2009/09/21 - 2009/09/28
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けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん
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9/25(金)ベトナム・ホーチミンからカンボジアのシェムリアップ空港へ。いよいよアンコールの遺跡群を見て回ります。シェムリアップ空港の周囲からアンコールの遺跡にかけて、リゾートホテルが林立していて、ゆったりしたリゾートライフを楽しむことも、エコノミカルな旅行を楽しむこともできそう。空港から遺跡までは近いところでは車で30分程度。今回私たちは専属の車(ドライバー)と日本語の話せるガイドつき、朝9時くらいに迎えにきてくれて、午前の部を終えてランチをすると、いったんホテルに戻って休憩。この間にちょっとエステしたりできます。午後3時くらいに再度迎えに来てくれて、午後の遺跡巡りをして、ディナーを食べてホテルへ。このように2日間すごしました。とてもゆっくり巡ることができて、身体も楽です。宿泊は「アンコールパレス・リゾート&スパ」。素敵なホテルでした。カンボジアに到着したのは夕方だったので、翌日9/26(土)の午前中、まずはアンコール・トムから見て回ります。
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9/25(金)15:30ホーチミン発 VN9882便で、16:30カンボジアのアンコール遺跡群の窓口であるシェムリアップに到着しました。素朴ですがきれいな空港です。
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ポル・ポト政権による内戦や虐殺の悲惨な歴史がまだ記憶に新しいカンボジア。その歴史は9世紀〜15世紀のアンコール王朝の時代、最も勢力を伸ばしていたが、100年近いフランスの統治の後、1953年にシアヌーク国王のもと王国として独立。しかしベトナム戦争やクーデターによる混乱が続き、1975年のポル・ポト政権成立後、さらに内戦状態が悪化していった。アンコールの遺跡の維持も忘れさられるまま、ついには国連がのりだして国の復興に努め、1993年にシアヌーク殿下のもと新生カンボジア王国が誕生し、現在に至っている。
まだ地雷の残された地帯も遺跡の周囲にもあるという。 -
明日からのガイドさん・ドライバーさんが空港に迎えにきてくれて、ホテルにチェック・イン。日本の企業に勤めたいという希望をもっているハンサムなガイドさんでした。今夜はディナーだけで終了。カンボジアの料理はタイほど辛くなく、ベトナム料理より素朴、野菜中心で、胃にやさしく、私たちはけっこう気に入りました。
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炒めものやスープに白米というものです。ビールにあいますよ。
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9/26(土)。ワクワクのアンコール遺跡の第一歩は「アンコール・トム」から。ホテルからシェムリアップの町を通り過ぎ、アンコール・ワットを眺めながら、両脇に南国の木がならぶ道を通りぬけ、南大門で車を降ります。そこには、、、インディー・ジョーンズというか、トゥームレイダーというか、魔界の宮殿さながらの巨大な顔がレリーフされた門と、そこにかかる橋の両脇にずらっとならぶ彫像が出迎えてくれます。なんという迫力。
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橋の両側に並ぶ彫像、向かって左は神様たち、向かって右は魔物たちが並んでいます。顔つきが違うのでわかります。神様も魔物も、蛇の神様の胴体を支え持っています。なので行列の先頭は蛇の神様の頭部部になります。これはヒンドゥー教の世界創生の物語をあらわしています。こちらの列は神様の皆さんです。
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長い年月で、支え持っていた蛇の胴体部分が落ちてしまっていますが、
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ところどころ、このように胴体を持っているのがわかります。
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こちらは魔物の皆さんです。
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「アンコール・トム」のトムは大きいという意味。9世紀にはじまったアンコール王朝は、シェリムアップの北に東京23区くらいの大きさの中に、点々と遺跡を残していますが、その時々の王が、城や寺院を建設していったもので、「アンコール・ワット」が芸術的に最高峰といわれている。トムは12世紀末、クメール王朝最盛期の王、ジャヤヴァルマン7世によって建てられた城塞都市で3キロ四方の城壁に囲まれている。
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南大門をくぐります。ドキドキします。
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これからもう1000年先も見つめていくのかな。
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門をくぐると、アンコール・トムの中央にある寺院バイヨンの全貌が見えます。当時はヒンドゥー教に代わり大乗仏教が信仰されていたので、バイヨンに残される大きな顔は、仏、観世音菩薩である。バイヨンは神仏が住むメール山をあらわしている。
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バイヨンは第一回廊、第二回廊に囲まれている。屋根は落ちてしまい、枠組みと回廊の壁画が残されている。
