2010英仏新婚旅行記-14【サヴォワ邸編】　

2010/06/11 - 2010/06/21

2010年6月11日〜2010年6月21日の日程でイギリスとフランスに新婚旅行に行きました☆

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6/18（金）パリ→Poissy　晴れ

この日は長年行きたいと思っていたLe Corbusier設計の『La Villa Savoye』通称サヴォワ邸についに行くことができました！

建築学科の学生だったとき、パリに２度も来ていながら、少し郊外にあるというだけで怖気づいて訪れることができなかったのです。

私自身だいぶフランスに慣れてきて、今回は主人も一緒だったので、思い切って行ってみましたが、事前に駅からサヴォワ邸までの行き方を詳しく調べてあったので迷うことなく行けました＾＾*


雑誌や映像で何度も見たことのあるサヴォワ邸ですが、実際にあの場所に行って、建物のもつ空気感やスケールを実感して、行って良かった！！と思いました。
感受性の強かった学生時代に見ていたら、自分の進む道が、少し違っていたかも。

やはり学生時代に行くことができなかった、コルビュジェの『ロンシャンの礼拝堂』にもいつか行ってみたいと改めて思いました。


RERでデファンスまで戻って、デファンスのショッピングモールを少し散策。
バスでシャンゼリゼまで戻り、少しお買い物。

日が長い時期なので、夕食後にセーヌ川まで行って23時のキラキラエッフェルを眺めました☆

エリア ポワシー(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨日カイザーで買ったパンで、軽く朝食を食べてから出発です♪

何人かの人がブログでエシレ以上の高評価をしていたボルディエさんのバターを、ボンマルシェで買ってみました。

こっくりとした濃厚な味わいです＾＾*

オルセー近くから73番のバスでデファンスまで行き、RER構内の窓口でPoissy（ポワシィ）までの切符（2.8ユーロ）を購入。電車の中で食べるサンドイッチ等を買ってからホームへ。駅構内もホームも、とても薄暗くてなんだか緊張します。

RER-A線は行き先がいくつかに分かれているので注意してPoissyに行く電車に乗車。車内は、メトロやバスと違って少し不穏な空気が・・次々と物乞いやチラシを配って寄付を募る人などがやってきました・・。

約30分後、無事Poissyに到着！アジア人どころか観光客らしい人はほとんどいません。
駅を出てすぐ左のほうへ行くとバスターミナルがあります。歩いても20分くらいと聞いてはいましたが、地図がなくて心配なので50番のバス（La Coudrai行）で行くことにしました。

運転手にVilla Savoyeに行くか確認してから乗り込んで乗車券（1.7ユーロ）を購入。運転席の近くに立っていたら、降車場所で「ここだよ」と教えてくれたので間違えずに降りることができました。

バスを降りたもののサヴォワ邸の位置がわからないので、近くにいた作業服姿のムッシュにBonjour！と声をかけると、私たちを見るなり「日本人か？ならあっちだよ」と笑顔でバス停の少し手前にある門のほうを指差してくれました。

挨拶しかしてないのに？？と思いつつ、Merci！と言って門のほうへ行ってみると、そこは確かにサヴォワ邸の入り口でした！

この辺りでキョロキョロしているサヴォワ邸目当ての日本人が多いということでしょう（笑）

◆Villa Savoye（サヴォワ邸）◆
82, rue de Villers 78300 Poissy
火〜日 10:00-17:00（夏季は18時迄）
Le Corbusier設計のこの家は、サヴォワ夫妻が週末を過ごす別荘として1931年に建てられました。

