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ミャンマー旅行2日目。<br />午前中に引き続き、午後もビルマ族の古都バガンの仏塔(パゴダ)・寺院巡りです。<br /><br />馬車に乗ってアーナンダ寺院やスラマニ寺院など、オールドバガン周辺の有名どころを見て回ります。<br /><br />そして最後はシュエサンドー・パヤーから夕焼けを観賞。<br />天気にも恵まれ見事なサンセットを楽しむことができました。<br /><br /><旅程表><br /> 2011年<br /> 11月2日(水) 成田→ハノイ→ヤンゴン<br />○11月3日(木) ヤンゴン→バガン<br /> 11月4日(金) バガン→ポッパ山→バガン<br /> 11月5日(土) バガン→マンダレー<br /> 11月6日(日) マンダレー(アマラプラ→サガイン)→ヤンゴン<br /> 11月7日(月) ヤンゴン→ハノイ<br /> 11月8日(火) ハノイ→成田

ミャンマー紀行(3) 沈む夕日と紅に染まる寺院群~いづこも同じバガンの夕暮れ

61いいね!

2011/11/03 - 2011/11/03

48位(同エリア1026件中)

6

74

エンリケ

エンリケさん

ミャンマー旅行2日目。
午前中に引き続き、午後もビルマ族の古都バガンの仏塔(パゴダ)・寺院巡りです。

馬車に乗ってアーナンダ寺院やスラマニ寺院など、オールドバガン周辺の有名どころを見て回ります。

そして最後はシュエサンドー・パヤーから夕焼けを観賞。
天気にも恵まれ見事なサンセットを楽しむことができました。

<旅程表>
 2011年
 11月2日(水) 成田→ハノイ→ヤンゴン
○11月3日(木) ヤンゴン→バガン
 11月4日(金) バガン→ポッパ山→バガン
 11月5日(土) バガン→マンダレー
 11月6日(日) マンダレー(アマラプラ→サガイン)→ヤンゴン
 11月7日(月) ヤンゴン→ハノイ
 11月8日(火) ハノイ→成田

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
2.0
グルメ
3.0
ショッピング
1.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
航空会社
ベトナム航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 11月3日(木)<br />11時40分、バガン初日は午前中だけでシュエズィーゴォン・パヤーなど7つのパゴダ・寺院を巡り、そろそろお腹もすいてきましたが、御者はまだまだ“サービス!サービス!”という感じで次のパゴダを目指します。

    11月3日(木)
    11時40分、バガン初日は午前中だけでシュエズィーゴォン・パヤーなど7つのパゴダ・寺院を巡り、そろそろお腹もすいてきましたが、御者はまだまだ“サービス!サービス!”という感じで次のパゴダを目指します。

  • やってきたのはミィンカバー村の北にあるミャーゼディー・パヤー(Mya Zedi Paya)。<br /><br />青空に金色の仏塔が映えてまぶしいです。<br /><br />相変わらず仏塔の前ではお土産売りの若い女性たちが待ち構えていて、日本語での“オニイサ〜ン”攻撃です(笑)。

    やってきたのはミィンカバー村の北にあるミャーゼディー・パヤー(Mya Zedi Paya)。

    青空に金色の仏塔が映えてまぶしいです。

    相変わらず仏塔の前ではお土産売りの若い女性たちが待ち構えていて、日本語での“オニイサ〜ン”攻撃です(笑)。

  • まずはビーチサンダルを脱いで、ミャーゼディー・パヤーの向かいにあるグービャウッジー寺院(Gubyaukgyi Temple)に入ります。<br /><br />ここは11世紀のパガン朝時代、チャンスィッター王の息子ヤザクマラが父王の追悼のため建てたとされています。<br /><br />内部には仏像のほか中央にある礼拝堂内に色鮮やかな仏伝図の壁画が残っていますが、保護のためか撮影禁止。<br /><br />先に来ていたロシア人(?)のグループが興味深そうに見ていたのが印象的でした。

    まずはビーチサンダルを脱いで、ミャーゼディー・パヤーの向かいにあるグービャウッジー寺院(Gubyaukgyi Temple)に入ります。

    ここは11世紀のパガン朝時代、チャンスィッター王の息子ヤザクマラが父王の追悼のため建てたとされています。

    内部には仏像のほか中央にある礼拝堂内に色鮮やかな仏伝図の壁画が残っていますが、保護のためか撮影禁止。

    先に来ていたロシア人(?)のグループが興味深そうに見ていたのが印象的でした。

  • 続いてミャーゼディー・パヤーへ。<br /><br />外国人よりもミャンマー人の巡礼者が多いパゴダで、かたちの良い黄金の仏塔以外には特に注目すべきものはありませんでした。

    続いてミャーゼディー・パヤーへ。

    外国人よりもミャンマー人の巡礼者が多いパゴダで、かたちの良い黄金の仏塔以外には特に注目すべきものはありませんでした。

  • ミャーゼディー・パヤーの別の入口にもたくさんのお土産屋が並んでいます。<br /><br />ミャンマー人の巡礼者たちは大型の観光バスで来ていた模様。<br /><br />この国のたいていの自動車は日本の20年以上前の中古品で、この観光バスも例にもれず“○○観光”などと日本語の社名の跡が残っていました。

    ミャーゼディー・パヤーの別の入口にもたくさんのお土産屋が並んでいます。

    ミャンマー人の巡礼者たちは大型の観光バスで来ていた模様。

    この国のたいていの自動車は日本の20年以上前の中古品で、この観光バスも例にもれず“○○観光”などと日本語の社名の跡が残っていました。

  • ミャーゼディー・パヤーの近くにも、ニョキニョキと生えたタケノコのようなレンガ造りの仏塔があちこち見受けられました。

    ミャーゼディー・パヤーの近くにも、ニョキニョキと生えたタケノコのようなレンガ造りの仏塔があちこち見受けられました。

  • 御者はまだまだお昼のことは口にせず、次の寺院へと向かいます。<br /><br />ここは御者と我慢比べか(笑)。<br /><br />道すがら、馬車に乗った僧侶の姿を見かけました。<br /><br />僧侶が尊敬されるこの国では乗車代はタダなんでしょうね。

    御者はまだまだお昼のことは口にせず、次の寺院へと向かいます。

    ここは御者と我慢比べか(笑)。

    道すがら、馬車に乗った僧侶の姿を見かけました。

    僧侶が尊敬されるこの国では乗車代はタダなんでしょうね。

  • 案内されたのは番号1439の名もなき寺院。<br /><br />ほかに巡礼者や外国人観光客はいませんでしたが、中でミャンマー人の若い男女が何やら絵を描いていました。<br /><br />観光客へのお土産にするつもりでしょうかね。

    案内されたのは番号1439の名もなき寺院。

    ほかに巡礼者や外国人観光客はいませんでしたが、中でミャンマー人の若い男女が何やら絵を描いていました。

    観光客へのお土産にするつもりでしょうかね。

  • レンガ造りの寺院は痛みが激しく、あちこち壁がはがれたり、床がでこぼこだったりしています。<br /><br />サンダルを脱いで裸足で歩く際は、建物の破片を踏んで足の裏を痛めないよう注意が必要です。<br /><br />わたしも別の寺院でうっかり小石を踏んで、見事に足の裏を傷つけてしまいました(かすり傷程度でしたが)。<br /><br />破傷風の心配もあるので、ミャンマー旅行の際は絆創膏をたくさん持っていくことをおすすめします。

