2012/02/19 - 2012/02/27
33位(同エリア599件中)
Zebraさん
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フランクフルトアムマイン空港から、SバーンのS8を使って、約20分。マインツの街には、ここ10年ほど、年に2,3回づつ訪問しています。
この街は、思いの他、レストランなどの興亡が激しくて、気に入っていたお店が次の訪問では消えていて、悲しい思いをしたこともあります。
ここで紹介するお店は、いずれも地元の人のお勧めで、かなり長い間存在しているので、これからもしばらく大丈夫かな、と(笑) もしもマインツでお食事どころを探す方がいらしたら、参考にしてください。
書きそびれていたレストランがあって、ふと書き足そうとしたら、昔からあったにもかかわらずクチコミのスポット登録がされていなくて、なので、こちらに書き足します。そのお店は、マインツリピーターの「とんちゃん健康一番」さんの旅行記で思い出しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【アルテ パトローネ】
まず、一軒目は、マインツ大学の正門からバスで行けるので、普段から利用しているお店、アルテ・パトローネ。
http://www.alte-patrone-in-mainz.de/
残念ながら英語サイトがないのですが、ドイツの美味しいお店としては珍しく、7時前なら予約なしで入れます。
大学前のバス停から、北にまっすぐなので(歩くと少し遠いものの)わかりやすい事は、わかりやすいです。中央駅からタクシーで行ってしまうのが楽かもしれません。アルテ パトローネ 地元の料理
-
さて、お店の名前 「アルテパトローネ」 は古い薬莢という意味。もともとこの一角は銃を作っていた場所で、その中でも薬莢庫だったところを改装して作ったのが、この店だということだ。
今は芸術家村のようになっていて、クラシックな感じのドレスとか、写真とか絵とか、ハンドメイドで趣味のいい作品がぽつりぽつりと売られている。
「○○さんの叔母さんが、ドレスをデザインしてその角を曲がった店で……」 マインツはまだまだ田舎っぽい部分が残っていて、そんな話が、会話にたくさん出てくる。彼らの説明は、シェフが云々、歴史が云々より、なんとなく、温かい。
この写真は、シュパーゲル(ホワイトアスパラ)のフラムクーヘン(ドイツ風のピザの様なもの)。5月から6月の限定メニュウでした。 -
この写真はレバーケーゼだったと思います。
レバーケーゼとは、レバーとチーズ以外の豚肉のすべての部位を混ぜて固めた料理−−−と(ドイツ人である友人から)説明を受けましたが、確認はしていません。一般的には塩味が強いのですが、レストランで食べると、幾分穏やかです。
これはアルテパトローネで9月に撮った写真。でも、大抵、いつ行っても存在している料理です。 -
アルテパトローネのお料理、一番初めにシュパーゲルとはいえピザもどきを出したのでもわかると思いますが、料理はドイツ風にアレンジされた、イタリア、フランス料理その他もろもろ。
季節料理のメニューがお勧めです。ドイツ語が読めれば、壁のボードに書かれたその日のお勧め料理も良いかと思います。英語のわかる店員さんもいるので、お勧めを聞く事も可能かも。
さて、これは秋(10月の終わり)のコースメニューから。この時はきのこフェアでした。スターターのピザ(フンギ)、フレッシュチーズとルッコラサラダ、写真は豚肉ステーキとポテト(ほうれん草とキノコのソース)、そのあとスフレ風のデザート、夜空風。 -
素敵だったので、同じ時のプレートですが、この写真も載せてしまおう♪ 夜空風、と名付けられたスフレのプレートです。スターフルーツは……見かけのかわいらしさに反して、あまり美味しいものでもありません。
この時はビアフェストのあとで、「もうビールはいいや」 と思ったのと、もともとアルテパトローネはビールを大量に飲むお店と言うタイプでもないので、ドイツワインをいただきました。
ドイツワインは甘いものが有名ですが、ハープトロッケンや、トロッケンと言う辛口のドイツワインもすっきりしていて美味しいです。 -
【アイスグルブ】
さて、次のお店。こちらはずっと気軽になります。
マインツで唯一、地ビールを造っている「アイス・グルブ」。ビールのお店です。マインツの中央駅から歩いていける距離ですが、近くに店が集まっているわけではないので、見つけにくいかもしれません。とはいえ、かなり道の遠くからも見えますけどね。ドイツ語のみですが、HPもあるので参照してください。
