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知人がスリランカに赴任することとなった2005年、当地を訪れた。国が決まる以前から「どこの国になっても、必ず会いに行くからね」と約束していた。<br />目を閉じると、シギリアの高見に吹き抜けた強風やゴールの海鳴りがよみがえる。<br />旅行後、スリランカから来日した留学生家族との親交も始まった。<br /><br />旅程は・・・コロンボ→ポロンナルワ→シギリア→キャンディ→ゴール。

シギリアの風、ゴールの海鳴り その5【ゴール】

5いいね!

2005/07/22 - 2005/07/31

190位(同エリア235件中)

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スタリモスト

スタリモストさん

知人がスリランカに赴任することとなった2005年、当地を訪れた。国が決まる以前から「どこの国になっても、必ず会いに行くからね」と約束していた。
目を閉じると、シギリアの高見に吹き抜けた強風やゴールの海鳴りがよみがえる。
旅行後、スリランカから来日した留学生家族との親交も始まった。

旅程は・・・コロンボ→ポロンナルワ→シギリア→キャンディ→ゴール。

  • ■8日目7/29 キャンディー→コロンボ経由→ゴール<br /><br />4時過ぎホテルを出た。外は真っ暗で小雨が降り続いていた。人通りはほとんどない。<br />構内には何人かの浮浪者が寝て、駅員が足先でつついて起こし回っている。「利用者の数が読めないので早めに来たほうが良い」と27日に駅員が忠告してくれたが、2等窓口に並んでいるのは一家族4人のみで3等も10人程度、これは楽勝で座れそうだ。

    ■8日目7/29 キャンディー→コロンボ経由→ゴール

    4時過ぎホテルを出た。外は真っ暗で小雨が降り続いていた。人通りはほとんどない。
    構内には何人かの浮浪者が寝て、駅員が足先でつついて起こし回っている。「利用者の数が読めないので早めに来たほうが良い」と27日に駅員が忠告してくれたが、2等窓口に並んでいるのは一家族4人のみで3等も10人程度、これは楽勝で座れそうだ。

  • 4時50分に切符が売り出された。ゴールまでは133rp・・・のけぞるほど安い。切符の質感はかって馴染んだ厚手のもので、改札では挟みが入れられた。その一連のことにノスタルジーを感じた。<br />2等が2両、3等が6両程度の編成で列車は入線していた。座席を早速確保したが、機動車が連結されない間、車内は真っ暗だった。2等は二人がけのソフトシートが向かい合っている。一部の窓ガラスにヒビが入り、積年の鉄さびや油汚れが見られ決してきれいではない。車両間の戸はないし、デッキのドアは開け放たれたままだった。a3は蒸気機関車を高校生まで利用した世代だが、あの蒸気機関車よりも薄汚い。しかし不快感は全くなくなかったし、逆にこの列車での旅に期待が高まっていた。ホームの蛍光灯がほのかにベンチや駅の表示を浮かび上がらせていた。

    4時50分に切符が売り出された。ゴールまでは133rp・・・のけぞるほど安い。切符の質感はかって馴染んだ厚手のもので、改札では挟みが入れられた。その一連のことにノスタルジーを感じた。
    2等が2両、3等が6両程度の編成で列車は入線していた。座席を早速確保したが、機動車が連結されない間、車内は真っ暗だった。2等は二人がけのソフトシートが向かい合っている。一部の窓ガラスにヒビが入り、積年の鉄さびや油汚れが見られ決してきれいではない。車両間の戸はないし、デッキのドアは開け放たれたままだった。a3は蒸気機関車を高校生まで利用した世代だが、あの蒸気機関車よりも薄汚い。しかし不快感は全くなくなかったし、逆にこの列車での旅に期待が高まっていた。ホームの蛍光灯がほのかにベンチや駅の表示を浮かび上がらせていた。

  • 車内には新聞売りや駄菓子売り、ミネラルウォーター売りが何回か立ち現れる。<br /><br />5時25分、5分遅れで列車は動き出した。じょじょに回りが明るくなっていく、田園の緑がどこまでも続き爽やかな風が吹き込み、木々の間からは柔らかい日差しがこぼれる。この列車は沿線の客を拾い、最寄り駅で降ろす役割を担っているのだろう、生徒たちも乗り込んでは消えていく。 <br />

