2011/08/30 - 2011/08/30
10位(同エリア48件中)
yunさん
リューネブルクへ行きたかった。
小さな町だが、ある本で知り、いくつかの写真を目にして…
行ってみたいと思い2年が経った。
夏と呼べる時期の休暇取得は珍しい自分。
これを逃がすと次はいつになるやら。
ハンザの雄 リューベックの繁栄を支えた原動力。
塩の町:リューネブルクへ。
回り道になるけれどブレーメンにも立寄って
有名な4匹にもお目にかかるとしよう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
リューベックからブレーメンへ
アウトバーン走行
途中、工事区間が多数。
本来は片側3車線だが2車線規制。しかもガードレールで道幅自体がかなり狭くなっている。それでも、制限速度は120キロ。日本なら、間違いなく80キロ制限の状況だ。
大型トレーラーやトラックがワンサカ走行中でぴったり並列走行。ちょっとでもハンドル操作間違えたら…
実際、反対車線で20台くらいがガチャガチャに接触している事故現場を目撃。延々と大渋滞していた。
2時間近く、とにかく自分の車線をキープすることに神経集中〜
半端な車間距離を空けると無茶な割込みを受け危ない。
なかなか貴重な経験をしました。 -
何とか、ブレーメン市内に到着。
まずは、不思議な建築物「サイエンスセンター」へ -
UFOか? 巨大貝か?
ブレーメン大学そばにある体験型科学ミュージアムです。
外形だけ楽しみました。
シジミが「二ッ〜」て笑っているようにしか見えない。
丁度、学生達の見学中。
写真撮影しているのが見つかり… バキューンと撃たれました。 -
ブレーメン中心地へ。
車線変更かなり複雑で、ナビも追いつきません。
ドイツの市街地の運転は、ビュンビュンとハイスピードで脇をすり抜けていく「自転車」に要注意です。
慎重に運転し、目当ての立体駐車場へ車を停めました。
この子達のすぐそばの駐車場です。 -
すぐに街歩き開始です。わくわくします。
可愛い噴水がありました。
リープフラウエン教会の裏手です。
その周りではフラワーマーケット開催中。 -
緑色の市電。
どこの国でも、男の子のやる事は似たり寄ったりね。 -
市庁舎を目指して歩く。
綺麗な水色の窓枠ショーウインドウが眼にとまる。
老舗チョコレートショップ:HACHEZ -
こんな古いアーチがあります。
建物を改修する時に、大事に継ぎ接ぎ保存され続けている形跡。 -
左に市庁舎 正面は聖ペトリ教会
右はローラント像の後ろ姿。 -
ローラントさん こんにちは
初めてお目にかかります。 -
ローラントの周囲は人・人・人の垣根。
人気者ですね〜
全体像を撮影するのは諦めて
カッコいいベルトに注目してみました。 -
-
マルクト広場は風情あり。
周辺の渋い色の建物に、カフェのパラソルの映えること。 -
ふと振り向くと
カッコいいママさんが颯爽と歩いていきます。 -
市庁舎にブレーメンの紋章
この「鍵」は、「世界への鍵」と呼ばれた。
かつては守護神聖ペトリも描かれていたが
市民の力が増大し、ペトリは消えていったそうだ。 -
ローラント像と市庁舎の間をひっきりなしに市電が通る。
世界遺産を走り抜ける市電ですね。
いつまでも見ていたい私。
でも、歩き出さないと! -
市庁舎裏手ではマーケット開催中
-
ピカピカ いちご♪
-
マーケットのお店
サラリーマン風の数人が湯気のたつカップを持っているの気がづいた。
スープだ! 私ものみたい!! -
で、これっ
豆がベースで、ソーセージも入っているかな?
