2011/10/16 - 2011/10/26
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ジール250さん
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今回のクルーズで一日だけあった【終日航海】の模様と、他の日に行われた船内イベントの数々のお話です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ロードス島での一日が終わり、
今日も今日とて寝て起きたら次の島〜。
……の、前に、
前々日の朝頃、甲板に並んであった仮面舞踏会衣装を物色していたのを覚えているでしょうか。 -
コレです。
あれを着る日が、
実はこの日の夜だったりするんです。
そんなわけで、 -
仮装完了〜〜。
仮面舞踏会というのは、旅の始まりだったヴェネツィアの地が起源とされるお祭り(正体の分からない仮面と仮装を身に着けて街を練り歩くヤツ)です。
本来の開催は1月初旬と結構先の話なんですが、
まあせっかくなんでやっちゃいましょうよ という船側の粋なはからいで、
無事我々乗船客も、このお祭り味わうチャンスをもらえたわけです。
ただ肝心の仮面が無い時点で既に「仮面舞踏会」ではなくなっているわけなんですが、
まあ細かい事は気にしない。 -
船の中でこんな格好出来るなんて素敵じゃないですかい。 -
しかしまあこちらのイタリアンな客人たちのドレスの似合うこと似合うこと。
我々日本人ズが、全員そこそこ着物が似合うのと同じなように、
数百年前は彼らもこんな感じの服を着まくっていただけあって、
なんだか違和感がないくらいにしっくりきちゃっていました。
あまりにしっくりきすぎて変にイベント感が失せるほど。
テラテラのサテン生地なのに…。 -
それでも仮装参加者全員での行列とファッションショーはかなり華やかでした。
こんなアクティビティが毎日必ずどこかでやってる船内。
船が接岸してもずっと降りないお客さんも結構いるらしいので(近辺に住んでる国の人たちにとっては、『前行ったから今日は行かなくていいや』みたいな土地もあったりするらしく)、
そんなお客さんを飽きさせないためにも、実に分刻みで色んなイベントが催されています。
たとえば… -
丁度この日の夜のディナーテーマは【イタリアン】
そのため毎夜配られる公開予定表には「今日のドレスコードは赤と白と緑(イタリア国旗カラー)で来てね!」
といった前日の夜に頼むにはあまりに無茶な要望を出されたりしていました。
そしてそんなドレスコードもそこそこにレストランに出向いてみれば、
メイン料理の後辺りで突然ウェイターやウェイトレス達が陽気な音楽に合わせて踊る踊る。 -
ついでとばかりにお客さんもグルグル回して陽気なダンスパーティ。
-
フィナーレにはダンス自慢な従業員達によるびしっと決まったパフォーマンス。
これにはお客さんも拍手喝采。
いやあ面白かった。 -
また別の日には、島観光から帰ってくるとベッドメイクされた部屋の中にこんな招待状が。
-
おめかしして行ってみれば、世界各国から集まったハネムーナー及び結婚記念日カップルがわんさかいらっしゃいました。
このイベント、予約時に「ハネムーンor結婚記念日」だという旨を伝えておけば受けられるちょっとしたサプライズ。
老若男女のカップル達が互いにお祝いし合ってシャンパンを傾けるってのもかなり素敵な体験でした。 -
イベントの中盤からは船長が登場し、
6ヶ国分ぐらいのお言葉で『アナタハー、コノパートナーを、生涯ノ伴侶トシマスカー?』的な事を言ってもらい、
それぞれ「ウィ」だの「シー」だの「ヤー」だの返事をする、プチ『模擬結婚式』的なイベントもありました。
これもやっぱりお国柄が出て見ていて楽しい。
生真面目に勇ましく答えるドイツ人男性に思わずときめいてみたり、
誓いのキスでかなり濃厚なのをお見舞いしてくれる初老フランス人カップル様に目が釘付けになったり。
ちなみに、
肝心の我々日本人sのパートはどうだったかといいますと…。
やはりヨーロッパ圏内の言語と日本語とじゃ船長の饒舌さがまるで違う。
手元のメモを睨みつけながら一文字一文字必死に読み上げる船長と、
それを頑張って聞き取ろうと思わず全員で耳をそばだてて前傾姿勢気味になっている男女の集団。
という構図がかなり面白いらしく、思わず会場爆笑。
そりゃそうだ。我々だって面白くてしょうがないもん。
ゴツゴツの勇ましい海の男みたいな感じの船長さんが
_, ._
(;゚ Д゚)
こんな顔しながら喋っているのを、十人近くの男女が
( ´Д`)ノ( ´Д`)ノ( ´Д`)ノ( ´Д`)ノ
こんな顔しながら聞き取っているんだから。
そして数々の困難を乗り越えて無事船長がお言葉を読みあげ、我々が『ハイ!』と答えた所で大歓声。
後で話を聞いてみたら、船長さんこのイベントの中で日本語パートが一番ウケが良くて気に入っているとの事です。
なんだ、あのくだりは船長さんの鉄板だったんだ。 -
そして最後はカップル内一番の先輩(なんと結婚60周年目!)
