世界遺産　古都トレドで芸術を楽しむ。　サンタ・クルス美術館

2011/03/29 - 2011/03/29

　古都トレドは、ユネスコ世界遺産に指定されています。
旧市街全体が世界遺産に指定されています。
昔、西ゴート王国の都がありました。中世の時代は、ユダヤ教やイスラム教、キリスト教文化が入り交じった都市です。街の風景が、今でも中世の時代の町並みを維持しています。
歩くと、今にも騎士が出てきそうな町並みです。

今回は、サンタ・クルス美術館に行って来ました。
ここでの私の一番の楽しみはエル・グレコの絵と、サンタ・クルス美術館そのものの建物。

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

サンタ・クルス美術館
16世紀に建てられたそうです。
今は美術館として使われています。
でも、作られた当時の使用目的は、慈善施設で病院だったそうです。
建物も、とても素敵だと言うことで、とても楽しみ。

この美術館の売りは、エルグレコとタペストリー。

住所は、Calle Miguel de Cervantes, 3　45001 Toledo
入場は無料でした。　要確認。
日本語パンフレットがありました。

建物内部に入ってきました。

回廊にはアーチがあります。

そのアーチも装飾がいっぱい。

この美術館の主な展示スペースは二階にあるそうです。

中央に中庭があり、周りをぐるっと回廊が囲んでいます。

回廊は彫刻などの石を素材にした作品の展示スペースになっていました。

階段は彫刻だらけ。

元病院と言うことで、白っぽい清潔感ある建物ですね。

１６世紀から、この建物の構造が変わっていないなんて、やっぱりすごいことだなって思う。

中庭。

彫刻。

石棺のようなもの？
特に説明が書いて無くて、一体何なのかわかんなかった。

タイルも一杯飾られています。
お魚デザインのタイル。
よく見るとカニのようなのもいるし、エビのようなのもいる。
ウミヘビみたいなのもいる。

小さなタイルの組み合わせで、出来たモザイク。
時間がかかりそう・・・そういえば、卒業制作とかでやった気がする。

三体の彫像。
服装とか見てるとおもしろい。
一番左は、ドラクエの魔法使いのような衣装だね。でも、きっと宗教関係者だよね。
中央はなんかギリシャ神話に出てきそう。
右はやたらとマントがボリュームがあって、歩くのとか大変そう。

美術館のお手洗い。
トレドは公衆トイレなどはほぼ無いです。
そのため、観光客でホテルを旧市街に撮っていない人は、トイレにちょっと困るかも。
こちらの美術館は（女子用個室２つと）小さいながら、トイレがありました。無料です。
こういう、無料で使えるトイレを覚えておくといいかも。
あとは、バルなどで簡単な物を注文して、トイレを借りました。

そのトイレ、一方がとっても大きい窓になっていて、そこからの眺めが、最高でした。
これは穴場スポットでしょ。
古都トレドっていう風景です。

見渡しても旧市街はこんな格好いい建物ばっかり。

階段の手すり。手すりでさえ、このすばらしさ。

獅子？
迫力あるね。

タイル。
スペインて、タイルがすごく綺麗ですね。

南欧の街って、タイルが良く合いますね。
お土産屋さんでも、よく見ますね。

変わった形のタイル。

二階からみた中庭。

二階の絵などの展示室の天井は、木造。
それもかなり細工が細かく、重厚。
レンガだけの建物だと思っていましたが、木も上手く使っている建物だったんですね。
木には暖かみがありますもんね。病院にはぴったりの素材だと思います。

展示室も、フラッシュを使わなければカメラokの場所がありました。

展示室の最初の方は、トレドの歴史など。
採掘したら出てきた物などが飾ってありました。
でも、説明に日本語が無く、専門用語も多かったので詳しくはわからずでした。

木の板に書かれた宗教画。
こういう板に書かれた絵は、保存取り扱いが大変なので、日本の美術館に貸し出されることは、あまりないです。痛みやすいので。
みられるところで、みておきましょう。

タペストリーもありました。
超でっかい。
タペストリーってことは、布っていうか織物なんですよ。
それが１６世紀から残っているなんて、奇跡に近いです。
すごいなぁ。

エルグレコの聖母被昇天です。
エルグレコの絵は、すごく特徴があるので、遠目からもすぐにわかります。
絵の具が特別なのか、彼独自の混ぜ物があるのか、つやつやしていて、書かれている衣装に不思議な光沢があるんです。そして、書かれている人物の顔がやけに細く長くて、大抵くらいタッチです。
スペインには彼の作品が沢山あります。
マドリードにも数多くあります。ここトレドにもあります。
聖母被昇天、とても大きな作品で素晴らしかったです。
マリアの天をみる表情、周りの風景は暗いのに、マリアなどの人物は、明るく書かれています。みられて良かった。