初めての「味」、とても美味しい。
ん〜 しあわせ
小さな簡易テーブル
向かいの男性が、買ったばかりのイチゴを袋からだして
ご馳走してくださった。
Danke さらに、しあわせ〜〜 -
お腹を満たし
マンホールをひと跳びで、街歩き続行。 -
シュヌア地区へ進む
おみやげ屋さんばかりの観光地区ではないでしょうね?
ちょっと警戒信号発令です。 -
シュヌアとは北ドイツの方言で「紐」
紐のように細い道がいっぱい。 -
かつての漁師・船乗りの居住地域
第2次大戦の戦火はここにもおよび、戦後に一旦は取り壊しが決定された。
しかし、ある建築家が庶民の暮らしを後世に伝える大事な地域であると主張し、修復保存決定となり今日がある。
昔の暮らしの痕跡を探して歩いてみたが
古いものはあまり見つけられなかった。 -
こんな色合いは北ドイツの空気にマッチしてます。
-
お姫様たち♪
-
この子 可愛いです。
-
シュヌア地区を一周してきました。
ポツポツ雨が、急に本降りになっちゃた。
スタバに緊急非難。ついでに小休止です。 -
雨が止んだら〜〜
いよいよ、この4人組に面会です。
誰も居ないシャッターチャンスはなかなか訪れず
ならば、みんなの嬉しそうな顔も一緒にパチッです。
大のおとなが、みんな子供みたいで良いね。 -
ベッチャー通り 入り口にはミカエル大天使。
このミカエルさん 覇気が無い様に見えます。 -
ベッチャー:Bottcherとは「桶屋」
ハンザ商人達が運搬に必要とした桶を作る職人街だった。
時代の経過で桶に代わる入れ物が発達、通りは廃れた。
1902年以後、コーヒー商人ロゼリウスが一帯を買い取り、順次修復をしていった。
せっかく復元された通りも、1944年、第二次世界大戦の戦火に見舞われ破壊。戦後、市民らの寄付で再度復元された。 -
カフェのテーブルも、先刻の雨で濡れている。
エリカの鉢植え
明日はエリカの群生地「リューネハイデ」へ向かう。
幸先良しかな? -
ベッチャー通りの中ほど
ここにも音楽隊の面々がいます。
この4匹、お話の設定ではブレーメンまで到達していない。
でも、この辺りで実際にロバの骨が発掘されたそうな…
ドイツ人のユーモアでしょうね。 -
Weser川へ歩を進めます。
街中にりんごの木。いっぱい実がなってるょ。 -
1962年、このヴェザー川底から古いコッゲ船が引き上げられた。
ハンザ時代の1380年、ここで進水した直後に沈没したコッゲ船だった。
原船はブレーマーハーフェンの「航海博物館」に展示中。
これは復元船で一般公開中。
こんな小さい船で航海をしたのですね。 -
そろそろ 次の町へ向かう時間です。
-
立体駐車場で待つ、この旅の相棒の元へ戻ります。
3時間半停めて5.5ユーロ。安いですね。 -
ブレーメンから120キロ 1時間半走ってやって来たのは
この旅で一番楽しみにしているリューネブルク
本来ならばじっくり時間をかけ、ハンザ時代の「塩の道」を辿りながらやって来たい町だが、時間の足りない旅人は悲しい。
一番速いルートを走る。 到着は17時 -
ホテルへチェックイン
本当は2連泊したかったホテル。
希望日満室で1泊で我慢。
【Altes Kaufhaus】
Kaufhausstr. 5Luneburg, 21335 Germany -
とても気に入りました。
フロントの対応はスマートながら温かい。
飾り過ぎず、清潔な室内です。
イルメナウ川に沿って建っています。 -
ホテルのすぐ横が「古いクレーン」
現存のものは1797年建設、1860年まで稼動していた(第一号機は1332年製)
中世、ここは賑やかな船着場だったことでしょう。
ここから旧市街へ歩き出します。 -
ここにもコッゲ船の復元船。
ハンザの繁栄を支えたと云っても過言ではないニューネブルクの町。
中世には「白い黄金」と呼ばれた「塩」の産地です。
当時、魚や肉を塩漬け保存用に、塩はヨーロッパ各地で引っ張りだこ。ハンザの雄リューベックは、ここの塩を売りさばいて繁栄した。 -
さて、ニコライ教会を目指し歩き出すと…
書店、兼画廊のような小さな店舗。
ショーウインドウにいくつか気になるイラストがあり。 -
目を凝らすと… 『ともだち』??
