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アメリカに引っ越した娘に同行して渡米したついでに南カルフォルニア・サンディエゴに立ち寄りました<br /><br /><br />見やすくするため旅行記を以下の4回に分けて書きました<br /><br />1)「夢のカルフォルニア」娘宅に滞在<br /><br />2)ホエールウォッチング編<br /><br />3)空母ミッドウェイ・ミュージアム(艦内編)<br /><br />4)空母ミッドウェイ・ミュージアム(飛行甲板編)<br /><br />5)周辺散歩&帰国編<br /><br />・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<br /><br />今回は (3)空母ミッドウェイ艦内編 です<br />横須賀を母港としていたミッドウェイは日本にも縁浅からぬ空母<br />その性能諸元は見学パンフレットによると以下のとおり<br /><br /><br /><ミッドウェイのトリビア><br /><br />建造費:9000万ドル(1945年建造)<br />整備費:2億6千万ドル(1966~1970年間)<br /><br />重量(満水排水量):69,000トン<br />エンジン出力 :Westinghouse製蒸気タービン4軸 212,000馬力(=鉄腕アトムの約2倍)<br />寸法:全長305m×全幅78.6m<br />速力:最大毎時33ノット(60km)<br /><br />船室数:2000<br />錨の重さ:20トン<br /><br />飛行甲板面積:16,268平米  (サッカー場約2面分)<br /><br />乗員数:4,500人(運転員600名、コック225名、パイロット200名、衛生下士官40名、医者5名、歯医者3名 など)<br /><br />積載燃料:1,287万リットル  燃費:キロ当たり611リットル<br />消費食料:毎日10トン(毎日13,500食が出される)<br />消費ポテト:毎日3000個<br /><br /><br />何もかもが桁はずれの数字です<br />じっくり見学すると1日がかりになりました<br /><br />一人でカメラ3台(ビデオ:SONY CX550V、デジ一眼 NikonD80、コンデジCoolPixP300)を駆使して記録、<br /><br />ところがガイドのいない個人旅行の悲しさか撮った内容がいまいち不明なものも多く今日まで撮りっぱなしで放置(恥;)<br /><br />偶然見つけた下記リンクや見学パンフレットなどの助けを借りてやっと見学記をまとめることができました<br /><br />http://www.volunteers-midway.org/assets/files/9433.pdf<br /><br /><br />子供をつれて家族で見学している人も多くアメリカ人にはすっかり馴染んでいる様子ですが所詮人殺しの兵器<br />これらが活躍することのない平和な世界がくることを願わずにはいられません<br /><br /><br />・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<br /><br /><全体日程>  2泊3日(BEST WESTERN PLUS Bayside Inn に2連泊)<br /><br />12月23日  LA郊外よりアムトラックでサンディエゴに移動、着後ホエールウォッチング<br />12月24日  市内散策&ミッドウェイ見学<br />12月25日  市内散策、夕方国内線にてLAXに移動<br />12月26日  LAX→羽田(夜行便)<br /><br /><br />

California Dreamin' (3) 牢獄から歯医者まで完備した街だった! 空母ミッドウェイ見聞記(艦内編)

7いいね!

2011/12/23 - 2011/12/27

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deracine

deracineさん

アメリカに引っ越した娘に同行して渡米したついでに南カルフォルニア・サンディエゴに立ち寄りました


見やすくするため旅行記を以下の4回に分けて書きました

1)「夢のカルフォルニア」娘宅に滞在

2)ホエールウォッチング編

3)空母ミッドウェイ・ミュージアム(艦内編)

4)空母ミッドウェイ・ミュージアム(飛行甲板編)

5)周辺散歩&帰国編

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は (3)空母ミッドウェイ艦内編 です
横須賀を母港としていたミッドウェイは日本にも縁浅からぬ空母
その性能諸元は見学パンフレットによると以下のとおり


<ミッドウェイのトリビア>

建造費:9000万ドル(1945年建造)
整備費:2億6千万ドル(1966~1970年間)

重量(満水排水量):69,000トン
エンジン出力 :Westinghouse製蒸気タービン4軸 212,000馬力(=鉄腕アトムの約2倍)
寸法:全長305m×全幅78.6m
速力:最大毎時33ノット(60km)

船室数:2000
錨の重さ:20トン

飛行甲板面積:16,268平米 (サッカー場約2面分)

乗員数:4,500人(運転員600名、コック225名、パイロット200名、衛生下士官40名、医者5名、歯医者3名 など)

積載燃料:1,287万リットル  燃費:キロ当たり611リットル
消費食料:毎日10トン(毎日13,500食が出される)
消費ポテト:毎日3000個


何もかもが桁はずれの数字です
じっくり見学すると1日がかりになりました

一人でカメラ3台(ビデオ:SONY CX550V、デジ一眼 NikonD80、コンデジCoolPixP300)を駆使して記録、

ところがガイドのいない個人旅行の悲しさか撮った内容がいまいち不明なものも多く今日まで撮りっぱなしで放置(恥;)

