リスボンで見た雨上がりの虹、Priceless

2011/11/03 - 2011/11/07

昔、Master CardのTV-CMでリスボンのとある坂道を舞台にした一編がありました。
今回、雨のリスボンで見た一瞬の虹もTV-CM通りの"Priceless"です。
リスボン丸々二日の中、初日はThunder Stormの中を街巡りを、二日目は雨上がりの晴天の中をベレン地区を巡りました。
リスボンは狭い範囲に見所満載で、とても二日間では足りません。残りは次回(いつになるかは？)です。

*掲載の写真は周囲に迷惑が掛からないように感度を増感し必要最
　 小限のフラッシュ使用のため、暗かったり、微妙にブレたりして
　 いますm(_ _)m。
**旅行記中の金額は2011年11月時点です。
***ポルトガル語表記は字化け防止のため英数字で表記しました。

エリア リスボン(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 旅工房

Summary１
リスボンと言えばこの28番トラム(路面電車)。リスボンの狭い街並みを快走中。
トラムやバスを運行しているCARRISのホームページ(http://www.carris.pt/en/buslines/)からそれぞれの系統別のルートマップや所要時間、各停留所の時刻表を見ることができます。

Summary２
コメルシオ広場に建つ"ジョゼ1世騎馬像"。雲がいい感じです。
あら、よく見れば電線の横切りや、さらし首状態の人々になっていました。アチャー。

リスボンへは Air France を利用しました。
Flight schedule：
11/ 3(Th)：AF 275 NRT 12:45 → 17:15 CDG
　　　　　　　AF2324 CDG 20:20 → 21:50 LIS
　　｜
11/ 6(Su)：AF1625 LIS 14:45 → 19:15 CDG
　　　　　　　AF 278 CDG 23:20 →
11/ 7(Mo)：　　　　　　　　　　　　　　19:15 NRT

成田空港第1ターミナル 空港

AirFrance(往路)の機内食です。この日までAirFranceはストライキを行っていたため、機内食は選択がなくこの一種類です。そのお詫びかエコノミー席でもワイン(赤)が付いていました。酒に弱いchacha-maruは半分飲んだだけで酔いが回ってきました。

AirFrance(往路)の機内食その２です。真ん中のモザイク模様は謎の食べ物。

リスボン空港到着後、Informationでリスボン・カードを購入。
バス、トラム、鉄道、博物館／美術館などが無料または割引で利用できます。
付録の小冊子に解説(葡語､英語､仏語表記)があります。
リスボン・カードは最初に使う乗り物、博物館／美術館で開始日と開始時刻を書きます。
空港からホテルまではタクシーを利用しましたが、到着口から乗車でもボラられることなく、荷物代込みで10ユーロ弱でした。ちなみに空港−ホテル往復とも黒色のタクシーでした。
詳しくはクチコミ(http://4travel.jp/overseas/area/europe/portugal-lisboa_region/lisboa/tips/10212818/)へワープ。

ポルテラ空港 (LIS) 空港

宿泊したTiara Park Atlantic Lisboa (現 InterContinental Lisbon 2015/11/19修正)) です。
(http://www.ihg.com/intercontinental/hotels/jp/ja/lisbon/lisha/hoteldetail)
独特な建物の形は、リスボン空港に着陸侵入する飛行機からも直ぐに目に付きます。
詳しくはクチコミ(https://ssl.4travel.jp/tcs/t/edittips/edit/?tips_id=10211916)へワープ。

Intercontinental Lisbon ホテル

室内の洗面所です。デザイン優先で使い勝手に多少難アリです。

Intercontinental Lisbon ホテル

同じくツイン・ベッドの室内です。大型のスーツケースを広げても余裕の広さです。手前は机です。無線LANが利用できます。

Intercontinental Lisbon ホテル

朝食はブッフェ形式です。品数はまぁまぁですが美味しかったですよ。

Intercontinental Lisbon ホテル

ホテルはポンバル公爵広場を背中にこの急坂を上って最初の交差点を右に折れて、Four Seasons Ritz Lisbon の並びです。急坂が分かるかしら？

ポンバル侯爵広場 広場・公園

初日：雨(予報はThunder Storm：もの凄い落雷です)なので、ポンバル公爵広場からリベルダーデ大通りを通りコメルシオ広場まで歩きます。
寄り道をしてグロリア線(ケーブルカー)に乗ってみます。乗車時間約２分ですが歩くには急坂です。

