2011/10/16 - 2011/10/26
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ジール250さん
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ギリシャ一の観光スポットであるサントリーニ島後半。景色も綺麗でご飯も旨い!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
さて、船に乗ってサントリーニ島までたどりつき、
ロバにまたがってフィラの町までやってきました。
テンダーボートの早い時間に乗ることが出来たお陰で、
たどり着いた町にはまだほとんど観光客がいません。
お店もようやくシャッターを開け始めた頃で、まだ街は静かなまま。 -
遅く昇った太陽に照らされたフィラの街は、そりゃあもう美しゅうございました。
崖にへばりつくようにして、真っ白な建物と真っ青な屋根が軒を連ねている。 -
上から見ると、崖下の店への入り口はこんな感じ。 -
まるでリアルどこでもドアなこのセンスは思わずぐっと来る。 -
崖沿いに歩くと全ての景色がコレだけ雄大で、ぼーと眺めながら歩けばいつの間にかフィラの町のはしっこまで歩いてしまっていました。
このまま歩いてもいたいけど、
とりあえず観光客でごった返す前にお土産屋さんを覗いてしまいましょう。 -
こちらの写真のように、中央通り(とはいえ日本の感覚で言えば【路地裏】)までくると真っ白×真っ青の建物ばかりじゃなくなるんですが、
こんなハデハデしいカラーリングもまたお洒落。 -
ちなみに、この島の特産品はレンズ豆と白ワイン。
と言うわけで、ワイナリー(というか現地スーパー)に入って進められるままに白ワインを一本購入。
他にもギリシャ名物(名産)オリーブオイルやオリーブ石鹸などを多数購入しました。
この時寄ったお店は、前評判で「オーナーは現在日本語を勉強中」と聞いていたんですが、
実際会って話してみたら、もう「勉強中」どころじゃない。
『このハンドクリームを使エバ、あなたの肌はたちまち潤いを取り戻す事でしょウ』
と言ったセールストークがよどみなく出てきます。
すごい。
まあその分押しも若干強いですが、とはいえ値段も他のお店と比べても同等でしたし、
彼の商売に対する飽くなき向上心を買う意味でも香辛料入りオリーブオイルを購入。
でも他の石鹸とかはもうちょっと安かった所で買っちゃった。
あとレンズ豆は好きじゃないからパス。 -
その後、再び海沿い(というか崖沿い)の道をテクテク歩いてみる。
-
繁華街以外は、やっぱり海も空も建物も、全部真っ白と真っ青の世界。 -
高台から望む我らの船も大変格好よござます。
エーゲ海には他の海と比べて大きな川も無く、また雨も少ないため潮の流れが干満で、結果透明度も高く、水面が非常に綺麗なんだそうな。
うーん美しい。 -
ここの写真の先っぽ辺りまでが、本島であるティラ島。
三日月のような、視力検査の時の「C」のような形をしているこの島ですが、
実は地質学、歴史学の分野においては、昔は周りに点在する小島郡も含めた一つの大きな島であった事が分かっています。
ただし、大きな大きな満月島だったのは相当昔。
紀元前1600年代頃というからもう雰囲気的には神話レベルです。 -
その頃のサントリーニ島は、ヨーロッパ最古の文明ともいわれる<ミノア文明(青銅器文明)>が花開き、当時の繁栄を極めていたのですが、
紀元前1628年頃、島のまん真ん中にあった海底火山が大爆発し、それによって起きた陸地の大陥没で陸地の大半が海に沈み、現在のような真ん中がえぐり堕ちた絶壁三日月の形状になった事が判明しています。 -
そしてこの歴史的地殻変動が、あの『一夜にして海に沈んだ』とされる幻の理想郷、<アトランティス伝説>の元ネタ、というか実際の現場だったのではと言われています。
また、
この陥没のために起きた大津波…の前触れの強烈な引き波が、
あの十戒でおなじみのモーゼさんの海面割り事件(=エジプトから逃げようと海岸まで来たら海が割れ、海底を歩いて逃げた)
の元ネタ、というか渡れた理由なのではないかという説もあるそうです。 -
ま、あくまで説ですけど。 -
つまりこの島には古代の神話と歴史とミステリーが全て詰まっているんですよ。
まさにロマンのかたまり。
ヨーロッパ史の神秘。
ギリシャ神話のリアル舞台。 -
そんなところで食べる食事も、これまた美味しかったです。
海産物最高。 -
また、こちらはこのお店のご主人に
「こいつぁ俺の店のオリジナルだ。うまいから食え!」
と断言されて頼んだ前菜。
多分、マッシュポテトと何かと何かが入った何かだとは思うのですが、
どうにも味が分からないまさに未知のテイスト(ライムを搾っていただきます)。
でも宣言どおり美味しかった。
是非とも中身を知りたい所だったのですが、
ここに来てからというもの、会話がずっと日本から持ってきた会話帳を指しながらのたどたどギリシャ語(カタコロンよりもずっとギリシャ語だらけだった)。
くっそー勉強しておけばよかった。 -
そんなわけで堪能しまくったサントリーニ島ティラ。
もっと居たいのは山々なんですが、悲しいかな出航の時間は待ってくれません。
そこで、帰りもせっかくならということで、
再びロバタクシーに乗ってポックラポックラ揺られてみることにしました。 -
ら
これがまさかの地獄の黙示録。
当然ながら帰りは下りなんですけれど、そこで改めて気づかされた、この坂のあまりの急勾配っぷり。 -
こんなの慣れないロバに揺られて下るような角度じゃない。
まさに行きはよいよい帰りは怖い。
登りの時は鞍の上でふんぞり返っているだけで良かったのが、
下りではロバさん思いっきり前傾姿勢。
すると当然鞍の上の我々も前傾姿勢。
付けて加えて私は今度もあぶみに足が届いていない。 -
まさに地獄のジョーバ15分マッチ。
しかも、もしロバの上から転げ落ちれば、下に待っているのは彼らの糞の山というとんでもない罰ゲーム付き。
もはや必死すぎて行きのような景色を見る余裕も何もない。
いやあ辛かった。 -
皆さんも、もしロバに乗るときは是非とも上り坂の時をおすすめします。
もしくはあぶみを調節してくれる優しい人のいるところか。
いやあとにかくロバ愛に目覚めた一日だった。 -
気づいたらお土産に一匹持って帰る程に。
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