2011/12/10 - 2011/12/10
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mak-lionさん
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シラーズから、土曜日の午後ペルセポリスに行ってみた。ホテルで、タクシーをチャーターしてもらった(450,000RLS)。アケメネス朝ペルシャの王宮跡で、ダレイオス1世が、BC520年ころから建設したそうだ。その後、BC330年にアレキサンダー大王に侵略されたとのこと。遺跡で面白かったのは、いたずら書き。「18XX年 Mr.XXX」といったようなものが、所々にある。エジプトのルクソールでも、同じようなものがあった。どちらも昔からの、観光地なんだろう。
遺跡には、大ホールを支えてた柱とか、イラン航空のマークのような馬とか、大きな門とかあったが、壁画にちょと気をひかれた。それは、ライオンが馬か牛みたいなのを襲っている場面だが、現在の遺跡のある周りには緑はほとんどなく、岩砂漠に近い。ライオンのえさは、草食動物だから、この遺跡が作られたころ、つまり2500年くらい前は、この辺には緑の草原があったのかも知れない。まあ、想像にすぎないが、2500年という時間を考えればありうることかも。サハラ砂漠もグリーンランドも以前は、緑なす大地だったとのこと。現在の地球温暖化の進行をCO2削減して止めなければという話は解るが、地球自体の気候は、CO2とは関係なく常に変化している部分もあるのだろうし、そのような自然の変化は人間には到底コントロールできないようにも思う。
この後、シラーズから国内線でテヘランに戻り、国立博物館に行った。そこで、ちょと面白いものを見た。それは、杖の取っ手である。彫刻の施された青銅製の取っ手が、数個展示されていた、そのどれもが、現代のものとかわらない。約100年前に見つかったものであるといって置いてあっても、まったく違和感がない。展示の説明によると、それはBC1000ー2000年のものだそうだ。3000年から4000年前のものが、現代のものであるといっても違和感がないということに驚いた。そういえば、どこかでBC2000年とかBC3000年とか時代をさかのぼって古くなればなるほど、人間の文明が進歩しているように見える、というような話を聞いたことがある。さらに約15000年前に地球上でなにか激変が起こり、それ以前とその後は不連続になっているということを聞いた。こんな仮説がある、激変が起こる前に高度な文明が存在し、激変により文明は消失、その文明の残り火がBC5000、4000,3000と徐々に消えかけながらも残っていたが、ADになるころにはその火は完全に消えてしまったというものである。オーパーツとかエジプトのサーチライトの壁画とか、イエメンの電池とかの、話も関連がありそうで面白い。
テヘラン市内の交通渋滞を地下鉄で避け、地下鉄終点からタクシーでホメイニ空港へ向かった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 飛行機
- 航空会社
- イラン航空
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この旅行記へのコメント (1)
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- captainfutureさん 2012/01/10 16:57:12
- 興味深く拝見しました。
- 初めまして。
実は私も2週間のイラン一人旅から12月3日に帰国したところです。
ちょうどmak-lionさんと入れ違いだったようですね。
同じ時期に行かれた方の、また違った視点から撮影された旅記でしたので興味深く拝見しました。
シーラーズにも行かれたんですね。私は行けませんでした。
>こんな仮説がある、激変が起こる前に高度な文明が存在し、〜
非常に興味深い説ですね。そう思うとロマンが広がります。
mak-lionさん行かれた頃は、まだアーシュラーの余韻が街中にかなり残っていた頃だと思いますが、いかがでしたか?
続編、楽しみにしております。
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