リベルダーデ大通り 散歩・街歩き

サンタ・ジュスタのエレベータ(Elevador de Santa Justa)です。
前後に二つのエレベータの箱がありますが、当日は一つのみを動かしていました。定員は上昇時20名、下降時15名のようです。

リベルダーデ大通り 散歩・街歩き

エレベータ内の(IC)カード読み取り機です。リスボン・カードなどを赤丸にタッチします。この読み取り機はバス、トラムとも同じ仕様です。
詳しくはクチコミ(https://ssl.4travel.jp/tcs/t/edittips/edit/?tips_id=10212015)へワープ。

リベルダーデ大通り 散歩・街歩き

サンタ・ジュスタのエレベータを上がって、カルモ修道院(Convento da Ordem do Carmo)／カルモ教会(Igreja do Carmo)跡を眺めます。
リスボン大地震(1755年11月1日：地震/津波/火災での死者10万人)によって倒壊し、今は廃墟のみが現存しています。

カルモ教会 寺院・教会

ロシオ広場からアウグスタ通り(Rua Augusta)をコメルシオ広場に向かいます。
"勝利のアーチ"越しに"ジョゼ1世騎馬像"が見える定番の構図です。
いずれの像もテージョ川を向いているのでロシオ広場寄りから望むとこちらにお尻を向けています。

ロシオ広場 (ペドロ4世広場) 広場・公園

アウグスタ通り(Rua Augusta)を歩くと不思議なディスプレイがあります。
このお店、ショウウィンドウのガラスから牛が首を出しています。牛の首と胴体はガラスで別々に分かれていて吸盤か何かで合わせていると思います。赤いスカーフがタネ隠しです。

アウグスタ通り 散歩・街歩き

アウグスタ通りでは大道芸が多く見られます。
その一つの、モーツアルト像なり切りです。
チップ(？)を入れると動き出します(短いパフォーマンス)。

アウグスタ通り 散歩・街歩き

今度は、グルベンキアン美術館へ行きます。｢Baixa-Chiado｣駅から地下鉄(Metropolitano de Lisboa) Azul Line(旧 ブルーライン) に乗り、｢Praca de Espanha]駅で下車します。リスボン・カードなら乗り降り自由です。写真の車両はABCの文字ををニコチャンマーク風にデザインしています。
*Metropolitano de Lisboa: http://metro.transporteslisboa.pt/eng/ 2015/11/19修正)

グルベンキアン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

駅から美術館への案内図の類はないので、観光マップと睨めっこしながら歩き、ベルナ通り(Av.de Berna)沿いに建物(門から正面の建物ではなく左手の平屋です：地味な建物)を目指します。リスボン・カードで入館料は割引になります。

グルベンキアン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

グルベンキアン美術館(Museu Calouste Gulbenkian：http://www.museu.gulbenkian.pt/main.asp?lang=en)は、オリエント美術(ペルシャ絨毯、古い織物、イランやトルコの陶器やタイル、シリアのガラス器)が多く、また日本の金蒔絵の屏風や硯箱も多く展示されています(南蛮貿易で持ち込まれた？)。
グルベンキアン美術館の西洋絵画は、レンブラント、ルーベンス、ルノワール、ドガ、マネ、モネ、ミレーも多く収集･展示されています。
こちらは、美術館の"顔"ともいうべきルーベンス｢エレーヌ・フールマンの肖像｣です。

グルベンキアン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

こちらは、ルノワール｢クロード・モネ夫人｣です。
グルベンキアン美術館今日の一枚は、ミレー｢冬｣です。ミレーの絵画はカンバスをガラス板で保護されています。映り込みが著しく、撮影(フラッシュ無しなら可)は出来ません。

グルベンキアン美術館 博物館・美術館・ギャラリー

二日目はポンバル公爵広場からバス(727系統)でベレン地区を巡ります。
最初はジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jeronimos：
http://www.mosteirojeronimos.pt/en/)です。リスボン･カードで入場無料になります。
詳しくはクチコミ(http://4travel.jp/overseas/area/europe/portugal/lisboa/kankospot/10007802/tips/10211868/)へワープ。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

修道院(に付属するサンタ・マリア教会)西門から入って正面の祭壇全景です。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

西門から中程右手のステンドグラス(３連)の中央はマリア様です。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

