2011/10/22 - 2011/10/22
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Weiwojingさん
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目黒雅叙園 ー ご存じですか。ホテルであり結婚式場であり、またレストランあり、歴史的建造物まであり、摩訶不思議な現代の竜宮城のような空間です。ここは贅を尽くした昭和の名建築と言っても良いでしょう。
雅叙園を開業した人物は石川県出身の細川力蔵で、小学校を終えると、東京の銭湯に奉公し、働き具合が認められて大正の初めに自分の銭湯を芝に持つようになりました。そのかたわら不動産業を始め、一財産を作り、大震災後、1931年(昭和6)に現在地で目黒雅叙園を始めました。
これまでの高級料亭ではなく、大衆的な料亭を目指して大成功を収めました。何せ室内と言わず廊下も階段も螺細細工で花鳥風月が描かれ、さらに極彩色の風俗画が浮き彫りにされ、天井には美人画が描かれています。こんな料亭は今までありませんでした。
次の URL もご覧ください。
■ 「日本の伝統芸術に触れて ー 目黒雅叙園の雛人形展を見る」
http://4travel.jp/traveler/srilanka/album/10446343
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かつての目黒雅叙園の本館玄関です。現在はこの建物は取り壊され、現存しません。今は跡地に巨大な本館ビルが建っています。
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この日、友人たちとの食事のために目黒雅叙園を訪れました。入口には素晴らしい花のデスプレィが置かれていましたが、これは「假屋崎省吾の世界」という花の展覧会ための宣伝でした。
この展覧会を見るのも今回の訪問の目的でもありました。 -
秋の深まりを迎えて、雅叙園内の装いも秋らしくなっています。
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こちらも秋の草花をあしらい、程よい照明をあてて、美しく輝いています。
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この門(「招きの大門」と名前が付いているそうです)を入ると、まるで竜宮城にでも入って行くような感じです。この先には様々なレストランが並んでいます。
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通路の両側は壁一面にこのような絵でぎっしりです。
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食事の前に少々見学をしたいと思い、4階にやって来ました。この階は結婚式場や披露宴会場がいくつもあります。先ずは披露宴の会場を見学させていただきました。
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披露宴が行われている時は見学は出来ませんが、何もない時は見学が可能です。
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ここは披露宴等の受付が行われるところです。
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中に入って驚きました。天井から壁面すべて絵で覆い尽くされています。
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この天井と言わず欄間、壁がすべて絵で埋め尽くされています。この重量感に圧倒されてしまいました。
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結婚披露会場を出て移動しました。これまでの和の世界で埋め尽くされていたところから急に現代的な場所に出て、その落差に戸惑いを覚えたほどです。
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現代的な装いの廊下を歩いていると、天井の花鳥風月風の装飾が浮かび上がり、これまた感動を覚えるほどです。
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次に訪れたのは「旬遊紀」という名前の中華レストランです。ここで食事をするのではなく、中を見させていただくためです。
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このレストランには100人位同時に会食出来る大きな部屋と小部屋が5室あります。大きな部屋は特別何も特記すべきものはありませんが、小さな宴会室の方を見学させていただきました。
この個室は「南風」という名前で、文化勲章受章者・堅山南風による壁画や天井を彩る装飾は昭和モダニズムの香りに満ちあふれ、豪華絢爛な雰囲気を醸しであしています。 -
部屋の中にはは中国や日本のアンティック調度品が置かれ、素晴らしいの一言に尽きます。
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中央に回転テーブルがありますが、現在では中華料理店といえばどこでもあり、珍しくありません。しかし、回転テーブルが初めて使われたのはここだそうです。
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昼食は予約していた日本料理店「波風亭」でいただきました。天井から降りそそぐアトリウムガーデンの陽光や木々の緑を感じながら、食事をすることが出来ます。
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昼食を食べた部屋です。「桂月」と言う名前が付いた部屋で、18畳もあります。
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部屋の前には広い縁側があります。
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床の間には季節の花が活られ、そして書が掲げられています。
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食事を始めました。先ず出されたのは、様々な料理が一つ一つの器に盛られた前菜です。食べるのが惜しいほど美しく盛られ、日本的な美意識を感じることが出来ました。
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前菜の次はお刺身です。新鮮な魚で、とろけるような感じの味わいでした。
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松茸ご飯と漬物、みそ汁です。秋を感じさせるものばかりです。
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最後に頂いたのはお汁粉です。これに塩昆布が添えられていました。
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ここは食事をした部屋の隣にある控え室ですが、上を見上げると、このような天井があり、全く素晴らしいの一言です。
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食事の後はさらに館内を見学しました。見学していて感心させられたことの一つに、館内のエレベーターがありますが、どれもこのような螺細造りで、「これ和の極まり」と言ってもよいでしょう。
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エレベーターの内部です。こんなエレベーターに乗ると、別世界にでも行くような感じです。
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広い館内には庭もあり、滝が流れていたり、大きな池まであります。その池は「金太郎池」という名前が付いています。写真のように池の中央には木で出来た通路が設けられています。
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この部屋はなんだと思われますか。実はトイレの入り口なのです。
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ここはトイレの中で、洗面所です。
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館内を歩いて、いたるところに描かれている美人画や風俗画を見てみましょう。
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天井に描かれた絵が見事ですね。
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これは壁に絵を描いたものではなく、壁面彫刻と言われるものです。
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「百段階段」へ移動しました。山腹の傾斜地に建てられた階段廊下で、すべて欅板で出来ていて、階段数は実際99段です。ここは雅叙園で唯一現存する木造建築です。1935年(昭和10)に建てられました。
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百段階段には6つの部屋があり、どの部屋も天井と言わず、ふすまから柱まで素晴らしい絵と彫刻で覆われています。
この部屋は「漁樵の間」という名前で、百段階段の中でも最も華やかで、きらびやかな部屋です。 -
ここも「漁樵の間」です。
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さらにここも「魚樵の間」です。
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この部屋は「清方の間」で、日本画家・鏑木清方が天井と欄間に膨大な数の絵を描いています。
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この2間続きの部屋は「静水の間」です。橋本静水が天井絵を描き、欄間に絵を描いたのは長嶋華涯です。
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「草丘の間」です。この部屋の天井、欄間、障子の腰に絵を描いたのは礒部草丘(いそべ・そうきゅう)で、それでこの部屋は彼の名前を取って、このように呼ばれています。
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百段階段の豪華絢爛たる天井や柱、欄間等に描かれた絵と装飾は素晴らしいですが、一方これらのものに気が取られて、もうひとつの美に目を向けることが少ないですね。それは「障子」です。
この障子は「日の出の間」にあります。シルエットが美しいですね。 -
この障子には富士山のシルエトが描かれています。「鶯の間」にあります。
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これは「秀畝の間」にある床脇窓です。書院風の作りです。
素晴らしい税を尽くした美術品の数々にただ感動させられた一日でした。また別の機会に訪れてみたいと思います。
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