2011/10/16 - 2011/10/26
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ジール250さん
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コスタフォーチュナ号クルーズ3日目。
今日はギリシャのカタコロンです。オリンピア遺跡巡りがメインの寄港先なんですが、
遺跡には行かずに街をフラフラ歩いていました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イタリアのバーリ(というかアルベロベッロ)に別れを告げ、
寝て起きたらもう次の寄港地に到着していました。
部屋の窓からの景色。
移動するのに寝ているだけでいいなんて、今更ながら船旅ってなんて楽なんでしょ。
しかも一週間泊まる場所は一緒なため、荷物のパッキングだって毎夜考えずに置きっぱなし。
いやあこりゃ楽だ。
さて、そんなわけで初めてのギリシャの朝〜〜 -
…の前に、時差調整をしましょう。
(画像は朝食のあるレストラン(3つほどある内の一つ)の入口にあったフルーツアート。定期的にこんな感じの物が船内のそこかしこに展示されます)
イタリアとギリシャの間には1時間の時差があります。 なので
前日の夜中にでも時間を一時間早めておきましょう。
ちなみにもう一つの寄航国であるクロアチアはイタリアと時間が一緒です。 -
そしてこれがカタコロンの大地です。
嗚呼、空が青い…。
ギリシャに来てからなんだか桁違いに空が青い。
ついでに海の青さも今までに無いぐらい濃い。
荒れる日本海と南国ビーチの色が違うのは知っていたけど、この青さはなんだか想定外。
そういえばイタリアのカプリ島に行った時にも海の青さにびっくりした記憶がある。
ヨーロッパの海って青いのか?
そういうもんなのか?
そんな海と空の色にカルチャーショックを受けながらギリシャ観光の始まりです。 -
そもそも、この寄港地であるカタコロンなんですが…、
このカタコロンという地名、あのGoogleマップさんにかけてもまともにヒットしない程に、なかなかマイナーな土地のよう。
唯一この村の名前が出てくる時、それは『オリンピア遺跡の最寄の村』という紹介文の中です。
オリンピア遺跡とは現代に続くオリンピック発祥の地と言われている遺跡で世界遺産。
つまりこの港はそのオリンピア遺跡に行きたいがためだけに寄航するための村のようです。
というわけでココでの観光のメインは当然オリンピア遺跡。
一も二もなくオリンピア遺跡です。
なんですが……。 -
前日夜に回ってきた航海連絡網によりますと、
『なんだか色々あって(9割ストライキのせいで)、オリンピア遺跡の中に入れません。でもツアーに参加する人は外から遺跡の全景は見られるよ』
との事。
ああそうだ、
そう言えばちょうどこの頃、ギリシャでのストライキデモが一番佳境を迎えている所だった。
なんか船の中が平和すぎて忘れてた。
今回のクルーズの寄港地の中で、この遺跡だけがなんと言うか一番公的(?)な施設なため(後は入場料の要らない島だとか人の家の外観とかが見所だから)、それが不幸な事にこのデモのあおりを受けて公開不可となってしまったようなのです。
あらまあ残念。
…、まあ、とはいえこの船に参加しているのはその大半がストライキ関係になれていらっしゃるヨーロッパの皆様。
特に目立って騒ぎになる事も無っていませんでした。
そして我々に至っては最初からオリンピア遺跡に興味が無く、行く予定も無かったため到って関係なし。
さあそんなわけで、予定以上に人口密度多過な『オリンピア遺跡に近い村』改め『オリンピア遺跡にいけなかった人が適当に時間を潰す村』カタコロンを散策開始です。 -
カタコロンの全容は、まず港の入り口から伸びる400メートル程度のメインストリート。
両脇には観光客向けの土産屋がひしめいていて、通りをまたいだ海側にはカフェとレストランが軒を連ねています。
以上。
以上です。
いや、たぶん住民たちが住む住宅街とかはまた別にあるんでしょうけど、見る部分としては本当に以上。本当に本当に小さな村です。 -
そして建物がすべからく古くてボロい、でもカラフル。
雰囲気としては完全にカリブの海賊のロケ地。
でも売ってるお土産はかなり俗世臭い。
ただしその雰囲気も含めてなんだかいい感じで、思わず露天に出ているペラペラの服とかちょっと買いたくなってしまう。
しかも、さっぱり分からない覚悟で挑んだはじめてのギリシャ語会話なんですが、国も近く、またこうしてひっきりなしにイタリアンな船が停泊してイタリアンな客人がやってくるせいか、
店のおじちゃんおばちゃんたちがすんごい流暢にイタリア語を操っていた。