    レンガ造りの寺院は痛みが激しく、あちこち壁がはがれたり、床がでこぼこだったりしています。

    サンダルを脱いで裸足で歩く際は、建物の破片を踏んで足の裏を痛めないよう注意が必要です。

    わたしも別の寺院でうっかり小石を踏んで、見事に足の裏を傷つけてしまいました(かすり傷程度でしたが)。

    破傷風の心配もあるので、ミャンマー旅行の際は絆創膏をたくさん持っていくことをおすすめします。

  • 暗く細い階段を昇り、屋上に上がると、森林の先、エーヤワディー川の方向には考古学博物館(Archaeological Museam、左)とゴドーパリィン寺院(Gawdawpalin Temple、中央)が見渡せます。<br /><br />考古学博物館は、軍事政権がバガンを観光地化するため、かつてのパガン朝の王宮をイメージして作ったといわれていますが、現地人には不評。<br />1990年、軍事政権下でオールドバガンから南のニューバガンに土地だけ用意され、補償金もなく強制的に移住させられた恨みがこもっているのかもしれません・・・。<br /><br />一方のゴドーパリィン寺院は、高さ55mでバガンで2番目に高い寺院(1番目はこれから行く65mのタビィニュ寺院)。<br /><br />こちらは1174年にパガン朝のナラパティスィードゥー王が建て始め、1211年に息子のティーローミンロー王の時代に完成した由緒ある寺院となっています。

    暗く細い階段を昇り、屋上に上がると、森林の先、エーヤワディー川の方向には考古学博物館(Archaeological Museam、左)とゴドーパリィン寺院(Gawdawpalin Temple、中央)が見渡せます。

    考古学博物館は、軍事政権がバガンを観光地化するため、かつてのパガン朝の王宮をイメージして作ったといわれていますが、現地人には不評。
    1990年、軍事政権下でオールドバガンから南のニューバガンに土地だけ用意され、補償金もなく強制的に移住させられた恨みがこもっているのかもしれません・・・。

    一方のゴドーパリィン寺院は、高さ55mでバガンで2番目に高い寺院(1番目はこれから行く65mのタビィニュ寺院)。

    こちらは1174年にパガン朝のナラパティスィードゥー王が建て始め、1211年に息子のティーローミンロー王の時代に完成した由緒ある寺院となっています。

  • 反対側の方向を見ると、古いレンガ造りの寺院に混ざって、明るい色のやけに新しい寺院が・・・こんなことをやっているからいつまで経っても世界遺産に登録されないんですよね。<br /><br />現代でも信仰は大事かもしれませんが、こういうものを建てるお金があったらもっと経済振興などに使えないものか・・・。<br /><br />こういうところからも、この国が貧しい理由が見えてくるような気がします。<br /><br />かつてのパガン朝(1044−1314年)は過度の寺院への寄進がもとで財政が悪化し、モンゴルの元に攻められて滅亡したと言われていますが・・・なんだか遠い過去の出来事とは思えません。

    反対側の方向を見ると、古いレンガ造りの寺院に混ざって、明るい色のやけに新しい寺院が・・・こんなことをやっているからいつまで経っても世界遺産に登録されないんですよね。

    現代でも信仰は大事かもしれませんが、こういうものを建てるお金があったらもっと経済振興などに使えないものか・・・。

    こういうところからも、この国が貧しい理由が見えてくるような気がします。

    かつてのパガン朝(1044−1314年)は過度の寺院への寄進がもとで財政が悪化し、モンゴルの元に攻められて滅亡したと言われていますが・・・なんだか遠い過去の出来事とは思えません。

  • 13時、ようやく御者もお昼を食べる気になり、レストランを案内されます。<br /><br />“ミャンマーフードと中華のどちらがいい?”と言われ、“もちろんミャンマーフード”と答えます。<br /><br />そしてオールドバガンの城壁を通って外へ。

    13時、ようやく御者もお昼を食べる気になり、レストランを案内されます。

    “ミャンマーフードと中華のどちらがいい?”と言われ、“もちろんミャンマーフード”と答えます。

    そしてオールドバガンの城壁を通って外へ。

  • 案内されたのは城壁の外のアーナンダ寺院のすぐそばにある“ゴールデン・ミャンマー2”というレストラン。<br /><br />ガイドブックにも載っているような観光客向けのレストランで、金髪の欧米の観光客がたくさんいました。

    案内されたのは城壁の外のアーナンダ寺院のすぐそばにある“ゴールデン・ミャンマー2”というレストラン。

    ガイドブックにも載っているような観光客向けのレストランで、金髪の欧米の観光客がたくさんいました。

  • まずはミャンマービールを注文。<br /><br />瓶一本そのまま出てきて2,000チャット(200円)。<br /><br />ミャンマーに到着してから初めてのビールです。<br /><br />汗をかいた後のビールはやっぱりうまい!

    まずはミャンマービールを注文。

    瓶一本そのまま出てきて2,000チャット(200円)。

    ミャンマーに到着してから初めてのビールです。

    汗をかいた後のビールはやっぱりうまい!

  • 料理の方はミャンマーランチ1コースのみで3,000チャット(300円)。<br /><br />カレーやスープは地味な田舎料理っぽい見た目とは裏腹に、なかなかおいしかったです。<br /><br />インドのカレーほどスパイスを利かせておらず、それほど辛くはなくて、しょっぱいもの好きの日本人の味覚には合う感じです。

    料理の方はミャンマーランチ1コースのみで3,000チャット(300円)。

    カレーやスープは地味な田舎料理っぽい見た目とは裏腹に、なかなかおいしかったです。

    インドのカレーほどスパイスを利かせておらず、それほど辛くはなくて、しょっぱいもの好きの日本人の味覚には合う感じです。

  • 食後にはフルーツやお菓子も出されます。<br /><br />こちらも日本人の味覚には合う感じで、料理の点で言えばミャンマーは住める感じがしました。<br /><br />食中毒予防については、生野菜だけは食べないよう気を付けていたのみで、旅行中や帰国後もお腹を壊すことはありませんでした。<br />(もうひとつの注意点、“氷”は、この国では出てきませんでした。)

    食後にはフルーツやお菓子も出されます。

    こちらも日本人の味覚には合う感じで、料理の点で言えばミャンマーは住める感じがしました。

    食中毒予防については、生野菜だけは食べないよう気を付けていたのみで、旅行中や帰国後もお腹を壊すことはありませんでした。
    (もうひとつの注意点、“氷”は、この国では出てきませんでした。)

  • 食後の13時40分、御者から馬車で待っていると言われ、そのまま歩いてアーナンダ寺院(Ananda Temple)へ。<br /><br />仏陀の十大弟子の一人の名を冠するこの寺院は、1091年、パガン朝のチャンスィッター王が建立したもので、塔の高さが50m、本堂の一辺の長さが63mとバガンで最も規模が大きく、朝訪れたシュエズィーゴォン・パヤーと並んでバガンを代表する建物となっています。

    食後の13時40分、御者から馬車で待っていると言われ、そのまま歩いてアーナンダ寺院(Ananda Temple)へ。

    仏陀の十大弟子の一人の名を冠するこの寺院は、1091年、パガン朝のチャンスィッター王が建立したもので、塔の高さが50m、本堂の一辺の長さが63mとバガンで最も規模が大きく、朝訪れたシュエズィーゴォン・パヤーと並んでバガンを代表する建物となっています。

