ワルシャワにショパンの名残を求めて

2012/04/07 - 2012/04/08

タイ正月（ソンクラーン）の休日に合わせて母と旅行。
４歳からピアノを習っていたこともあり、ショパンは特別な存在の音楽家。そんなショパンの名残を追い求めてワルシャワにやってきたのだが・・・。
帰国後、ショパンのノクターンを部屋で弾いて、夜景の写真を集めてビデオにしてみた。
リンクはこちら　↓
http://youtu.be/JfPLUtnohvw

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 2.0
• 交通: 4.0

• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ウィーンからこのプロペラ機にてワルシャワへ。

小さな飛行機は自分が飛んでいるのを実感できてワクワクする。

ポーランドの大地は厚い雲の下・・・。

ワルシャワはフレドリック・ショパン空港の暴力ATM。
両替のレートが悪いのでキャッシングをしたら、札束がものすごい勢いで飛び出てきて、まるごと地面に落ちてしまう。しかも写真の通り、ピンセットか何かを使わないとレシートが取れない･･･。もう笑うしかない。

１７５番バス（普通の市バス）ですぐにワルシャワ中央駅前までアクセスできる。ホテルは中央駅のすぐ隣り。

中欧駅周辺はポーランド経済の威信を示すかのような新都心になりつつある。
ホテルの隣りではカーブが印象的なタワーが建設中だった。

ホテル到着は朝だったがすぐに部屋に入れた。今回はクラクフ行きが中央駅からの列車であることを考えて駅前のホリデイ・インに宿泊。何の不自由もなく快適だった。
荷物を置いて早速市内散策。この曇り具合が寒いワルシャワには合ってるような気もした。

共産主義時代の象徴ともいえる文化科学宮殿

ワルシャワは既にイースターの大型休暇なのか？
首都のへそでもある交差点なのに、人がまばら･･･。

ユーロカップがポーランドで開催される（ウクライナとの共催）。
ショパンもサッカーのユニフォームに変身。

ウェーデルのカフェでホットチョコレート（ホワイト）とチーズケーキ。
チーズケーキ発祥はポーランドだとか！？
文句なしに美味しかった。ケーキは甘さは控えめ。ホットチョコはミルクチョコの方がホワイトよりも美味しいかも。

カフェから徒歩５分でショパン博物館。
博物館隣の壁のアート。

ショパン博物館は時間指定の予約制。
まもなく時間だ。

ショパン博物館に到着。

最近リニューアルしたので期待大だったが、全体的にオリジナルなものの展示は少ない。音楽についても、例えばショパンの曲の時代による評価や解釈のトレンドの変化だとか、現代と昔の楽器の音の聞こえ方がどう違うかとか、ショパンに近づきたいという欲求は満たされない展示だ。

ショパンのピアノ。これは実物ということで見応えがあったが、実際このピアノを使った演奏の音を流してくれたりすればもっと素晴らしいと思う。ピアノも置いてあるだけではただの箱。

博物館のショップも、ショパン好きが欲しいようなものに乏しくすぐに出てきてしまった。
新世界通りを進み、ショパンの心臓が安置されているという聖十字架教会へ向かう。

聖十字架教会（思っていたよりも大きな建物だ）。
手前の銅像は同じくポーランドの誇る偉人、コペルニクスだ。

ワルシャワ大学構内。
大学の売店も閉まっていたのでワルシャワ大学グッズは手に入らず･･･。

こちらは戦火を逃れたヴィジトキ教会。学生時代のショパンが日曜日の礼拝でパイプオルガンを弾いていたという。

そのショパンが弾いていたというオルガンはこれだろうか。普段は見られないそうだが、この日はイースターのお祝いでみんなが教会の中に入っていたので見ることができた。

このまま新世界通りを北上するといよいよ旧市街だ。
第二次大戦で廃墟となってしまったのを完全に復元した街が世界遺産になっている。

この街灯も戦前からのデザインなのか。

うちと同じ車も街並みによっては高級車のように見えてしまう。

旧王宮前の広場

歩いてきた新世界通りを振り返る。

向こうに見えるのはきっとEURO2012の会場となるスタジアムだろう。

旧市街へ入ってゆく。

教会には卵を入れるかごを持った地元の人がいっぱい。
これで都心部が閑散としていたのか・・・

バルト海沿岸の名物、琥珀の数々。

花売りのおばあちゃん

旧市街広場にて。
曇りの日にただ写真を撮っても平面的で楽しくない風景なので、自分を入れて･･･。

ワルシャワのシンボル人魚の像の前で

一つ路地をずれると、観光客の人影もない。

新市街へ
「新」市街とはいうものの、旧市街に対しての新市街でこちらも歴史的な街並みが続く。

この坂道の感じが気に入った。旧市街から新市街に入ってすぐのMostowa通りといったと思う。川の方から西に向かって登ってくる坂道なので、晴れた日の午後には良い撮影スポットになると思う。

