2011/11/26 - 2011/11/28
767位(同エリア1652件中)
ニーコさん
世界自然遺産の島、屋久島に行って来ました。
屋久島を訪れるのは、2回目。
前回はヤクスギランドと白谷雲水峡に行きましたが、今回は「縄文杉トレッキング」に挑戦してみました。
往復約22km、所要時間10時間というハードな道のり…
最近、完全に運動不足の私にとっては不安がいっぱいでした。
それでもなんとか無事に縄文杉に辿り着くこと(そして、帰還すること)ができて、一安心。
縄文杉を見ることができたのも嬉しいですが、ガイドさんのおっしゃっていた通り、何よりも行って帰って来ることができたという達成感がすごいです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
早朝6:35羽田発鹿児島行きの便に乗る為に、3時半起きでした(汗)
飛行機に乗り込んだら、ちょうど駐機している飛行機の向こうに朝日が上るところ。 -
久しぶりに見た、機内販売パンフレット。
ふむふむ、今はみかんジュースと南部せんべいなのね。
飛行機の中では、案の定離陸前から爆睡してましたが(笑) -
鹿児島空港→鹿児島市内までバスにて移動。
料金は1200円。
40〜50分程の道のりです。
船の出発までちょっと時間があったので、南埠頭旅客ターミナルに荷物を預けて、ちょっとだけ市内観光。
ぶらぶら歩いていたら、鹿児島ならではのものを見つけました。
桜島の火山灰の集積所。
こんなに降り積もるんですね。
鹿児島の人は大変だー。 -
小松帯刀の像。
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西郷隆盛の像。
上野公園の西郷どんとはなんだか雰囲気が違います…
上野公園のは壮年期、こちらは晩年、かな。 -
鹿児島市立美術館。
常設展観覧料金は、大人300円也。
http://kagoshima.digital-museum.jp/artmuseum/
有名どころが一通り揃っていて、西洋美術史を勉強できる感じで良かったです。
モネ、ピサロ、ルノアール、シスレー、セザンヌ、
ボナール、マチス、デュフィ、ルオー、ピカソ、ダリ、
カンディンスキー、ユトリロ、デュビュッフェ、
ウォーホル… -
「こむらさき」でラーメン。
鹿児島ラーメンって、博多ラーメンに近いものを想像していたのですが、麺もスープも全然違う!
このお店独特なのかもしれませんが、こってりしていそうで、意外とあっさりしていて、本当に美味しかったです。
また絶対食べたい味でした。 -
「白熊」を食べに行こうかとも思ったのですが、1度食べたことがあったので、今回は「黄熊」を食べに行きました。
「彼女の家」というカフェにて。
マンゴーシロップたっぷりの巨大かき氷、「黄熊」!
美味しかったけど、絶対に1人では食べきれない…。 -
こちらは「天文館パフェ」。
マロンシフォンケーキの上にスイートポテト、紫芋アイスクリーム、安納いもチップス、奄美大島産黒糖の黒蜜、とたっぷりのクリーム。 -
南埠頭旅客ターミナルから見える桜島。
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鹿児島南埠頭旅客ターミナル内。
先程、荷物を預けた時にはあんまり人がいなかったのですが、戻ってみたらこんなに人でいっぱい…
と言っても、あんまり大きな建物ではないのですが。 -
トッピー搭乗券。
2階席です。 -
こちらが、屋久島に向かうジェットフォイル、トッピー。
-
中は広々。
しかも、全然揺れません。
快適な1時間40分程の船旅中は、もちろん爆睡(笑) -
屋久島が見えてきました〜。
-
予約していたレンタカー(軽自動車)に乗って、早速島をドライブ。
到着した宮之浦港から、西部林道を通ってぐるっとホテルまで島を1周しようかと思っていたのですが、ちょっと前に降った雨の影響で道が通りにくくなっているとのことだったので、反対周り(時計回り)で行くことにしました。
まずは「千尋の滝」。
ちょっと遠いですが、スケールの大きい滝です。 -
その後、日が暮れる前ぎりぎりで「大川(おおこ)の滝」に滑り込み〜。
千尋の滝もすごいですが、こちらの方がすぐ近くで見られる分、迫力があります。 -
宿泊先の「JRホテル屋久島」に到着!
