2011/08/17 - 2011/08/17
64位(同エリア265件中)
ニッキーさん
4日目午後はセビーリャを後にしてロンダへ行きます。
ロンダという街は私も妹も今まで聞いたことがありませんでした。
実はこのツアーを選ぶにあたり、値段が同じで旅程も似通った2つのツアーを検討していました。違いは、白い街ミハスへ行くか雄大な眺めのロンダへ行くかだけ。迷ったあげく、今まで見たこともない風景が見られるという点で妹も私も意見が一致、ロンダが入った方を選んだのです。
スペイン旅行の前に封切られた織田裕二主演の映画「アンダルシア 女神の報復」を見に行ったら、ちょうどこのロンダが出て来ました。断崖の上に建つ街ロンダを空から撮った映像がとても印象的で、私も妹もロンダを選んで良かったと楽しみにしてこの日を迎えました。
夜はグラナダへ。夕食後、オプショナルツアーに参加、洞窟フラメンコショーを見に行きました。踊りは人によりバラつきがあり、魅了する踊り手とそうでもない人と。それでも狭い洞窟タブラオで間近に見るフラメンコは異国情緒満点、迫力満点。帰り道、タブラオ近くからは夜景に凛と浮かび上がるアルハンブラ宮殿のライトアップも見えて、グラナダでのエキゾチックな夜を満喫しました。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
今回の旅のスケジュール:
1日目 8/14(日) 午前成田発 夜マドリード着 ホテルへ
2日目 8/15(月) 午前 マドリード市内観光
スペイン広場
国立ソフィア王妃芸術センター
午後 トレド
サント・トメ教会
カテドラル
夕方 マドリードへ戻る。マヨール広場
3日目 8/16(火) 午前 マドリード プラド美術館
ラ・マンチャ地方の風車
夕方 コルドバ
メスキータ
4日目 8/17(水) 午前 セビーリャ
スペイン広場
カテドラル
★午後 ロンダ
闘牛場
ヌエボ橋
★夜 洞窟フラメンコショー
5日目 8/18(木) 午前 グラナダ
アルハンブラ宮殿
ヘネラリーフェ庭園
午後 エルチェのヤシ園
6日目 8/19(金) 午前 タラゴナのラスファレラス水道橋
午後 バルセロナで自由行動
カサ・バトリョ
7日目 8/20(土) 終日 バルセロナ市内観光
サグラダファミリア
グエル公園
ミロ美術館
モンジュイックの丘
カタルーニャ音楽堂(外観のみ)
夕方 自由行動
ランブラス通り
カテドラル
8/9日目 8/21(日)22(月) 午前 バルセロナ空港発、成田へ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
PR
-
セビーリャからロンダまでは120km。
相変わらず車窓には荒地やオリーブ畑が続きます。
山岳地帯にあるロンダ。
万一に備えて昼食の後、酔い止め薬を飲んでおきました。
ぐわんぐわん振り回されるようなカーブを覚悟してたのに、カーブは思ったほどではなく拍子抜け。
そして薬のせいかスペインへ来て初めて眠気が・・・。
これから観光なのにマズいです。 -
午後3時過ぎ、ロンダの街に到着。
団体のやることは、まずトイレ休憩。
少ないトイレに大勢並んで時間がかかる〜。
フラメンコダンサーなのかな?髪に大きな花をつけた派手ないでたちの女性たち、皆が並んでるのを見て「何並んでんの〜?」みたいなことを言って平気でトップに割り込み。
一番前に並んでた日本人の若い女性は「すごい迫力で、とても止められませんでした」って苦笑い。
ここでは一列並びしないのかな〜?
いや、たぶんわかってたんだと思います。
後で「ごめんなさいね」みたいなことを言ってたから。 -
さ、観光に出発です。
ガイドは優しくすてきなおじいさん。
この写真はスペイン1の闘牛士と言われるペドロ・ロメロの銅像。
生涯に5500頭の牛を倒したとか。
この人のおじいさんのフランシス・ロメロが今の闘牛スタイルを生み出したそうです。
ロンダは近代闘牛の発祥の地なのです。 -
ロンダは標高750メートルに位置する街です。
川の浸食によって造られた深い渓谷で、街は北の新市街と南の旧市街に分かれています。
私たちがバスを降りたのは新市街。
ガイドさん、公園のような所へ皆を案内します。
昨日のコルドバほどではありませんが、ロンダもやはり暑い。 -
視界がぱあっと開けたと思ったら・・・
目の前に、広い谷を見下ろす信じがたい眺めが広がっていました。 -
イチオシ
わー、すご〜い。
大パノラマです。
なんて雄大な眺め。 -
イチオシ
右側。
遠くに見える山並み。
はるか下に畑や林が広がっています。 -
左側。
-
もっと左。
断崖絶壁です。
恐ろし〜!