のお二方に壇上に上がっていただき、
彼らの音頭でみんなで乾杯です。
一応このイベントは毎クルーズ中一度は予定されているようです。
我々の場合は4日目のサントリーニ島の夜に行われていました。
皆様もハネムーンや結婚記念日の記念で利用する際には予め申告しておくといいと思います。 -
また、こんな大きめなイベントだけではなく、それこそラウンジの隅で手品ショーだとか体験エクササイズだとかは、それこそ船のあちこちで同時多発的に発生しています。
これらのアクティビティを堪能してやろうとすれば、そのタイムテーブルの多忙さに目を回しかねない程。
今回のクルーズはずっと外の島ばかりをメインにしていたんですが、
船の中メインの遊び方をするってのも、正に「クルーズならでは」な過ごし方を味わえて良かったんだろうな〜と、今頃もったいなく思ったりもします。
まあ、
エーゲ海の島々に接岸しておいて降りないなんて、
日本からやってきた我々にとっては酔狂極まりないので無理なわけなんですけどね。
それでも、
そんな『下船しないと勿体ない』オバケな我々でもたっぷり船を楽しめる日があります。
それが翌6日目の<終日航海>の日です。
我々の乗った船において、終日航海の日はこの一日しかなかったのですが、
目的地が遠かったりエーゲ海程見どころな港が密集していない所へのクルーズなどでは平気で3日間終日航海 なんて日程もあったりするそうです。 -
流石に「寝ても冷めてもまた寝ても船の上」ってのはちょっと飽きそうですが、
今まで慌ただしくしか船を味わって居なかった我々にとってはいい骨休み。
という訳で… -
取り敢えず泳いでみました。
ヴェネツィアを出発した頃は体感気温5度みたいな状況でしたが、流石にここまで南下してくると、 日中は半袖でもいける程に。
加えてこのプールは一応温水だったので、寒がりアジアンズな我々でも、無事(気合で)泳ぐ事ができました。 -
わーい、憧れのエーゲ海で泳いだぞー。
正確にはエーゲ海水ですけどね。
ちなみにココの水だけ無濾過な汲み上がったままの海水なため、良く浮きました。
しかもタイミングが良かったのか、この時泳いでいたのは殆ど我々だけ。
3000人の中で殆ど我々だけ。
他にあと2つ程プールがあったのですが、ともあれ大変ゴージャスな時間を味わえました。
うん、寒かったです。 -
後は甲板でBBQ状態で作ってくれていた特大のパエリアを分けてもらって昼食。 -
そして初めて船上barでカクテルをはしご。
今までは下船した先の街でガバガバアルコールを頂いていたわけなんですが(その方が断然安いし)、
まあここでソファにもたれて飲むカクテルっていうのも中々格別。
安い物を選べば5〜6ユーロ程度と居酒屋に毛が生えた程の価格を思えばそんなにぼられている感じもしないですしね。 -
こちらは数あるアクティビティの一つ、「カクテル講座」を見ながら。
てっきり最初はパフォーマンスショーかと思っていたのですが、意外にきっちり説明してくれてむしろ役にたちました。 -
こちらは『本日のカクテル』
毎日違ったカクテルが指定されていて、その日一番安い値段で提供してくれる嬉しいサービスです。
おまけのクジ(もう一杯サービスorもう一回クルーズプレゼント)とかもついていてちょと楽しい。 -
後は夕食前に催された『厨房ドキドキ見学ツアー』 にも参加してみたりして。
さすがの量に圧巻。
乗客3000人は伊達じゃない。
そしてこのツアーが終わり次第、大慌てで自室でおめかしをしたら、
クルーズ二回目のフォーマルディナーです。 -
最後の晩餐は翌日なんですけどね。
でも翌日だと多分帰りの準備でフォーマルドレスなんか引っ張り出してる余裕ないだろ?お前ら。
というスタッフ側の優しい心配りによりこの日になった、ラスト・イブ・ディナー。 -
頂きます。
この日はそんな最終日前のディナーだということで、
客席に無料でスプマンテが配られたりクラシックの生演奏が聞けたりシェフが出てきて「うまいっすか?」と挨拶してまわったり…。
ホント毎日毎回何かが違うこの船内での生活。
「意地でも何か変化を持たせてやろう」という船スタッフ側の心意気は実にあっぱれです。 -
ディナーの後はこれも毎日やっているショーの観賞(今日は有名ミュージカルダイジェストでした)。
しかしそうかぁ…。
もうすぐ終わっちゃうんだなぁ・・・・・・。
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