【ハンガリー】もうすぐ春ですね（３）ユネスコ世界無形遺産・ブショー・ヤーラーシュ

2012/02/17 - 2012/02/19

ダペストから車で２時間ほどのハンガリーの南モハーチ(Mohács)の街でブショー・ヤーラーシュ（Busójárás）が行われました。2009年に世界無形文化遺産に登録された日本のなまはげに似たことでハンガリー在住の日本人には知られています。　

現在では、冬の終わりを告げ春を迎えるお祭りとしてハンガリー在住者ならば一度は行きたい！と思うお祭りのひとつ！

１５２６年オスマン帝国とハンガリーが対戦。ハンガリー軍は敗北しここから１５０年に渡りオスマン帝国の統治下におかれます。たしかに街のあちこちにそのことを感じさせる建物が多かったです。

【本日】
○ブショー・ヤーラシュを満喫

【旅程】
□2/17　ブダペスト→ペーチ
　　　　ペーチ泊
□2/18　ペーチ・モハーチ・ハルカーニ
　　　　ペーチ泊
■2/19　ペーチ→モハーチ→ブダペスト
　　　　

エリア その他の都市(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

前日のリサーチでは本当に『世界遺産』に登録されたお祭りがここであるのか？！と疑いたくなる街の雰囲気。街の中心地で車を停められたので日曜もそんなもんだろうと侮ったのがいけなかった。。。。
昨日とは打って変わって人、人、人。車、車、車。
結局、メイン会場から徒歩20分近く歩く場所にやっと駐車。
当初の予定通り10時くらいには行って置くべきでした。私達は11時。
駐車に苦労した〜。
前日入手したプログラムに沿ってブショーが川からやってくるイベントを見にドナウ川へ。

待っていると、となりのおじさんが変哲のない木をパチリパチリ。
えっ、何々？と聞くと「bagolyだよ、４羽もいるよ」と。
この単語、聞いたことある。思い出せない〜。
夫も呼び寄せなんかいるらしいよ。
「おっ〜スゴイ、スゴイ、ふくろうだ〜。」

わかります？

ここにも！！
ブショー、そっちの気ですっかりふくろう探しに夢中。
周りの人もすっかり夢中。

出た！おもしろ日本語。「ＳＵＰＥＲ　ＤＲＹ」「極度乾燥」だって。
ぷぷっ。
グーグル翻訳でも使い適当に作られたものかと思いきや今、イギリスを中心に人気のあるブランドだそう。
たまたまネットを見てて知りました。
経営者がアサヒビールのまさに｢SUPER DRY｣から着想を得たのだとか。
ご興味ある方はこちらhttp://www.superdry.com/
大学生風のお兄さん着用。

ブショーが船でドナウ川を渡るとプログラムにあったのでてっきり手漕ぎボートでやってくると思いきやフェリーですか。。。。

船でやってくる様子はこちら。
カウベルやラチェットの音にご注目！！
http://youtu.be/8fknC1EAEIk

近づくにつれ、対岸の観光客も持っている鳴り物鳴らしまくる！！
面白い〜。なんだかワクワク。

うひゃ〜、コワおもしろい。

なんかキュート！

きょわい！

ブショーについて練り歩きスタート！

見えますか？モハーチの人にとっては毎年のお祭り。窓に顔をくっつけて
家族で覗いてます。右のおうちも。左のおうちも。
なんだか絵本の１ページの様。

子供対ブショーの対決！

キャ〜〜♪
隙を見つけてはブショーは女性（特に若くて可愛い子を明らかに狙っていた！）をはさみうち。そしてその場でジャンプ、ジャンプ、ジャ〜ンプ！！
叫び声が上がる度、妙に盛り上がります。（←特に大人）
またもや、キャ〜〜、パートナーがすぐさま近寄ったので助けるのかと
思いきや助けたのはなんとカメラ！！
ゲラゲラ笑いながら写真を取り捲るパートナー。
もうこれはお国柄。誰もが楽しんでます。