日本の方の作品なのでしょうか。
初めての町で日本語に会えるとは、訳もなくうれしいものですね。 -
ニコライ教会を見て
-
左折すると
小さなマルクト広場の向こうに
クリーム色のニューネブルク市庁舎が見えます。
市庁舎内のガイドツアーもありますが、今日はもう終わっています。 -
庁舎前から賑やかなベッカー通りが始まる。
通りの両側はびっしりお店が並びます。 -
派手派手なのは由緒ある「薬屋さん」
1500年代の建築。 -
ベッカー通りはアム・ザンデ広場に繋がります。
雨の向こうに虹が出たっ♪ -
アム・ザンデ広場は昔の交易所
行商人は最低3日間は滞在する事とここで物品を販売する義務が課せられ、町に強制的に収入が入る仕組み。
この広場の両脇の立派な建物は、その財で建てられた。 -
今は、もうそんな事言わないよ。
安心していつでも遊びにいらっしゃい! -
アム・ザンデ広場の西端に商工会議所(多分)
ニシンと塩かな〜 素敵なドア。 -
商工会議所は1548年築で、当時はビール醸造所。
17世紀には80軒もの醸造所があったらしい。ここ、リューネブルクは水質もすごく良いそうだ。 -
けれど、現存する醸造所は1軒のみ。
クローネン・ブロイハウス レストランもある。
8月の名物料理はハイデシュヌッケン
(リューネハイデに放牧されている特殊な羊が、夏を超えて美味しくなるのだそうだ) -
ダイハツ ミゼットに見えちゃうけれど
違いますよね。 -
アム・ザンデ広場からさらに西へ歩を進める。
ここも賑やかな通り。 -
8月下旬で
-
建物を彩る花は夏の最後の賑わい。
-
この町も、自転車がとても似合う。
大人しく待ってるね。エライエライ。 -
ピンク色の煉瓦
とても古そうな木彫りがアクセント。 -
この荷車は今も使用されていそうだ。
足元にも、頭上にも気になる風景。
キョロキョロ、いくら歩いても飽きることがない。 -
でも、空に段々と赤みが差して来た。
-
もっと西へ進むと「塩の博物館」があるが
この辺りで私はUターンです。 -
ホテルの側まで戻ってきた頃、町に明かりが灯り始めました。
-
今日も雨が降ったり、晴れたりと気まぐれお天気。
2時間半の町歩き。
まだまだゆっくりしたいけれど…足るを知るとしよう。
この町に来ることが出来て良かった。 -
明日も良い一日でありますように。
-
ホテル向かいの小さなカフェでビールを一杯。
琥珀色のほっと一息。明日への勇気充電。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- ココアさん 2011/10/22 19:11:41
- 虹!
- yunさん、こんにちは。
どれもこれも、素敵なショットですね。
虹などは、日々見れても、なかなか撮影出来ません(大抵運転中だし、虹自体が大き過ぎてカメラに入らない事が多いし)。これはホントにラッキーな一コマですね。
そして、一つ前の写真の装飾、凄い綺麗ですね。全然違う国の色遣いを観ている様な気がします。
ココア
- yunさん からの返信 2011/10/22 20:59:24
- RE: 虹!