    車内には新聞売りや駄菓子売り、ミネラルウォーター売りが何回か立ち現れる。

    5時25分、5分遅れで列車は動き出した。じょじょに回りが明るくなっていく、田園の緑がどこまでも続き爽やかな風が吹き込み、木々の間からは柔らかい日差しがこぼれる。この列車は沿線の客を拾い、最寄り駅で降ろす役割を担っているのだろう、生徒たちも乗り込んでは消えていく。

  • やがて、コロンボまでの中間地点あたりで満席となり、デッキにも人が溢れてきた。我々のシートは車両の端でa3からはデッキから体を外にせり出した男が目の前に常に見えている。コロンボに近づくにつれ、車内はすし詰め状態になっていった。並行して列車も走り始めるが、満席を通りこし、開け放たれたデッキドアには人が鈴なりになっている。老人もぶら下がっているが、横の者が腰に手をまわしサポートしている。椅子席の窓枠には鎮座した尻が見える。生死をかけた乗客の多くはコロンボフォートとその前のマラダーナ駅で下車していった。<br />

    やがて、コロンボまでの中間地点あたりで満席となり、デッキにも人が溢れてきた。我々のシートは車両の端でa3からはデッキから体を外にせり出した男が目の前に常に見えている。コロンボに近づくにつれ、車内はすし詰め状態になっていった。並行して列車も走り始めるが、満席を通りこし、開け放たれたデッキドアには人が鈴なりになっている。老人もぶら下がっているが、横の者が腰に手をまわしサポートしている。椅子席の窓枠には鎮座した尻が見える。生死をかけた乗客の多くはコロンボフォートとその前のマラダーナ駅で下車していった。

  • キャンディを出て3時間30分後の9時にコロンボ・フォート駅に到着し、10分程度停車した。構内の通勤時の喧噪を眺めるのも面白かった。コロンボからゴールまでは右に海岸線が続く。キャンディー駅で乗車した時、そのことを頭において右側の座席を確保しておいた。駅を出るとまもなく海岸線沿いに走り始める。白波が立ち、生暖かい南西モンスーンの風が吹き込む。俄然空気が変わった。

    キャンディを出て3時間30分後の9時にコロンボ・フォート駅に到着し、10分程度停車した。構内の通勤時の喧噪を眺めるのも面白かった。コロンボからゴールまでは右に海岸線が続く。キャンディー駅で乗車した時、そのことを頭において右側の座席を確保しておいた。駅を出るとまもなく海岸線沿いに走り始める。白波が立ち、生暖かい南西モンスーンの風が吹き込む。俄然空気が変わった。

  • やがてアンバラコダをすぎ、ヒッカドアに近づいてくると、瓦礫が見え始めた。土壁だけが取り残され掘っ立て小屋が所々に建っている。西海岸線ではここヒッカドア周辺の津波被害が甚大だったと聞いている。線路から海岸線までの住居が津波で消えている。あの列車転覆もこのあたりだったのではないか・・・。

    やがてアンバラコダをすぎ、ヒッカドアに近づいてくると、瓦礫が見え始めた。土壁だけが取り残され掘っ立て小屋が所々に建っている。西海岸線ではここヒッカドア周辺の津波被害が甚大だったと聞いている。線路から海岸線までの住居が津波で消えている。あの列車転覆もこのあたりだったのではないか・・・。

  • スリランカ南部最大の港町ゴールに昼過ぎに到着した。「ゴールでゴール!」・・スリランカの最後にゴールというのはなかなかの趣向だ。コロンボから3時間、キャンディーからだと7時間の汽車の旅だった。ゴール駅に降り立つと、早速男が話しかけてくる。「俺のスリーウィラーに乗らないか、街を案内するぞ、ホテル紹介するぞ・・近隣ツアーはどうだ・・イイショップもあるぞ・・」だった。これを無視して駅向かいの観光案内所に直行する。係員はこちらの希望とは別に、近くのリゾートホテルを強引にすすめる。ここは公営なのか、どこかの回し者なのか疑うほど・・・。これを俄然断り、我々がめざすRampart View GHに行きたい旨を強調したら、向こうも根負けしたのか、スリーウィラーを呼んできてくれた。車代は50rpでいいと言う。案内所の一人が我々に同行したが、始めに連れて行かれたゲストハウスは希望の所ではないホテルだった。「same name....だったので間違ったゴメン」としきりに言っていた。おそらくマージンが稼げるホテルに案内したのだろう。<br />