予想外。
そういえば昔イタリアの大学にいた時に出会ったギリシャの男の子も、滞在期間1ヶ月の癖してもんの凄い良く喋っていた。
ギリシャでイタリア語を学ぶのは結構メジャーなのかしら。
それともギリシャ人にとってイタリア語ってかなり楽な感じの言語なのかしら。
というかギリシャの文字が読め無すぎる。
多言語を学ぶ時には、アルファベット以外になるとそれだけでエクストリームモードに突入するんだなと身につまされました。 -
じゃあまあお昼でも食べましょうかね。
メインストリート歩き切っちゃったし。往復しちゃったし。
というわけでギリシャでのランチ。まったく前情報がなかった上に初めての国で多少浮かれていたため、
「えーい見た目で勝負じゃい!」
とばかりに見渡す限りの中で一番見晴らしの良い店に入ってみることにしました。 -
そしたらそこからの眺めがこう。
青い海と青い空。でんと構える我らがコストフォルトゥーナ号。
店のインテリアも全てこの白と青の組み合わせで、なんとまあ素敵過ぎる眺めじゃないの。
なんなのよこの景色。楽園かしら? -
そして出されたメニューは写真付きでメニューが読めなくても大丈夫。
あと安い。
普通ならこのとんでもないビューにかこつけて相当な値段をふんだくってもいい気がするんですが、ここは極めて良心的。
恐らくギリシャな上にこれだけ小さな村なためか、旅を終えて振り返ってみればここが一番物価が安かった。
なんだそれならもっとここでお土産とか買っておくんだった。 -
そんなわけで頼んだギリシャの地元ビール。
カラッとした大地に冷えたビールはよく合う
そしてこちらで頂いたのは有名なギリシャ料理の一つ、スブラキ。
羊などの肉に香辛料をまぶして串にさして焼く、ギリシャ版焼き鳥(羊だけど)のようなもの。
これが香辛料の味も程よくて美味しかった。
さらにはとれたての大きなエビもたっぷりと頂いて、
うむ。ご満悦。
ギリシャは料理が美味しいのかもしれないな。
特に癖もなく、誰にでも愛される美味しい料理たちに大満足。
……と、ここまでは調子が良かったんですが、 -
こちら、テンション上がって頼んでみたギリシャの酒、
ウーゾ-Ouzo-を飲んだ主人の図。
なんかこれが有名な酒だと店員さんに言われたもんで飲んでみたんですが、これがまあ……
いつもニコニコ低血圧気味なポーカーフェイスを浮かべ続けている彼が、思わずこんな顔になる程度のお味でした。
なぁ〜〜んというか、あれです。ニッキ水とかハッカとかそんな系統の味が満載された、
正直日本人には馴染みが無い、というか苦手な人が多いそんな感じの味です。
調べてみれば、どうやらアニスというハーブの一種が入っているらしい。
これが口臭を防いだり消化を助けたりといい効能を持っているそうなんですが、
そう言われても初めて味わうこのお酒は、どちらかというと「飲むハーブ」と言うより、「食べられるブルーレット置くだけ」といった感じ。
申し訳ないが二人で一口ずつ飲んだ後はそれ以上続かず、静かに机の真ん中に残して席を立ってしまいました。
向かいの席にいた地元っ子のおじいちゃん四人(全員当然のようにウーゾをガバ飲み)に指さして笑われる程に大悶絶した思い出深い味、ウーゾ。
飲めば必ず語り草になる程パンチの聞いた味なので、そう言った意味でも、もし機会があれば一度試してみてください。 -
ちなみにこの後腹ごなしに三度400メートルの商店街を歩いた後、
やっぱり大してすることはないので、海岸沿いの素敵なオープンカフェでオシャレにコーヒーも頂いて見ました。 -
眺めは最高。気候もばっちり。
ただし、ここでもギリシャ名物と言われた『ギリシャコーヒー』を頼んでしまったからさあ大変。
再び口の中が大悶絶。
思わずカップの中身を海にぶちまけそうになってしまいました。
なんでコーヒーでこんな目にあっているのかと言うと、その理由はこのギリシャコーヒーの作り方。
なんと普通のコーヒー粉を鍋に入れ、そのまま火にかけて鍋のお湯が沸騰したらカップに移して出来上がりという男らしいにも程がある作り方なのです。
おかげで一口飲むと口の中にまんべんなく広がるジャリジャリ感。
本当はしばらく置いて粉が沈殿するのを待ってから「上澄み」を頂くらしいのですが、
そのお作法も知らずに飲んだらあんなざまになったというわけです。 -
その後、沈殿するのを待ってどうにか飲めたカップの中身。
なんか、雨の日の花壇を思い出した。
料理に関しては言うことなし、ただし飲み物に関しては色々思うとこアリ。
今のところの私のギリシャ評価はこんな感じです。
ああ、口がジャリジャリ……
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