ネパールへ。（前編：主にカトマンズとアンナプルナ）

2012/02/18 - 2012/02/22

ネパールへ行ってきました。
メインの目的は2泊3日の山歩きです。

【旅程】
2/18（土）JL717　1050成田→1600ﾊﾞﾝｺｸ（泊）
2/19（日）TG319　1030ﾊﾞﾝｺｸ→1245ｶﾄﾏﾝｽﾞ（泊）
2/20（月）ﾌﾞｯﾀﾞAir 850ｶﾄﾏﾝｽﾞ→920ﾎﾟｶﾗ…ﾀﾞﾝﾌﾟｽ村（泊）
2/21（火）ｶﾞﾝﾄﾞﾙｯｸ村（泊）
2/22（水）ﾎﾟｶﾗ（泊）
2/23（木）ﾌﾞｯﾀﾞAir　920ﾎﾟｶﾗ→950ｶﾄﾏﾝｽﾞ…ﾊﾞｸﾀﾌﾟﾙ（泊）
2/24（金）TG320　1350ｶﾄﾏﾝｽﾞ→1825ﾊﾞﾝｺｸ
　　　　　JL034　ﾊﾞﾝｺｸ2220→600羽田

エリア ヒマラヤ(ネパール)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 飛行機
• 航空会社: JAL タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回も日本-バンコク間はマイレージポイントを利用。
飛行機は定刻通り出発。

窓から雪をかぶった富士山がきれいに見えました。
機中では映画「はやぶさ／HAYABUSA」を鑑賞。
定刻にバンコク着。

バンコクでは、エアポートリンクのマッカサン駅近くのFx Hotel Makkasanに宿泊。ホテル予約サイト・エクスペディアを通じた予約で2800円でした。乗り継ぎのための宿泊先としては不満ありません。

夕食はホテル1階にあるタイレストランで適当に済ませました。
味もサービスもたいしたことありませんが、ネット環境（ＷiＦi)は快適でした。

2月19日（日）

早起きをして「ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム」のカオマンガイを食べに。鶏の出汁がきいたご飯とやわらかく茹でられた鶏肉は好みです。
大盛にしてもよかったかな。30バーツ。

BTSチットロム駅から徒歩15分くらい。
行き方はタイ観光旅行ガイド「バンコクナビ」のHPに詳しいです。

バンコク−カトマンズ間はタイ国際航空を利用。
プロモーションを利用して往復で13600バーツ（燃油込み）、35000円ほど。HISバンコク支店からネットで購入しました。

出発の2時間前にはスワンナプーム空港に到着するもタイエアーのカウンター前には人・人・人。30分前になっても、自分の前には相当な数の人がいて焦る。結局、タイエアーの社員に助けてもらってギリギリ（というか少し遅れて）機内に入る。

トリブバン空港では入国手続きに1時間半くらいかかり、うんざりしました。
ネパールは現地で観光ビザを取ることができますが、行列は長くなり、なかなか前に進みません。
入国カードの記入を機内で済ませておき、到着と同時にダッシュするか、可能な方は日本で事前取得したほうがよいと思います。

カトマンズではタメル地区にある「Dolphin Guest House」に。朝食なしで1600ルピー。１Rs＝約１円。部屋は簡素。マネージャーはとても親切でした。

その他、空港でのピックアッフﾟに15ドル。翌日の空港までの送りにRs600を支払う。
ネパール人が時間に正確なのには助かります。モーニングコールやタクシーの時間など、概ね正確に物事が運びます。

タメル地区をぶらついてから、

スワヤンブナートへ。タメルから歩いて30分ほど。
入場料Rs200。

途中の階段で小さな女の子が母親と同じ声の調子で物乞いをしているのがやりきれない。

怖いほどの急傾斜の階段を上りきるとカトマンズの街がぱっと開けます。

夕方のタメル地区。街歩きが楽しいところです。

夕食は宿の人の勧めで「ムスタン・タカリ・チューロ」へ。
タカリセット（Rs350、写真）、バフモモ（Rs100）、ビール２本（＠Rs300）。

店員がちょくちょく席にきては、「どこから来た？」、「味はどうだ？」、「こうやって混ぜながら食べると美味いんだ」とか、いろいろ話しかけてくるのが楽しい。
１９時ころネパール名物の停電。自家発電の仄暗い光の中での食事になりました。

明日に備えてタメルの書店で山の地図を買いました。
本当はガイド付きだから必要ないのですが、雰囲気出るじゃないですか。Rs480。

翌朝600にモーニングコールを頼み、早めに就寝。

2月20日（月）

0600　マネージャー自ら私の部屋をノックしていただいた。
眠そうでしたね。申し訳ありません。

朝食は近くのサンドイッチ。
期待しなかったのですが、これが意外においしい。パリッとしたパンがいい。

ブッダ航空で山歩きの拠点になる街、ポカラへ。
窓から見えるヒマラヤの山々に心躍ります。

今回は「Earth Travel」という代理店に航空券の手配をお願いしました。
往復の料金として13,500円を振り込み、Eチケットを送ってもらいました。
帰路のリコンファームは不要でした。

ポカラの「空ゲストハウス」さんに荷物を預け、ガイドさんともここで落ち合う。

11時頃、ミランチョークからトレッキングガイドと山歩きをスタート。
ポカラからミランチョークまでは車を手配。Rs800、30分くらい。

今回のコース。
初日：ミランチョーク→アスタム村→ダンプス村（泊）
2日目：ダンプス村→ランドルン村→ガンドルック村（泊）
3日目：ガンドルック→ナヤプル→ポカラ

