中国(神戸～天津～北京～山西～寧夏～甘粛～青海～陝西～江西～上海～成田)の旅　その四 呼和浩特から銀川

2011/10/04 - 2011/11/08

自宅を10/04に出発、バス、船、列車、飛行機と乗り継いで36日間、主に中国の西北部を回って来ました。

旅行記「その四」は、呼和浩特出発から銀川到着・滞在までです。(10/12-10/14)

写真は、銀川駅前の食堂で食べた手打ち中国麺。１０元。汚くなっているのは熱いせいで私がこぼしてしまったため。

全行程
神戸⇒燕京号(二泊)→天津→北京(二泊)→大同(二泊)→呼和浩特(一泊)→寝台列車(一泊)→銀川(二泊)⇒蘭州(一泊)→寝台列車(一泊)→敦煌(三泊)⇒瓜州(一泊)→酒泉(一泊)→張掖(二泊)→山丹→武威(一泊)→蘭州(一泊)→西寧(一泊)→天水(二泊)⇒宝鶏(一泊)⇒西安(一泊)→寝台列車(一泊)→南昌(二泊)→上海(三泊)⇒成田。
「→」は、列車移動。「⇒」は、船、バス、Taxi、飛行機移動。

エリア 銀川(中国)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

呼和浩特のバイクタクシー。

11/12 夕方小雨のためかなかなかタクシーが捕まらない。折りよく現れたバイクタクシーで駅に向かう。

呼和浩特駅の軟臥・軟座客の待合室。

硬臥・硬座客の待合室と比べるとなかなか立派。ただし、利用客は少ない。

呼和浩特・銀川間の乗車券。

今回の旅では初の寝台夜行列車、正真正銘ベッド利用としての軟臥(上)席だ。

軟臥(上)席。

私の席です。荷物は写真にある上部の棚や(下)席のベット下に置く事になる。

私の対面はというと女性客だ。

中国の寝台車には仕切りのカーテンは無いが、皆さんあまりお構いなしのようにも見受けられる。

朝食を食べた銀川駅前の食堂。

10/13の早朝６時、銀川駅に到着。駅前の食堂で朝食。

西夏王稜の入場口。

タクシーをチャーターして、「西夏王稜」、「拝口寺双塔」、「賀蘭山岩画」、「寧夏鎮北堡西部影視城」を回る。500元。

最初に訪れた「西夏王稜」、朝早いのでまだ開門されておらずしばらく待つ。当然誰もおらず私一人だ。開門後も、チケット売り場からの電動車は私一人を乗せて出発だ。

西夏王稜入場券。60元。

西夏王稜。

気温は五℃くらいで肌寒いが、清々しくて積雪の賀蘭山脈が美しい。

西夏王稜。

正面に見えるのは、映画「敦煌」で渡瀬恒彦が演じた西夏の皇帝「李元昊」の墓だ。

西夏王稜内の西夏博物館。

西夏時代の資料、出土物が展示されている。

拝寺口双塔。

ここも客は、私一人。若い女性のガイドさんが説明してくれるが、全ては理解できない。
辺り一体大きな寺だったが、戦禍で左右の塔(双塔)だけが残ったと言う。

拝寺口双塔。

拝寺口双塔入場券。10元。

賀蘭山岩画のチケット売り場付近。

この辺りになると中国人観光客が見受けられ、チケット売り場からの電動車では、広東方面からのツアー客と相乗りとなった。

中国では、チケット売り場と実際の観光地がかなり離れているところが多くその間を電動自動車等で運んでくれるというより、お金を取って運んでいる。
実際には、観光地保護のためだとは思うが、別途お金を取られるのは釈然としない。

賀蘭山岩画入場券。60元。

賀蘭山岩画のある渓谷。

渓谷の岩壁600mに渡って人、動物等々の素朴な絵が描かれている。春秋戦国時代(紀元前8世紀〜)以降刻まれ続けてきたものらしい。

賀蘭山岩画。

これは、女神らしい。

寧夏鎮北堡西部影視城。

映画のセット村。日本で言えば、太秦か大船？

寧夏鎮北堡西部影視城入場券。80元。

寧夏鎮北堡西部影視城。

こちらは、昔の街並みのセット。

寧夏鎮北堡西部影視城。

こちらは城壁のセット。

寧夏鎮北堡西部影視城の展示物

チャン・イーモウ初監督、コンリー主演の「紅いこうりゃん」もここで撮影されたようだ。

通路の上部には、これまで撮影された映画などが連なっている。

中国映画だけかと思いきや、見たことのある韓国ドラマ「善徳女王」もここで撮影された模様。

海宝公園。

いったんホテルにチェックインして、郊外にある海宝塔へTaxiで向かう。
はるか後ろに見えるのが海宝塔、立派な公園だが、車を降りてから海宝塔にたどり着くまで遠い、遠い。

海宝塔入場券。10元。

海宝塔。

海宝塔の創建は、五胡十六国時代の5世紀初頭。

街の中心にある鼓楼。

11/14は一日銀川の街を散策。
早朝だからか車通りは比較的少なく静かだ。鼓楼の周りは花壇になっていて美しく飾られている。

南関清清大寺。

寧夏回族自治区で最大級のモスク。

南関清清大寺入場券。10元。

銀川の清清寺。

寧夏回族自治区だけに緑屋根のモスクがあちらこちに。写真は、ガイドブックに最大級と紹介されている「南関清清大寺」の近くにあったイスラムの寺。

承天寺塔。

こちらの創建は11世紀の西夏時代。

承天寺塔入場券。36元。

「瓜子」のお店

ひまわりの種やスイカの種など「瓜子」をコーヒー豆の挽き売りのように客のリクエスト合わせ煎って売っているようだ。
中国人のおやつ、おつまみに欠かせない「瓜子」、食べるにはちょっとしたコツが、私、だいぶ上手くなりました。

くこの店

くこ=「枸杞」は、この辺りの特産だとか。あちらこらにこの手の店がある。

こちら南門。

どこかで見たような・・・・、そう、ミニ天安門とも呼ばれているそうです。

さて、明日は、蘭州までだが初の長距離バス移動となる。