    スリランカ南部最大の港町ゴールに昼過ぎに到着した。「ゴールでゴール!」・・スリランカの最後にゴールというのはなかなかの趣向だ。コロンボから3時間、キャンディーからだと7時間の汽車の旅だった。ゴール駅に降り立つと、早速男が話しかけてくる。「俺のスリーウィラーに乗らないか、街を案内するぞ、ホテル紹介するぞ・・近隣ツアーはどうだ・・イイショップもあるぞ・・」だった。これを無視して駅向かいの観光案内所に直行する。係員はこちらの希望とは別に、近くのリゾートホテルを強引にすすめる。ここは公営なのか、どこかの回し者なのか疑うほど・・・。これを俄然断り、我々がめざすRampart View GHに行きたい旨を強調したら、向こうも根負けしたのか、スリーウィラーを呼んできてくれた。車代は50rpでいいと言う。案内所の一人が我々に同行したが、始めに連れて行かれたゲストハウスは希望の所ではないホテルだった。「same name....だったので間違ったゴメン」としきりに言っていた。おそらくマージンが稼げるホテルに案内したのだろう。

  • 無事、「Rampart View」に到着、岬の突先の最高のロケーションだった。一泊エアコン付きで2500rp。(エアコンなしだと2000rp。蚊対策とキャンディーの涼しさになれてしまったのでエアコン付きにした。しかし夜は結局切ってしまったが・・・)。別れ際、同行した男が、「明日我々が推奨するショップに案内するがどうか」「あなたたちが希望する木彫仮面もたくさんある」「買わなくても車代50rpだけでいい」と言う。明日はアンバランゴダに行くことだし、プライスチェックも出来るし、どうせ町に出なくはならないから、「OK」した。朝9時に迎えに来るという。<br />

    無事、「Rampart View」に到着、岬の突先の最高のロケーションだった。一泊エアコン付きで2500rp。(エアコンなしだと2000rp。蚊対策とキャンディーの涼しさになれてしまったのでエアコン付きにした。しかし夜は結局切ってしまったが・・・)。別れ際、同行した男が、「明日我々が推奨するショップに案内するがどうか」「あなたたちが希望する木彫仮面もたくさんある」「買わなくても車代50rpだけでいい」と言う。明日はアンバランゴダに行くことだし、プライスチェックも出来るし、どうせ町に出なくはならないから、「OK」した。朝9時に迎えに来るという。

  • 「Rampart View」の屋上からは、日の出・日の入も見られる旧市街の最南端にあるゲストハウスで、奥さんも実に物腰が柔らかいムスリムだった。少し休んで、1万円を銀行で両替した。はじめに両替した5万円とたして計2人で6万ですべての滞在費がまかなえた。)<br />

    「Rampart View」の屋上からは、日の出・日の入も見られる旧市街の最南端にあるゲストハウスで、奥さんも実に物腰が柔らかいムスリムだった。少し休んで、1万円を銀行で両替した。はじめに両替した5万円とたして計2人で6万ですべての滞在費がまかなえた。)

  • 旧市街を散策した。 巨大な砦に取り囲まれたこのエリアは、アラビア商人の東方貿易地として繁栄し、その後ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地支配が続いた。そのためか、スリランカ国内の中でも独特の風合いを持つ建物が並び、仏教が遠ざかりイスラムとキリスト教が影響力を持つ地域となっている。<br />

    旧市街を散策した。 巨大な砦に取り囲まれたこのエリアは、アラビア商人の東方貿易地として繁栄し、その後ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地支配が続いた。そのためか、スリランカ国内の中でも独特の風合いを持つ建物が並び、仏教が遠ざかりイスラムとキリスト教が影響力を持つ地域となっている。

  • しかし何よりもインド洋に突き出たこの半島の景色が素晴らしい。遠くに遠洋を行くタンカーが見える。<br />漁をする船が波間に木の葉のように舞っている。城壁にそってモンスーンの風を受けながらそぞろ歩きする心地よさ。<br />途中、新しく出来たホテル「ゴールフォートホテル」でティーを飲む。オーナーが出てきて、早口で歓迎の一言をかけてくれたが、ティーはヨーロッパ風で刺激がなかった。<br />

    しかし何よりもインド洋に突き出たこの半島の景色が素晴らしい。遠くに遠洋を行くタンカーが見える。
    漁をする船が波間に木の葉のように舞っている。城壁にそってモンスーンの風を受けながらそぞろ歩きする心地よさ。
    途中、新しく出来たホテル「ゴールフォートホテル」でティーを飲む。オーナーが出てきて、早口で歓迎の一言をかけてくれたが、ティーはヨーロッパ風で刺激がなかった。