  • 屋根付きの立派な参道の両側にはお土産屋が並んでいますが、この時間帯はお昼寝タイムなのか、これまでの寺院よりも客引きはしつこくないです。

    屋根付きの立派な参道の両側にはお土産屋が並んでいますが、この時間帯はお昼寝タイムなのか、これまでの寺院よりも客引きはしつこくないです。

  • 参道を抜け、本堂に入ると、通路の向こうに巨大な黄金の仏像が見えてきました。<br /><br />遠くから見るとにこやかに微笑んでいるように見えますが・・・。

    参道を抜け、本堂に入ると、通路の向こうに巨大な黄金の仏像が見えてきました。

    遠くから見るとにこやかに微笑んでいるように見えますが・・・。

  • 近づいて下から見上げてみると、少し厳しい表情にも読み取れます。<br /><br />このように見る位置によって仏像の表情が異なるのは、製作者があえてそのように意図して作ったものなんだとか・・・。

    近づいて下から見上げてみると、少し厳しい表情にも読み取れます。

    このように見る位置によって仏像の表情が異なるのは、製作者があえてそのように意図して作ったものなんだとか・・・。

  • アーナンダ寺院の東西南北四方にはそれぞれ仏陀の黄金の立像が置かれていました。<br /><br />バガンでもシュエズィーゴォン・パヤーと並び有名な現役の寺院だけあって、外国人観光客だけでなく、ミャンマー人の巡礼者も多い印象です。

    アーナンダ寺院の東西南北四方にはそれぞれ仏陀の黄金の立像が置かれていました。

    バガンでもシュエズィーゴォン・パヤーと並び有名な現役の寺院だけあって、外国人観光客だけでなく、ミャンマー人の巡礼者も多い印象です。

  • アーナンダ寺院の見学を終え外へ。<br /><br />本堂は高さ50m、一辺63mとバガン最大の規模を誇る寺院だけあって、全体が写真に収まりきりません。<br /><br />馬車に戻ると御者は気持ちよくお昼寝中・・・どうやって起こそうかと考えていたら、近くにいた別の馬車の御者が名前を呼んで起こしてくれました(笑)。

    アーナンダ寺院の見学を終え外へ。

    本堂は高さ50m、一辺63mとバガン最大の規模を誇る寺院だけあって、全体が写真に収まりきりません。

    馬車に戻ると御者は気持ちよくお昼寝中・・・どうやって起こそうかと考えていたら、近くにいた別の馬車の御者が名前を呼んで起こしてくれました(笑)。

  • 再び馬車に乗って今度はオールドバガンの城壁内にあるタビィニュ寺院へ。<br /><br />途中、白い牛の大群がいて、御者は馬をけしかけて追っ払っていました(笑)。<br /><br />ちなみにミャンマーでは白い色の牛が多く、主に農作業用に使われる貴重な動物とされているため、地元の人は牛を食べないそうです。<br />豚も宗教上の理由から食べない人が多く、カレーの具としてはチキンが定番なんだとか。<br /><br />この話を聞いてわたしもミャンマー国内ではビーフのカレーは頼めなくなりました・・・。

    再び馬車に乗って今度はオールドバガンの城壁内にあるタビィニュ寺院へ。

    途中、白い牛の大群がいて、御者は馬をけしかけて追っ払っていました(笑)。

    ちなみにミャンマーでは白い色の牛が多く、主に農作業用に使われる貴重な動物とされているため、地元の人は牛を食べないそうです。
    豚も宗教上の理由から食べない人が多く、カレーの具としてはチキンが定番なんだとか。

    この話を聞いてわたしもミャンマー国内ではビーフのカレーは頼めなくなりました・・・。

  • 14時30分、タビィニュ寺院(Thatbyinnyu Temple)に到着。<br /><br />12世紀半ば、アラウンスィードゥー王によって建てられた、高さ65mとバガンで最も高い寺院です。<br /><br />“タビィニュ”とは“全知者”すなわち“仏陀”のことを意味しているのだそうです。

    14時30分、タビィニュ寺院(Thatbyinnyu Temple)に到着。

    12世紀半ば、アラウンスィードゥー王によって建てられた、高さ65mとバガンで最も高い寺院です。

    “タビィニュ”とは“全知者”すなわち“仏陀”のことを意味しているのだそうです。

  • この寺院の内部も、東西南北四方に金色の仏像が安置されています。<br /><br />先ほどのアーナンダ寺院の仏像が立派すぎて、こちらはなんだか地味に見えます。

    この寺院の内部も、東西南北四方に金色の仏像が安置されています。

    先ほどのアーナンダ寺院の仏像が立派すぎて、こちらはなんだか地味に見えます。

  • タビィニュ寺院の裏手にまわってきました。<br /><br />お土産売りの前を通り過ぎる男性は“ロンジー”というスカートのようなものをはいています。<br /><br />この男性に限らず、都会のヤンゴンでもほぼすべての男性はズボンではなく緑や青といった地味な色のロンジーをはいていました。<br /><br />一年中暑いミャンマーの地ではこのようなはき物はスースーしていて気持ちがいいんでしょうね(笑)。

    タビィニュ寺院の裏手にまわってきました。

    お土産売りの前を通り過ぎる男性は“ロンジー”というスカートのようなものをはいています。

    この男性に限らず、都会のヤンゴンでもほぼすべての男性はズボンではなく緑や青といった地味な色のロンジーをはいていました。

    一年中暑いミャンマーの地ではこのようなはき物はスースーしていて気持ちがいいんでしょうね(笑)。

  • タビィニュ寺院のすぐ隣には、同じ名前のタビィニュ僧院(Thatbyinnyu Monastery)がありました。<br /><br />観光客や巡礼者はいない雰囲気ですが入ってみると・・・。

    タビィニュ寺院のすぐ隣には、同じ名前のタビィニュ僧院(Thatbyinnyu Monastery)がありました。

    観光客や巡礼者はいない雰囲気ですが入ってみると・・・。

  • 敷地の一角には1992年の終戦記念日に日本人の手によって建てられた、第二次世界大戦で亡くなった方たちの鎮魂の碑がありました。<br /><br />ここも第二次世界大戦のビルマ戦線の舞台になったんだなと手を合わせて拝んでいるうちに、わけもなく涙が流れてきました。<br /><br />“日本人?”と僧院の方が話しかけてきましたが、きれいに掃除をしてくれている様子を見て、お礼を言ってこの場を後にしました。

    敷地の一角には1992年の終戦記念日に日本人の手によって建てられた、第二次世界大戦で亡くなった方たちの鎮魂の碑がありました。

    ここも第二次世界大戦のビルマ戦線の舞台になったんだなと手を合わせて拝んでいるうちに、わけもなく涙が流れてきました。

    “日本人?”と僧院の方が話しかけてきましたが、きれいに掃除をしてくれている様子を見て、お礼を言ってこの場を後にしました。

  • 15時、続いては同じくオールドバガン内のマハーボディー・パヤー(Mahabodhi Paya)へ。<br /><br />1215年、ナンダウンミャー王の時代に建てられたインド風の仏塔です。