偶然見つけた下記リンクや見学パンフレットなどの助けを借りてやっと見学記をまとめることができました

http://www.volunteers-midway.org/assets/files/9433.pdf


子供をつれて家族で見学している人も多くアメリカ人にはすっかり馴染んでいる様子ですが所詮人殺しの兵器
これらが活躍することのない平和な世界がくることを願わずにはいられません


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<全体日程>  2泊3日(BEST WESTERN PLUS Bayside Inn に2連泊)

12月23日  LA郊外よりアムトラックでサンディエゴに移動、着後ホエールウォッチング
12月24日  市内散策&ミッドウェイ見学
12月25日  市内散策、夕方国内線にてLAXに移動
12月26日  LAX→羽田(夜行便)


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  • 歩行者の入り口はこちらから  海岸を歩いていると Pedestrian entrance というサインがあります

    歩行者の入り口はこちらから  海岸を歩いていると Pedestrian entrance というサインがあります

  • 係留されているロープの太さに驚いた

    係留されているロープの太さに驚いた

  • 切符売り場 大人18$、シニア&学生15$<br /><br />後ろに入り口に至る階段が見える

    切符売り場 大人18$、シニア&学生15$

    後ろに入り口に至る階段が見える

  • 入り口の前で写真を撮る観光客

    入り口の前で写真を撮る観光客

  • 退役軍人のボランティアだろうか、説明員がいた

    退役軍人のボランティアだろうか、説明員がいた

  • 格納庫甲板の配置図(見学パンフレットより転載)<br /><br /><br />パンフレットによるとオーディオガイドは2種類あり<br /><br />大人用・・・黄色の番号が付いた箇所が見学ポイント<br /><br />子供連れ用・・・グリーンの番号が付いた箇所が見学ポイント<br /><br />いずれのコースもスタート地点は①から始まる<br /><br />なお、現代の空母は、アングルドデッキ(傾斜甲板)方式を採用しており以下3部分に分かれている<br /><br />発艦部・・蒸気あるいは、電磁カタパルトにより短距離で発艦<br /><br />着艦部・・非常に技術を要する着艦はアレスティングワイヤー(飛行機をワイヤーに引っ掛けて、強制的に静止させる装置)を用いる<br /><br />整備部・・この部分で飛行機の整備を行う<br /><br />もっと知りたい方は以下の動画が参考になります<br /><br />https://youtu.be/jDRycpZIyac?si=pneKCEMEEOmYYFwZ<br /><br />

    格納庫甲板の配置図(見学パンフレットより転載)


    パンフレットによるとオーディオガイドは2種類あり

    大人用・・・黄色の番号が付いた箇所が見学ポイント

    子供連れ用・・・グリーンの番号が付いた箇所が見学ポイント

    いずれのコースもスタート地点は①から始まる

    なお、現代の空母は、アングルドデッキ(傾斜甲板)方式を採用しており以下3部分に分かれている

    発艦部・・蒸気あるいは、電磁カタパルトにより短距離で発艦

    着艦部・・非常に技術を要する着艦はアレスティングワイヤー(飛行機をワイヤーに引っ掛けて、強制的に静止させる装置)を用いる

    整備部・・この部分で飛行機の整備を行う

    もっと知りたい方は以下の動画が参考になります

    https://youtu.be/jDRycpZIyac?si=pneKCEMEEOmYYFwZ

  • 日本語のオーディオガイドもあったがどういうわけか利用しなかった

    日本語のオーディオガイドもあったがどういうわけか利用しなかった

  • オーディオガイドツアーはここからスタートする<br /><br />格納庫甲板(Hanger Deck)には4機の軍用機が展示されていた<br /><br />これはそのひとつ、F4U Corsair で太平洋戦争及び朝鮮戦争で使用されたレシプロ単発単座戦闘機

    オーディオガイドツアーはここからスタートする

    格納庫甲板(Hanger Deck)には4機の軍用機が展示されていた

    これはそのひとつ、F4U Corsair で太平洋戦争及び朝鮮戦争で使用されたレシプロ単発単座戦闘機

  • &quot;The Engiene That Won the War&quot; と刺激的なタイトルが付けられたPratt&amp;Whitney R-2800 Double WASP Engine<br /><br />このエンジンを搭載した戦闘機の活躍ぶりをビデオで誇らしげに紹介していた

    "The Engiene That Won the War" と刺激的なタイトルが付けられたPratt&Whitney R-2800 Double WASP Engine

    このエンジンを搭載した戦闘機の活躍ぶりをビデオで誇らしげに紹介していた

  • 艦内には子供連れも多かった

    艦内には子供連れも多かった

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • ちょうどクリスマスだったので艦内にも飾りつけが施されていた

    ちょうどクリスマスだったので艦内にも飾りつけが施されていた

  • 消火栓(だろうか?)もサンタさんに変身!

