2011/09/25 - 2011/09/25
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ソフィさん
2011年9月25日(日)
エルベ、シニョーリ、フルッタと広場を巡ったバスは、進路を北にとり、駅の方向を目指す。
それからしばらく、道幅のやや広い区画を通る。
この辺りは街も新しく、鉄道の駅が出来てから開発されたと聞く。
東西に鉄道が通る駅前から、市心を指しほぼ南に向かうポポロ通りは、トラムも走るパドヴァのメインストリートなのだが、20世紀に入って開通したようだ。
バスがポポロ通りを北上し、右に城郭の跡を見て運河を跨ぐ辺りに、緑が多い。
その後バスは街のあちこちを巡るものだから、私の方向感覚は狂ってしまい、十分に説明できないが、風景の写真を見て、パドヴァの感じを掴んで頂きたい。
パドヴァの歴史は古く、発足は3千年以上前と考えられている。
東西交通と南北交通の交差点であり、川や海による輸送路に恵まれ、激しく栄枯盛衰を繰り返した。
歴史の古さや恵まれた立地にかかわらず、比較的地味な存在である理由を、私なりに独断的に考える。
第一に、支配者の交替が激しかったこと。
第二に、戦争が多く、その被害が及んだこと。
第三に、変化に対する柔軟性が高く、順応能力が高かったこと。
一方多くの芸術者を迎え、数々の成果を残している。
そして特記すべきと思われるのは、学問に対する関心の深さだろう。
ボローニャに次ぐイタリア第二の歴史を持つ、パドヴァ大学の存在。
その大学は、現在も学生数6万人の規模と高い研究レベルを保ち、世界的な存在を誇っている。
そして住人たちには、「大学者のパドヴァ人」の呼称が与えられている。
この記事に関連する写真を、
「ソフィーさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/
に掲載しています。
お訪ね下さい。
(2011年11月21日 片瀬貴文)
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