    15時、続いては同じくオールドバガン内のマハーボディー・パヤー(Mahabodhi Paya)へ。

    1215年、ナンダウンミャー王の時代に建てられたインド風の仏塔です。

  • 本堂正面にはきんきらきんの仏像・・・さすがにもう飽きてきたかも。

    本堂正面にはきんきらきんの仏像・・・さすがにもう飽きてきたかも。

  • 裏手に回って陽のあたっているところで目を凝らしてよく見ると、塔と壁にあいた穴それぞれに仏像が祀られています。<br /><br />こうした造りはインドの仏教の聖地ブッダガヤにある寺院を模したものだそうです。

    裏手に回って陽のあたっているところで目を凝らしてよく見ると、塔と壁にあいた穴それぞれに仏像が祀られています。

    こうした造りはインドの仏教の聖地ブッダガヤにある寺院を模したものだそうです。

  • どんどん次へ進みます。<br /><br />通りを行く別の馬車とすれ違いざまにパチリ。<br /><br />外国人観光客に需要があると思われる馬車ですが、欧米人の観光客を見ると馬車よりも自転車や観光バスでまわっている人の方が多く、この日見かけた馬車の数はそれほど多くはありませんでした。<br /><br />御者によると、馬車の購入金額は700US$とのことで、客を捕まえられた場合の1日の稼ぎが10〜12US$ですから、厳しい競争の中、外国人を相当捕まえないと元は取れないことになります・・・。

    どんどん次へ進みます。

    通りを行く別の馬車とすれ違いざまにパチリ。

    外国人観光客に需要があると思われる馬車ですが、欧米人の観光客を見ると馬車よりも自転車や観光バスでまわっている人の方が多く、この日見かけた馬車の数はそれほど多くはありませんでした。

    御者によると、馬車の購入金額は700US$とのことで、客を捕まえられた場合の1日の稼ぎが10〜12US$ですから、厳しい競争の中、外国人を相当捕まえないと元は取れないことになります・・・。

  • 15時30分、オールドバガンのエーヤワディー川沿いにあるブーパヤー・パヤー(Buphaya Paya)にやってきました。<br /><br />狛犬を左右両側に配した門の向こうには青い空をバックに金色に輝く独特のシルエットが見えます。

    15時30分、オールドバガンのエーヤワディー川沿いにあるブーパヤー・パヤー(Buphaya Paya)にやってきました。

    狛犬を左右両側に配した門の向こうには青い空をバックに金色に輝く独特のシルエットが見えます。

  • 入口の門の脇にはこんなかわいらしいマスコットのような像が置かれていました。<br /><br />一般的には日本にもある“だるま”であると言われていますが、そのモデルとなった達磨大師は大乗仏教の一派である禅宗の祖であり、どういった経緯で上座部仏教の国であるミャンマーに伝わったのか、調べてみると面白そうです。

    入口の門の脇にはこんなかわいらしいマスコットのような像が置かれていました。

    一般的には日本にもある“だるま”であると言われていますが、そのモデルとなった達磨大師は大乗仏教の一派である禅宗の祖であり、どういった経緯で上座部仏教の国であるミャンマーに伝わったのか、調べてみると面白そうです。

  • 境内に入ってみました。<br /><br />まだまだ青い空の下、エーヤワディー川に向かって円筒形のユニークな塔身を輝かせるプーパヤー・パヤー。<br /><br />周りではミャンマー人の巡礼者や僧侶たちが思い思いにミャンマー第一の大河を見つめています。<br /><br />伝承ではこのパゴダは7〜8世紀頃、先住民族のピュー族によって建てられたと言われていますが、現在のものは、1975年の大地震によって倒壊した後、再建されたものだそうです。

    境内に入ってみました。

    まだまだ青い空の下、エーヤワディー川に向かって円筒形のユニークな塔身を輝かせるプーパヤー・パヤー。

    周りではミャンマー人の巡礼者や僧侶たちが思い思いにミャンマー第一の大河を見つめています。

    伝承ではこのパゴダは7〜8世紀頃、先住民族のピュー族によって建てられたと言われていますが、現在のものは、1975年の大地震によって倒壊した後、再建されたものだそうです。

  • ブーパヤー・パヤーから眺めるエーヤワディー川。<br /><br />10月下旬に乾季が始まったばかりなので水の量はまだまだ多いですが、雨季には船がもっとパゴダに迫ってくるくらい水量が多くなるそうです。

    ブーパヤー・パヤーから眺めるエーヤワディー川。

    10月下旬に乾季が始まったばかりなので水の量はまだまだ多いですが、雨季には船がもっとパゴダに迫ってくるくらい水量が多くなるそうです。

  • ゆったりと流れるエーヤワディー川。<br /><br />まだ16時前なので太陽は高い位置にありますが、ここでサンセットを見ても美しい夕焼けが拝めそうです。

    ゆったりと流れるエーヤワディー川。

    まだ16時前なので太陽は高い位置にありますが、ここでサンセットを見ても美しい夕焼けが拝めそうです。

  • パゴダの脇の建物の中には、パチンコ台のようにきんきらの電飾を施した仏像が祀られていました。<br /><br />質素な文化を尊ぶ日本人からすれば奇異に見えますが、ミャンマーでは仏像を金箔や電飾で派手に飾り立てることが尊ばれているようです。<br /><br />事実、ミャンマー最大の都市ヤンゴンの仏像は、シュエダゴォン・パヤーでもスーレー・パヤーでもこんな派手な電飾をバックにしたものばかりでした。

    パゴダの脇の建物の中には、パチンコ台のようにきんきらの電飾を施した仏像が祀られていました。

    質素な文化を尊ぶ日本人からすれば奇異に見えますが、ミャンマーでは仏像を金箔や電飾で派手に飾り立てることが尊ばれているようです。

    事実、ミャンマー最大の都市ヤンゴンの仏像は、シュエダゴォン・パヤーでもスーレー・パヤーでもこんな派手な電飾をバックにしたものばかりでした。

  • 帰り際にユニークな塔身のブーパヤー・パヤーをもう一度パチリ。<br /><br />雨季の間に激しい雨を受けて金箔がはがれ、ところどころ赤い下地がのぞいてきていますが、乾季を迎え、そろそろ金箔を貼るお祭りが行われるのだそうです。<br /><br />馬車に戻ると、御者のそばに船の客引きがいて、“夕焼けの時間にここに戻ってきてサンセットクルーズしない?”と話しかけてきましたが、逃げ場のない船の誘いはエジプトのルクソールで懲りているので(エジプト紀行(1)参照)、断って先に進むことにしました。

    帰り際にユニークな塔身のブーパヤー・パヤーをもう一度パチリ。

    雨季の間に激しい雨を受けて金箔がはがれ、ところどころ赤い下地がのぞいてきていますが、乾季を迎え、そろそろ金箔を貼るお祭りが行われるのだそうです。

    馬車に戻ると、御者のそばに船の客引きがいて、“夕焼けの時間にここに戻ってきてサンセットクルーズしない?”と話しかけてきましたが、逃げ場のない船の誘いはエジプトのルクソールで懲りているので(エジプト紀行(1)参照)、断って先に進むことにしました。

  • 16時15分、再びオールドバガンの城壁の外に出て、スラマニ寺院(Sulamani Temple)に到着。<br /><br />日がだんだん低くなってきました。<br /><br />この日の夕焼けはサンセットスポットとして有名なシュエサンドー・パヤーで見ると決めているので、それに間に合うよう急いで見て回ります。