西門から入ってすぐ左手にご存じヴァスコ･ダ･ガマ(Vasco da Gama)の棺が、右手には、ルイス･ヴァス･デ･カモンイス(Luis Vaz de Camoes)の棺が安置されています。どちらの棺も台座はライオンです。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

ヴァスコ･ダ･ガマの墓誌(？)です。

ジェロニモス修道院 寺院・教会

発見のモニュメントに向かいます。
画面右手の白い策の階段を下り道路と鉄道線路をくぐり左手の停車中の観光バス辺りに出ます。

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

発見のモニュメント(Padrao dos Descobrimentos:http://www.padraodosdescobrimentos.pt/ 2015/11/19修正)西側です。何となくこちらが正面という感じですね。リスボン･カードで入場料は割引になります。
先頭はエンリケ航海王子(Infante Dom Henrique)です。下座(後)から６番目が先ほどのルイス･ヴァス･デ･カモンイスです。
詳しくはクチコミ(https://ssl.4travel.jp/tcs/t/edittips/edit/?tips_id=10212057)へワープ。

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

同様に発見のモニュメント東側です。
上座エンリケ航海王子に続く３番目が先ほどのヴァスコ･ダ･ガマです。
また下座から２人目が、かのフランシスコ・デ・ザビエル(Francisco de Xavier)です。
画面では分からないですね(^^;)。

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

発見のモニュメント最上階からは石畳にあるウィンド･ローズ(ROSA DOS VENTOS)全体が眺められます。周囲は羅針盤をイメージ(？)し、真ん中には航海日誌上の世界地図にポルトガルが発見したとされる地域と西暦が記されています。

発見のモニュメント モニュメント・記念碑

ベレンの塔(Torre de Bel醇Pm：http://www.torrebelem.pt/en/)へ向かいます。
発見のモニュメントからベレンの塔まではテージョ川沿いに遊歩道を歩きます。但し、途中にヨットハーバーの川への出入り口のため遊歩道は分断されてコの字に遠回りすることになります。リスボン･カードで入場無料です。

ベレンの塔 建造物

ベレンの塔は世界遺産に認定されています。世界遺産のプレートって見たことありますか？
ベレンの塔で初めて見ました(プレートは入場口の巻き上げ橋を渡ったとこの壁面にあります)。

ベレンの塔 建造物

ベレン地区をひとめぐりして、帰りはトラムを使います。
停留所(電停)向かいに、かの有名なエッグタルトのお店"パスティス･デ･ベレン(Pasteis de Belem:http://www.pasteisdebelem.pt/en.html)があります。

パステラリア パステイス デ ベレン パン屋

ベレンからコメルシオ広場へは15番トラムにのります。この路線は観光客や地元の人の利用が非常に多いです。極端なカーブが少ないので３両編成のトラムです。

コメルシオ広場から歩いて数分の所に"くちばしの家"があります。

くちばしの家 建造物

横から見ると三角錐がビッシリ並んでいます。これがくちばしの由縁です。

くちばしの家 建造物

小腹が空いたので、くちばしの家から直ぐの、ガイドブックにも載っている「カステラ・ド・パウロ｣(Castella do Paulo)に寄ってみましょう。
詳しくはクチコミ(http://4travel.jp/overseas/area/europe/portugal-lisboa_region/lisboa/tips/10212105/)へワープ。

注) 2014年 日本店立ち上げのためリスボン店を閉店 http://castelladopaulo.com/ 2015/11/19修正

カステラ ドゥ パウロ スイーツ

半生カステラの"パン・デ・ロー"をいただきました。美味！
写真のガス入りウォーターとパン･デ･ローの二人分合計で４ユーロちょっと。

カステラ ドゥ パウロ スイーツ

コメルシオ広場に戻り、ロシオ広場を通りホテルまで戻ります。
リスボンでも焼き栗屋さんがあちらこちらにあり、どこも一袋２ユーロです。これまた美味！
ロシオ広場の詳細はクチコミ(http://4travel.jp/overseas/area/europe/portugal-lisboa_region/lisboa/tips/10212711/)へワープ。

ロシオ広場 (ペドロ4世広場) 広場・公園

アッ、という間に帰国便の機内食その１です。事前にリクエストしたシーフード･ミールです。メインはタラのクリームソースです。

機内食その２は、なんとチーズの盛り合わせです。う〜ん、ショボイ。

リスボン５日間の旅もこれで終わりです。