名物のピエロギ（餃子）よりも、ロールキャベツが最高に美味しかった。

よく温まる紅茶+オレンジ+ハーブ

お店には外の席もあったが、氷点下であの制服じゃ、ウェイトレスさんも大変だ。「寒いでしょう」と言ったら、「そうなのよ」って感じでケラケラ笑ってた。

ワルシャワ蜂起記念碑
地下鉄の駅へ向かう途中に偶然見つけた。

共産主義のシンボルと資本主義のシンボル

地下鉄に乗って、夜景を見に再び旧市街に繰り出す。

地下鉄のホーム

今風のきれいな車両もたくさん走っていたけれど、こうゆう丸みのある懐かしい感じの車両の方が好きだ。昔のオレンジ色の銀座線、赤い丸の内線が懐かしい。

国立歌劇場の近くにお洒落な寿司バーがあった。
このすぐ近くの楽譜屋さんでショパンの楽譜を買い集めようと思ったのに、やはりイースターのせいかお休みだった。

旧王宮（右側）前の広場

スタジアムのライトアップと家路へ急ぐ人々

深夜の旧市街広場は真っ暗。

こんな所を夜の１２時にフラフラできるのだから、治安はとてもいい街だと思う。
いざとなったらカメラの三脚を武器に剣道をしてやる！とか思ってたけど・・・。

天気が良くなった。今夜は満月。

お昼に歩いてきた新世界通りを振り返る

温かいメッセージ。ケーキは母が食べた。

もう少しで見過ごすところだったが、横断歩道がピアノの鍵盤模様になっていた。
音がでたらもっと面白いのに。（交通事故の原因になるか・・・）

ホテルのすぐ隣がせっかくショッピングモール（後ろの曲面ガラスのビル）だったというのに、イースターで全てお休みだった。ホテルのレセプションのお姉さん曰く「クレイジー・ポーランド」。
これから列車で南部の古都クラクフへ。

これから列車でクラクフへ。

この旅行記へのコメント （3）

• 梅干し純さん 2012/08/16 22:41:07

  ヴェーデルのチョコ

  はじめまして。
  
  10日ほど前にクラコフに旅行していた者です。
  この旅行で初めてヴェーデルのチョコレートを知ったのですが
  美味しいですよね！
  
  クラコフの駅ビルにもヴェーデルがあり
  イートインはしなかったのですが
  トリュフなど生チョコをテイクアウトしました。
  スーパーで買った板チョコなんかもいい味をしてたのですが
  トリュフがめちゃめちゃ美味しくて
  滞在中もう一度通ってしまいました。
  
  ヴェーデルの記事が少なかったので、
  つい嬉しくてコメントしてしまいました♪
  
  突然失礼しました〜。
  
  
  
  
  

  鹿野健太郎さん からの返信 2012/08/17 01:23:39

  RE: ヴェーデルのチョコ

  はじめまして。
  コメント、どうもありがとうございます。クラクフ駅隣接のガラス張りのショッピングモールの中にあるウェーデルですね？列車待ちの間、あそこでホットチョコレートを飲みましたよ。
  僕が行った時はちょうどEURO2012のサッカーチョコがいっぱいでした。
  健太郎

  梅干し純さん からの返信 2012/08/17 11:18:13

  RE: ヴェーデルのチョコ

  そうです！ショッピングモールの中にあるヴェーデルです。
  健太郎さんけっこう甘党なんですね！
  
  確かに、店頭に、サッカーボールが透明ケースに入ったのが
  いくつか置かれていました。
  EURO2012のものだったんですか。
  
  そういえば、
  あちらの店員さんで日本好きな女の子がいて仲良くなりました。
  マンガを描いているそうで、
  ＦＢを通じて見せてもらったところなかなかのオタクっぷりでした♪
  
  あのチョコレートいつかまた食べたいな〜。
  
  では！