    消火栓(だろうか?)もサンタさんに変身!

  • もちろんショップもあったが特にみやげは買わなかった

    もちろんショップもあったが特にみやげは買わなかった

  • Ejection seat(緊急脱出シート)を興味深そうに見る子供

    Ejection seat(緊急脱出シート)を興味深そうに見る子供

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 空母への発艦、着艦ゲームに興じる男性<br /><br />15分で20ドル

    空母への発艦、着艦ゲームに興じる男性

    15分で20ドル

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • 戦闘機のコックピットに座ることができる

    戦闘機のコックピットに座ることができる

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • フライトシュミレーターも大人気

    フライトシュミレーターも大人気

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • ミッドウェイは1973年横須賀に配属 <br />以来18年間、1991年湾岸戦争終了までここを母港とした<br /><br />1980年代は寄港反対運動も盛り上がり、日本にとって因縁浅からぬ空母だ<br /><br />上の写真は横須賀を去る際の様子や市長名の感謝状など<br /><br />飛行甲板の「サヨナラ」の人文字から空母の巨大さが思い知らされる

    ミッドウェイは1973年横須賀に配属 
    以来18年間、1991年湾岸戦争終了までここを母港とした

    1980年代は寄港反対運動も盛り上がり、日本にとって因縁浅からぬ空母だ

    上の写真は横須賀を去る際の様子や市長名の感謝状など

    飛行甲板の「サヨナラ」の人文字から空母の巨大さが思い知らされる

  • 飛行甲板に描かれたSAYONARAの人文字<br /><br />近代の空母はこのミッドェイに見られるように「アングルドデッキ」と称し斜めに配置された飛行甲板を持つ<br /><br />飛行甲板は艦首に発艦部、艦尾に着艦部と機能が分かれている

    飛行甲板に描かれたSAYONARAの人文字

    近代の空母はこのミッドェイに見られるように「アングルドデッキ」と称し斜めに配置された飛行甲板を持つ

    飛行甲板は艦首に発艦部、艦尾に着艦部と機能が分かれている

  • Hangar Deck (格納庫)の階下には機関室や乗員の日常生活をサポートする食堂、病院がある

    Hangar Deck (格納庫)の階下には機関室や乗員の日常生活をサポートする食堂、病院がある

  • これは Brig と呼ばれるミッドウェイの牢獄(案内図中の9番)<br /><br />記念撮影の推奨ポイントとなっておりジョークの好きなアメリカ人が囚人に扮してポーズをとっておどけて撮影していた

    これは Brig と呼ばれるミッドウェイの牢獄(案内図中の9番)

    記念撮影の推奨ポイントとなっておりジョークの好きなアメリカ人が囚人に扮してポーズをとっておどけて撮影していた

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • あわてて飛び起きたら頭を打ちそうな三段ベッド

    あわてて飛び起きたら頭を打ちそうな三段ベッド

  • トイレに目隠しがないのでは出るものも出ない?

    トイレに目隠しがないのでは出るものも出ない?

  • エンジンルームは更に階段を下った所にあった(案内図の10番)<br /><br />

    エンジンルームは更に階段を下った所にあった(案内図の10番)

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • エンジンルーム<br /><br />ミッドウェイは4基のタービンエンジン、12のボイラーと2基の緊急用ディーゼル発電機を持つ<br /><br />手前の白いカバーがタービン<br /><br />

    エンジンルーム

    ミッドウェイは4基のタービンエンジン、12のボイラーと2基の緊急用ディーゼル発電機を持つ

    手前の白いカバーがタービン

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • Sick Bayと呼ばれる艦内の病院(案内図の30番)<br />ベッド数20にICU(集中治療室)もある

    Sick Bayと呼ばれる艦内の病院(案内図の30番)
    ベッド数20にICU(集中治療室)もある

  • 歯医者もある

    歯医者もある

  • 入れ歯を作るところ

    入れ歯を作るところ

  • Hangar Deck から階段を降りると Chow line と呼ばれる艦内食堂の給膳ラインに出る(案内図の18番)<br /><br />食事は一日3回で金属製トレイにセルフサービスで料理を取りテーブルまで運ぶ<br /><br />この艦では毎日約12,000食がこのように出される

    Hangar Deck から階段を降りると Chow line と呼ばれる艦内食堂の給膳ラインに出る(案内図の18番)

    食事は一日3回で金属製トレイにセルフサービスで料理を取りテーブルまで運ぶ

    この艦では毎日約12,000食がこのように出される

    ミッドウェイ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • これは食堂 Messdeck(案内図の31番)<br /><br />以下 飛行甲板編に続きます

    これは食堂 Messdeck(案内図の31番)

    以下 飛行甲板編に続きます

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