http://www.eisgrub.de/deu/frameset.htm
値段は.... Mainzのほかの店と比べると高くもなく安くもなく。アイスグルブ 地元の料理
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アイスグルブは、銅色の醸造タンクや管が、とてもいい雰囲気の店です。ビールが醗酵してコポコポ言いっている音が聞こえたり、時々、生演奏が入っていたりと、お得感満載。
写真のようにタワーという、すご〜〜くながいジョッキもどきに入れてテーブルに置いてくれるビールがあって、話のネタに注文するのも楽しいかと思います。3リットルバージョンと、5リットルバージョンがあったと思います。下に蛇口があって、そこから各々のグラスに注ぐので、飲みにくいことはありませんが、初めて見た時には驚きました。
天井の低い場所に座ると、タワービールはおけないので、お気をつけて。 -
アイスグルブのビールは、白ビールと黒ビール。白とか黒とか頼むと、地ビールが出てきます。この写真はメートルビアといって、小さなジョッキが12杯並んで、木の櫂のようなお盆に乗って出てきます。白だけでも黒だけでも半々でもOK。大勢で行く時にはメニューを見る前に、まずこれを頼んで、好きな色のビールを飲みながらメニューを廻したりしています。
(写真に人間の手も入っているので、大体のジョッキの大きさ、わかりますよね) -
イチオシ
アイスグルブの料理は……まあ、ものすごく美味しいというものでもありません。普通のドイツ料理が食べられます。アイスバイン(柔らかな骨つきの煮豚)とか、シュニッツェル(トンカツみたいな揚げもの)とか。シュニッツェルは大抵2枚組ですが、キッズシュニッツェルと頼むと、一枚のものが出てきて、巨大トンカツを二枚食べるのは多いかな、と思っている時には便利です。
さて、私がよくここのお店で頼むのが、ハーフメーターブルスト(半メートルのソーセージ)。写真のように、長いソーセージがクルクルと巻いた状態で出てきて、ごく普通味のソーセージですが、なめらかで、むしろクリーミーといってよさそうなマッシュポテトとザワークラウトとが、ビールによく合います。 -
【Die Gutsschänke HORN】
HORNは、最寄の街こそマインツですが、ビンゲンに近い山の中腹にあるレストランです。Restaurant(レストラン)ではなく、Gutsschänke(居酒屋)と名乗っていますが、新鮮な野菜と地元の料理がとても美味しいお店です。
平日は夕刻のみ、土曜日は11時ごろからやっていますが、街中から遠いので、電話であいているかどうか確認してから出かけたほうが良いかもしれません。周りに、他の店はないですから。Gutsschanke Horn 地元の料理
-
店の基本はワイン醸造所で、裏の畑の野菜を取ってきてついでに料理も作ってくれる、という感じです。
店の裏にはこんな風にシュパーゲル(ホワイトアスパラ)の畑が続いていて、ああ、産地直送、いや、産地そのままなんだなあ、と思います。 -
朝採り、いやさっき採りのシュパーゲルと、生ハムとポテトのあっさりしたメニュー。
ホワイトアスパラも、これだけ食べるとおなかにたまります。
【HORN】のオランダソースは、【アルテパトローネ】よりも少しあっさり目かも。 -
ガラス張りのサンルームっぽい屋内も居心地がいいけれど、空気の良い夕暮れには屋外席に座る人も多いようです。夏の夕日など、絶景ですし。
地元の人のおすすめの店で、多くのドイツ人たちのように時間をかけて夕食をとるのに最高です。
なお、このときは5月(思いっきりシュパーゲル(ホワイトアスパラ)の季節)だったので、机の上の花もミモザでした。ミモザはヨーロッパでは春の花。日本の桜に相当する花です。
卓上の飲み物はアプフェルショーレ。 -
5月になると、日の入りがぐっと遅くなります。少し肌寒い風を感じながら、これからの夏を期待するのに、この店はとても適していると思います。日が落ちて寒くなると、お店の人が、ひざや肩にかける毛布を運んできてくれます。
……って、あまり旅行者向けじゃないや、どうしましょう。 -
【ゴールデンアドラー】
次の紹介はマインツ市内の小さな村、Gonsenheim(ゴンゼンハイム)の、
ローカルなドイツ料理レストラン【Zum Goldenen Adler】