    16時15分、再びオールドバガンの城壁の外に出て、スラマニ寺院(Sulamani Temple)に到着。

    日がだんだん低くなってきました。

    この日の夕焼けはサンセットスポットとして有名なシュエサンドー・パヤーで見ると決めているので、それに間に合うよう急いで見て回ります。

  • 土産物屋が並ぶ参道を抜け、巨大な本堂を下からパチリ。<br /><br />1183年、ナラパティスィードゥー王によって建てられた寺院で、内部の壁面に残る保存状態の良いフレスコ画で有名です。

    土産物屋が並ぶ参道を抜け、巨大な本堂を下からパチリ。

    1183年、ナラパティスィードゥー王によって建てられた寺院で、内部の壁面に残る保存状態の良いフレスコ画で有名です。

  • 中に入ると・・・早速目の前に、聞いていたとおりの保存状態の良い仏教画が飛び込んできました。<br /><br />もうきんぴかの仏像には飽き飽きしていたので新鮮な気分です。

    中に入ると・・・早速目の前に、聞いていたとおりの保存状態の良い仏教画が飛び込んできました。

    もうきんぴかの仏像には飽き飽きしていたので新鮮な気分です。

  • こちらの通路には壁面いっぱいに横たわる仏陀の寝像が描かれています。

    こちらの通路には壁面いっぱいに横たわる仏陀の寝像が描かれています。

  • こちらの壁には写実的な象の絵が。

    こちらの壁には写実的な象の絵が。

  • こちらの通路の先の壁にも仏陀の寝像。<br /><br />今までの寺院にはなかった(正確には午前中に見たティーローミンロー寺院にもありましたが、ほとんどはげてしまっていました。また、グービャウッジー寺院のものは小規模であまり感動的ではありませんでした。)素晴らしい仏教画で、素直に感動です。<br /><br />やっぱり日本人には金ぴかの仏像よりこういうはかない、朽ちたものを観光する方があっているのかも。

    こちらの通路の先の壁にも仏陀の寝像。

    今までの寺院にはなかった(正確には午前中に見たティーローミンロー寺院にもありましたが、ほとんどはげてしまっていました。また、グービャウッジー寺院のものは小規模であまり感動的ではありませんでした。)素晴らしい仏教画で、素直に感動です。

    やっぱり日本人には金ぴかの仏像よりこういうはかない、朽ちたものを観光する方があっているのかも。

  • たくさんの漕ぎ手を乗せた船の絵もありました。<br /><br />エーヤワディー川を行く船でしょうか。<br /><br />こういう絵からは当時の交通手段や人々の生活の様子が分かっておもしろいですね。

    たくさんの漕ぎ手を乗せた船の絵もありました。

    エーヤワディー川を行く船でしょうか。

    こういう絵からは当時の交通手段や人々の生活の様子が分かっておもしろいですね。

  • こちらには仏陀を中心に僧侶などたくさんの人々や象、街並みなどの景色が描かれています。<br /><br />描き方からなんだか日本の大和絵に似た懐かしさも感じられます。<br /><br />現代の我々が見てもここまで素晴らしさが伝わってくるということは、描かれた当時は鮮やかな色遣いでさぞ美しかったんでしょうね。

    こちらには仏陀を中心に僧侶などたくさんの人々や象、街並みなどの景色が描かれています。

    描き方からなんだか日本の大和絵に似た懐かしさも感じられます。

    現代の我々が見てもここまで素晴らしさが伝わってくるということは、描かれた当時は鮮やかな色遣いでさぞ美しかったんでしょうね。

  • 光の注ぎこむ入口の両側の壁面に描かれた仏像。<br /><br />やっぱりこういう遺跡らしい寺院の方が、カメラを構える撮影者の心も高まります。

    光の注ぎこむ入口の両側の壁面に描かれた仏像。

    やっぱりこういう遺跡らしい寺院の方が、カメラを構える撮影者の心も高まります。

  • スラマニ寺院、バガンで見た数々のパゴダ・寺院の中でもいちばんよかった寺院でした。<br /><br />帰り際に参道から西日を浴びてほんのり赤く染まる本堂をパチリ。<br /><br />そろそろ夕焼けの時間です。<br /><br />急がなければ・・・。

    スラマニ寺院、バガンで見た数々のパゴダ・寺院の中でもいちばんよかった寺院でした。

    帰り際に参道から西日を浴びてほんのり赤く染まる本堂をパチリ。

    そろそろ夕焼けの時間です。

    急がなければ・・・。

  • 16時50分、ダマヤンジー寺院(Dhammayangyi Temple)に到着。<br /><br />いよいよ日が低くなって建物が陰ってきました。<br /><br />暗くなる前に角ばったスタイルの本堂をパチリ。<br /><br />右下にすらりとしたミャンマー美女も一緒に写ってしまいました(笑)。<br /><br />ほっぺたが白くなっているのは“タナカ”と呼ばれる柑橘系の木の幹を擦って作った日焼け止めを塗っているためで、ミャンマーでは美容のためか、ほとんどの女性や子どもがこの“タナカ”をほおに塗っていました。

    16時50分、ダマヤンジー寺院(Dhammayangyi Temple)に到着。

    いよいよ日が低くなって建物が陰ってきました。

    暗くなる前に角ばったスタイルの本堂をパチリ。

    右下にすらりとしたミャンマー美女も一緒に写ってしまいました(笑)。

    ほっぺたが白くなっているのは“タナカ”と呼ばれる柑橘系の木の幹を擦って作った日焼け止めを塗っているためで、ミャンマーでは美容のためか、ほとんどの女性や子どもがこの“タナカ”をほおに塗っていました。

  • 本堂に入ると相変わらずの金ぴかの仏像・・・。<br /><br />このダマヤンジー寺院は、タビィニュ寺院を建てたアラウンスィードゥー王の次男ナラトゥ王が、1167年に父王と兄王子を暗殺して即位したことへの罪滅ぼしのため建てた歴史ある寺院ですが、遺跡としてよりも今も現役の寺院として、ミャンマー人の巡礼の対象となっています。<br /><br />わたしが訪れたときも、写真のようにミャンマー人の家族が賽銭を入れつつ礼拝を行っていました。<br /><br />この女の子もほっぺたに白い“タナカ”を塗っていますね。

    本堂に入ると相変わらずの金ぴかの仏像・・・。

    このダマヤンジー寺院は、タビィニュ寺院を建てたアラウンスィードゥー王の次男ナラトゥ王が、1167年に父王と兄王子を暗殺して即位したことへの罪滅ぼしのため建てた歴史ある寺院ですが、遺跡としてよりも今も現役の寺院として、ミャンマー人の巡礼の対象となっています。

    わたしが訪れたときも、写真のようにミャンマー人の家族が賽銭を入れつつ礼拝を行っていました。

    この女の子もほっぺたに白い“タナカ”を塗っていますね。

  • 寺院の中を進んでいくと、陰にドキリとするような横たわる仏像の姿がありました。<br /><br />この寺院を建て始めたナラトゥ王は建設途中の1170年に何者かに暗殺され、その後建物は未完成のまま放置されたため、夜になると幽霊が出ると言う噂が立ちましたが、その正体は案外こんなものなのかもしれません。

    寺院の中を進んでいくと、陰にドキリとするような横たわる仏像の姿がありました。

    この寺院を建て始めたナラトゥ王は建設途中の1170年に何者かに暗殺され、その後建物は未完成のまま放置されたため、夜になると幽霊が出ると言う噂が立ちましたが、その正体は案外こんなものなのかもしれません。

