【年末年始】子供と２人で北海道寝台列車旅行　その３

2012/01/01 - 2012/01/02

2011年12月30日〜2012年1月2日、豪華寝台特急で北海道旅行へ行きました。メンバーは私（35歳）と長男（10歳）の２人です。

行きは「カシオペア（ツイン）」帰りは「トワイライトエクスプレス（ロイヤル）」を利用しました。

表紙の写真は寝台特急「トワイライトエクスプレス」を牽引する機関車です

エリア 札幌(北海道)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

2012年1月1日　札幌駅から豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」に乗車します。

札幌駅 駅

13：50　トワイライトエクスプレスが札幌駅の４番ホームに入線してきました。

札幌駅 駅

ディーゼル機関車には、星のマークがデザインされています。

客車の最後尾。

残念ながら最後尾は荷物車で、後方展望を楽しむことはできません。

乗車するのは１号車、Ａ寝台の「ロイヤル」です。

今回、５つのみどりの窓口に頼み、１室だけ取れました。

列車の入り口にはカーペット。

私たちが泊まる１号車５番の個室です。

室内には、ベッドにもなるソファーと椅子があります。

ソファーから入り口を写した写真です。

テレビ、シャワー室に通じる引き戸などが見えます。

ロイヤルに備え付けのシャワー室には、シャワーと、折り畳み式の洋式便座、洗面台が備わっています。

便座と洗面台を引き出してみました。

シャワーは、計20分間、お湯を使うことができます。

この20分というのは十分すぎる時間で、私と長男２人が、夜・朝・昼の３回ずつシャワーを浴びることができました。

個室のカードキーが車掌さんより配られました。

部屋を離れて食堂車やサロンカーに行くときに使います。
記念として持ち帰ることができます。

食堂車から、ウェルカムドリンクのサービスです。

私はワインを、長男はオレンジジュースをいただきました。
ワインは何とハーフボトルでした。

飲みきれず、残りは家に持ち帰りました。

札幌駅を発車後、早速、お部屋でワインをいただきました。

昼間っぱらからワイン…。旅行中じゃなきゃ、こんな贅沢はできません。

お土産のワゴン販売がやってきました。

トワイライトエクスプレスのガイドブック的な「旅のしおり」600円を買いました。

15：00　コーヒーを飲みに、ティータイム営業の食堂車に行きました。

ちょっと金色すぎる気もしますが、装飾の凝った食堂車です。
私たちの乗っている１号車の隣の隣の車両、３号車です。

喫茶店顔負けのとてもおいしいコーヒーと、生リンゴすりおろしのアップルジュースでしたが…

コーヒー600円、アップルジュース420円と、お値段もそれなりでした。

16：30　洞爺駅に停車です。

洞爺駅 駅

この駅では、列車待ち合わせのために10分間停車するため、何人かの乗客が列車を降り記念撮影をしていました。

私たちも降りてみましたが、既に暗く、寒く、早々に車内に戻りました。

夕食は、札幌駅の寿司屋「根室花まる」で買った寿司と、家から持ってきたインスタントみそ汁をお部屋で食べました。

食堂車でのディナーは、フランス料理が12,000円、懐石御膳が6,000円で、子供に食べさせるものではないため、お寿司を持ち込んだのでした（ちゃんと保冷剤と保冷袋を持参しました）。