入ってすぐあるのは管理人用の小さなお家。
プチサヴォワ邸といった感じです。

木立の中を進むと、突然、緑（芝生）の中に真っ白な箱が出現！

美しすぎてしばらくその場でぼーーっとながめてしまいました☆

近づいて、ぐるりと建物を一周してみました。

無駄のないシンプルで洗練されたその姿は、とても80年前の建物とは思えません。

白い建物に、グリーンと黒のコントラストが映えます。

このドアから中へ入ります。

入場料（7ユーロ）を支払って早速見学します。

なだらかなスロープで上階へ。

最初は屋上庭園。

屋上庭園から見たスロープ。

青い壁の部屋。私好みの雰囲気です！

造り付けの収納が各所にあるので、スッキリ暮らせそう。

夫婦の寝室にあるタイル貼りの浴室。
水色のタイルがかわいいです。

密閉された空間ではないので、ちょっと寒そう・・と思ってしまいました。

浴槽横の洗面所。

廊下を通って次の部屋へ。

サーモンピンクのお部屋。

どの部屋の窓からも庭の木々が額縁に入った絵のように見ることができます♪

使いやすそうな収納たっぷりのキッチン。

こんな景色を眺めながら料理を作れるなんて、いいですね〜。

続いてリビングへ。

広い！！

こういう広い部屋に入ると「何畳あるんだろう・・？」とつい考えてしまうチッポケな自分がいます＾＾；

屋上庭園側から見たリビング。

屋上庭園に面した窓から光が入って明るいリビングには、コルビュジェ作の椅子が置かれていて、座ることができるので、しばらく休憩してみました。

リビングから見た屋上庭園。
昔から中庭のある家に憧れているので、こんな家に住んでみたいです。

階下に降りてトイレを借りました。ここのトイレ、手を洗う場所がよくわからなかったので、持参していた除菌ウェットティッシュが役立ちました。

入り口にあるショップでポストカードなどを買ってから外へ。ちょうど、先生に連れられた小学生の団体とすれ違いました。子供の頃からこんな素晴らしい建物に触れられてうらやましいです！

帰りも50番のバスで駅へ。

駅の窓口でパリ（デファンス）までの切符を買い、電車の時間とホームを聞いて確認してから乗りました。

結局１人もアジア人に会いませんでした。

デファンスではショッピングモールを少し散策しました。

薬局に私の好きな紙のお香「パピエダルメニイ」があったので、お土産用に購入♪（1つ3.3ユーロ。ROSEは初めて買いました）

シャンゼリゼへ戻るため73番のバスに乗るとき、NAVIGO（定期券）からエラー音が・・。困惑していると運転手さんが「いいよ、そのまま乗っちゃって」とジェスチャーで伝えてくれたので、ありがたく乗らせてもらいました。あとからよく考えたら、私たちのNAVIGOはゾーン1-2設定なので、ゾーン3のデファンスからは乗れないのでした・・。

シャンゼリゼ通りでバスを降り、通りかかったスウォッチのお店で主人が気に入った時計があり、この旅行中に誕生日を迎えた主人に私からプレゼントすることにしました＾＾*

それからネスプレッソの店舗に寄ってカプセルを10箱まとめ買い！日本のほぼ半額！！かさばるけど、軽いからもっと買ってもよかったかもー。

今夜の夕食は、アパート近くのモノプリのお惣菜売り場でいろいろ買って家で食べることにしました。
お惣菜とかお魚とか、主人の好きなものがたくさんあって選ぶのに四苦八苦しつつ、なるべく少量ずつ、種類多めに購入しました。外食するよりかなり安上がりですが、大満足の夕食になったようです＾＾

食後、時間がちょうど良かったので、散歩がてらエッフェル塔の23時の点灯を見にセーヌ川まで歩いて行きました。

橋に着いてしばらくすると点滅し始めました。

この景色、何度見ても癒されます。

この旅行記へのコメント （4）

• ippuniさん 2012/10/16 20:54:47

  サヴォワ邸

  なおぞう22さん、はじめまして。
  
  パリ在住のippuniと申します。
  先日サヴォワ邸に行ってきて旅行記を作った際にこちらを発見しました。
  
  私は建築を勉強したわけではないので、
  サヴォワ邸に関する知識はパンフレット程度しか分からず、
  写真もあまり撮らずに出てきてしまいました。
  行く前になおぞう22さんのこちらのブログを見ていれば良かったなと思いました。
  
