パドヴァ【１３】夕陽に映えるサンタントニオ聖堂（イタリアを夢見て【Ｂ２４】）

2011/09/25 - 2011/09/25

２０１１年９月２５日（日）

パドヴァの巡回観光バスは、運河沿いの道を南に下り、左折してプラト広場に出、サンタントニオ聖堂に戻る。

これで一時間かけ、中世のパドヴァと、近世に開かれた街を一周したわけだ。


聖堂には夕陽が指し、もともとレンガ造りで赤い建物が、ますます真赤に染まっている。

背景の濃紺の空との調和が見事で、しばらく見とれる。


やがて気がつくと、たくさんの人がゾロゾロと聖堂に入って行く。

この聖堂は、イタリアで最も著名な巡礼地なのだ。


聖アントニオは、ポルトガルに生まれ、パドヴァに没した。

その墓地に建てられ、彼に捧げられたのが、この聖堂である。


建築年代は、1232年から1300年にかけてとされるが、ロマネスクからゴチックへの移行期の作であり、ビザンチンの様式も含まれ、８つのクーポラ（ドーム）を持つ建物は、一言でいえばエキゾチシズムに満ちている。

内部は、金色の輝きが満ち、壁体のレンガ、絵画に使われたトルコブルーなど色彩の豊かさと調和は、イタリアの優れた色彩センスを伺わせる。

私はその一角にたたずみ、目を閉じたり開いたりしながら、しばらく恍惚感にひたる。


この記事に関連する写真を、
「ソフィーさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/
に掲載しています。
お訪ね下さい。


（２０１１年１１月２１日　片瀬貴文）

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス

サンタ・ジュスティーナ教会

プラート広場の一角で
バスに手を振る人々

ベルディ街の
土産物店

ベルディ街と
運河との交差点

パドヴァ名物
柱廊（ポルティコ）が続く
ベルディ街

夕暮れ時の
サンタントニオ聖堂

サンタントニオ聖堂と
信者会の建物

角度を変えて見た
サンタントニオ聖堂

サンタントニオ聖堂
左面

左から見た
サンタントニオ聖堂

サンアントニオ聖堂
北面

サンアントニオ聖堂の
北を通る筋

サンアントニオ聖堂前の
広場風景

頂上の金色天使像が
夕日を受けて輝いている

夕日で真っ赤に映える
サンアントニオ聖堂ファサッド

西南から眺めた
サンアントニオ聖堂

サンアントニオ聖堂の
南に接する建物