ドイツ人の友人に連れて行ってもらったので、アクセスは車。
ただ、マインツ市内から15分くらいなので、タクシーでもいける場所だと思います。ゴールデンアドラー 地元の料理
-
ひとまずスターターに、ミニプレッツェルとObazter(オバツダ:たまねぎ入りチーズディップ)。
黒ビールやApfelschorle(アプフェルショーレ:リンゴジュースのサイダー割)を飲みながら、メイン料理を探します。
Schnitzel(シュニッツェル:トンカツ)、
Spatzle(シュペッツレ:小ぶりなパスタでジャガイモ入りなど)
Sauerbraten(ザワーブラーテン:肉を赤ワインやビネガーに漬け込んで煮た料理)
Handkas mit Musik(刺激の強いチーズと玉ねぎのマリネ)
典型的なドイツ料理は何でもあるけれど、だからこそ何にしようか、と悩んだり。 -
写真はザワーブラーテンと鴨肉。ポテトがついて、さて、いくらだったか覚えていないのですが、そんなに高くはなかったはずで、たぶん10ユーロ程度。
なお、地元の友人男性はなんとハンバーガーをチョイスしてました。つまりドイツ料理以外(でもドイツの肉だそうな)も置いてあったりして、雰囲気はとてもよいけれど、内容は田舎の定食屋さんのノリです。
ドイツ料理を色々食べさせる店、と聞くと、この店に案内されることが多いのだけど、ん~これもまた、観光客向きではないのですよね。 -
【WEINHAUS MICHEL】
Eisgrubが地ビールの専門店なら、Michelsは、地元ワインの店です。オーガニックな食材と、自分の畑で採れた葡萄でワインを作って、マインツのアルトシュタット(旧市街)の店を構えている――
Michelsと書いてあるメニューと、Michelと書いてあるときがあります(笑) 比較的昔からあるお店で、価格も混み具合もお手ごろです。口コミスポットの登録ができなかったので、遅ればせながらこちらに。
http://www.weinessenportal.de/weinhaus-michel/
学生たちがこの店の常連で、背の高い店長が日本大好き(でも行った事がない)とか、店の息子たちが何歳になったとか、そんなことまでよく知っています。何度となく日本を訪れている彼らを羨む店長さんは、どうやらマンガオタクなようです。
今やyoutubeでいくらでも日本アニメが、日本語のまま見れるから、簡単な言葉を知っている人も多いです。でも、一人称が「わし」とか「拙者」っていうのは違うと思う。 -
このときは、婚約した大学院生のお祝いのために来たのですが、実は直前にも飲んでいたのでこちらではフィーダーバイザーで乾杯。発泡を止めていない、度数3パーセントの濁りワインは、この季節、地元でしか飲めません。栓ができないから、他の国に輸出できないのです。季節も限定されていて、11月にはもうなくなってしまいます。
こちらの店はオリジナルのフィーダーバイザー(ワイングートごとに味が違う)を出しているようで、新ワインなども地元ワインを中心に、多種類のそろえています。その割には価格も高くなくて、学生さんたちが気軽にこれる店です。 -
ゴールデンアドラーのところにも書きましたが、HarzerKase という地元のチーズがあって、意味は Hand cheese (手のチーズ)らしい―― Hand cheese with music は玉ねぎとチーズをドレッシングで和えた料理で、それにKummel(クミンかな?)というスパイスをかけて食べます。塩、胡椒、と一緒に来ます。
刺激があって、その割には胃にやさしそうで美味しいのです。
Mainz特有のものらしい、ということを十数年通ってきていて、この時初めて知りました。いつも連れ歩いてくれる相方(仕事上のパートナー)も、もともとはマインツの人じゃないからかな……(一緒に平泉に行った相方とその奥さんはニュルンベルグのあたりの出身) -
このお店で出てくる食事は、一般的なドイツ料理。
左はミッシュブロート(黒パンと白パンの間の色味の、ライ麦混合パン。プンパーニッケル(醗酵黒パン)ほどではないが酸味がある)とブルスト(ソーセージ)。このソーセージもマインツのものだそうです。ヴァイスブルスト(ミュンヘンの白ソーセージ)並みに大きくて、味は普通のソーセージだから、とても食べ応えがあります。
右はドイツ風オムレツ。スパニッシュオムレツに、チーズとジャガイモを加えた感じで、典型的なドイツの卵料理です。 -
スターターのチーズでワインを飲んで、あとからこのパンケーキ、でお腹には丁度いいかもしれない―――と、言ってるそばから、デザートを頼む学生二人……
