スペイン星の巡礼路とポルトガル（４）プエンテ・デ・オルビゴとアストルガ

2011/11/16 - 2011/11/24

レオンを出発して、典型的なエルカミーノのポイントをいくつか訪ねながら、サンティアゴ・コンポステーラの手前までを紹介します。時期が初冬のため、もはやエルカミーノもオフシーズン。ペレグリーノの数もまばらであった。表紙はレオンからバスで小一時間ほどのところのオルビゴ川に架かる13世紀の石橋「プエンテ・デ・オルビゴ」でハイシーズンには多くの巡礼者が渡るとのこと。

エリア スペイン

2011年11月19日　プエント・デ・オルビゴ橋から小さな教会見えた。鐘楼の上にはコウノトリの巣が３ケもあります。繁殖シーズンではないので、「から」の状態です。彼らが活動する時期にまた訪ねたいものです。

2011年11月19日　プエント・デ・オルビゴ橋の中ほどにこの大きな絵つきの看板が設置されていました。中世の時代にこの橋を渡る騎士が通りかかると、誰彼かまわず勝負を挑む鉄仮面がいたとのことでう。看板にはその物語の概略が記載されているようです。いつか読み解いてみようかなと考えています。

2011年11月19日　橋を渡った処に巡礼宿が数件あります。質素ながら小奇麗な佇まいです。初冬ですが、花なども飾っていました。小さなパン屋さんや土産店などもあります。昔はよく使用されたであろう大きな石作りの人と馬用の「水飲み場」もあり、こんこんと湧き流れていました。

2011年11月19日　プエンタ・デ・オルビゴからわずかな時間でアストルガの町にやってきました。この町のシンボルのひとつのガウディ設計の「司教館」です。ガウディは完成を見ずに、弟子筋が完成させたとのことです。しかし、結局「司教」さまはここには居住することがなかったそうです。現在は博物館として機能しています。地下部分にはローマ時代の出土物のコインなどが展示されています。

2011年11月19日　アストルガのもう一つのシンボル「カテドラル」。気品を感じる姿、色合いの建物で、鐘の音がきれいに響いていました。

2011年11月19日　アストルガで昼食を採りました。同地方名物の「コシード・マラガト（アストルガ風煮込み料理）」です。まるのままのパタータの山盛り、ウグイス豆のスープ、肉類の煮込みなどです。どれも、日本人の胃袋にはとてもではないが、歯が立たない量であり、全員が半分以上残してしまった。思うに、肉類はまた大なべにもどして再利用するのではと思った。

2011年11月19日　アストルガの街角。巡礼者用品の小さなティエンダがありました。看板のペレグリーノのおじさんが可愛い。

2011年11月19日　アストルガに別れを告げて、雪の峠をいくつか越えて、ついにサンティア・コンポステーラの大聖堂のゴシック様式の塔がかすかに見える、ご存知「モンテ・ゴソ（喜びの丘）」に着きました。カトリック信者でない小生にも何か感慨深いものがありました。夜のオブラロイド広場の散策が待ち遠しいと思った。