなく品が有る感じの古都。 -
イチオシ
ブロワ
同じく、坂道の風景です。
町の印象 ★★★★ もう一つ、何かが欲しい、良い町ですけど。
本日の走行距離 (47km)
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この旅行記へのコメント (3)
-
- コクリコさん 2012/07/21 17:46:44
- サン・ジャン 私の恋人♪
- ももんがあまんさん、
今頃、フランスのどこかを自転車で元気に回っていることと思います。
もう一度オルレアンの旅行記を見にきたら、前回見落としてたのかな〜「サン・ジャン 私の恋人」のyoutubeが貼ってあったのですね。
古いシャンソンの中では好きな曲です。
どこかで聞いたことがあるような・・・と書かれていましたがフランソワ・トリュフォー監督の『終電車』の冒頭に流れていましたよ。
きっとこれでしょう?
シャルロット・ゲンスブール主演の『小さな泥棒』の中でも使われていました。
そうそうパリのメトロのメトロ・ミュージシャンも歌っていました。
この曲を聴いているとなんだか踊りたくなります。
私よりずっと昔に青春時代を過ごしたフランスの人たちが村のお祭りや町の小さなダンスホールで踊っていたのでしょうね〜
-
- コクリコさん 2012/06/06 13:59:31
- オルレアン
- こんにちは。
先ほど迷子さんのオルレアン旅行記を見て掲示板に書き込みしたばかりなのですが、SNCFのサイトでパリ〜オルレアンの安いチケットを見つけたので、買ってしまい、さてどんな町だろうと探っていたら迷子さんの旅行記にたどり着き、もっとあるかと思って検索したらももんがあまんさんの旅行記を発見しました〜4トラからではなくオルレアンの旅行記を探していたらです。
ももんがあまんさんの評価は☆☆☆☆☆なのですね。
電車のチケット買ってから不安になりましたが、ももんがあまんさんの評価が高かったのでホッとしました。
ジャンヌ・ダルクの像の台座のレリーフの解説素晴らしいですね。
私が旅行記をUPする際には「ももんがあまんさんの旅行記をご覧ください」ですみそうです。
そうそう、私が聖人に詳しいのはwizさんに紹介していただいた鹿島茂さんの本を参考にしているからです。サイトで古本屋さんから買ったのです!
もうすぐご出発ですね。
- ももんがあまんさん からの返信 2012/06/06 18:18:57
- RE: オルレアン
- こんにちは、コクリコさん。
オルレアン旅行記へのご投票、ありがとうございま〜す、ほんの少しでも、コクリコさんのフランス旅行の参考になれば、とっても嬉しいです。
オルレアンは、広々としたロワール川沿いの、明るくて美しい町です、パリからの、ワンディ・トリップとしては、余裕を持って行けますし、最適の町だと思います、天気が良ければ、いいですね。
僕のフランス旅行は、6月26日出発に決まりました、帰りは、9月21日の予定です、これから楽しい「スケジュール作り」です・・・ても、その前に、あと2冊、2011年分を完成させねば・・・頑張りま〜す。
また宜しく by ももんがあまん
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