2005/07/22 - 2005/07/31
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スタリモストさん
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知人がスリランカに赴任することとなった2005年、当地を訪れた。国が決まる以前から「どこの国になっても、必ず会いに行くからね」と約束していた。
目を閉じると、シギリアの高見に吹き抜けた強風やゴールの海鳴りがよみがえる。
旅行後、スリランカから来日した留学生家族との親交も始まった。
旅程は・・・コロンボ→ポロンナルワ→シギリア→キャンディ→ゴール。
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■5日目7/26 ポロンナルワ→シギリア→ダンブッラ→キャンディー
朝7時、マヒンダーがゲストハウスに迎えに来てくれた。荷物はスリーウィラーの後ろにすっぽり入り、後部座席は二人で占有。風が心地よい。マヒンダーは寺の前ではハンドルから手を離し合掌する。途中、ヒンズーの小さな寺院で止まる。行き交うすべての車がここで止まり賽銭をあげ、祈る。(・これの極めつけを最終日に経験することとなる。)ダンブッラへの分岐点であるハバラナまで行かないでに左に折れ、シギリアにダイレクトに向かった。
※池の畔で・・ -
ハーブガーデン「Herbal Village」に立ち寄った。
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ドクターが眠い目をこすりながら登場。うやうやしく握手。敷地内にはアーユルベィーダ用の個室も完備されていた。
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植物園をめぐりながら、「これは、高血圧にきく植物だ。」「これは精力増強効果がある、バイアグラと違い副作用はない。」「これを塗れば顔のシミが取れる。」などとセールスを始めた。痛いところをついてくるので、つい笑ってしまったら、「君らは信用していないのだろう」と真剣に怒られた。
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奥までいくと植物オイルを調合する場所に出た。しっかりビジネスを始めようとする。「これを塗ったら蚊は寄りつかない。」と言いながら、a3の腕に塗りたぐる。べとべとしていて気持ち悪い。「いくらか?」・・「1400、いや1000にまける」・・「え、日本じゃ300円で売っている。」・・「何を言うか、そんなものはこのスリランカの蚊には通用しない。」「・・・(絶句)」。
何も買わなかったので、「ここは入場料を取ってないのだから、何がしか寄付してくれ」と言ったので、100rp渡した。トイレにも行けたし、楽しい30分だった。 -
道はエレファント道路。あちこちに巨大な糞が落ちていた。乗用車がぎりぎりすれ違うことは出来る道だが、バスの運行は無理だろう。1時間余走った所で、左手に「シギリアロック」が見えてきた。感激してマヒンダーの肩をたたいた。
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9時30分、チケットチェックを受けて入場。多数のガイドの勧誘を振り切り、眼前にどんとシギリアが見えた時は、心ふるえ胸踊った。この巨大な岩山は、古代から仏教僧の修験場であったが、5世紀の後半、王位継承を目論見で実父を殺し、弟モッテガラーナの追撃を恐れたカーシャ王がこの岩山のトップに城を築く。まさに孤独と絶望、狂気の所産だろう。
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知人からは朝か夕方に登らないと、しんどくて大変。と聞かされていたけれど、ラッキーなことに、曇天でたまに小雨も降り、風がずっと吹いている。
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急勾配の階段が随所にあるが、なんのそのでスイスイ登れた。
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途中「シギリアレディー」といわれる5世紀に描かれたフレスコ画を見ることが出来た。
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鉄製の螺旋階段の上のオーバーハングした壁面に15世紀をへたと思われない美しさをアプサラは放っていた。日本では飛鳥時代、高松塚古墳と時を同じする絵が未だに輝きを保持しているのだ。
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ひっきりなしにスリランカの子どもたちが上がってくるが、係の男は子どもたちが立ち止まらないのように注意しつつ、a3には、「じっくり見ろ。すごいだろ。その柵の向こうの奥にも絵があるそっちに行ってもいいぞ。写真も撮れ」と勧めてくれた。
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鏡のように光沢があるミラーウォールをすぎて階段を上りきると、広いスペースに出る。
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「ライオンの入り口」と言われる宮殿の入り口が見えてきた。巨大なライオンの前足が刻まれ、
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その足の間に急勾配の階段が岩に張り付くように伸びている。
左の壁に大きな蜂の巣があった。そういえば、そこかしこに「蜂に気をつけろ」の看板がたっていた。 -
女生徒は長いスカートの上から腰にバスタオルを巻いている。おそらく突風がふいたり、下から見上げられたりしたときに備えるのだろう。何とも奥ゆかしい。日本の中高生は見習って欲しいものだ。
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ロックの頂上から、360度の眺望が広がる。
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「こっちが、ダンブッラ。むこうが、アヌラーダプラ。」と草刈り人が教えてくれる。南方面から突風が吹き、端には立っていられないほど。
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この1.6ヘクタールほどの頂上スペースに、王宮跡があり、プールがうがたれている。
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せり上がった土壁の影に体を休める。生徒たちが興味津々の顔を向けてくる。東洋人の顔はあまり見ないのだろうか、あけすけに見て笑っている。デジタルムービーを動かし、見せてやったらたいそう喜んでくれた。
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「J.C`s Village」でランチを済ませたあと、「ダンブッラ石窟寺院」に向かった。チケットオフィスの向かいには金色に輝く馬鹿でかい仏像がビルの上に座している。何とも奇妙な代物。それを横に見ながら階段を上り始める。
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石窟は山の中腹にあったのだが、ランチで飲んだスリーコイルビールの酔いもあり、続く階段にヘトヘト。昼のビールは今後はよそうとスタリモストと誓いあう。
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巨大な岩山を砕き、穿ち、部屋をつくり仏像を彫り残した。
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仏像も柱もすべてが一つにつながっている摩訶不思議空間。5窟あり、それが横に並んでいる。第2窟は中でも大きく、奥行き25?、幅52?の空間に56体の仏像が刻まれている。参拝人はあまりなく、a3一人窟内にいた時間もあった。
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窟内はほの暗く監視員もいない。いにしえの人々の信仰に思いをはせる。
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マヒンダーは、キャンディー行きのバス停まで送ってくれて、インターシティーバスが来るまで留まってくれた。スタリモストは渡されたノートに彼の推薦文を書いてやった。マヒンダーは実に親切だった。昨日と今日の彼の稼ぎは、最近生まれたベイビーのために有効に使われるだろう。心から有り難うの握手をかわし別れた。午後2時過ぎキャンディー行きのバスに乗り込んだ。乗車賃は100rp。
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