2012/02/09 - 2012/02/09
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mas98765さん
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ナポリの国立考古学博物館を見ます。
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前の旅行記から続きます。
ナポリ・ガリバルディ駅に到着しました。地下鉄に乗って、国立考古学博物館に行こうと思います。上がってイタリア鉄道のナポリ中央駅の構内の方に行き、地下鉄の案内標識を頼りに探しますが、よく分かりません。ベンチに座っていた女性に尋ねると、 -
わざわざ席を立って、外が見えるところまで案内してくださって、あそこの階段を下りたところだと指さして教えてくださいました。
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行ってみるとなるほど階段がありました。
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下りて切符の自動販売機を探しますが見つからないので傍らの男性に尋ねると、それならこっちだと言ってタバッキに連れて行かれて、ここで買えと言われました。何回も乗るかと尋ねるので、もしかしたらバスに乗るかもしれないし切符を買う手間を省きたいこともあって、1日券を買いました。買い終わると、こっちだと言ってホームまで案内してくれて、あの電車だ、早く乗れと言われました。ここで案の定、手のひらを差し出してきたので1ユーロあげました。本当は迷ってでも独力で乗りたかったので残念ですが、何から何まで世話をやいてくれたので便利でした。
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14時51分、Cavour駅で地下鉄を降ります。
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地下鉄の車両は一面に落書きがされています。
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ゲートを通って外に出ます。
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このような歩道を歩きます。
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15時01分、考古学博物館に到着です。
※周辺の地図はこちら
http://maps.google.co.jp/?ll=40.853244,14.252594&spn=0.009203,0.021136&t=m&z=16&brcurrent=3,0x0:0x0,1 -
チケットを買います。最初入ったところでチケットを下さいと言ったら、そこは案内所で、すぐ目の前にチケット売場がありました。6.50ユーロでした。
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このような改札機にチケットを通して(かざしてかもしれません)中に入ります。傍らにスタッフがいて操作してくれます。
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入って正面を見るとこんな感じで、驚くほど静かで落ち着いていて、ナポリにあるのが信じられないくらいです。つきあたりまで行ってみると
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このようなライオンがいます。
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どこをどう見ていいのか、さっぱり分かりません。
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どこかの適当な部屋の入口を入ると
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こんな感じで、
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振り返るとこのような像が立っています。イタリア語と英語で説明が書かれていますが、分かりやすい英語の説明を転記すると「Portrait of Alexander Severus with idealized body of the 'Diomedes Cuma-Munich' type」というものです。
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どこを見ていいのかさっぱり分かりません。そういえば案内図がありません。先ほどの改札機のところで案内図があるか尋ねると、入口の案内所に行くように言われ、ゲートを開けてくれました。案内所では何語がいいかときかれたので日本語と答えるとさすがにないようで、英語の案内図をもらいました。再びゲートを開けてもらって中に入りました。案内図は簡単なものなので、結局見てもよく分かりません。
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ガイドブックの説明に1階の右奥がどうのこうのと書かれていた記憶があったので、とりあえず行ってみました。つきあたりのこの作品は「TORO FARNESE」という説明が書かれていましたから、これが「ファルネーゼの雄牛」ですね。作者の名前が書かれていなかったのですが、ガイドブックによるとミケランジェロが完成したもので、牛とそれを捕まえる人間の様子が描かれているようです。
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その右側にはこのような像があります。英語の説明を転記すると「Warrior with child(Achilles and Troilus)」というものです。
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その右側は「Antoninus Pius」です。
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その右側は「Flora maggiore(今度はイタリア語の説明を転記)」です。
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その右側は「ファルネーゼのヘラクレス」という名前でガイドブックにありました。イタリア語では「Ercole in riposo」、英語では「Hercules at rest」です。
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さて、そろそろ時間が気になりだしました。このペースで行くと肝心なものを見ずにタイムオーバーです。今回わたしが肝心だと思っていたのは、ポンペイで発掘されたモザイクや像です。特にFaunoの家にあったアレクサンダー大王の戦いモザイクを見たいと思っていました。1階つきあたりの階段を上っていくと、
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このような豪華な部屋にきました。
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ここには「Atlante Farnese」という作品があります。地球を担ぐアトラスの像です。
部屋に飾られた絵も素晴らしいし十分鑑賞したいところですが、時間がありません。スタッフらしき人にアレクサンダーの戦いの絵はどこか尋ねたら、わざわざエレベーターで案内してくださいました。ひょっとしたらまたチップ狙いかと一瞬思ったのですがそうではありませんでした。 -
案内されたのはMezzanine floorという中2階でした。その突き当たりにお目当ての絵がありました。
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これが本物の「アレクサンダー大王の戦い」です。紀元前333年のイッソスの戦いの様子を描いたものです。ダレイオス3世が率いる10万のペルシア軍を敗走させました。
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アレクサンダー大王の部分をよく見るとこんな感じです。愛馬ブケバロスに乗っています。アレクサンダー大王の代表的な肖像画の1つです。この絵がポンペイで発見されたとは驚きです。
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こちらが対峙するダレイオス3世です。アケメネス朝ペルシアの最後の王様です。
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正面にこの壁画がある部屋の左手はこんな感じで
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これは「Sostegno di ravolo configurato a sfinge」というもので、アレクサンダー大王の戦いの絵と同様、Faunoの家から発見されました。
