佐賀を巡る旅 ③ ー 祐徳神社を訪ねて

2011/12/07 - 2011/12/08

佐賀を巡る旅も最終地として祐徳神社を選んでみました。肥前浜宿からバスで６～７分も乗れば祐徳神社入口に着くことが出来ます。ただ、バスの本数が１時間に1本程度しかなく(時間帯によっては２時間に１本という場合もあります）、大変不便ですので、十分気をつけなければなりません。タクシーは肥前浜駅からだとつかまえることは不可能に近いですから、電話で来てもらうのが一番良いかもしれません。あるいは肥前鹿島駅まで行き、ここからバス又はタクシーで行くのも良さそうです。

祐徳神社は1687年（貞享４年）肥前鹿島藩主・鍋島直朝公の室・花山院萬子媛が創建した神社で、お社は権宮造りの総漆塗極彩色で、「鎮西日光」と称せられています。また、京都の伏見稲荷、茨城県笠間市の笠間稲荷とともに、日本三大稲荷の一つに数えられています。

併せて、「佐賀を巡る旅」シリーズ ①、②、④ もご覧ください。

■ 「佐賀を巡る旅 ① ー 葉隠れの里を訪ねて」
　　http://www.4travel.jp/traveler/srilanka/album/10627118/

■ 「佐賀を巡る旅 ② ー 昔の長崎街道の面影を残す肥前浜宿」
　　http://www.4travel.jp/traveler/srilanka/album/10627557/

■ 「佐賀を巡る旅 ④ ー 纏めきれなかった分を番外編で」
　　http://www.4travel.jp/traveler/srilanka/album/10628556/

エリア 太良・鹿島(佐賀)

ＪＲ長崎本線「肥前鹿島駅」で降り、駅前バスセンターから祐徳バスで、祐徳神社行きに乗り20分ほどで終点神社に到着します。門前町を通って、ここからしばらく歩かなければなりません。しばらく歩くと、門前町入口に大きな鳥居が見えてきました。

商店街の一角に２体の野仏が祀られていますが、左側はかなり古く、右側は比較的新しいもののようです。地元の誰かが花を手向けているのですね。

商店街の少し外れたところに朽ちかけた家屋がみえました。２階左側に「旅館○○○」と書かれた文字が見えますが、旅館名が判読できません。

朝まだ早かったので、観光客の姿はまだあまり見られず、商店街の店も開いていません。

ある商店の中を覗いたら、たくさんの陶器が展示販売されていました。それらの傍らに蘭の花の鉢が置かれていて、一層華やかさを演出しています。

門前街には珍しい洋風の建物が見えました。しかし、屋根の瓦が和風だったり、鬼瓦がのっていたリして、少々変わった建物です。

祐徳神社に到着しました。太鼓橋を渡ると、右手の高台に大きな神殿があり、極彩色の建物が目を引きます。

神殿へ上がるにはこのような曲がりくねった階段をいくつも登って行かなければなりません。少々きついですが、ゆつくり上がっていきました。

京都の清水寺に似ていますね。

曲がりくねった階段を上って本殿にやって来ました。ここが本殿の入口です。

本殿入口の天井を見上げたら、このような絵が描かれていています。これは鳥のようですね。

訪れた時はちょうど紅葉が最も見事な時で、祐徳神社の社の赤い色とマッチして、大変素晴らしかったです。

境内を忙しそうに動き回っている神主さんと巫子さんの姿が見えました。朝は忙しそうですね。

祐徳神社の隣にある日本庭園を訪ねてみました。ちょうど紅葉が見ごろで、赤い色の紅葉があちこちで見られました。

緑の苔の上に落ちた赤い紅葉が印象的です。

これは藪ランで、この時期はこのような実を付けています。

紅葉が見事です。今年は例年よりも少々遅いようでした。

紅葉したモミジの木を背景に真っ赤な椿の花が咲いていて、太陽に光を浴びて見事なほど輝いています。

かなり歩いたので、少々疲れてしまいました。そこで庭園内にある休憩所で一休みし、薄茶とお菓子をいただきました。

見学を終えて、外に出ました。

毎年12月８日に行われる「おひたき神事」の様子です ( 画像がはっきりしていませんが、この写真は販売されている絵葉書を用いたものです ）。大変な人混みでした。

「おひたき神事」を見学した後は、鹿島に戻り、肥前鹿島駅前にあるスカイタワーホテルに宿泊。この晩はホテル近くの食堂で地元ならではの夕食をとりました。

次いで、注文したのは上のカニ雑炊そして下の海藻サラダです。