  • 横たわる仏像の裏側(入口側)には二人仲良く並んだ仏像が。<br /><br />これまでの寺院にはなかった形態で、面白いです。<br /><br />おそらくナラトゥ王が暗殺した父親のアラウンスィードゥー王と兄王子を表しているのでしょう。<br /><br />自分が王位を得るために殺した肉親を供養する寺院を建てるとは、そしてその途中で自分も何者かに暗殺されてしまうとは・・・日本の大河ドラマや手塚治虫の“火の鳥”にも出てきそうな、なんとも仏教観あふれるドラマチックな話ですね。

    横たわる仏像の裏側(入口側)には二人仲良く並んだ仏像が。

    これまでの寺院にはなかった形態で、面白いです。

    おそらくナラトゥ王が暗殺した父親のアラウンスィードゥー王と兄王子を表しているのでしょう。

    自分が王位を得るために殺した肉親を供養する寺院を建てるとは、そしてその途中で自分も何者かに暗殺されてしまうとは・・・日本の大河ドラマや手塚治虫の“火の鳥”にも出てきそうな、なんとも仏教観あふれるドラマチックな話ですね。

  • このダマヤンジー寺院は、かなり階段が細くて急ですが、2階にも昇れます。<br /><br />おそるおそる昇った先の窓からは、門の向こう、西のエーヤワディー川の方向に、高くそびえるシュエサンドー・パヤー(左)とゴドーパリィン寺院(中央)の姿が見えました。

    このダマヤンジー寺院は、かなり階段が細くて急ですが、2階にも昇れます。

    おそるおそる昇った先の窓からは、門の向こう、西のエーヤワディー川の方向に、高くそびえるシュエサンドー・パヤー(左)とゴドーパリィン寺院(中央)の姿が見えました。

  • 日もだいぶ落ちてきたので、サンセットを見にシュエサンドー・パヤーへと急ぎます。<br /><br />ダマヤンジー寺院の最後に、そのピラミッドのような巨大な独特の外観をパチリ。

    日もだいぶ落ちてきたので、サンセットを見にシュエサンドー・パヤーへと急ぎます。

    ダマヤンジー寺院の最後に、そのピラミッドのような巨大な独特の外観をパチリ。

  • 御者は馬をムチ打ち、猛スピードで土ぼこりをあげながら最後の目的地を目指します。<br /><br />御者も観光客の気持ちをよく分かっています。<br /><br />そして17時15分、ついにシュエサンドー・パヤー(Shwesandaw Paya)に到着。<br /><br />なんとか日没に間に合いました。<br /><br />このシュエサンドー・パヤー、ビルマ族パガン朝の事実上の初代国王アノーヤターが、モン族のタトォン国を征服した後の1057年に建立したもので、ビルマ語で“聖髪”を意味する“サンドー”の名のとおり、このパゴダの中にはタトォン国から奪った仏陀の遺髪が納められているそうです。

    御者は馬をムチ打ち、猛スピードで土ぼこりをあげながら最後の目的地を目指します。

    御者も観光客の気持ちをよく分かっています。

    そして17時15分、ついにシュエサンドー・パヤー(Shwesandaw Paya)に到着。

    なんとか日没に間に合いました。

    このシュエサンドー・パヤー、ビルマ族パガン朝の事実上の初代国王アノーヤターが、モン族のタトォン国を征服した後の1057年に建立したもので、ビルマ語で“聖髪”を意味する“サンドー”の名のとおり、このパゴダの中にはタトォン国から奪った仏陀の遺髪が納められているそうです。

  • ビーチサンダルを脱いで急な階段を昇り、パゴダの上に立つと西側のエーヤワディー川の方向はすでにたくさんの観光客でいっぱい。<br /><br />なんとかすき間を見つけてカメラを構えます。<br /><br />そして撮れた景色は・・・赤く染まる夕空をバックに黒いとんがり帽子のようなシルエットが浮かび上がる、パゴダや寺院の幻想的な姿でした。

    ビーチサンダルを脱いで急な階段を昇り、パゴダの上に立つと西側のエーヤワディー川の方向はすでにたくさんの観光客でいっぱい。

    なんとかすき間を見つけてカメラを構えます。

    そして撮れた景色は・・・赤く染まる夕空をバックに黒いとんがり帽子のようなシルエットが浮かび上がる、パゴダや寺院の幻想的な姿でした。

  • 日が落ちるにしたがい、空の色がどんどん赤く染まっていきます。

    日が落ちるにしたがい、空の色がどんどん赤く染まっていきます。

  • 太陽がどんどん小さくなり、パゴダは黒く染まっていきます。

    太陽がどんどん小さくなり、パゴダは黒く染まっていきます。

  • そして太陽はエーヤワディー川の先、遥かかなたの山の向こうへ。

    そして太陽はエーヤワディー川の先、遥かかなたの山の向こうへ。

  • 17時30分、山の向こうに太陽が沈みました。<br /><br />わずか15分間のサンセットでしたが、大自然の中に浮かび上がる黒い遺跡のシルエットの素晴らしい景観を楽しむことができました。

    17時30分、山の向こうに太陽が沈みました。

    わずか15分間のサンセットでしたが、大自然の中に浮かび上がる黒い遺跡のシルエットの素晴らしい景観を楽しむことができました。

  • 振り返って仏塔を見上げると、暮れゆく空に白く輝く半月が浮かんでいます。<br /><br />サンセットを見終わった観光客たちは次々に階段を降りてゆきます。<br /><br />わたしの方は、パゴダの上で周りを眺めながら少し余韻を楽しむことにしました。

    振り返って仏塔を見上げると、暮れゆく空に白く輝く半月が浮かんでいます。

    サンセットを見終わった観光客たちは次々に階段を降りてゆきます。

    わたしの方は、パゴダの上で周りを眺めながら少し余韻を楽しむことにしました。

  • 北の方向を見ると、オールドバガンのゴドーパリィン寺院にも次第に夜の帳が降りつつあります。

    北の方向を見ると、オールドバガンのゴドーパリィン寺院にも次第に夜の帳が降りつつあります。

  • とここで、赤い僧服を着た小さな僧侶たちがパゴダの上に昇ってきました。<br /><br />欧米の観光客たちはみんなここぞとばかりに写真を撮っています。<br /><br />キリスト教文明圏の彼らからすれば、異文化を感じさせる仏教国の僧侶、それも子どもたちが扮しているのは面白いのでしょうね。<br /><br />ちなみに、“国民皆僧制”といわれるほど熱心な仏教徒の多いミャンマーでは、男性は子どものころと20歳を過ぎたころに得度式を行って僧侶になる人が多いそうです。<br /><br />この僧侶になる期間は一時的なもので、ほとんどの人は1〜2週間で還俗してしまうんだとか。

    とここで、赤い僧服を着た小さな僧侶たちがパゴダの上に昇ってきました。

    欧米の観光客たちはみんなここぞとばかりに写真を撮っています。

    キリスト教文明圏の彼らからすれば、異文化を感じさせる仏教国の僧侶、それも子どもたちが扮しているのは面白いのでしょうね。

    ちなみに、“国民皆僧制”といわれるほど熱心な仏教徒の多いミャンマーでは、男性は子どものころと20歳を過ぎたころに得度式を行って僧侶になる人が多いそうです。

    この僧侶になる期間は一時的なもので、ほとんどの人は1〜2週間で還俗してしまうんだとか。

  • 東側のピラミッドのようなダマヤンジー寺院の方角も次第に暗くなっていきます。<br /><br />・・・一生懸命馬車を走らせてくれた御者も待っているのでそろそろパゴダを降りることにします。