  • 市街に出た。駅近くのバスターミナルは、津波被害を受け、人が流されたシーンが何回もTVで放映された所だった。フードシティーが入っているビルの最上階のレストランから下を眺めたが、このビルの3階で営業しているカメラ屋の主人があの映像を撮影したのだ。被害痕跡は表面的には認められなかったが、ここでも多くの人命が失われた。<br />なお、ここのレストランで夕食を食べたが魚料理もピザも不味かった。西洋を真似ると良くない、ご当地風を貫いたら良いのに・・・。<br />

    市街に出た。駅近くのバスターミナルは、津波被害を受け、人が流されたシーンが何回もTVで放映された所だった。フードシティーが入っているビルの最上階のレストランから下を眺めたが、このビルの3階で営業しているカメラ屋の主人があの映像を撮影したのだ。被害痕跡は表面的には認められなかったが、ここでも多くの人命が失われた。
    なお、ここのレストランで夕食を食べたが魚料理もピザも不味かった。西洋を真似ると良くない、ご当地風を貫いたら良いのに・・・。

  • フードシティーでワインを一本買い求め、ゲストハウスに戻った。ワインを開けようと思ったが、ムスリムの人たち故、お酒をたしなまないためワインオープナーがなかった。そこで、木ねじとドライバー、ラジオペンチを借り、思いの外簡単に開けることができて、スタリモストが賞賛したくれた。 シャワーをあび、さっぱりしたあと、岬の展望台にワインボトルとグラスを持って行き、夕日を眺めつつ乾杯した。<br />ゴージャースなひとときだった。<br />

    フードシティーでワインを一本買い求め、ゲストハウスに戻った。ワインを開けようと思ったが、ムスリムの人たち故、お酒をたしなまないためワインオープナーがなかった。そこで、木ねじとドライバー、ラジオペンチを借り、思いの外簡単に開けることができて、スタリモストが賞賛したくれた。 シャワーをあび、さっぱりしたあと、岬の展望台にワインボトルとグラスを持って行き、夕日を眺めつつ乾杯した。
    ゴージャースなひとときだった。

  • ■9日目7/30 ゴール→アンバランゴダ→ゴール<br /><br />9時、昨日の観光案内の男がスリーウィラーに乗ってやってきた。<br />プライスチェックもかねて彼等が勧める店を覗いてみよう。ゴール駅の横の道を入り踏切を越えて坂を上りきって少し下った所に店があった。我々が初めての客のようで、そそくさと電気を付け始めた。1階は宝石・・これには見むきもせず木彫を見せろと促し2階へ。仮面や像の彫り物、バティックが並んでいる。オーナーが登場したが、今からアンバランゴダに行くのだと言うと、「この店からあちらに商品を卸しているのだ。こっちの方が安い。」「向こうに行くのは無駄だ。」と妙なことを言う。ビニール袋に入っていた小さなマスク木彫ぐらい買ってもいいだろうと思ったが、一個が1$と言うではないか(5個で1$と思っていた)。高い!買わない。しきりにもう少し見ていけとすすめるが、スリーウィラーに乗り込んだ。案内した男には悪いが、値段チェックもしたしここに長居する必要はない。バスターミナルまで戻り50rpを払って別れた。<br />

    ■9日目7/30 ゴール→アンバランゴダ→ゴール

    9時、昨日の観光案内の男がスリーウィラーに乗ってやってきた。
    プライスチェックもかねて彼等が勧める店を覗いてみよう。ゴール駅の横の道を入り踏切を越えて坂を上りきって少し下った所に店があった。我々が初めての客のようで、そそくさと電気を付け始めた。1階は宝石・・これには見むきもせず木彫を見せろと促し2階へ。仮面や像の彫り物、バティックが並んでいる。オーナーが登場したが、今からアンバランゴダに行くのだと言うと、「この店からあちらに商品を卸しているのだ。こっちの方が安い。」「向こうに行くのは無駄だ。」と妙なことを言う。ビニール袋に入っていた小さなマスク木彫ぐらい買ってもいいだろうと思ったが、一個が1$と言うではないか(5個で1$と思っていた)。高い!買わない。しきりにもう少し見ていけとすすめるが、スリーウィラーに乗り込んだ。案内した男には悪いが、値段チェックもしたしここに長居する必要はない。バスターミナルまで戻り50rpを払って別れた。

