子供と行く！世界遺産（ボロブドゥール・プランバナン編）

2011/12/30 - 2011/12/30

バリ島から日帰りで7歳（小2）の娘と二人で世界遺産めぐり。
（3歳の娘はパパとおじいちゃんおばあちゃんとバリでお留守番）
バリ島発の現地ツアーはちょっと高めの料金設定で、安いツアーを見つけるとLCC利用で早朝発、深夜帰り。おまけにLCCは遅延も多いという。
結局、ケチケチだけど強行軍も避けたいママ（私）は自分でガルーダのチケットを取り、ジョグジャカルタの空港から日本語のカーチャーターを手配した。

飛行機代往復、一人あたり1,875,000ルピア（＝15,800円）
ネットでガルーダのHPで正規割引運賃のチケットを予約。
すると、夜10時ごろだというのに自宅の電話が鳴る。
電話に出た娘が、急に"No, No"と言ってるので、電話を替わると、ガルーダから予約確認の電話だった。
時差があるとはいえ、こんな夜にわざわざ国際電話をかけてくるなんて、びっくり。
予約確認の電話が来たのも初めてだ。
日本からの予約って珍しいのかな？？カード詐欺に使われたと思われた？？

現地では最初空港でタクシーをチャーターしようと思ったけど、行きずりのドライバーと母娘2人なんて危ないかも…と妄想が膨らみ、現地の代理店を通して事前に予約した。
頼んだのはエンジェ。
子連れなので、優しいガイドさんとリクエストしたところ、子供好きな女性のガイドさんでとってもよかった♪
空港からだと1日12時間でUS$110。
運転手さんと日本語ガイド付き。

ガルーダインドネシアの国内線を予約する場合はこちらのサイトから↓
（日本語のHPは日本発着の便のみで、インドネシア国内線の予約はできませんでした。）
http://www.garuda-indonesia.com/

エンジェ　ウィサタ　ツアーズ
http://borobudurtour.com/index.html

エリア ボロブドゥール遺跡周辺(インドネシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: ガルーダインドネシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、ホテルからタクシーに乗って空港へ。
スミニャックから空港までメータータクシーで5万ルピア（約426円）。
いざ、GA251便で7時にバリ島出発！
7時15分にジョグジャカルタ着。
もちろん、15分で着いたわけではなく、バリ島とジャワ島では1時間の時差がある。
約75分のフライト。

空港から1時間半くらいでボロブゥール遺跡に到着。
道中、ガイドさんがインドネシアについていろいろ説明してくれた。
朝早かったので、娘は眠ってしまった。
遺跡公園につくと専任のガイドさんに交代。
園内のガイドさんはまだ若いかわいらしい女性だった。

ユネスコに592番目に登録されたそう。
2010年のムラピ山の噴火で灰がたまり、上の円壇まであがれなかったけど、このままではユネスコの認定が取り消されてしまうということで、11月までにがんばってきれいにしたそう。
直前の情報では上まで登れないと聞いていたので、解禁になってラッキー☆

遺跡から通ってきた道を振り返る。
景色がとてもいい。
ここは本当に山の中。
遺跡が長い間、ジャングルに埋もれて人々に忘れられていたというのもうなづける。

ガイドさんの説明によるとオランダ人が勝手に色を塗ってしまい、劣化してしまったそう…

ガイドさんは言うには「ヒンドゥー教ではシヴァ神の乗り物は牡牛、ブラフマー神は水鳥、ヴィシュヌ神はこの鷲、そして私はヤマハ」だそうな。
一瞬、何かと思ったけど、バイクの話だ。
この後、カーチャーターのガイドさんに話したら、「私はホンダ。燃費がいいから。山の人はヤマハがいいのよ。馬力があるから。」だって。
山の人ね(^_^;)
ところで、ガイドさんが「乗って」というので娘はガルーダに座ったんだけど、世界遺産に触っていいのだろうか？？とびっくり。
おおらかな人たちだ。