すっかり日が暮れるのが早くなって、17時半にはもう真っ暗です。
ホテルの規模はそんなに大きくないようでしたが、建物は新しくてきれい。
真ん中は吹き抜けになっています。
http://www.jrk-hotels.jp/Yakushima/index.phpSAMANA HOTEL YAKUSHIMA 宿・ホテル
-
部屋も広くてきれい♪
温泉の大浴場もあるし、すごく快適なホテルでした。 -
ホテルのフロントで携帯トイレを購入。
2回分1組で500円。
これは、登山者のトイレ問題解決の為、2009年頃に導入されたものらしいです。
登山ルートに何ヶ所かトイレブース(テント状のもの)が設置されていて、そこで使用し、各自で持ち帰るというもの。
世界遺産に登録され、観光客が増えて、トイレの問題はかなり深刻そうです。
今回の登山では結局この携帯トイレを使用することはありませんでしたが、安心の為、購入して良かったです。
使用しなかったものについては、払い戻しはできませんが、災害時やドライブ用として使えます。 -
夕食は「屋久島会席」。
前菜 はんだまの胡麻和え
鯖の生酢
豚トロの燻製 -
お造り アオマツ
水烏賊
水烏賊はアオリイカのことだそう。
もちもちと吸いつくような歯ざわりで、甘みがあって、美味! -
鯖すき。
-
牛ヒレ肉のステーキ、柚子胡椒のソース。
お食事も、全部美味しかったです。
翌日は朝4時30分にホテルにお迎えが来て、縄文杉トレッキングに行くので、早めに就寝〜zzz -
翌朝…
ホテルにお願いしておいた朝食と昼食の2食分のお弁当を持ち、4時30分にホテルを出発して、屋久杉自然館へ。そこからバスに乗って荒川登山口に向かいます。
3月〜11月(その年によって期間は変わるらしいですが)は荒川登山口までの道路に車両乗入れ規制があって、一般車両の乗入れができません。
事前に(ホテルなどで)屋久杉自然館〜荒川登山口までのバスの乗車券を購入しておく必要があります。
往復で1名、1700円。
バスの乗車時間は約30分程。
くねくねの山道を大型バスで通って行きます。
その運転テクニックがすごい!と運転のへたくそな私にとっては感嘆に値する道のりでした。
荒川登山口で朝ご飯のお弁当を食べて、トイレに行って、6時前ぐらいにいざ縄文杉登山に出発〜。 -
荒川登山口。
まだ薄暗い中、歩き始めます。
ここから片道11km、往復22km、約10時間の道のり…
最近、以前以上に運動不足の私、果たしてリタイアせずに無事歩き通すことができるのか、心配です(汗) -
トロッコ道が8km程。
緩やかな上り坂ですが、歩きやすいです。
こんな感じだったら、結構行けるかも!なんて思ったりして…
まだまだ歩き始めたばかりで余裕があっただけでした。 -
苔むした岩。
前日に雨が降ったのか、全体的にしっとり。
雨が多い屋久島ならではなのでしょうか。
と言っても、歩くのに必死、ずっと足元を見ながら歩いて行くので、周りの景色を楽しむ余裕はほとんどありませんでした(泣) -
大きな岩ばかりの川。
-
トロッコ道の曲がり角。
ここがちょうど小杉谷集落のあった所で、小学校跡の前辺り。
翌日「屋久杉自然館」で、30年前の小杉谷集落の様子の映像を流しているのを観て、驚きました。
30年前にはここに家や商店が立ち並んで、林業に携わる人々とその家族達が住んで活気のある場所だったのに、今は杉の森になってしまっているのが不思議な感じです。 -
小杉谷小学校跡。
-
ちょっとだけトロッコ道を外れて、川のほとりへ。
きれいな場所。 -
苔と杉の赤ちゃん達。
-
トロッコ道の途中にあるトイレ。
全部で3つあります。
写真に写っているこちらは小林製薬がブルーレット発売40周年を記念して寄贈したバイオトイレだそうです。 -
トロッコ道の終点にあるトイレ。
ここまでで8km以上歩いたことになります。
歩きやすいトロッコ道とはいえ、この時点で結構疲れてきました…
とはいえ、ここからが本番(汗)
約3kmの山道です。 -
翁杉。
樹齢2000年以上の立派な杉の木でしたが、去年、倒れてしまったそうです。
これも自然の流れなんでしょうね。 -
ウィルソン株に到着!
-
ウィルソン株の中から…
ある場所から上を見上げると、ハート形に見えます。 -
ウィルソン株からの道のりはさらにきつい…
必死に歩きます。 -
縄文杉まで残り40分ほどの場所で、昼ご飯。
ホテルで用意してもらったお弁当です。
ガイドさんが温かいお味噌汁を下さいました。
お弁当の唐揚げって美味しい♪ -
縄文杉まで、もうひと踏ん張り!