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第一回廊のレリーフはクメール軍の戦の様子、当時の人々の暮らしぶりなどが、事細かに彫られていて、一つ一つの説明を聞きながら見ると大変楽しいです。こちらは像に乗った兵士。
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こちらはユーモラスな湖の中の様子。わにがガッツリ魚に食いついています。その下ではご飯を作っている人や、何やら商売している人たちが生き生きと描かれています。当時の人々の様子を知る貴重なレリーフです。
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第二回廊の壁画は神様や僧侶を主に描いています。この時代、ヒンドゥー教を廃絶したわけではなく、おだやかに両立していたそうで、ヒンドゥーの神々もたくさん彫られています。
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美しい女神さま。
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一番大きな塔のまわりに円形に塔がたっており、それぞれ四面に大きな仏の顔が彫られています。
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世界中の人々に慈悲が届くようにという願い。
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長年の風雨にも耐えて、
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どの仏様もやさしい微笑みを浮かべていています。
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ずっと平和を祈る仏様に見守られていても、人は戦争をやめられないんですね。
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素晴らしきバイヨンをあとにして、
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バイヨンの北西にあるバプーオンへ。11世紀中旬に建てられた寺院。この当時はヒンドゥー教だった。
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バプーオンへ渡る狭い石の橋。
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橋の下。狭くて並んでいる柱があると、どーしても撮ってみたくなる一枚・・・。
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橋の下に子供。かわいいぞ。しかし、遺跡の回りのチルドレンたちは観光客にハガキや土産を買ってもらおうと、わいわいたかってきますので、ご注意ください。心やさしい友人は1人から絵葉書を買ったので、ずっとつけられて?ました。
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バプーオンの隣、ピミアナカスへ。王宮跡の中心部にあるピラミッド型の寺院。王宮は木造建築だったため、消滅してしまっており、池とこの寺院だけが残されている。これは11世紀初頭、ヒンドゥー教時代の王2代にわたって築かれた。
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王宮前の、王宮より一段低い広場との境目の小さい崖の壁(うう、どう説明すればいいんじゃ)
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その壁が長さ350メートルにわたっていまして、これが「象のテラス」。象の駐車場です。
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穴に象を留める留め具がささっていたと、言ってたような、言ってないような(記憶があやしい)。
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象置き場ということは一目りょう然です。
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ジャヤバルマン7世はここで兵の閲兵をしたそうです。ずらりと並ぶ象と兵士たち。どれだけ壮観だったことでしょう。今はその圧倒的な姿を想像するばかりです。
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テラスから前を望むと広場がひろがっていて、中央にある通路は「勝利の門」につながっています。
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象の上にいるのは、たぶん、ガルーダ。
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ガルーダのおしり。なかなかいい形ですな。
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王宮広場の横にある「ライ王のテラス」。高さ6メートルで、2重になっている。ライ病で倒れた王をまつったとされている。三島由紀夫は、これをヒントに戯曲を綴った。
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内側には思いっきり踊る女神や、色々なレリーフが彫られています。3〜4時間ほど、アンコール・トムでゆっくり過ごして午前の部は終わり。
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シェムリアップの町中にて、バイキングのランチ。色々選べて、スィーツも充実で楽しかったです。外で何やら大きな丸いものを揚げてました。
午後はいよいよ「アンコール・ワット」観光です!!続く。
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