- ココアさん
ご訪問ありがとうございます。
街歩きの途中、ラッキーな虹の出現でした。
ベルリン以外、ドイツ訪問はほぼ初めてに等しく…
季節の変わり目の為か、一日の中で雨・晴の繰り返しに驚きました。
すなわち虹の出現回数も多いですね。
消える前にカメラに収めるのが精一杯で
「日の丸構図」ですね(・・。)ゞ
ドイツでは心地良く旅が出来ました。
旅人へのヘルプがソフト・ハード面ともに丁度良い加減でした。
4Trの皆さんにドイツリピーターが多いのもなるほどと。
ココアさん、素敵なお国にお住まいで羨ましいです♪♪
yun
- ココアさん からの返信 2011/10/23 00:26:18
- RE: 虹!
- ええ、ドイツは、虹には恵まれた国だと思います。
おっしゃる通り、ドイツでは一日雨が降り続く事はまずありません。雨も局所的で(多分、平野と川だけからなる国土だからだと思います)、時間毎の天気予報が必須です。ですから、アウトバーンで毎日何十キロも飛ばして帰宅するのですが、大抵、日没迫る頃、太陽が地平線に沈む寸前に顔を出して、巨大虹が出現します。でも高速運転なので、未だにドイツ虹は撮れていません。虹って、必ず二重だそうですね。上の虹が薄くて、大抵日本の都会では見えていないだけだと何かでみました。でも、ドイツは、どこも、遠くまで平野が続いているので、二重虹もかなりくっきりと見えますね。そういう時が、あぁ、辛いことが多いけれど、ドイツに住んでいて良かったと思います。
また、ドイツにいらして下さいね。
ココア
- yunさん からの返信 2011/10/23 10:04:03
- RE: 虹!
- はい♪
またいつか、季節と場所を変えて
ドイツの笑顔に会いに行きたいと思います。
(雪降るクリスマスのドイツかなっ)
時間ごとの天気予報…
今更ながら、TV天気予報の意味を認識しました(遅い!)
地平線に架かる「二重の虹」、元気の素ですね。
yun
-
- ももであさん 2011/10/22 18:36:43
- ブレーメン
- yunさん
「本当は怖いグリム童話」を斜め読みしたことがあります。
グリム原作のモチーフは、リストラされた人の悲哀とか。
年老いて農作業できないロバ。狩りをしない犬、ネズミを捕らない猫、
食肉にされそうな鶏
現実逃避のため、行き求めたブレーメン。結局行き着くこともなく、
最後は強盗の奪った金をさらに横取りして、平穏に暮らしていく…
なんだか身につまされるストーリーです。
でも考えて見れば、さらに怖い話しは日本にも。
たかが数個の吉備団子欲しさに、桃太郎にそそのかされ、鬼殺害に荷担
した犬・キジ・サル達!?
なーんて童話や昔話って、原作は怖いものが結構ありますね。
ところでブレーメンを見守り続けるローラント像
なくてはならないものだから、有事に供えて市庁舎の地下には、もう
一体がバックアップされているとか、いないとか。
謎めいたところは童話よりも夢があるかな。
ももであ
- yunさん からの返信 2011/10/22 20:25:16
- ほのぼの思考
- こんばんは ももであさん
以前に、「本当は怖いグリム童話」を読み始めてすぐに止めてしまった私です。
凄く怖くて…、間違いなく怖い方が本当の「お話」であると悟りましたが、長らく「ほのぼの話」と思っており、脳内は修正を拒否。
ヘンゼルとグレーテルが「口減らし」なんて怖いよ〜〜
> たかが数個の吉備団子欲しさに、桃太郎にそそのかされ、鬼殺害に荷担
> した犬・キジ・サル達!?
桃太郎さんもそうなっちゃうの??(ノ◇≦。)
でも、云われれば確かにそうですね。
物事は多面的に観察せねばなりませんね。
ローラントさんはカール大帝に仕えた勇敢な騎士だったそうですね。
バックアップはだーれも見た事無いって。
でも、どこかにありそうな気がしているyunです。
旅行記見ていただき、いつもありがとうです。
yun
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