ヒメシャラ。 -
大王杉。
こちらでも十分大きくて圧倒されます。
縄文杉はもっと大きいのか〜… -
夫婦杉。
-
そしてついに縄文杉に到着ーーー!!!
「樹高 25.3m
胸高周囲 16.4m
樹齢 2,000年代〜7,200年
現在、確認されている屋久杉の中では最大。
斜面に立ち、幹の大きさの割には樹高はさほど高くなく、どっしりした感じを受ける。
昭和41年、岩川貞次氏によって紹介され、縄文時代からの生きた化石であるということから、この名がついたといわれている。
屋久島を訪れる人の最大の注目のまとで年間10,000人以上もの人々が訪れている。」
樹齢7200年という説もあるそうですが、恐らくは3000年ぐらいじゃないかとのこと。
存在感があって、神々しい感じ。 -
ガスが出てきてしまいましたが、これはこれで神秘的な雰囲気でいいかもー。
ここまで辿り着けるのか不安でしたが、無事縄文杉に来ることができて、良かった♪
…とはいえ、来たからには帰らないといけないわけですが(汗) -
帰り道はほとんど下りなので、行きより楽は楽なのですが、逆に滑り落ちそうになったり、転びそうになったりするので、登り以上に注意が必要だったりもします。
気が抜けない…。
最後のトロッコ道はただひたすら黙々と歩き続けるのみ。
雨も降り始めて、必死になんとか荒川登山口まで戻って来ました。
疲れたーーー。
でも、ホントにすごい達成感です。 -
ホテルに戻って、大浴場の温泉にゆっくり浸かってからお食事です。
1日中慣れない山歩きをした後の温泉は本当に気持ち良かったです。
お湯もぬるぬるとした手触りで、疲労回復に効果有りだとか。
肌もすべすべになった気がします。
2日目の夕食は「尾之間の玉手箱」。
地鶏の洋風炭火焼
石蕗(つわぶき)の旨煮
地ダコのマリネ
山芋豆腐
ながらめの海藻和え
合鴨のロース煮 -
お造り かんぱち 真鯛
-
屋久島産飛魚ミンチの包み揚げ ソースオリエンタル
紫芋うどん -
黒豚バラ肉のスパイスロースト 粒マスタード添え
-
芋羊羹とよもぎ団子
この日のお食事も美味しかったです。
さすがに10時間以上山登りをしていたので、疲労困憊で即効で就寝しました。 -
翌朝の朝食。
ビュッフェが充実していて、美味しかったです。 -
最終日は残念ながら朝から雨が降っています。
前日の縄文杉登山の時には(最後にはちょっと降られましたが)降っていなかったので、それは良かったのですが。
ホテルの部屋からの眺め。
山と海。
良い景色です。 -
雨が降っているので、「ヤクスギランド」はあきらめて、屋久島町立屋久杉自然館へ。
http://www5.ocn.ne.jp/~yakumuse/ -
正直あまり期待していなかったのですが(雨で他に行くところないし…という感じで)、屋久杉の実物や、歴史、パネル、映像など、色々な展示がしてあって、おもしろかったです。
かなり時間を潰せる感じ。
ここで、前日に通った小杉谷集落の30年前の様子を見て、驚きました。 -
つくば万博に展示されたという屋久杉@別館。
晴れていたら敷地内を散策したりもできたのですが、かなり雨が降っていたので、とりあえず本館メインに見学しました。 -
昼食は「茶屋ひらの」にて。
屋久島の地元の食材を使った、「屋久然料理」だそうです。
メニューはおまかせコースのみで、1名2100円。
次から次へと食べきれないくらい色々なお料理が出てきました。
http://www.goyakushima.com/ -
メインはトビウオの唐揚げ。
確実に30品目食べられるお食事でした。
この後、安房のターミナルからトッピーに乗って鹿児島へ。
帰りはそのままバスで→鹿児島中央駅→鹿児島空港。
あまり待ち時間はなく、そのままスムーズに飛行機に乗って東京に戻って来ました。
2回目の屋久島でしたが、今回は縄文杉登山を成し遂げ、達成感のある旅行になりました。
久しぶりに旅行らしい旅行(と言ったら変ですが、ちゃんと観光をした感じ)をして、やっぱり旅行は楽しいなぁと思いました。
山登り、癖になりそうです(笑)
☆おしまい☆
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