  • バスターミナルにアンバランゴダ行きのローカルバスが止まっていた。インーターシティーバスに乗り途中下車した方が時間短縮できるだろうが、各停停車の小旅行も面白そうだ。アンバランゴダまで一人18rp。二つの乗車口は開いたままで、降りたい場所に近づけば前の方に移動し、運転手に声をかけ降りていく。<br />途中のヒッカドゥワはスリランカ随一のリゾート地で、沖には珊瑚礁もありマリンスポーツのメッカとなっている。ゴールロードの沿線には大小のホテルとショップが並んでいる。このあたりが南西海岸の中でもっとも津波の被害を受けたようで、瓦礫の山が随所に見られ、海岸線には新しく土が盛られ堤防が作られつつあった。<br />

    バスターミナルにアンバランゴダ行きのローカルバスが止まっていた。インーターシティーバスに乗り途中下車した方が時間短縮できるだろうが、各停停車の小旅行も面白そうだ。アンバランゴダまで一人18rp。二つの乗車口は開いたままで、降りたい場所に近づけば前の方に移動し、運転手に声をかけ降りていく。
    途中のヒッカドゥワはスリランカ随一のリゾート地で、沖には珊瑚礁もありマリンスポーツのメッカとなっている。ゴールロードの沿線には大小のホテルとショップが並んでいる。このあたりが南西海岸の中でもっとも津波の被害を受けたようで、瓦礫の山が随所に見られ、海岸線には新しく土が盛られ堤防が作られつつあった。

  • 1時間30分かかってアンバランゴダに着いた。ターミナル周辺はにぎやかで、活気があった。「歩き方」の地図をみて仮面博物館にむかう。途中、男が自転車をひきながら話しかけてきたが、我々が行こうとした博物館への案内人であった。<br />

    1時間30分かかってアンバランゴダに着いた。ターミナル周辺はにぎやかで、活気があった。「歩き方」の地図をみて仮面博物館にむかう。途中、男が自転車をひきながら話しかけてきたが、我々が行こうとした博物館への案内人であった。

  • 博物館「Ariyapala &Sons」は私設ではあるが、1階には仮面劇コーラムや、悪魔払いのサンニヤクマのアンティーク仮面が展示されている。世界広しといえど、ここにしかない独特の意匠の仮面たちであり目を奪われる。<br />

    博物館「Ariyapala &Sons」は私設ではあるが、1階には仮面劇コーラムや、悪魔払いのサンニヤクマのアンティーク仮面が展示されている。世界広しといえど、ここにしかない独特の意匠の仮面たちであり目を奪われる。

  • 階がショップになっていて大量の木彫が展示されている。大型の作品にも惹かれたがメディシンマスクをメインに何種類かの小品を買い求めた。ゴールの店とくらべ格段に安いとは思わなかったが、値段よりも質の良さに納得。自分へのイイ土産になった。ショップ横では木を刻み、彩色をしていた。小型のマスクでも仕上げるのに4日はかかると言う。ボールペンを手にかざしてシンハラ語で何か言ったが、おそらくボールペンが欲しいのだろう、 余分に持ってきていたので渡してやった。<br />

    階がショップになっていて大量の木彫が展示されている。大型の作品にも惹かれたがメディシンマスクをメインに何種類かの小品を買い求めた。ゴールの店とくらべ格段に安いとは思わなかったが、値段よりも質の良さに納得。自分へのイイ土産になった。ショップ横では木を刻み、彩色をしていた。小型のマスクでも仕上げるのに4日はかかると言う。ボールペンを手にかざしてシンハラ語で何か言ったが、おそらくボールペンが欲しいのだろう、 余分に持ってきていたので渡してやった。

  • 帰り側、丁度高校生たちのランチタイムらしく、ぞろぞろと連れ立って歩いている。「どこから来たんだ・・」と、親しく話しかけてくる。彼等が入っていったレストランに、我々も入る。1階はパン屋で高校生で溢れかえり、テーブルの上の皿に盛ってあるパンを取っては食べていた。自主申告で支払いをするのだろうか。2階でスリランカカリーを食べた。美味しくしかもご当地プライス、それに爽やかな高校生の微笑付きで、素敵なランチタイムだった。<br />

    帰り側、丁度高校生たちのランチタイムらしく、ぞろぞろと連れ立って歩いている。「どこから来たんだ・・」と、親しく話しかけてくる。彼等が入っていったレストランに、我々も入る。1階はパン屋で高校生で溢れかえり、テーブルの上の皿に盛ってあるパンを取っては食べていた。自主申告で支払いをするのだろうか。2階でスリランカカリーを食べた。美味しくしかもご当地プライス、それに爽やかな高校生の微笑付きで、素敵なランチタイムだった。

