2011/12/02 - 2011/12/08
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アルデバランさん
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4日目
歴史と伝統を積み重ねてきた重みの為か、オックスフォードの街はズシリと落ち着いたたたずまいを見せて我輩たちを迎えてくれました。
40近くのカレッジが集中する旧市街は大学都市という名に恥じない古色蒼然たる規則がいまだ息づく特殊な場所で、
ここで国内外から「お勉強好き」という変った人種が集まっては、ひたむきに真理を探究してるんだと思うと、話し声も自然にひそひそ話になりました…
<今回の旅行の大まかな日程>
大まかな日程
・12月2日 午後:ロンドン着 夜:大英博物館
・12月3日 午前:ホワイトホール 午後:ロンドン塔、セント・ポール大聖堂、大英図書館
・12月4日 午前:グリニッジ 午後:コートールド、ウオレスコレクション
・12月5日 オックスフォード、ブレナム宮殿
・12月6日 コッツウオルズ巡り
・12月7日 コッツウオルズ巡り、M先生宅訪問
・12月8日 午前:キューガーデン 午後:ウインザー城 帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
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-
6時50分、ロンドン市内
辺りはまだ暗い中、朝食も食べずにチュックアウト。
パディントン駅から電車でオックスフォードに向かう為に、ラッセルスクエアのバス停からバスに乗ります。
時間が時間だけに誰も乗ってません。
2階の一番前の特等席に陣取って… -
またまた、オックスフォード・ストリートです。
4日目で4回目だけど今日はオックスフォードだからですね、きっと。 -
7時ですがまだ暗く、クリスマスのイルミネーションが灯ってます。
-
M先生曰く、ロンドン市内は歩道がどんどん広くなって、車道はどんどん狭くなるということです。
嘆かわしいことに実家近くでは集落を無視して高架の道路が無遠慮に通るのに比べ
車本位から人本位
いいですねェ -
ハイドパークの隅のマーブルアーチの周りをぐるっと廻って…
-
バスに20分ほど乗ってパディントン駅に着きました。
-
オックスフォードまでのチケットを買います。
オイスターカードで買おうとしたら残が足りないのか買えません… -
仕方ないのでオイスターカードをトップ・アップします。
もう一度、窓口に…
十分足りてるはずなのに窓口では買えません… -
やむなく販売機でオックスフォードまでのチケットをゲット
チケット購入に手間取って既に7時45分。
7時50分の電車があります。あと5分
2番線にダッシュします。焦っていたのでここで失敗しました。
7時50分の電車は各駅停車でした。
(M先生から各駅停車があるから注意、と言われてたのに…)
良く見ると8時6分にオックスフォード行きの急行がしっかりあります。
乗り遅れれば結果オーライだったのに、間に合ってしまいました。
このあと何本もの急行に追い抜かれ精神衛生上よくないこと、よくないこと… -
各駅停車でしかもトラブルで引きかえすことなど露知らず、
発車したのでホッとして、昨日の夕飯の余り物で朝食をとります。 -
40分ほど走ったので相当進んだかな?
と思ったら何故か立ち往生…
最寄の駅にもどってしまいました。
そして、全員降りて隣のホームへ…
駅の名はラングリー。
地図で見て愕然…
ロンドンから15キロぐらいしか進んでません。
まだヒースロー空港の近くです。 -
ホームで次の電車を待ちますが、待てど暮らせど来ません…
寒い中を30分ほど待って、レディング行きの電車が来ました。 -
電車がやっと来てレディングにつきました。まだまだです。
ここでオックスフォード行きの電車を待ちます。
出発してから2時間、すでに9時50分。
ロンドンーオックスフォード間は1時間弱なので、計画ではとっくにオックスフォードに着いている時間です。 -
気を取り直して景色でもみましょう。
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これこれ、これですよね。
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遅れを忘れさせる風景です…
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予定より1時間半遅れてオックスフォードの駅に着きました。
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夕方はレンタカーなので電車には乗りません。
電車はもうコリゴリです… -
オックスフォード駅…
意外と小さいです。
町の中心からは離れてます。 -
オックスフォード観光で悩んだのが荷物の扱いです。
駅にはロッカーも預かり所も無いし、レンタカーの事務所は中心地から反対方向に離れてるし…
市内に行く途中にある安宿で有料で預ってくれるということなのでその安宿、
オックスフォード・バックパッカーズを目指します。 -
歩いて5分。オックスフォード・バックパッカーズに着きました。でもドアはぴっちり閉まってます…
チェックイン・プリーズとかウソ言って開けてもらいます。
費用は大小にかかわらず1個4£ -
さあ、身軽になりました。
早速行って見ましょう、大学の街オックスフォード。
オックスフォード・バックパッカーズの前のブリッジ・ストリートを進み、オックスフォード運河を渡るとこのような旧市街です。 -
手始めに一番先に現れたカレッジの建物に入ってみました。
-
えらく静かです…
-
その向い側にはマウンドが…
ヨークにも似たようなのがあったけど、ここのは天辺になにもありません。
城のマウンドですねきっと。 -
地図がありました。
オックスフォードの旧市街は1キロ四方程度でこじんまりとしてますが、見所がぎっしり詰まってます。
果たして1日でどれだけ見れることやら…
出遅れたし、日は短いし。 -
まず目指すのは一番近くのクライストチャーチです。
名前はあるはずだけど名もなき路地を通って、
(実は単に迷っただけですが…) -
クライストチャーチ・カテドラル・スクールとありますので近くまで来ているのは確かだと思いますが…
-
おおー!着きました!
