2011/09/16 - 2011/09/27
392位(同エリア556件中)
ひろこさん
ベニスを出てアドリア海を南下し、バーリへ。ここから車で1時間ほどのところにアルベロベッロという小さな村があります。石造りのとんがり屋根の「トゥルッリ」がかわいいところです。
以前NHKの番組で見たことがあり、実際に村の中に立ってみるとほんとうにふしぎな風景です。
よいガイドさんに恵まれて、トゥルッリの中に入ることもできました。
バーリからアルベロベッロまでは、コスタクルーズのエクスカーションを利用しました。
私たちがクルーズ船のエクスカーションを利用するメリットは、
1)テンダーなどで少人数ずつ下船/乗船する場合、一般客より優先的に下船できる。
2)ちょっと離れたところや、数カ所を回る場合、バスなどで効率的に動ける
3)現地のガイドさんが説明してくれるので、いろいろ楽しい話を聞ける
でしょうか。
アルベロベッロの場合は特に2番です。バーリの港からは車で1時間以上離れているので、バスで景色を楽しみながら運んでもらいました。
実はクルーズを通して夜の写真はほとんどないのですが、毎日ドレスコードが新聞でお知らせされます。この日はインフォーマル。
私は白いワンピースにターコイズブルーのカーディガンを着ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
写真が白黒になってしまいましたが、トゥルッリがたくさん並んでいます。
トゥルッリはもともと家ではなく、この地域の人々が畑などで働く際、日中の暑さを避けて昼寝するための休憩場所だったそうです。
アルベロベッロの夏はとても暑いので、午後は4時頃までトゥルッリでシエスタ(お昼寝)する習慣があったそうです。私たちが訪問したのは9月20日でしたが、ガイドさんによればその2週間前には最高気温が42度(!)だったそうです。
その後、家屋に課税する制度から逃れるために、ちょっと細工すればすぐにとんがり屋根の部分が壊れるような造りにして、住居にしたそうです。徴税の役人が来たら、入り口の上の要石を抜き取ると屋根は崩れてしまい、「屋根がないから家ではない。家ではないから課税できない」と主張したとか。
といっても住人がそうしたのではなく、この地を収めていた貴族が、国に収める税金を逃れるためにそうさせたのだそうです。 -
歩く人の高さと比べてもトゥルッリは小さいですね。
-
入り口のアーチのすぐ下に見えるのが要石です。
結構大きな石ですが、トゥルッリの石はすべて積んであるだけでしっくいなどを使っていないので、よいしょと要石を外せば黒い部分の屋根がぜーんぶ崩れてくるそうです。
ガイドさん、説明しながら「試さないでくださいね」って(笑)
はい。だいじょうぶです。 -
通常は道を歩きながら周囲のトゥルッリをながめるだけですが、今日のガイドさんは地元にいろいろお友達がいるらしく、あるトゥルッリの内部を見せていただきました。
現在も実際に使われている住居なので、さっと入って「チャオ!」と声をかけて、数枚写真を撮らせてもらいました。
内部の壁はこんな感じでした。 -
屋根の部分に白い模様がついているトゥルッリもあります。
-
おみやげ屋さんも、こんな感じでトゥルッリをそのまま利用しています。
-
オリーブオイルや香辛料など、ながめているだけでも楽しいです。
-
うーん、こんなかわいいトゥルッリの置物なら買っちゃおうかなぁ。
-
こっちの置物のほうが本物そっくり。
でも重いし、家に置く場所もないし…で写真だけでガマン。 -
ねこのぬいぐるみですね。かわいい…
実はこれにそっくりの風景、アルベロベッロに着いた時に見ましたよ。 -
このコたちなんですけど。
有料トイレの入り口、料金所のテーブルの上でぐっすり寝てました。
さっきのぬいぐるみそっくり!
うしろに見えるのはトイレを待って並んでいる人たちなんですが、みんなこのコたちを見ながらクスクス、ニコニコ。
この写真は会社のねこ好きの同僚へのおみやげにしようかと思います。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- うり坊さん 2011/09/30 23:01:11
- ねこちゃん、可愛い〜!
- アルベロベッロ、旅番組でよく見ますが、
実際に、その街の中にいるのって、感慨深いでしょうね。
トゥルッリの内部を見学なんて、すごくラッキー!
でも、ほんと低い、というかコンパクト!
家財道具は入るんでしょうか?
ネコちゃん、可愛くって、ぬいぐるみと実物の区別がつきませ〜ん(^_^;)
- ひろこさん からの返信 2011/10/01 22:08:05
- RE: ねこちゃん、可愛い〜!
- うり坊さん
コメントをありがとうございます。
そうそう、私も「テレビのまんま〜」と思いました。
もともとこの地域は決して裕福ではなく、質素な生活をしていたそうです。
写真を撮らせていただいたこのお宅は、内部に小さな部屋が5つほどありましたが、最大13人が生活していたとのこと(!)子供が生まれれば屋根裏のようなところにちょっとした小部屋を追加したりしたそうですが、1996年に世界遺産に登録されてからは、改築などはいっさいできなくなったそうです。
このネコは思わず写真を撮ってしまいましたよ。人がたくさんいても全然平気で寝ていました。
> アルベロベッロ、旅番組でよく見ますが、
> 実際に、その街の中にいるのって、感慨深いでしょうね。
>
> トゥルッリの内部を見学なんて、すごくラッキー!
> でも、ほんと低い、というかコンパクト!
> 家財道具は入るんでしょうか?
>
> ネコちゃん、可愛くって、ぬいぐるみと実物の区別がつきませ〜ん(^_^;)
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