やはり北海道のお寿司、美味しかったです。

夕食後、シャワーを浴び、４号車の「サロン・デュ・ノール」に行きました。
ここは、乗客なら誰でも使えるフリースペースです。

20：00少し前、列車は青函トンネルに入ります。
青函トンネルの通過を、サロンカーで楽しみます。

ワイン（この白ワインは小樽で買ったもの）とお菓子をサロンカーに持ち込み、楽しみました。

普段あまり飲まない私ですが、けっこう良い気分でした。

21：00　列車は青森信号所に停車です。

さてそろそろ寝ることにします。
ロイヤルのソファーは、壁についているボタンを押すと…

電動でセミダブルベッドに変身します。

２人分の枕と浴衣、布団が備えられています。

おやすみなさ〜い。

一夜明けて1月2日　7：40。

食堂車からモーニングコーヒーがお部屋まで届けられました。

Ａ個室寝台「ロイヤル」と「スイート」に乗車の人には、ウェルカムドリンクとこのモーニングコーヒーが無料でサービスされます。
ちょっとだけお金持ちの気分です。

8：20　食堂車で朝食です。

トワイライトエクスプレスの朝食は予約制で、カシオペアと違い朝から並ばなくて良かったのが嬉しかったです。

でも、このとおり満席。

洋朝食1,500円也。

ディナーは目玉が飛び出る値段ですが、朝食は食堂車としては妥当な値段だと思います。

9：00　サロンカーでくつろいでいると、車内放送が入り「これからサロンカーで新春特別企画第一弾、車掌さんの制服を着て撮影大会を行います」とのこと。

長男が車掌さんの服を借りて、敬礼です。

恥ずかしながら、私も制服を借りて写真を撮ってもらいました。
（撮影者：トワイライトエクスプレスの車掌さん）

10：30　敦賀駅で機関車の付け替えが行われます。

長時間停車のため、皆さん、列車を降りて記念撮影をされています。

車掌さんは、停車中、客室の汚れた窓を１枚１枚拭いておられました。
こういった細かなサービスに感動しました。

さて、敦賀駅を出発後、サロンカーで車掌さんによる「新春特別企画第２弾、クイズ＆じゃんけん大会」が開かれました。

景品が出るとあって、サロンカーには座りきれないほどの人が押し掛けました。

じゃんけん大会では、私がファイナルまで残って景品をゲットしました。

長男もクイズに答えて景品をゲットしました。

新春特別企画第１弾・第２弾を開催してくれた、トワイライトエクスプレスの車掌さん。

ありがとうございました！

クイズ＆じゃんけん大会でいただいた景品の数々。

車掌さん手書きの乗車証明書（限定10枚、シリアルナンバー入り）と、列車のロゴが入ったボールペン、ニューイヤーカード、子供向けの記念カード。

ボールペン以外はすべて車掌さんの手作りです。
お金をかけなくても、こんなに楽しい景品ができるのだなと、感心。

11：30　あと１時間少々で大阪に着く時間です。

ここで、１号車１番、展望ロイヤルのご家族から「良かったらお部屋に遊びに来ませんか？」とうれしいお誘いがありました。

願ってもいないうれしいお誘い。
早速、超超プレミアのお部屋、展望スイートにお邪魔しました。

前面には電気機関車EF81が連結されています。

展望スイートにご宿泊されていたのは、静岡からお越しになっていた夫婦と５歳の男の子の３人家族。

うちの子と同じく「鉄ちゃん」です（笑）。
一緒に写真を撮ってもらいました。

貴重な体験をさせていただきました。
いつかは私たちもこの部屋に泊まってみたいものです。

途中、湖西線の強風の影響で、30分遅れの1月2日13：30、トワイライトエクスプレスは大阪駅に到着しました。

札幌から大阪まで、実に２３時間を超える長旅でした。
でも、豪華なお部屋と、食堂車での食事と、サロンカーのイベントなど、飽きる時間がなく楽しかったです。

大阪から岐阜まで帰る途中、米原駅で駅のホームの「立ち食いソバ」を昼食にしました。

最近、駅のホームのソバ屋さんって見なくなりましたね〜。長男は初めての体験でした。

1月2日16：30、岐阜の自宅に帰宅。
４日間の駆け足北海道旅行でしたが、とても楽しい正月旅行でした。

寝台列車が減りつつある現状ですが、カシオペアとトワイライトエクスプレスにはいつまでも走ってもらいたいものです。

おわり。

この旅行記へのコメント （3）

• ドク金魚さん 2012/03/20 01:03:12

  随分豪華だな〜

  と　主人は語ってましたよ♪
  
  今回は男2人旅なんですね！！
  
  そうそう道民は年末お寿司の家庭が多いかも？です。
  のんびり〜でも凝縮した旅は素晴らしい！！
  
  因みに主人は只今根室にて鈍行？列車で〜てっちゃん系親友と
  つるんでますの。
  豆タンクには仕事だと言ってます。
  「旅行」だなんて言ったら　マジ泣きです（汗）
  
  お邪魔しました　ドク金魚♪
  
  

  Vertigoさん からの返信 2012/06/03 10:02:52

  RE: 随分豪華だな〜

  ドク金魚さん
  
  いつもありがとうございます。
  だいぶ前にコメントをいただきながら、お返事を書いていませんでした、すみません。
  （ちゃんとコメントいただいてすぐに読んだのですが、お返事を書いたつもりで書いていなかったことに本日気づきました）。
  
  年末年始は、飛行機や海外旅行は高くなるけれど、日本の列車は料金が変わらないので、どうせ年末年始にどこか行くならお得に豪勢に…と思い、今回の旅行を計画しました。
  
  うちは男の子１人、女の子１人ですが、女の子は電車には全く興味を示しません。ドク金魚さんの旦那さんは一人で鉄旅とのことですが、豆タンクちゃんも女の子だからやはり電車には興味がないのかな…？

  Vertigoさん からの返信 2012/06/03 10:04:43

  RE: 随分豪華だな〜

  あ、失礼しました。一人じゃなく「鉄道系親友さんと一緒」でしたね。