「ボロブドゥールは1−2階は煩悩の世界、3−7階は解脱、8−10階が天国を表している」。
これを聞いた娘は「天国に行きたい！！」とはりきって登った。

ストゥーパの穴も8階はひし形でまだ不安定だけど、9階になると正方形になり、世界の安定を表しているそう。
一番上の階を時計回りに3回まわると幸せになるそう。
それを聞いて娘は脇目も振らず回ってた(^_^)

こんなふうにストゥーパの中には一つ一つに仏様が入っている。

後姿も神々しい。

名残惜しく、後ろを振り返る。

ボロブドゥールの後は近くのマンドゥッドゥッという寺院へ行った。
ここは小さいけどボロブドゥールよりも格が高く、先に修復されたそう。

触るとお金持ちになるという恵比寿様。
この向かいに子宝の神様がいた。
娘が「今度は弟がほしい」というので、一応触ってきた。
私ももう一人ほしいけど、年齢的にも体力的にも限界…
ガイドさんまで娘に「もういらないよ。子供は二人で十分よ。」という。
インドネシアは人口増加を抑えるために、子供は二人まで、というキャンペーンを行っているそうで、街の中に王様の娘が指を二本たてているポスターがたくさん貼ってあった。
人口の多いインドネシアでは5人まではバイク（車じゃなくて！）に乗っていいそうで、実際に街の中で、上の子をひざに乗せてお父さんが運転し、後ろに真ん中の子、赤ちゃんを抱えたお母さんが1台のバイクに乗って走っていた。

中のご本尊。

外には大きな菩提樹。
こんなに大きいけど、火山の噴火で半分くらいになってしまったそう。

娘がぶら下がってもびくともしない。

ジョグジャカルタ市内に戻り、王宮へ。

こちらは王宮の様子を再現するための蝋人形。

王宮にご奉公する人たち。
ボランティアで無償で奉公するそう。

ガイドさんの案内で王宮近くのインドネシアレストランでランチ。
ガムランの調べがとても心地よい。

ビュッフェスタイルのレストランだった。

「おなかすいたぁ〜」といってた娘が取ったのはこれだけ…
ビュッフェ2人分とビンタンビールとコーラで17万ルピア（1,450円）。
いかにもツアー御用達のレストランなので仕方ないけど、インドネシアの物価を考えると、ぼったくりと言いたくなる品揃え。
もうちょっと料理の数を増やしてほしいな…

バティックとシルバーのお店を回り、ようやくプランバナン遺跡へ。
シルバーのお店では金額を1桁勘違い(ToT)
1個約2,000円のガムランボールの携帯ストラップを200円だと思って、ばら撒きように買うところだった…
インドネシアルピア、0が多すぎ！

ガイドのアティンさんと一緒に。
娘のことをとてもかわいがってくれたｗ
日本語がとても上手で、車内でもインドネシアの人口問題から、歴史、宗教、外交まで、客観的にいろいろ説明してくれた。
一日にしてインドネシア通になった気分。

なぜか世界遺産にスポンジボブ。

ミッキー？？
似てないけど、上海のミッキーよりましだわｗ
http://4travel.jp/traveler/mugie/pict/14332117/

遺跡に到着。
メインのシヴァ堂は2006年の地震の時に壊れたままで、まだ修復の見通しは立たない様子。

階段の悪魔はわずかに残っているオリジナル。

「このストゥーパは、ボロブドゥールのものとは形が違い、上段が男性器、下段は女性器をかたどったもの」とガイドさんが説明。
ちょ、ちょっと娘の前でそんな話…と思っていたら、すかさず娘が「ママ、今なんて言ったの？」だって。
「ボロブドゥールのとは形が違うんだって」というと、「その後！！」
仕方なく、「上はオチンチンで下はオマタの形なんだって。」と説明。
すると「あれ、オマタに見える？？」とまだ納得がいかない娘。
お願いですから、それ以上の追及はやめてください。