みんなに婚約祝いを言ってもらったから、ここは我々が奢ります、と言ってましたが、そんなに気前よく頼まなくていいのに……
各種フルーツと、中央の丸いのはダンプリング(小麦粉の団子)で、甘いデザートにしてありました。美味しいけど………多い……だから君ら、デカくなるんだよ。
-
【Brauhaus Goldener Engel】
2019年の訪問時、おいしい地ビールの店ができたというので、友人家族に車で連れて行ってもらった。マインツの郊外(ビンゲン方向)にあって、他には建物のない場所だったので、車がないと行きにくいかもしれない。
アイスグルブがマインツ唯一の地ビール店だったんだけど、ビールの味的には、こっちのほうが特徴があるかな。Brauhaus Goldener Engel 地元の料理
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本日のメニュー。きのこパスタらしいのだが……注文してみたら、出てきたのはどこからどう見ても、なめこのパスタだった。
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車だったので、友人もビールは飲まずに購入してきた。ついでに日本へのお土産に、と買ってくれたので、これは日本で撮影したもの。ビール好きな夫は、コクがあって飲んだことのない味だ、と言ってました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- SATOSATOさん 2014/12/19 13:02:06
- ハーフメーターブルスト!
- 素敵な旅行記、楽しく拝見いたしました。
グルグル串さしソーセージは、そういう名前だったのですね。私たち親子が集めているErzi木製玩具にもこれがあり、ドイツでぜひ食べたかったのですが、名前が分からずレストランで聞くこともできませんでした。
近々ドイツで食べた食事とErzi食材の比較を載せたいと思っていますので(なかなか時間がとれず、未だに出来ていません)、ハーフメーターブルストについて こちらの旅行記を紹介させて頂いてもよろしいでしょうか、、
マインツ、素敵な街ですよね。私もまたいつか訪れたいです。
SATOSATO92
- Zebraさん からの返信 2014/12/20 09:57:49
- RE: ハーフメーターブルスト!
- おはようございます。
コメントをありがとうございます。
お子さん連れのドイツ旅行という意味で、
一方的に親しみを覚えてしまっていました。
フォローさせていただいていいですか?
> 近々ドイツで食べた食事とErzi食材の比較を載せたいと思っていますので(なかなか時間がとれず、未だに出来ていません)、ハーフメーターブルストについて こちらの旅行記を紹介させて頂いてもよろしいでしょうか、
Erziの木製玩具、楽しいですよね♪ たしかに
ドイツ食材もたくさんあるので、プレッツェルやハーフメーターブルストなど、
実物と比較してアップロードしたらすごく面白いかも。
こちらの写真を使っていただけるなんて、嬉しいです♪
今後ともよろしくお願いいたします。
*ドイツ土産の旅行記を書いているのですが、Erzi、忘れていました。
*satosato92さんのお名前とともに、書き足していいですか?
Green_Zebra
- SATOSATOさん からの返信 2014/12/20 11:29:54
- RE: RE: ハーフメーターブルスト!
- こんにちは、返信して頂き嬉しいです。
> お子さん連れのドイツ旅行という意味で、
> 一方的に親しみを覚えてしまっていました。
> フォローさせていただいていいですか?
ありがとうございます、私もフォローして少しずつ読ませて頂きます♪
> 今後ともよろしくお願いいたします。
> *ドイツ土産の旅行記を書いているのですが、Erzi、忘れていました。
> *satosato92さんのお名前とともに、書き足していいですか?
>
4トラの皆さまにもぜひErziの魅力をお伝えください!ドイツ製品や食材パッケージのデザイン性は世界一だと思っています。こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。
SATOSATO92
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