  • 魚市場の方に行った。男たちが声を張り上げ魚を商っていたが、それにはハエがたかり、回りでもビュンビュン飛びかっていた。しかし並んでいるイカは新鮮そうで、買い求めて塩焼きにしたいなあとつくづく思った。<br />

    魚市場の方に行った。男たちが声を張り上げ魚を商っていたが、それにはハエがたかり、回りでもビュンビュン飛びかっていた。しかし並んでいるイカは新鮮そうで、買い求めて塩焼きにしたいなあとつくづく思った。

  • 海辺に近くで、巨大なトカゲ(インド・リクオオトカゲ)に遭遇した。体調50?はあろう堂々たるもので度肝を抜かれた。知人に後ほど聞いたがもっと大きなものも生息しているという。さすがスリランカ。

    海辺に近くで、巨大なトカゲ(インド・リクオオトカゲ)に遭遇した。体調50?はあろう堂々たるもので度肝を抜かれた。知人に後ほど聞いたがもっと大きなものも生息しているという。さすがスリランカ。

  • 水牛の乳を発酵させたヨーグルト「カード」を買った。素焼きの浅い鉢に入っていてひんやりとしている。匂いが強烈と聞いていたが、そんなことはない、これがフレッシュで実に美味しい。<br /><br />※海岸にて<br />

    水牛の乳を発酵させたヨーグルト「カード」を買った。素焼きの浅い鉢に入っていてひんやりとしている。匂いが強烈と聞いていたが、そんなことはない、これがフレッシュで実に美味しい。

    ※海岸にて

  • 帰りもバスで帰ったが、今度は20rp。行きと違って停車場以外は止まらなかった。バワが設計した「ライトハウスホテル」がゴール市街に入る手前にあった。バスの窓からは高い壁が見えるのみだが、庶民には近寄りがたいエリアだろう。「パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェー」のディナーが懐かしく思い出された。<br /> 1時間ほどでゴールに到着。行きより30分早かった。フードコートでスリーコインズビールを買ってホテルに戻り、昨晩のワインの残りと一緒に冷蔵庫で冷やしてもらった。<br />

    帰りもバスで帰ったが、今度は20rp。行きと違って停車場以外は止まらなかった。バワが設計した「ライトハウスホテル」がゴール市街に入る手前にあった。バスの窓からは高い壁が見えるのみだが、庶民には近寄りがたいエリアだろう。「パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェー」のディナーが懐かしく思い出された。
     1時間ほどでゴールに到着。行きより30分早かった。フードコートでスリーコインズビールを買ってホテルに戻り、昨晩のワインの残りと一緒に冷蔵庫で冷やしてもらった。

  • まだ4時、旧市街の「ヒストリカルマンション」(私設博物館)に行く。

    まだ4時、旧市街の「ヒストリカルマンション」(私設博物館)に行く。

  • 歴史を感じさせる古い館にオランダの沈没船から引き揚げた陶器や財宝、日常の生活用品が陳列されていた。ここにも津波が押し寄せ、床上50?ほど水没し、従業員は建物の梁まであがり避難したという。後の復旧にはかなり時間を要したとのことだったが、まだその時の水面が陳列台に鮮やかに残っていた。<br /> 日本語をまじえた英語で説明してくれた男は、併設されている工芸工房(刺繍とジュエリーの実演をしていた)とショップに案内してくれたが、ここでも我々は見るだけ・・。別れ際、男は「日本の人たちにここの博物館のこと、ぜひ紹介して下さい。」と自分の名前を書いた名刺をくれた。<br />

    歴史を感じさせる古い館にオランダの沈没船から引き揚げた陶器や財宝、日常の生活用品が陳列されていた。ここにも津波が押し寄せ、床上50?ほど水没し、従業員は建物の梁まであがり避難したという。後の復旧にはかなり時間を要したとのことだったが、まだその時の水面が陳列台に鮮やかに残っていた。
     日本語をまじえた英語で説明してくれた男は、併設されている工芸工房(刺繍とジュエリーの実演をしていた)とショップに案内してくれたが、ここでも我々は見るだけ・・。別れ際、男は「日本の人たちにここの博物館のこと、ぜひ紹介して下さい。」と自分の名前を書いた名刺をくれた。