お子様には飴のプレゼント。
微笑ましい光景に誰もがあたたかな眼差し。

車のドアもブショー開けちゃいます。
運転手の女の子も鍵閉めてないときている。
女の子はブショーに頭をクチャクチャにされてました。

ひたすら歩きお開き。
さてさてここはどこだろうなぁ。

来た道を引き返す際、アンティークショップ発見！
思わず掘り出し物を見つけ、購入するか迷う。
まだまだ、祭りは続くのにこれを持ち歩くのは。。。。。
察しの良いマダム、お祭りが終わるまで店は開けておくから
帰りに取りにおいでと。ナイス！提案。
夫はこんな時にこんな場所で抱えて帰らねばならないような
買い物をする私に我、関せず。
察しの良い私。お祭り帰りに自分で持ちました〜。翌日、筋肉痛に襲われる。。。

メイン会場では次々にダンスが披露されます。

このお祭りのメインイベント、ブショーのパレード。
パレードの道はプログラムにも事前に記載あり。
３０分くらい前から人々が場所取りスタート。
ディズニーを彷彿とさせます。

写真を撮りたい場合はブショーからのいたずら覚悟で一番前を
お勧めします。

開始予定時間より遅れる事３０分。
パレードのスタートです。

長きに渡り行われてきたブショーの行進。近隣のクロアチア、スロベニア、セルビアの人々も加わります。

本物の馬も登場〜。

この腰に巻いてるカウベルがかなり遠くからでも大きな音を立てます。

この右手に持っているのが大きめラチェット。
グルグル回すとバリバリバリ〜ととにかくすごい音！！
これがますます祭りを盛り上げます。

トラバントもこの通り。

このかぶりもの、夫がかぶせてもらったけどかなり重かったと。２キロはある！！と
３面のお面。これは相当重いはず！

愛嬌ありますね〜

真ん中のおじさんはブショーたちの身内らしい。あとでウチでね〜と挨拶してました。

身内とあらば容赦ない。おじさん、もみくちゃです。
ブショーの足元、カラフルでオシャレです。

角にはドーナツ刺さってます！

お子さまブショー。ちょっとお疲れです。

真っ赤な赤鬼的ブショー。

ここにも！この斜め掛けバックの中にはお菓子や飲み物が入ってました。

お子様ブショーのとなりには必ずお母さんかお父さん。家族総出です！！

ハンガリー美女発見！！
一際、目立ってました。
どうですこの目線。可愛い過ぎます！！

彼女もキレイだった〜。
遠目から一人、際立っていた！

ヤギ達も登場〜。

鳥かごの中は本物の鳥です！

この斜め掛けバックが愛嬌たっぷり。

足元も可愛くないですか？赤いリボンに白いレース。
靴は編み上げブーツが多く、帰りに痛いよ〜。と家族に
説明しているブショー発見。
おつかれさまです。

はちみつハッチ風ブショー。

カメラへの反応がみんなハンパない！！
撮りがいありまーーす。

癒し系ブショー。

とにかくみんなノリがいい♪

お面が重く外してるお子様ブショー多数。

パレードも最前列でないとこの目線。
もうとにかく、一日なんだか笑っちゃう。
なんとも楽しい一日でした。
帰ってからもあのカウベルの音とグルグル回すとバリバリバリーと激しい音の鳴る大型ラチェットの音が頭から離れない。
３回もブショーの夢を見てしまったほど。
すっかり冬を追い出し、いよいよ春だぞーーー！
という気分になりました。

記念に買ったブショーのマグ。

このシールもなかなかの愛嬌。スーツケース用に。

最後はお焚き上げのフィナーレのイベントがありますが、
雨も降ってきたので我が家は帰途へ。
でも、周りの車は帰る様子なし！！
最後まで楽しむのでしょう。
とにかく楽しいお祭りでこれから世界のお祭りめぐりも
いいかも？！
帰宅後はフォートラで早速、世界のお祭りめぐりに興じてます。