ダンプスから先は、トレッキング許可証（Rs2000）とTIMS 許可証（15USドル）が必要です。
今回は「空ゲストハウス」さんに事前取得をお願いし、時間のロスを抑えました。ガイドさんの手配もあわせてお願いし、費用は30USドル×3日でした。

こんな道を歩いていきます。

日本の5月くらいの気候。
そよ風。菜の花と牛糞の匂い。ヒンドゥーの宗教音楽。

ナマステ〜だって。かわいすぎる。
道中、小さな弟や妹の面倒を見る子供たちをよく見かけました。

12：30　アスタムでランチ。

ガイドのディリップさん。
気配りのきく方で安心して歩けました。
ちなみにアスタム経由ダンプスまでのルートはかなり複雑です。
ガイドを雇うことをお勧めします。

働き者のレストランの女の子。16歳だそうです。

ランチはフライドライスとビール。

笑顔が素敵な子が多いです。
この子達はしばらく私たちの後をくっついてきて、わいわい騒いでいました。

つられてこちらも楽しくなります。

ダンプスの近くに機織の工場がありました。

で、こちらが工場の若きイケメン社長です。

日本語を習っていたとのことでしばらくお話をしました。
「機織は昔から貧乏なネパールの女の人の仕事デース。」、もう少し違う説明の仕方があると思いますが・・・。
「百聞は一見にしかずデース。中の商品を見ていってクダサーイ。」、面白い人でした。

1615　ダンプス着。

今日の宿です。昔の山小屋みたいな感じを想像していましたがずっと快適。
シャワーのお湯はソーラー。今日はずっと曇っていたので、あまり暖かくなかったです。
デラックスルーム、RS1200。

夕食はベジ・チョウメン（Rs180）とチキンモモ（Rｓ250）、エベレストビール（＠425×2本）。ディリップとビールで乾杯する。

2月21日（火）

ブレックファストセット（Rs300）。パンがモチふわで美味しい。

今日はガンドルック村まで。
少し寒く、ユニクロのウルトラライトダウンジャケットを羽織る。

0755　ダンプス村を出発。
村の奥にチェックポイントがあり、トレッキング許可証、TIMSの提示を求められます。

あいにくの濃霧。

楽しみにしていたダンプスからの絶景はついに拝めず。残念っ！

あいかわらずの天気の中、ガンドルックへ向かいます。

1205　ランドルン着。
ランチはカレーとビール（あわせてRｓ725）。

ディリップさん、
「明日もこんな天気かもしれない。ここからガンドルックまではかなりしんどい道だが、晴れないと無駄になってしまう。どうする。今日はここで泊まって、明日近道で帰ることもできるが？」

無駄になってもいいので、ガンドルックへ向かいましょう、と私。
1300頃、出発。明日、晴れますように！

ランドルン―ガンドルック間は確かにきつかった。
標高にして400ｍほど一気に下って、その後は600ｍを一気にのぼる。

気が遠くなりそうだったので、下りきった谷から階段の数を数えて気を紛らわすことにする。ガンドルックの宿まで5045段でした。太ももぷるぷるです。

明日、晴れますように！！

1550　ガンドルック着。やっと着いた。

今日の宿泊先、「アンナプルナゲストハウス」。Rs600。

シャワーは使えないということで、ディリップが大きなバケツにお湯を汲んできてくれた。水を足しながらタオルで体を拭く。これがすごく気持ちいい。

ディリップの計らいで角部屋に泊めてもらいました。

北側に窓。晴れれば、大パノラマが楽しめるはず。

夕食はダルバート。ネパールのウィスキー・ククリラム×2。食後にコーヒー。Rs1200。

ククリラムのお湯割りでディリップと盛り上がる。このお酒にはレモンとハチミツが合うらしいが、お湯だけでも十分いける。

トレッキングの話やネパール情勢、それと少しきわどい話まで。
げらげら笑わせてもらう。

食後、屋上で星を見る。街灯の光もあるので真っ暗ではありませんが、それでも星の数の多さにびっくりする。

2月22日（水）

来たっ！

アンナプルナ・サウス（7219ｍ）

心を揺さぶられました。

マチャプチャレ（6993ｍ）

昔、登頂を目指したパーティーはすべて失敗に終わり、今は政府によってブロックされているとのことです。

最高の部屋でした。

Dilip,
Thank you for saving this wonderful room for me.
It's the best one I've ever had!

0800　出発。名残惜しいですが。

気温は12〜13度くらいでしょうか。歩くのにちょうどいい感じ。
宿泊したゲストハウス。アンナプルナ・サウスを背景に。

振り返り、振り返りしながら、山を下ります。

ビレタンティ村近くで。

1155　ビレタンティ着。

ランチはミックスピザとビール（Rs630）。
1245　出発。

1320　山歩きの終点。ナヤプルに到着。

ナヤプルからは車でポカラへ。Rs2200、1.5時間。
車の手配はディリップにお願いしました。
ハイシーズンにはRs3500くらいまで高騰するらしい。
ナヤプル周辺の道は恐ろしく悪いです。
車の天井に頭をぶつけそうでした。
【後編に続く。よければご覧ください。】