  お手洗いの手を洗う場所、私も無くてびっくりしました。
  探したらロビー階の奥の水道場が展示ではなく実際に使えました。
  暖かいお湯もちゃんと出て石鹸や紙も置いてありました^^
  
  コルビュジェ建築はそれほど好き！といったわけではありませんが、
  ポワシーのサヴォワ邸の他にもチューリッヒのコルビュジェ建築や、
  フランシュ・コンテ地方のロンシャン教会なども訪れたので、もしご興味があれば見てください♪
  http://4travel.jp/traveler/ippuni-gm/album/10179291/
  
  
  では^^
  
  ippuni

  なおぞう22さん からの返信 2012/10/17 11:06:51

  RE: サヴォワ邸

  ippuniさま
  
  初めまして！コメントありがとうございます＾＾*
  
  サヴォワ邸へ行かれたとのことで旅行記拝見させていただきました。
  ippuniさん写真お上手ですね！見ていたらまた行きたくなってきました〜。
  今度行ったらロビー階奥の手洗いを是非使いたいと思います（笑）
  
  ロンシャンの教会も見に行かれたんですね！羨ましいです〜。
  のちほど旅行記拝見させていただきます♪
  
  パリにお住まいとのことで１つ質問してもよろしいでしょうか？
  今年の12/26〜31にパリに滞在するのでクリニャンクールの蚤の市に行きたいと考えています。通常は土・日・月と開催されているようですが、12/29〜31は年末なのでやってないでしょうか？もしご存じでしたら教えてください。図々しくすみません！
  
  では〜。
  
  

  ippuniさん からの返信 2012/10/17 16:29:48

  RE: RE: サヴォワ邸

  なおぞう22さん、こんにちは。
  
  
  > パリにお住まいとのことで１つ質問してもよろしいでしょうか？
  > 今年の12/26〜31にパリに滞在するのでクリニャンクールの蚤の市に行きたいと考えています。通常は土・日・月と開催されているようですが、12/29〜31は年末なのでやってないでしょうか？もしご存じでしたら教えてください。図々しくすみません！
  
  
  年末はパリにいらっしゃるのですね？！
  クリニャンクールの蚤の市は他のマルシェ同様年末年始でも特に全部閉まるということはありません。ただ、個々でバカンスを取ってちらほら休んでいるお店はあるかと思いますが、基本的に土日月は開いていると思います。
  私も住んではいるものの、あの辺一帯は治安が悪くて用がない限りあまり行かないので詳しくはありません。すみません^^;
  蚤の市の枠の中に入ってしまえば、観光客もたくさんいて白人の人がお店を経営していたりするのでそれほど危険は感じませんが、駅から市場までは貧困層の居住地で黒人・アラブ系の人が殆どです。友人もフランス人の旦那さんと一緒に行ったにも関わらず蚤の市に行く道で盗難などの犯罪に遭っています。
  行かれている方はたくさんいると思うので気を付けていれば大丈夫と思いますが、くれぐれも気を付けて行ってきてくださいね。
  
  ippuni

  なおぞう22さん からの返信 2012/10/19 14:40:17

  RE: クリニャンクール

  ippuniさま
  
  こんにちは！お返事ありがとうございました＾＾
  
  蚤の市、完全クローズではないとわかって安心しました〜。
  実は昨年の秋に一度行ったのですが、着いたのが夕方近かったためあまりゆっくり見られなかったのです。日本に帰ってから何軒か見たいお店があったことに気付いたので、また行ってみようと思っております。
  
  でもほんとに物騒な雰囲気というか、一人ではとても行けないな・・と思いました。スリなどには十分注意して参りたいと思います。ありがとうございました♪