2011/07/28 - 2011/07/28
104位(同エリア181件中)
tonaさん
朝、エトルタを出発して、ルーアンへ。
かつてノルマンディー公国の首都だったルーアン。
1137年、パリのサン・ドニ修道院に姿を現したゴシック様式は、ここルーアンでも華々しく盛期を迎え、そして後期フランボワイヤン(火焔)様式で極まった後、息をひそめる。
蝋燭が消える直前、大きく燃え上がるように、その美しさをほとばしらせた姿をこの目で、いざ!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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Dormy House(エトルタでのお宿)
この1階が朝食会場 -
朝食
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テラスへ出てアモンの断崖を眺めながら食後のコーヒー
う〜ん、最高! -
ここでのんびりしたいけど、ルーアンにも行きたい・・・。
ギリギリまで悩んで、よし、朝早く海岸をお散歩しよう、そしてルーアンに行こう。 -
アヴァルの断崖
ドラクロア、クルーベ、マチスが、そしてモネが繰り返し描いたエトルタ。
澄み切った朝の空気の中、またまた美しい。
「さてと、今日はここから書いてみるとするかね」
な〜んて、のんびり滞在してみたい。 -
カモメっちに餌をあげるおじさん
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おっと、餌の時間だ
エトルタを後にして、バスでル・アーブル、そしてルーアンへ
08:50 Etretat-Mairie(エトルタ村役場)発
09:25 Le Harvre ル・アーヴル着
電車で
09:56 Le Harve 発
10:54 Rouen-Rive-Droite 着 -
Rouen-Rive-Droite 駅
エトルタでちょこちょこ買い物をしたので、荷物を預けたいけどここも無理かな〜、と構内をうろうろしていると荷物マーク発見!
が、聞いてみたらやっぱり×。残念。 -
Le Palaice de Justice 裁判所
ジャンヌ・ダルク通りをてくてく歩いていると立派な建物が見えてきた。
すご〜い。近くに来たら奥までず〜っと続いている。何だろう?
地図だと「裁判所」らしい。
レンヌのも立派だったけど、ここもすごいな。 -
Eglise jeanne d'Arc ジャンヌ・ダルク教会(内部)
1431年、19歳のジャンヌ・ダルクが火刑台に散ったヴュー・マルシェ広場に建つ教会。
一歩入ると、目の前に一面に広がるステンドグラス。三角の建物に沿って流れるように明るく輝くいている。 -
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教会を後に、向こうに見える大時計へ
次に行くところが見えていてとっても安心 -
通りにはマカロン通りと呼びたくなるほどマカロン屋が並んでいる
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Le Gros-Horloge 大時計
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時計台アーチの天使の彫刻(大時計の下)
口から風が・・・
と思ったら右側の天使からは、にょろりとドラゴン?
げげ。 -
アーチの先には、大聖堂の一部が見えてきた
フランス一高い尖塔(151cm)は、19世紀のもの。 -
Cathedrale Notre-Dame ノートル・ダム大聖堂
12世紀に着工、修復を繰り返し16世紀に今の姿に。フランボワイヤン・ゴシック様式。
右側のTour de Beurre バターの塔は15世紀のもの。
アーチの先は、ばば〜んとモネが繰り返し描いた大聖堂が姿を現す。
ひきがないので、全貌をおさめようと、のけぞったり、しゃがんだり、カメラ片手に誰もが苦労している。これも後ろの建物に背中を貼り付けて撮ったショット -
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石の刺繍とも呼ばれるこの様式のファザードは、まさにレース編みのように繊細な彫刻の連続
とても石とは思えない。
すごい・・・。 -
大聖堂内
木々ように伸びるシャフトが美しい -
ジャンヌ・ダルクの功績を称えたステンドグラス(右側)
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絵柄・色がはっきりとしていて、とっても美しいステンドグラス
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大聖堂を後に、ちょっと迷いながら、あ、あれかな?
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イチオシ
Eglise Saint-Maclou サン・マクルー教会
1437年着工、1517年に完成したフランボアイヤン・ゴシック様式
燃えている・・・メラメラと。
こ、こ、これがフランボアイヤン(火焔)!
カフェロワイヤルの角砂糖から立ち上る妖しく揺れる青い炎。教会全体がそれに包まれているような気がして、思わず後ずさり。
全体の棘棘感もなんとも耽美。堕ちた貴族の館で、夜な夜な狼の声が暗闇を引き裂く・・・みたいな。
教会前の小さな広場を囲む木組みの家、行き交う小さな馬車(観光用)、そして当たり一帯を日陰にしてしまうサン・マクルー。
感動! -
西正面の中央扉
木製で、どっしり。 -
教会内
翼廊がなくて、奥行きもなく、こじんまりとしている。
そのせいか、頭上に掛かるキリスト磔刑像の存在感がおぉ〜、って感じ。両サイドの天使たちが妙に人間くさいのも印象的。 -
教会前の広場は木組みの家が立ち並ぶ、いい〜雰囲気
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白馬の観光馬車も
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Aitre St.Maclou サン・マクルー回廊
中世のペスト患者の墓地。ルーアン市民の3/4が被害にあったというペストの猛威を物語る場所。現在は美術学校。
教会の近くの横道に入ると、景色が一変。
まるで日本の古い小学校の中庭みたい。だけど空気がピーンと張り詰めた感じで長居したくない雰囲気・・・。 -
Abbatiale St-Ouen サン・トゥアン教会(大通りに面している方からの眺め)
フランボワイヤン・ゴシック様式
ベネディクト派修道院を14世紀から改築、15世紀に完成。
こちらも炎のゴシック。すっと伸びたすがすがしい立ち姿が凛としてかっこいい!
周りの芝生でお弁当を食べている人があちこちにいて、のどかな雰囲気。 -
Tour Jeanne D'Ark ジャンヌ・ダルクの塔
13世紀の城郭の塔のひとつ。
ジャンヌ・ダルクが処刑されるまでの約3ヶ月、ここに幽閉されたそう。 -
当時のお城の構図(塔の入口)
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Rouen-Rive-Droite 駅
14:57 発
駅に戻って、一路パリへ。 -
ルーアンのお土産たち
・りんご型のプチ陶器類
(シードルだけに、ここはりんごで)
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