    東側のピラミッドのようなダマヤンジー寺院の方角も次第に暗くなっていきます。

    ・・・一生懸命馬車を走らせてくれた御者も待っているのでそろそろパゴダを降りることにします。

  • パゴダの下では馬車のほかたくさんの自動車が降りてくる観光客を待ち受けています。<br /><br />やはりシュエサンドー・パヤーはバガンにおけるサンセットのメインスポットのようです。

    パゴダの下では馬車のほかたくさんの自動車が降りてくる観光客を待ち受けています。

    やはりシュエサンドー・パヤーはバガンにおけるサンセットのメインスポットのようです。

  • パゴダから降りるともう17時45分。<br /><br />去り際に日が落ちて夕闇に包まれたシュエサンドー・パヤーをパチリ。<br /><br />サンセットを見るためだけでなくとも、そのまま見ても素晴らしい、シルエットの美しいパゴダでした。

    パゴダから降りるともう17時45分。

    去り際に日が落ちて夕闇に包まれたシュエサンドー・パヤーをパチリ。

    サンセットを見るためだけでなくとも、そのまま見ても素晴らしい、シルエットの美しいパゴダでした。

  • さて、御者はすぐに見つかり、馬車に乗ってニャウンウーのホテルへと帰ります。<br /><br />日が落ちたあとの薄闇のバガンの風景もなかなか趣があります。

    さて、御者はすぐに見つかり、馬車に乗ってニャウンウーのホテルへと帰ります。

    日が落ちたあとの薄闇のバガンの風景もなかなか趣があります。

  • 走っているうちにどんどん暗くなっていき、アーナンダ寺院の前を通る頃にはライトアップが始まっていました。<br /><br />御者とは朝の9時から9時間も付き合ってきたわけですが、この頃になると親しくなってきて、結婚はしているのかとか、子どもはいるのかといった話題をするようになりました。<br /><br />御者はそれほど若くない容貌をしていましたが(40〜50代くらい?)、もうすぐ初めての子どもが生まれるそうで、意外な感じがしました。<br /><br />やっぱり貧しくて生活が厳しいから子どもを産めないのか、それともチップ稼ぎにうまいことを言っているのかどっちだろうと気になりましたが、今度バガンに来る時のためにと自分の電話番号を教えてくれたり、家に寄って妻に会っていかないかと言われたりしたので、おそらく本当なのかもしれません。<br /><br />(自宅にお邪魔するという話は、朝のぼったくり金箔おばさんの例もあり、お金が絡む悪い思い出になるかもしれないと思い、話題をそらしてしまいました・・・。)<br /><br />自転車に何台も抜かれながらも馬車はようやくホテルに到着。<br /><br />約束の12,000チャット(1,200円)とあわせ、チップとして一枚を渡すと御者は笑顔になってくれ、手を振ってそのまま別れました。<br /><br />観光業界が宣伝しているような“これぞ笑顔が優しいミャンマー人”といった感じの、貧しいながらも親切で優しい御者でした。

    走っているうちにどんどん暗くなっていき、アーナンダ寺院の前を通る頃にはライトアップが始まっていました。

    御者とは朝の9時から9時間も付き合ってきたわけですが、この頃になると親しくなってきて、結婚はしているのかとか、子どもはいるのかといった話題をするようになりました。

    御者はそれほど若くない容貌をしていましたが(40〜50代くらい?)、もうすぐ初めての子どもが生まれるそうで、意外な感じがしました。

    やっぱり貧しくて生活が厳しいから子どもを産めないのか、それともチップ稼ぎにうまいことを言っているのかどっちだろうと気になりましたが、今度バガンに来る時のためにと自分の電話番号を教えてくれたり、家に寄って妻に会っていかないかと言われたりしたので、おそらく本当なのかもしれません。

    (自宅にお邪魔するという話は、朝のぼったくり金箔おばさんの例もあり、お金が絡む悪い思い出になるかもしれないと思い、話題をそらしてしまいました・・・。)

    自転車に何台も抜かれながらも馬車はようやくホテルに到着。

    約束の12,000チャット(1,200円)とあわせ、チップとして一枚を渡すと御者は笑顔になってくれ、手を振ってそのまま別れました。

    観光業界が宣伝しているような“これぞ笑顔が優しいミャンマー人”といった感じの、貧しいながらも親切で優しい御者でした。

  • ホテルの部屋に戻ってほこりまみれの足を洗い、靴に履き替えて夕食を食べにニャウンウーの街(村?)に繰り出します。<br /><br />宿泊したヤーキンターホテルのある通りにはミャンマー料理やインド料理、イタリア料理を出すレストランが並んでいるのですが、どれも似たりよったりの感。<br /><br />結局、ホテルにほど近いきれいめのレストランに入ることにしました。

    ホテルの部屋に戻ってほこりまみれの足を洗い、靴に履き替えて夕食を食べにニャウンウーの街(村?)に繰り出します。

    宿泊したヤーキンターホテルのある通りにはミャンマー料理やインド料理、イタリア料理を出すレストランが並んでいるのですが、どれも似たりよったりの感。

    結局、ホテルにほど近いきれいめのレストランに入ることにしました。

  • やはり最初はビールを注文。<br /><br />頼んだのはマンダレービールの赤(1,300チャット=130円)。<br /><br />お昼に飲んだミャンマービールよりも味が薄い感じで、グビグビといけてしまいます(笑)。

    やはり最初はビールを注文。

    頼んだのはマンダレービールの赤(1,300チャット=130円)。

    お昼に飲んだミャンマービールよりも味が薄い感じで、グビグビといけてしまいます(笑)。

  • 周りを見ると欧米人ばかり。<br /><br />地元の人やミャンマー人の巡礼者はお酒も飲まないし、このようなお店には入らないのでしょう。

    周りを見ると欧米人ばかり。

    地元の人やミャンマー人の巡礼者はお酒も飲まないし、このようなお店には入らないのでしょう。

  • メインで頼んだのはチキンカレー。<br /><br />労働力となっている牛のことを考えるとやっぱり牛は食べられません。<br /><br />値段はライス(300チャット)とあわせて3,300チャット(330円)で、観光客価格でもまあこんなものかという感じ。<br /><br />味はおそらく欧米人を意識しているのでしょう、お昼のカレーと同様、それほど辛くはなく美味しくいただけました。<br /><br />食後には何かを発酵させたものらしい“ダンマリ”という白い包みに包まれた一円玉状の黒いお菓子が出され、これが甘くてやわらかくて、何個も手を伸ばしてしまうくらい美味しかったです。<br /><br />どこかお土産屋にあれば買ったのですが、この後どこにも見つかりませんでした・・・。

    メインで頼んだのはチキンカレー。

    労働力となっている牛のことを考えるとやっぱり牛は食べられません。

    値段はライス(300チャット)とあわせて3,300チャット(330円)で、観光客価格でもまあこんなものかという感じ。

    味はおそらく欧米人を意識しているのでしょう、お昼のカレーと同様、それほど辛くはなく美味しくいただけました。

    食後には何かを発酵させたものらしい“ダンマリ”という白い包みに包まれた一円玉状の黒いお菓子が出され、これが甘くてやわらかくて、何個も手を伸ばしてしまうくらい美味しかったです。

