2011/11/06 - 2011/11/06
1128位(同エリア1511件中)
滝山氏照さん
JR立川駅南口からバスに乗り換え「団地西」下車徒歩5分の立川市歴史民俗資料館を訪問しました。
当資料館の基本テ−マは下記の通りです。(資料館パンフレット)
(1)自然と人間のいとなみ
(2)立川のきのう、きょう、あす
(3)未来に伝える先人の知恵や知識
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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「団地西」でバス下車、案内板に従い5分程北に向けて歩きますと2階建ての白亜の建物が見えます。近隣の篤志家の井上重雄氏により建物を含む土地の寄贈を契機に当地に「立川歴史民俗資料館」の開設となりました。
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歴史と文化の散歩道地図
歴史を訪ねるコ−スが紹介されてます。 -
【立川歴史民俗資料館内部見学】
武蔵七党分布図
平安時代末期当地域には武蔵七党と呼称される武士集団が存立しており、その内横山党は八王子周辺、西党は多摩川・秋川から日野、八王子周辺、村山党は狭山丘陵周辺にそれぞれ所領がありました。その中で西党の一族の立川氏は多摩地区で活躍しますが北条氏の関東進出によりその支配下に入ります。 -
立川氏の活躍と遺産
立川氏は13世紀から16世紀にかけて現在の普済寺(フサイジ)付近に館を構えており、1353年(文和2年)創建された普済寺開祖は他ならぬ立川氏であります。 -
普済寺(フサイジ)の文化財
六面石幢(国宝・ロクメンセキトウ)の他物外可什坐像、釈迦牟尼坐像等が保存されています。 -
甲武鉄道の開通
明治22年4月に新宿−立川に甲武鉄道が開通、当初のル−トは青梅街道沿いに敷設予定でしたが沿線住民の反対がありました。他方鉄道の輸送力に期待をしていた立川及び周辺の住民が積極的に誘致運動をした結果現在のル−トとなりました。 -
甲武鉄道蒸気機関車
英国製で92輌輸入され内6輌が甲武鉄道で使用されます。 -
甲武鉄道初期における蒸気機関車
甲武鉄道・青梅鉄道の蒸気機関車及び立川駅舎(大正時代)の貴重な写真が展示されています。
当時の立川駅舎を見ますと現在の立川駅ビルへの変化は想像できません。
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宮王鉄道創立申請書
大宮−八王子間の鉄道計画がありましたが実現することなく終わりました。
当時このような計画があったとは全く知りませんでした。
(現在は八高線・川越線経由のル−トがあります。その他快速「むさしの号」が八王子−大宮を中央線・武蔵野線及び武蔵野貨物線経由で運行されています。) -
イチオシ
六面石幢(ロクメンセキトウ)
1361年(延文6年)普済寺開山の物外和尚(モツガイオショウ)の弟子性了(セイリョウ)により建てられ、6面のうち2面は仁王像が4面には四天王像が刻まれており、寺の安泰と信徒の繁栄を祈願して建てられたものと思われます。
現物は立川市唯一の国宝で普済寺に保存されています。 -
六面石幢説明文
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砂川村(スナガワムラ)形成される経緯説明
現在立川市に編入される以前の砂川村の新田開発経緯が記載されています。
即ち新田開発が早く進んでいた地域、現在の一番町・上砂町・砂川町・柏町・幸町の一部を中心に東西に広がりその都度砂川村に編入されています。 -
砂川町地図
昭和30年代の立川市に編入される前の地図と思われます。
昭和43年の開通予定の西武鉄道・拝島線が既に地図に記載されています。 -
砂川村開発年表
1609年(慶長14年)岸村の村野氏が開発願を提出を始めとし、1963年(昭和38年)立川市に編入まで主たる事柄が記載されています。
特に興味あるのは1868年(明治元年)に韮山県に一時的に編入されていることです。 -
立河原合戦説明
1504年(永正元年)、当時関東地方で勢力を張っていた上杉氏一族の争いが原因で今の立川市付近で合戦が行われました。 -
イチオシ
銅鉦鼓(ドウショウコ)
この銘文から現在の埼玉県毛呂山町付近を所領していた毛呂土佐入道幻世(毛呂顕季・モロアキスエ)という武将が1504年における立河合戦の戦死者を供養するために作った48個の銅鉦鼓のうちのひとつである事がわかります。
尚「鉦鼓」とは本来は雅楽や舞楽の合奏に使う打楽器のことです。 -
銅鉦鼓の文字
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銅鉦鼓説明
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イチオシ
井上家土蔵
江戸時代に建てられた土蔵で、当土地と共に井上重雄氏から寄贈されたものです。当初は資料館の南側にありましたが資料館建設の際、移築して補修したものです。 -
土蔵説明
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甲州道中道標
甲州街道と五日市方面への道の分岐点に建っていたものです。
江戸時代に建てられました。 -
道標説明文
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尾張殿鷹場境杭
立川市は江戸時代、尾張家の鷹場の一部となってました。鷹場とは将軍や大名が鷹狩を行った場所の事です。この石杭はその境界を示すもので市内には4ケ所に建てられていました。尚尾張家の鷹場は多摩川北岸から埼玉県入間郡にかけて約20Km四方に及んでいました。 -
鷹場説明文
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