  •  旧市街をオールドゲードから出て海沿いに歩いた。

     旧市街をオールドゲードから出て海沿いに歩いた。

  • フィッシャーマンが漁網を繕ったり漁船の修繕をしていた。実に愛想よく声をかけてくる。入り直したメインゲート近くでは宝くじ売りがスピーカーを通して何か叫んでいる。<br />

    フィッシャーマンが漁網を繕ったり漁船の修繕をしていた。実に愛想よく声をかけてくる。入り直したメインゲート近くでは宝くじ売りがスピーカーを通して何か叫んでいる。

  • インド洋から吹く南西モンスーンに打たれながらスター要塞、エアロス要塞と歩いた。恋人たちが壁の陰に身を寄せ合っている。体操服に着替えた男づれがウォーキングをしている。

    インド洋から吹く南西モンスーンに打たれながらスター要塞、エアロス要塞と歩いた。恋人たちが壁の陰に身を寄せ合っている。体操服に着替えた男づれがウォーキングをしている。

  • 子どもたちがクリケットに興じたり、凧上げをして遊んでいる。静かでのどかな時間が流れている。<br />

    子どもたちがクリケットに興じたり、凧上げをして遊んでいる。静かでのどかな時間が流れている。

  • ゴールの最後のディナーはホテルに頼んでおいた。ここのGHは4部屋しかないが、昨晩は欧米の一家族がいたが今日は我々のみ。2階テラスを占有し、手作りのフィッシュカリーをいただいた。冷やしておいてもらったビールとワインで俄然豪華な食卓となった。すぐ目の前にインド洋が見える。最高のロケーションでいただくカリーは、それだけでも美味しく感じたし、お米の炊き具合といい、野菜の盛り合わせ方といい、丁寧な仕事ぶりで感心した。<br /> 突然の激しいスコールに見舞われ、テーブルを少し奥にさげた。ドアの下の隙間から自室に雨水が入り込むほどだった。<br />

    ゴールの最後のディナーはホテルに頼んでおいた。ここのGHは4部屋しかないが、昨晩は欧米の一家族がいたが今日は我々のみ。2階テラスを占有し、手作りのフィッシュカリーをいただいた。冷やしておいてもらったビールとワインで俄然豪華な食卓となった。すぐ目の前にインド洋が見える。最高のロケーションでいただくカリーは、それだけでも美味しく感じたし、お米の炊き具合といい、野菜の盛り合わせ方といい、丁寧な仕事ぶりで感心した。
     突然の激しいスコールに見舞われ、テーブルを少し奥にさげた。ドアの下の隙間から自室に雨水が入り込むほどだった。

  • 止んだあと、当主が「ほらみてごらん、美しい夕日だよ。スコールの後の贈り物だよ」と、西を指さした。部屋の壁が邪魔をして日の入りの方向が見えなかったのだが、その言葉にうながされて席を立ったら、夕日が燦然と輝いているではないか・・・。<br />

    止んだあと、当主が「ほらみてごらん、美しい夕日だよ。スコールの後の贈り物だよ」と、西を指さした。部屋の壁が邪魔をして日の入りの方向が見えなかったのだが、その言葉にうながされて席を立ったら、夕日が燦然と輝いているではないか・・・。

  • インド洋に沈むオレンジ色の夕日は特段に美しかった。<br />

    インド洋に沈むオレンジ色の夕日は特段に美しかった。

  • ■10・11日目7/31・8/1 ゴール→コロンボ→空港→関西空港<br /><br />いよいよスリランカ最後の日になった。8時過ぎGHを出てスリーウィラーを捕まえて駅にむかった。駅で出発時刻をチェックしていたら、男が近づいてきて「コロンボまでタクシーで行かないか」と誘う。それがやたらしつこいので、彼から離れたいこともあり、バスターミナルをのぞいたら、ほぼ満席状態だったが、すぐに発車するインターシティーバス(130rp)があった。車内では「インド風ラップ&ロック音楽」がガンガンにかかっていた。<br /> a3は中央の補助席に座った関係で、乗車代が後ろから手渡され、それを車掌に渡す中継点になってしまった。おつりがある場合は、手渡される乗車券の後か白い紙につり銭の金額が書かれる。これを下車時に見せてツリ銭をもらう。・・・バスがガンガンにバスはスピードを上げる。誰かが車酔いをしたのか最後尾の席にスーパー袋がまわされた。ご当地の人も酔うほどに激しくバスは揺れる・・・。コロンボまで半分以上走行し、カルタラに近づいた時だった。後ろから小銭がどんどん回ってくるので前方にリレーしたが、何のお金が解しかねた。ゴールロード沿いにあるボーディツリーの前でバスが一旦停止し、みんなが手をあわせるのでやっと理解できた。シギリアに向かう途中でもあったアレだ。小銭は賽銭だったのだ。<br />