    どこかお土産屋にあれば買ったのですが、この後どこにも見つかりませんでした・・・。

  • この後近くの売店で飲み物を調達し(ヤンゴンと同じく1本300チャット=30円)、21時過ぎ、長かった一日を終えホテルに戻ってきました。<br /><br />外国資本の乏しいこの国ではペプシやコカコーラに似せた怪しい飲み物ばかり・・・。<br />味はまあそこそこですがやっぱりホンモノとは違いますね。<br /><br />・・・この日の後半はぼったくりにも遭わず、観光客慣れした御者の見事なペース配分でいい気分で観光ができました。<br /><br />翌日はバガン2日目。<br />この日同様早起きして空から寺院群を眺める熱気球ツアーに参加した後、ミャンマー精霊信仰の聖地ポッパ山のタウン・カラッへ遠出をします。<br /><br />出だしの悪かった今回のミャンマー旅行、この後も印象は次第に良くなっていくのでしょうか?<br /><br />(バガン観光2日目に続く。)

    この後近くの売店で飲み物を調達し(ヤンゴンと同じく1本300チャット=30円)、21時過ぎ、長かった一日を終えホテルに戻ってきました。

    外国資本の乏しいこの国ではペプシやコカコーラに似せた怪しい飲み物ばかり・・・。
    味はまあそこそこですがやっぱりホンモノとは違いますね。

    ・・・この日の後半はぼったくりにも遭わず、観光客慣れした御者の見事なペース配分でいい気分で観光ができました。

    翌日はバガン2日目。
    この日同様早起きして空から寺院群を眺める熱気球ツアーに参加した後、ミャンマー精霊信仰の聖地ポッパ山のタウン・カラッへ遠出をします。

    出だしの悪かった今回のミャンマー旅行、この後も印象は次第に良くなっていくのでしょうか?

    (バガン観光2日目に続く。)

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この旅行記へのコメント (6)

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  • liberty-libertyさん 2011/12/31 18:28:20
    美しいサンセット!
    エンリケさん、こんばんは(^o^)
    毎回ステキな写真有難うございます。

    金ピカの仏像群
    こんなにきらびやかな仏像たちに連続で会えるっていうのも
    なかなか他の国では経験出来なさそうですね(^▽^)
    でも、今回の感動は夕暮れの写真です〜!!
    建物のシルエットや地平線や空の茜色が描く夕暮れの風景
    圧巻ですね〜(*^o^*)
    馬車での半日観光っていう時間の使い方も
    この空気を感じるための最適な手段に思われ、
    さすが旅ベテランのエンリケさんだなぁと尊敬します(^o^)

    では続きも楽しく拝見させて頂きま〜す♪

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2012/01/04 19:51:55
    いつもご訪問ありがとうございます!
    liberty-libertyさん

    こんばんは。いつもご訪問ありがとうございます。
    少し遅くなりましたが明けましておめでとうございます!

    バガンの売りはやはり自然と一体となったパゴダの風景ですね。
    この夕焼けを見るのをいちばんにしてバガンを訪れる人も多いんだとか。

    欧米系の観光客も競って写真を撮っていて・・・夕焼けの景色が好まれるのは世界各国共通のようですね!
  • katanさん 2011/12/17 23:00:53
    ひなびたほうが良いですね〜
    エンリケさん

    こんばんは。いつも旅行記読んでいただき、ありがとうございます。

    トップにある、パゴタのある風景の日没が素敵ですね!
    やっぱり金ぴかの仏像やパチンコ台みたいなお堂よりも、ひなびた壁画の方がいいですね。やっぱり私も日本人だな〜と思いました。
    パチンコ台のように装飾されたお堂って、日本人から見ればちょっと(かなり?)違和感がありますね。

    客引きの女性達もお昼には休んでしまうので、案外お昼くらいに訪れると客引きに捕まりにくくなるかも?と思いました。

    日本人が建てた鎮魂碑を、現地の僧院の方が大事に守ってくれてるなんて、ありがたいことことですね。

    katan


    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2011/12/18 20:53:39
    “もののあはれ”ですね。
    katanさん

    こんばんは。こちらこそいつもご訪問いただきありがとうございます。

    この夕暮れの景色、実はわたしも他の方の旅行記で初めて見て、ミャンマーに行ってみたくなったクチです(笑)。

    マチュピチュもそうですが、日本人にはやっぱり大自然の中の朽ちた遺跡というのが、何か物悲しい気分にさせてくれ、“もののあはれ”といった趣を感じるのかなあという気がします。

    この点でいうと、ミャンマー最大の都市ヤンゴンのパゴダは金ピカのものばかりで、見ていて食傷気味になりました・・・。

    それはまた後の旅行記で(笑)。
  • がりさん 2011/12/14 23:26:55
    馬車、いいなぁ。
    エンリケさん、こんばんは!

    バガン、名前だけは知ってましたが、パゴダが美しい素敵な町ですね。
    サバンナの中のパゴダ群も、夕暮れの風景も美しいです♪
    お寺もそれぞれ個性的な感じで、楽しそう〜。
    素朴な風景とまたよく合いますね。

    ぼったくりや土産屋の客引き攻撃、すごいなぁ。。
    エンリケさん、うまく切り抜けてる感じでさすがです。
    僕だったら、若い女の子とかに客引き攻撃されたら、すぐ負けそう…(笑)。

    そして馬車でのお寺巡り。
    国内の観光地にある馬車はまったく乗りたいと思わないけど、このバガンの馬車は乗ってみたい!と思いました。
    おじさんも優しそうだし、ほのぼのしていい感じ♪
    やっぱ、旅はこういう現地の人との出会いがいい思い出になりますよね。
    今回のミャンマーは良くない人も多かったようですが…。
    でも一人でも優しい人に出会えたら、旅の印象もぜんぜん変わると思うんですよね。
    だから、このおじさんとの出会いはとっても素敵〜と思いました。

    この後もどんな出会いがあるのか、楽しみにしてます♪

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2011/12/18 18:26:34
    いつもご訪問ありがとうございます!
    がりさん

    こんばんは。いつもご訪問いただきありがとうございます。

    バガンは11世紀のパガン朝の遺跡が残る、中世から時が止まったような感じのところで、馬車のおじさんも途中何度もお昼寝をするなどのんびりした雰囲気に包まれていました。

    それでも、馬車のおじさんは精力的に馬車をとばしてくれ、一日で17ものパゴダや寺院をまわることとなり、そのギャップもすごかったです。
    ミャンマーの人々は一見のんびりしているようにも見えますが、成人識字率が90%以上と基礎教育がしっかりしていて多くの人は英語も話せ、根は働き者なんだなと感じました。

    ・・・そういう話になるとどうしても政治や経済のことを考えてしまいますが、この国を旅行する上ではやっぱり切っても切り離せない問題ですね。

    旅先で出会った人々ともそんな話が多いです。
    普段はどこで漏れるか分からないから話せないような話題も、外国からの旅行者だと気を許してしまうのか・・・。

    これからもそんな話などもあわせて書いていきますので、ぜひまた遊びにきてください!

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