2010/12/24 - 2011/01/08
75位(同エリア91件中)
ちゃおさん
タイは既に中進国から先進国への仲間入りをしているので、遠距離バスのターミナル、休憩所なども随分綺麗に整備されていて、場所によっては日本の「道の駅」以上に綺麗な場所もあるが、このベトナムでもモータリゼーションは急速に発達、整備されているようだ。
このカントー郊外のドライブインも広い駐車場の中に何台ものミニバンが駐車していて、この町を中継地点として、デルタに散在する各町村への交通網が確保されている。昔は運河を舟で往来していたのだろうが、今はミニバスで効率よく人々を運んでくれる。
中々整備されたドライブインだ。トイレなども水洗で、綺麗に水洗いされている。しかし、一つだけ残念なのは、日本の昔風の和式トイレで、様式の便座に座って用を足すことができない、ということで、タイではかなり様式が普及し、こうした場所の公衆トイレも半分以上は様式になっているが、ベトナムではまだそこまで行っていない。
調理場も衛生的で、食堂などもアルミを主体としたイス・テーブルで、ハエなども見当たらない。多分日本の外務省、JICAなどが中心になって、これ等の国の若き指導者を日本に呼んで、色々な教育を施してきた成果が徐々に表れてきているのかも知れない。別段、お腹が空いている訳でもなく、ミニバスの中で食べるように、果物を2種類ほど買い、ドライブインを後にする。
さてメコンデルタは以前ベトナム戦争の映画、「Killing Field」で見たような一面のRice Fieldを想像していたが、全く案に相違して、車の中からは畑や田んぼなど殆ど見えない。どこまでも街道沿いに続く家並や雑種地だけだ。
時々大きな街を通り過ぎたりする。サイゴンから遠く離れたこんな地方で、これ程大きな街があるとは驚きだが、銀行あり、旅行会社あり、保険あり、で、人通りも多い。大体僕がここへ来るまでに聞いていた都市名と言ったら、先のミト―とカントー位であったが、それ以上に大きな町もあるようだ。
その内の一つ、ロンシャン(Long Xuyen)を通り過ぎる頃、夕方になり、この町の外れで、フェリーに乗ることになる。フェリーに乗る頃にはとっぷり日も暮れて、辺り一面は夜の闇。メコン川で唯一長大橋の架かっていない場所がここ。いずれこの場所も長大橋に取って代わられるだろうが、カーフェリーに乗るのは久し振りだ。タイの離島では何回か利用したが、メコンでフェリーに乗ったのは初めての経験だ。全く海のような広い港を出港し、凡そ20分、対岸に着き、再び、夜の街道をチャウドックに向け、マイクロはひた走って行った。
- 旅行の満足度
- 4.0
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