    ■10・11日目7/31・8/1 ゴール→コロンボ→空港→関西空港

    いよいよスリランカ最後の日になった。8時過ぎGHを出てスリーウィラーを捕まえて駅にむかった。駅で出発時刻をチェックしていたら、男が近づいてきて「コロンボまでタクシーで行かないか」と誘う。それがやたらしつこいので、彼から離れたいこともあり、バスターミナルをのぞいたら、ほぼ満席状態だったが、すぐに発車するインターシティーバス(130rp)があった。車内では「インド風ラップ&ロック音楽」がガンガンにかかっていた。
    a3は中央の補助席に座った関係で、乗車代が後ろから手渡され、それを車掌に渡す中継点になってしまった。おつりがある場合は、手渡される乗車券の後か白い紙につり銭の金額が書かれる。これを下車時に見せてツリ銭をもらう。・・・バスがガンガンにバスはスピードを上げる。誰かが車酔いをしたのか最後尾の席にスーパー袋がまわされた。ご当地の人も酔うほどに激しくバスは揺れる・・・。コロンボまで半分以上走行し、カルタラに近づいた時だった。後ろから小銭がどんどん回ってくるので前方にリレーしたが、何のお金が解しかねた。ゴールロード沿いにあるボーディツリーの前でバスが一旦停止し、みんなが手をあわせるのでやっと理解できた。シギリアに向かう途中でもあったアレだ。小銭は賽銭だったのだ。

  • 3時間バスに揺られ11時30分、コロンボにもどってきた。着いたバスターミナル(フォート駅のならびで市場近く)には、空港行きのバスもあり、最終出口が確保できた。時間に余裕があったので最後の市内観光をすることにしたが、背中の重いバッグが気になった。バス停の男に頼んでみたら「俺が預かってやる。チャックをロックをしておけよ。」・・と言ってくれた。・・なんと親切なことだろう。荷物も預け身軽になってコロンボを再度散策することにした。<br />スリーウィラーを捕まえて、「タージ・レストラン」に行った。地元の客中心の大きなレストランだ。厨房が奥にあり、調理人の姿が見える。スタリモストは包丁をトントンと打ち下ろす小気味よい音に誘われて見に行った。チキンカリーとロティーを格好イイのラテン系(?)の給仕にオーダーする。スリランカ最後のランチは実に美味しかった。<br />バスターミナルにもどり、荷物を預かってくれた男に謝礼を渡そうとしたが、頑として受け取らなかった。何という清廉な男だろう。何度も「サンキュー」を繰り返し、インターシティーバス(90rp)に乗り込んだ。1時間余で空港に着いた。「歩き方」によると、バスは空港内まで行かないと書いてあったが、出発ロビーに横付けしてくれた。<br /><br />翌日の8月1日午前2時、TG308 はバンコクに向けフライト。さよならスリランカ、さよなら「光輝く島」・・・<br />

    3時間バスに揺られ11時30分、コロンボにもどってきた。着いたバスターミナル(フォート駅のならびで市場近く)には、空港行きのバスもあり、最終出口が確保できた。時間に余裕があったので最後の市内観光をすることにしたが、背中の重いバッグが気になった。バス停の男に頼んでみたら「俺が預かってやる。チャックをロックをしておけよ。」・・と言ってくれた。・・なんと親切なことだろう。荷物も預け身軽になってコロンボを再度散策することにした。
    スリーウィラーを捕まえて、「タージ・レストラン」に行った。地元の客中心の大きなレストランだ。厨房が奥にあり、調理人の姿が見える。スタリモストは包丁をトントンと打ち下ろす小気味よい音に誘われて見に行った。チキンカリーとロティーを格好イイのラテン系(?)の給仕にオーダーする。スリランカ最後のランチは実に美味しかった。
    バスターミナルにもどり、荷物を預かってくれた男に謝礼を渡そうとしたが、頑として受け取らなかった。何という清廉な男だろう。何度も「サンキュー」を繰り返し、インターシティーバス(90rp)に乗り込んだ。1時間余で空港に着いた。「歩き方」によると、バスは空港内まで行かないと書いてあったが、出発ロビーに横付けしてくれた。

    翌日の8月1日午前2時、TG308 はバンコクに向けフライト。さよならスリランカ、さよなら「光輝く島」・・・

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