2010/12/24 - 2011/01/08
42位(同エリア50件中)
ちゃおさん
ミト―からチャウドックへのマイクロバスは、途中の大都市、ロンシャンを通過し、フェリーに乗船する頃から日が暮れ、対岸に着いた時は、もうとっぷり日も暮れていた。ここへ来る以前は一面のRice Fieldかと想像していたが、その想像は全くの間違いで、この国道沿いには絶え間なく町屋が続く。ちょっと町屋が途絶え、周りが暗くなったと思ったら、直ぐに又次の町の家並が続く。
ベトナムの人口は約8600万人。タイよりも多く、インドシナ最大の国だ。特にこのメコンデルタ地帯は肥沃な土地で、人口密度も大いに違いない。しかも先のベトナム戦争時にはミト―、カントーなどの一部の地域を除いて、殆ど戦乱にも巻き込まれなかったので、資産の集積も進んでいるのだろう。
窓の外を見ていると、賑やかな街並みが繰り返し続き、乗客の2−3人がその町で下車したと思ったら、又別の客が乗り込んでくる。日本の田舎道を走るよりも賑やかで、人々の移動も多い。どこの町でも圧倒的な数のバイクがミニバスの周りを取り囲み、我先に走り去る。町の中央は綺麗にライトアップされ、大勢の人が夕涼みに出ているようだ。全く、メルヘンの世界を走り抜けているようだった。
時間的にもう間もなくチャウドックに到着するかと思われる頃、道幅もだんだん狭くなり、交互2車線に狭まってきたが、この集落はキリスト教徒が集まっているのか、街道の両側の家々は、庭先に大きな十字架のイルミネーション、キリストやマリアをかたどった光の人形を装飾し、全体に所得の低い国民の筈なのに、この集落は別なのか、日本のクリスマス、年末よりも賑やかで、華やかなイルミネーションが続いている。果てしなく続いているが、それでも合計したら2−3キロか、5キロ位か。それにしても華麗なものだった。
時速100キロ近い猛スピードで走り抜けるマイクロの中から写真を撮るのは困難であり、この光景は目に焼き付けるしかなかったが、こうして両側の、全く夢のような光景を見ている内に、間も無く執着のチャウドックの町に入った。時計を見るとまだ7時過ぎ、7時半にはなっていなかった。
- 旅行の満足度
- 4.0
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