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この絵の説明を見逃してしまいましたが、正面の絵と同じデザインです。
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一方部屋の右手はこんな感じで、
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これは娼館にあったような絵ですが「Satiro e Ninfa」という名前でやはりFaunoの家にあったものです。
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いち早く奥の部屋に来てしまいましたが、1つ前の向こうの部屋に戻って右を向くと
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こんな感じで、
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ここにはやはりFaunoの家の雨水だめにレプリカが飾られていた踊るFaunoの像があります。
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周囲にはモザイク画がいくつか展示されていて、このような案内図がかかれています。この位置の右側がアレクサンダー大王の戦いの絵がある部屋で、中央アーチの手前あたりに踊るFaunoの像があります。
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図に対応してそれぞれの説明が簡単に書かれています。せっかく見やすい図と説明があるので、転記はせずそのまま写真をのせます(これを手抜きといいます)。
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雰囲気だけしか伝えられませんが、上の図の1,2,3,5の部分です。
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4,6の部分です。
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7の部分です。
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別の部屋のアーチ手前の部分です。
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その説明です。
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図の2,3,4,5の部分です。
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別の部分です。
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その説明です。
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この部分です。
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この部屋で少し後ろにさがると、正面に黒い展示台があって、
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ここにはこのような絵があります。「Ritratto femminile」という説明が書かれていました。やはりポンペイで発見されたものです。この位置の手前にはやはりアーチがあって、
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もっと下がって別の部屋から見るとこんな感じです。
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この部分の説明です。
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1〜8に対応する絵です。
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1〜7に対応する絵です。
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8〜10に対応する絵です。
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振り返って窓側を見ます。図の左手の入口を進むと、先ほどの踊るFaunoの像がある部屋を通って、アレクサンダー大王の戦いの絵がある部屋に突き当たります。
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この部分の説明です。
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右の壁の4枚は11〜14の絵で、左の壁はアーチ右側の絵で、先ほど見た1つ前の図の9、10です。
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窓の右側は図の17〜21です。
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17〜21の拡大です。
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図の15,16です。
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先ほどもお話したように、ここを入ると踊るFaunoの像のある部屋を通ってアレクサンダー大王の戦いのある部屋に突き当たります。
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先ほどの部屋に戻ってこの口を進み、向こうの部屋に行きます。
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ここはこんな感じで
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この部分の説明です。
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図の4〜7があるはずですが、
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4は貸し出し中です。この絵も見たかったのですが残念です。ポンペイの悲劇詩人の家に描かれていた犬の絵です。
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1〜3です。
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反対側の部屋に行きます。左の入口を入ったところがアレクサンダー大王の戦い方面です。
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この部分の説明です。
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図の1〜4です。
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アーチの部分です。
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この部分の説明です。
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図の8〜11です。
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やはりアーチの部分です(位置関係を忘れました)。
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この部分の説明で
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5〜10の部分です。
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さて、詳しく見ているうちにまた時間がたってしまいました。中2階の部分から出て振り返ります。ここを少しだけ下りると
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1階中央正面のライオン像があります。つまり中2階に行くにはライオン像の左手を少し上るだけでよかったのです。
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16時00分、見たいものはまだたくさんあります(中2階に集中しすぎました)が、もう外に出ます。ナポリの町を少し歩きたいと思ったからです。次の旅行記に続きます。なお、旅行記の索引はこちら。
http://mas98765.yokinihakarae.com/index.html
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