近江商人の里をめぐる　午前中は五個荘

2012/03/02 - 2012/03/02

五個荘と近江八幡の古い町並を歩き、お雛様めぐりをするのが目的で、
主婦3人で日帰りで出かけました。
五個荘でも近江八幡でも、ボランティアガイドさんを予約しましたが、
とても素晴らしい案内をしていただきました。
ボランティアガイドさんとの散策、お勧めです。

エリア 湖東三山・多賀・東近江(滋賀)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

最寄り駅の三河安城から米原まで新幹線で行きました。
友人3人で行ったので、新幹線の回数券を購入。
回数券は6枚綴り。3ヶ月間有効で少しお徳です。

米原から能登川までJRで18分、能登川駅からバスで10分。
降りたのは「プラザ三方よし」で、
ボランティアガイドさんとの待ち合わせ場所でした。
ガイドさんはここ↓で予約できます。
http://www.higashiomi.net/gokasho/travelguide/index.html

少し歩くと、こんな藁葺きの家が見えました。
藁葺きの屋根の上の丸いものは、アワビの貝殻です。

寺町鯉通り。
水路を鯉が泳いでいます。
残念ながら雨降りだったので、ちょっとわかりにくいですね。
大きな立派なお寺の前の水路でした。

近江商人の豪邸の庭園は見ごたえがあります。
近江商人屋敷は３館あります。共通入館券は600円です。
外村繁邸・外村宇兵衛邸・中江準五郎邸の3館です。

外村繁氏は一時、呉服木綿問屋の家業を継ぐものの、
家業を弟に譲って作家となりました。
カフェの女給さんと結婚して5人の子をもうけますが、
奥さんに先立たれ、再婚し、病気で亡くなりました。
芥川賞候補にもなり、野間文芸賞、読売文学賞などを受賞しています。

中江準五郎氏は三中井百貨店という立派な百貨店を
明治時代から戦前まで、朝鮮半島や中国で、約２０店舗も経営していました。
現地在住の日本人富裕層相手の百貨店でしたが、
戦争に負けて全部没収になりました。

そんな数奇な運命などに思いを馳せつつ見学すると味わい倍増？

かなりわかりづらいですが、時計の下の写真パネルは、当時、中国にいくつもあった三中井百貨店です。
中江4兄弟が経営した本格的な百貨店で、隆盛を極めましたが、戦争に負けて全ての百貨店を失ったようです。

お雛様めぐりの期間は、たくさんのお雛様が飾られています。
さすが近江商人の豪邸に伝わるお雛様は立派で、
保存状態もとてもいいです。

怖い福助さん。（笑）
おでこがものすごいことになっています。
目もかっと見開いているのは、
商売上手に欠かせない目利きってことでしょうか？
（全然違うという気がしますが。笑。）

見事な御殿飾りのお雛様です。
手前のお雛様は、御殿に通路までついていて、
そこを女官さんたちが通っています。
御殿の外にも色々お人形が置かれています。

近江商人のお雛様はやはり豪華です。
私たちはよく近場のお雛様めぐりをしますが、
こちらの御殿飾りなどはとても保管状態もよく、
きちんと大切に管理されてきたことが偲ばれます。

2階からの眺めもこんなに時代劇風！（笑）

こちらはさらに・・・？

地元で商売している時は「近江商人」と呼ばれません。
外に出て商売をして初めて「近江商人」になります。
商品を運ぶのも、昔は大変でした。

「めんめんたなか」というおうどん屋さんでランチすることに。
古民家を使ったお店で店内はこんな感じ。

お席から庭を眺めるとこんな感じ。
風情があっていいお店です。
食事にも期待したんだけどな〜。

私の頼んだのは、麦とろとうどんのセット。
ものすごく質素でびっくり。
友人の頼んだちらし寿司とおそばのセットも
似たような質素さでした。お味は普通。
私の住んでいるところは製麺業者もいくつかあるような
手打ちうどんに関してレベルの高い地区なのかもしれませんが、
正直な所、古民家の素敵さにあぐらかいてない？残念。

ランチの後はタクシーで能登川駅まで行き、近江八幡で降りました。