途中、ちょっと雨が降りだす。
やはり雨季の天気は不安定。

周囲にはまだ修復されていない石が山積み。
昔、近所の人たちが家を建てるのに使ってしまったそうで、石を補って修復してもオリジナルの石の割合が減るとユネスコの認定基準から外れてしまうので、放置しているそう。
まあ、確かに作り直したものは保存する価値に値しないのかもしれないけど、かといって認定から外れるから修復しないというのも、本末転倒な話だ。

地震の時に落ちてきたストゥーパの飾り。
技術的にもとには戻せないそう。

プランバナンの遺跡を振り返る。

ガイドさんからの誘いで断りきれずに行ったマッサージ。
「子供はマッサージできないんじゃ…」と言ってみたが、「大丈夫！みんなやってるよ」と言われ、さらに娘も超やる気…
行ったら店員さんが「この子もやるの？」とびっくりしてたよ。

空港近くのレストランで夕食。

飛行機の時間が押していたので、車の中で「チャーハン、焼きそば、ラーメンのどれがいい？」とガイドさんに聞かれ、ラーメンを選択。
そんなに時間がないなら、マッサージはいらなかったんじゃない？？

レストランでは影絵芝居なんかもやっていて、みんなのんびりコース料理を食べていた。
やっぱり、マッサージいらなかったな…
まあ、ガイドさんにお金を落としてあげないとね。
ツアーはこれが気疲れする。
GA254便、20：20発の便でバリ島へ戻った。
ホテルまでは空港のタクシーオフィスで頼む。
ホテルの住所を見せたら、8万ルピア（約682円）。
行きよりちょっと高いのは夜間割増ってとこかな？
空港出るまでがすごい渋滞で時間かかった。
とにかくバリは渋滞を解消しないと観光客が離れちゃうんじゃないかな〜？

この旅行記へのコメント （2）

• ドク金魚さん 2012/01/29 23:26:26

  参考になりました♪

  こんばんは　いつかは行きたいジャワ上陸！！
  
  今年は無理でも気になります。
  ガルーダの国内線の予約は、日本から無理！と聞きましたが
  古い話なのか〜国際電話！？　下手にYES.YES.何ぞ言おうものなら
  自信ないです。
  
  MUGIEさんの利用した現地ツアーの会社は国内線手配不可
  トラブルが怖いとかで〜ホント延滞とかドタキャン無くて
  幸いでしたね。
  
  
  ジョグジャカルタの観光は王宮くらいで良いかと思ってました。
  そんなしょぼいなら止めます。
  ボロブドゥールはかなり渋めの世界遺産にも外見上
  思ってましたが・・思い違いでした。
  でも　暑かったでしょう？
  
  ウブドにも滞在したんですよね？
  気長に待ってますね♪
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　ドク
  
  

  Mugieさん からの返信 2012/01/30 13:29:19

  RE: 参考になりました♪

  こんにちは！
  
  ガルーダの国内線、日本語の検索だとHPがすんなり出てきませんでしたが、
  英語で探したら見つかりました。
  国際電話がかかってきたのは、びっくりでしたけど、現地では問題なく搭乗
  できました(^・^)
  ネット社会になって便利ですね♪
  
  ボロブドゥールはちょっと暑かったけど、ガイドさんがちょくちょく立ち
  止まって説明してくれたので、休みながら歩いたため、そんなにきつく
  なかったですよ。
  雨季だったので、乾季に行くとまた違うかもしれませんが…
  
  トラブル…
  危険な目にはあいませんでしたが、ランチのお店でクレジットカードが
  使えず、手持ちの現金も足りなくて冷や汗かきました。
  お腹に隠しておいた予備のお金でなんとか急場をしのぎ、無事にキャッシング
  にも成功したので事なきを得ましたが、腹巻からお金を出す姿に、ガイドさん
  にもお店の人にも爆笑されました。
  
  ウブド編もまとめたいと思ってますが、なかなか時間が取れません。
  忘れないうちに書きたいです(^_^;)