-
でも、観光客はこの門からは入れません。
黒い服、黒い帽子の守衛(ポーター)ががっちりガードしてます。
分るんですね彼には学校関係者と観光客の違いが…
これ以上中に入ってはダメという、ラインの外から中を覗くだけ。 -
仕方ないので反っくり返ってトム・タワーをしたから見上げます。
-
で観光客はと言うとぐるっと廻り込んで大学の裏口から入ります。
正確には裏口ではなく横口、クライストチャーチ・メドウに面している「メドウ・ビル」の門から。 -
メドウ・ビルは正門ではないけどずいぶん立派な建物です。
-
そして、かの皇太子徳仁親王殿下もお気に入りだったクライストチャーチ・メドウに続く並木道。
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大学なのに入場料を払うのね…
なんて思ってはいけません。
ふつうなら入れないところに入れてもらうのですから… -
石畳がいいですねぇ。
-
途中、規模が小さいけど大聖堂のクロイスターを通って…
-
まず向かったのは貧乏学生の強い味方、安くてボリュームタップリ、ただし不味い、学生食堂です。
学食と言っても馬鹿にしてはいけません。
階段を上がった踊り場の天井にぶっ飛びました。
見事な扇形ヴォールトです。 -
そして学食内部…
我輩のお世話になった学食は朝から晩まで営業してました。でもここは違うんですね。
まだ11時30分だからランチ前です。 -
一番奥に世に名高いオックスフォードの教授たちの「ハイテーブル」
ランチの為か今日は出席者は少ないようですね、食器の数が数人分しかありません。
さすが、クライストチャーチ!
背後の壁にはヘンリー8世が真ん中に。
なんせ、ここは彼の肝いりで建てられたと言うから。
そして、両側にエリザベス1世とヘンリー8世より金をしこたま持っていたというトマス・ウルジー -
一面の壁には学寮長の肖像でしょうか、しかつめらしい顔に囲まれての食事はただでさえ美味くないと評判なのにどうでしょうか…
でも、このハンマービーム天井独特の高い空間で食事できるなんて贅沢この上ないですね。 -
何と言ってもここではフォーマルなディナーでしょう。
学生は曜日によってはゲストを招く事が出来るそうです。 -
ハイテーブルにでも招かれ様なものなら、もうそれは大したもので…
これぞ、階級格差社会、学生たちとメニューが全く違うそうです。
でも、何でも知ってる先生たちとの会話にとても苦労するようです。 -
カレッジによっては学食が狭くて食べ終えた学生は出られないので、
恐るべきことに周りが食事中であってもテーブルの上を土足で歩いて退出するそうですが、
ここは広くてそんなことしなくてもいいですね…
そろそろ我々も退出しましょう。 -
先程入れなかった正門の上のトム・タワーとトム・クワッドの中庭です。
それにしても建物と中庭の間の段差は?
回廊でもあったのでしょうか… -
お次は大聖堂です。
イングランド国教会の教区主教座がある教会はチャチでなくカテドラルと呼ばれますが、ここオックスフォード教区のカテドラルは大学の中にあります…
カテドラルなのにクライストチャーチとはこれいかに… -
ここクライストチャーチの大聖堂はイングランドに40いくつかある大聖堂の中で一番ちっちゃな大聖堂です。
荘厳というよりノルマン様式のアーチと柱がどっしりと落ち着いた雰囲気を醸し出してました。 -
この星型のアーチ天井もユニークです。
-
ベル大司教の祭壇。
祭壇を十字架状にくりぬいて、そのくりぬいた十字架が横にあります。
またはその逆…
十字架を作った残骸を祭壇にした? -
例によって周りには小さな礼拝堂があります。
オックスフォードの守護聖人聖フライズワイズのステンドグラス -
また外に出ました。トム・クワッドとトム・タワー
ここクライストチャーチ出身のクリスタファー・レンが設計したトム・タワー
夜9時になると鐘を101回ガンガン鳴らします。ちなみにクライストチャーチでは時間は5分遅れです。
なぜなら、グリニッジ標準時よりここは5分時差があるから… -
ここも大変美しいペックウオーター・クワッド.
こんなところが学寮なんて… -
カンタベリー・ゲートから出るとそこは、オックスフォード市内の目抜き通りハイストリートから一歩南のマートン・ストリートです。
-
マートン・カレッジで守衛室で聞いたら2時から公開だそうで、ちょうど12時なんでまだ2時間もあります…
マートン・ストリートの周りを見ると、こんな建物がそこかしこに。 -
京都と同じようにここにもありました。
こちらは「論理の小路」でしょうか… -
ロジック・レーンとは言っても、京都と違ってこの路地は石畳と左右の建物だけが取柄です。
だいいち短いし… -
ハイ・ストリートに出てしまいました。
突き当たりはクイーンズ・カレッジです。 -
ハイ・ストリートに出て右手、東方面は大きな建物が続いて、塔が目立ちます。
モードリンカレッジです。
行って見ましょう。 -
残念ながらここも公開は2時からでした。
モードリン・カレッジの先のチャーウェル川にかかるモードリン・ブリッジの上。
この緑はモードリンカレッジの広大な公園です。 -
しかたないのでボドリアン図書館に行きます。
クイーンズ・カレッジまで戻って、クイーンズ・レーンに入って近道します… -
アーチをくぐって突き当たり右はニュー・カレッジですが見てのとおり行きどまりです。
ここからは小路はニュー・カレッジ・レーンになります。 -
さらに進むと、ありました!
ハートフォード・カレッジのクワッドを結ぶ空中廊下、「嘆きの橋」 -
「嘆きの橋」をくぐると突き当たりはボドリアン図書館です。
そしてその建物と建物の間に馬蹄形のシェルドニアン劇場が見えます。 -
ボドリアン図書館がある一角にやってきました。
以下続く…
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