ドイツの初夏、2011(その2)

2011/05/31 - 2011/06/11

シュトラールズント、グライフスヴァルト

エリア シュトラールズント(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝の光の中のフィルハーモニー

ホテル・フィヨルドの朝食レストラン。従業員の人は親切です、明るく清潔な雰囲気です。北ドイツで食べられる、涙でるほど美味しいニシンの塩漬けもあったので、名前とつづりを教えてもらいました。「Matjesfiletというのよ」

今日はベルリンを後にして、ドイツ北東端のバルト海に面した港町、シュトラールズントに向かいます。ドイツ鉄道（ＤＢ）は意外に混んでいて、ベルリンから３時間ほどのほとんどを、コンパートメントの外の通路にいなければなりませんでした。バルト海沿いはドイツ人にとって夏のバカンスの場所なのです。

シュトラールズント中央駅（Hbf）。去年の経験から「旧東独側の駅は、観光地以外はあまりきれいではない」という先入観を持っていましたが、ぜんぜん違う。こんなに明るくてきれい！

この時期、ドイツではいちごは屋台で売るんですね。ベルリンでもここでもいちご屋台を見かけました。一人では食べきれないと思い、買いませんでしたが、今考えると惜しいことをした。今度この時期に来たら絶対１パック食べてしまおう♪

シュトラールズントのお宿、ホテル・ユングフェルンシュティーグです。口コミで評判がよかったので予約しました。
駅の目の前にあるので、大きな荷物を持っていてもだいじょうぶです。従業員の人も感じがよく、部屋もとてもきれい。このホテルはマジパンも売り物にしています。

いったん荷物を置いてまたＤＢに乗って少しベルリン側に戻り、グライフスヴァルトへ。今回の旅の大きな目的の1つ、フリードリヒの生家を訪ねるためです。ここはグライフスヴァルト中心の広場です。

フリードリヒツェントルム(英語でいえばFriedrich Center)。フリードリヒの生家を記念館にしたものです。「ちょうど１週間前に新装開店した」ということです。超ラッキー♪

中にはフリードリヒの絵自体はなく、生涯の説明や、ろうそくの製造を営んでいた生家の再現などがあります。ただし説明は全部ドイツ語です。係の人はとてもフレンドリーで、「日本の人？去年も日本から取材に来たのよ」と言って喜んでくれました。日本でも人気があると誤解されたかも。実際には、フリードリヒという画家は、日本ではほとんど知られていないと思うのですが。。楽しいひと時を過ごして別れました。

グライフスヴァルトはそれほど大きな街とは思えませんでしたが、教会がいくつかあり、観光馬車もありました。

大きな公園もあります。楽しそうに自転車で行き来する人々、芝生のほうで聞こえる音楽や笑い声。
自由を求めてきままな一人旅に出ているとはいえ、ふと旅空のさみしさのようなものも感じてしまいました。

シュトラールズントに戻るとハプニングが。
おまわりさんに呼びとめられてしまったのです。「なにかあったのですか」と聞いたら、「いや、別になにもないけど、われわれは警察で、身元を確認している」。パスポートをじろじろ見て、何も問題ないことがわかると（あたりまえだ）、「どこから来たの？　どこに泊ってるの？そのホテル知らないなぁ、あなたは場所知ってるの？」

「びっくりしました」というと、にやっとして「Bye」という感じで立ち去りました。たぶん、ショルダーバッグ程度で1人で歩いている東洋人の女にびっくりしたんでしょう。日本人を見たのは初めてだったのかもしれません。興味半分で話しかけられたような気がします。

これは駅のすぐそばにある池です。シュトラールズントは池で新市街と旧市街に分かれていて、橋を渡ると旧市街に入ります。

今日は港のほうまでぶらぶら歩いていって、海の見えるレストランでお食事とろうかな、と思っていたのですが、旧市街に入って割合すぐのところにあった、広場のすぐそばのレストランに入りました。空いていたし、静かで雰囲気のいいレストランです。

ベルリンで習った「Matjesfilet」があったのでさっそく注文。一番安かったし(^^;
出てきたのは、日本でいえば「大きなサバの文化干し３枚＋山盛りのお野菜」
とても感じのよいレストランで、ほろよい気分で夕暮れの街をホテルに戻りました。

暮れなずむシュトラールズントの街。