![水原の街からはどこからでも目に付く小山に行くことにし、アーケードやら商店街を通り抜けて、山の登り口まで行く。その前に稲さんが地元の銀行で両替をするが、1万円が145,000ウオン。ウオン安になる前までは1万円が11万〜12万ウオンだったから、2−3万ウオンの得になる。何か為替で儲かった気分にもなる。銀行も又応対が良く、店内には紅茶、緑茶のドリンクサービスもあり、日本の銀行よりも綺麗なレイアウトになっている。韓国が不況だと言われるが、この銀行を見る限りでは、不景気はどこ吹く風、といった趣だった。<br /><br />さて、この小山に登るが、現在も尚整備中で、登山道などの石組みを作っている最中だ。高見に登るに連れ、街が一望される。見渡すと随分大きな町だ。見た所人口は100万を越えていそうな感じである。これだけ大きな町であれば、街中にあちこち商店街が軒を連ねている理由も分かる。稲さんの説明によれば、街の中心近くに大きなスタジアムが見えるが、そこは先年日韓共催のワールドカップが行われた際のサッカー競技場だったとのこと。確か韓国でも4−5カ所のスタジアムで分散して行われたが、その内の一球場。矢張り大きな町だった。<br /><br />この小山は、後で地図をみると「発達山」と出ていて、多分中国の「八達嶺」、万里の長城が山の中腹から頂上にかけて、何千キロも続くその長城の山の名前から取られたと思うが、確かにこの山にもその「万里の長城」に似せた防塁壁が山の中を巡らされている。偉大な明・清を真似て作られたものと思われるが、その城壁の高さ、通路の広さなどは、万里の長城と比べると7掛け、6掛け程度のものだった。<br /><br />山を登り切った山頂辺りに大きな梵鐘が架かっていて、1000ウオンで3回撞けるという。見たこともないような大きな梵鐘で、撞いてみることにする。音が大きく、動画撮影にして撞いているところの動画を撮ってもらったが、音は案外期待していた以上に収録できなかった。しかしこの鐘を撞いている時、何故か二つの鐘を思い出していた。その一つは蘇州の寒山寺と福岡大宰府の観世音寺の梵鐘だった。ここの鐘は前の二つほどの歴史は無いかも知れないが、山の上から鳴り渡る鐘の音にこの町の人々は、時を知ったかも知れない。<br /><br /><br />八達山で鐘を撞いた後、近くの観光案内所で少しばかりの韓国語を教わり、「観光案内所」は韓国語で「カンガンアンネイショ」などと言われ、全く漢字読みの韓国言葉で日本との共通性を感じたりした後、山を登って来た道とは違う、」別の方向に下山することにした。<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/62/83/650x_10628343.jpg?updated_at=1323664745)
2011/11/27 - 2011/11/30
368位(同エリア485件中)
ちゃおさん
水原の街からはどこからでも目に付く小山に行くことにし、アーケードやら商店街を通り抜けて、山の登り口まで行く。その前に稲さんが地元の銀行で両替をするが、1万円が145,000ウオン。ウオン安になる前までは1万円が11万〜12万ウオンだったから、2−3万ウオンの得になる。何か為替で儲かった気分にもなる。銀行も又応対が良く、店内には紅茶、緑茶のドリンクサービスもあり、日本の銀行よりも綺麗なレイアウトになっている。韓国が不況だと言われるが、この銀行を見る限りでは、不景気はどこ吹く風、といった趣だった。
さて、この小山に登るが、現在も尚整備中で、登山道などの石組みを作っている最中だ。高見に登るに連れ、街が一望される。見渡すと随分大きな町だ。見た所人口は100万を越えていそうな感じである。これだけ大きな町であれば、街中にあちこち商店街が軒を連ねている理由も分かる。稲さんの説明によれば、街の中心近くに大きなスタジアムが見えるが、そこは先年日韓共催のワールドカップが行われた際のサッカー競技場だったとのこと。確か韓国でも4−5カ所のスタジアムで分散して行われたが、その内の一球場。矢張り大きな町だった。
この小山は、後で地図をみると「発達山」と出ていて、多分中国の「八達嶺」、万里の長城が山の中腹から頂上にかけて、何千キロも続くその長城の山の名前から取られたと思うが、確かにこの山にもその「万里の長城」に似せた防塁壁が山の中を巡らされている。偉大な明・清を真似て作られたものと思われるが、その城壁の高さ、通路の広さなどは、万里の長城と比べると7掛け、6掛け程度のものだった。
山を登り切った山頂辺りに大きな梵鐘が架かっていて、1000ウオンで3回撞けるという。見たこともないような大きな梵鐘で、撞いてみることにする。音が大きく、動画撮影にして撞いているところの動画を撮ってもらったが、音は案外期待していた以上に収録できなかった。しかしこの鐘を撞いている時、何故か二つの鐘を思い出していた。その一つは蘇州の寒山寺と福岡大宰府の観世音寺の梵鐘だった。ここの鐘は前の二つほどの歴史は無いかも知れないが、山の上から鳴り渡る鐘の音にこの町の人々は、時を知ったかも知れない。
八達山で鐘を撞いた後、近くの観光案内所で少しばかりの韓国語を教わり、「観光案内所」は韓国語で「カンガンアンネイショ」などと言われ、全く漢字読みの韓国言葉で日本との共通性を感じたりした後、山を登って来た道とは違う、」別の方向に下山することにした。
- 旅行の満足度
- 4.0
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水原の街中には150m程の小山があって、現在史蹟の整備中だった。
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こうした石組みの造成が街のあちこちで行われていた。
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高見に登るにつれ、市内が一望される。教会の左の大きな屋根はワールドカップが行われた水原サッカー競技場。
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登って来た石段。
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ああ、珍しい勝ガラスがいる。・・だと思うにだが・・
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この鳥は別名カササギとも呼ばれ、半島に主に生息し、「カチカチ」と鳴くから「カチガラス」とも呼ばれているが、その昔、慶長の役の頃、佐賀藩鍋島候が朝鮮出兵の折、半島から連れ帰り、現在佐賀県の県鳥になっている筈だ。
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ああ、その隣には大きなリスも飛び跳ねている。何と自然が豊かだろう。
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高見に登るに連れ防壁のような見えてきて物が、物見櫓のような建物も見えてきた。
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ああ、これは万里の長城を模した城壁だったのだ。
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建て方は少しばかり日本とも中国とも違う朝鮮流なのだ。どことなく沖縄流にも似ているが・・
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長城はどこまでも続いている。
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山の山頂付近に大きな梵鐘が下がっていた。
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一丁鐘を撞いてみようか・・。
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同行の稲さん。
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