私たちが立っている所もあんな崖の上なんですね。
お尻がもぞもぞする感覚。
いったいどうしてこんな地形ができたのか? -
下を見るとこんな風。
-
-
公園の中でこんなプレートを見つけました。
オーソン・ウェルズのパセオと書いてあります。
パセオとは散歩道の意味らしいです。
ロンダはオーソン・ウェルズやヘミングウェイに愛された場所なのだそうです。 -
公園展望台の次にやって来たのは闘牛場です。
ロンダの闘牛場は18世紀に建設されました。
スペイン最古の闘牛場としてスペインの有形文化財になっています。
闘牛場の前には牛の像。
原寸大かな? -
ポーズを決めるマタドールでしょうか?
酔い止め薬のせいか、眠気が襲って来ます。
座ったらカックリ行きそう。
まだまだこれから観光です。
気をしっかり持って行かねば・・・。 -
入って右手、観客席の下のスペースは闘牛博物館になっていて、写真や絵、闘牛士の服などが展示されています。
右の男性が私たちのガイドさんです。 -
これはマドリードのマヨール広場で闘牛が行われた様子を描いた絵です。
そうなんですよね。
マヨール広場でかつては闘牛や祭り、王室行事や処刑などが行われていたことはガイドブックで読んで知っていました。
この絵では、周りの建物が全部観客席になって、窓という窓から人々がのぞいています。 -
ウシの頭の剥製と闘牛士の服、マント、銛(もり)、槍、剣など。
闘牛士の服は刺繍やモールで華やかに飾られています。
有名闘牛士たちが着ていた服があまりに細身なので、一同びっくり。 -
では、いよいよアレーナに入ってみます。
-
おぉ〜、ここで闘牛をするのかぁ。
闘牛士になった気分で見回してみます。
闘牛場の直径は66メートル。
黄色い色をした闘牛場の砂。 -
向こうの木のドアが、牛が出て来るドアです。
牛はすべて500?以上のオス牛。
あのドアの向こうに牛舎と牛囲いがあって出場前はそこに入れられています。 -
ここに立つ闘牛士の緊張度は並大抵ではないでしょうね。
逆に数十分後に死ぬ運命を背負わされてここに立つ牛達のことを考えるとあまり気分の良いものではありません。 -
観客席は2段になっています。
すべての観客席に屋根があることがこの闘牛場の特徴なのだそうです。 -
アレーナの壁には所々に隙間があります。
危ない時に闘牛士が逃げ込む隙間でしょうか? -
次はヌエボ橋を見に行きます。
再び断崖の方へ歩きます。
夾竹桃(きょうちくとう)が花盛り。 -
ヌエボ橋へ行くため、今度はパラドール((昔の由緒ある建物を利用した国営ホテル)に沿った崖っぷちの通路を歩きます。
-
狭い通路を少し歩くと、またまた雄大な眺め。
この道最高!
ここからは旧市街が見えます。 -
断崖絶壁ギリギリに建つ白壁の建物。
カフェ・テラスもあります。
川の浸食によってできたと言うけれど、ロンダの街だけが崖の上に取り残されたような錯覚に陥ります。
「空中に浮かぶ都市」、そんな気がしました。 -
よく見ると、向こうの方から下へ降りて行く道があります。
ここに気球が浮かんでいる写真を見たことがあります。
気球に乗って空から見ると、この地形の特異さがわかると思います。
トルコのカッパドキアのように気球がたくさん浮かぶ光景、ロンダでも見てみたいものです。
たくさんの気球が浮かぶ光景それ自体も感動ものなのではないでしょうか? -
イチオシ
ここから右手を見ると別の展望台が見えました。
ガゼボの前の展望台はなんと崖に突き出していて支える柱がない!
なんと危うい出っ張り。
ゾ〜ッ。
あそこが一番怖い。
私の言う意味がわからない方は、ぜひ写真をクリックして拡大画像でご覧ください。 -
イチオシ
パラドール脇の通路を崖に沿って歩くと、谷底まで長い足を下ろしたものすごい橋が見えて来ました。
ヌエボ橋です。
そそり立つ崖に食い込むように掛けられた高い橋。
橋の向こうが旧市街。
手前が新市街です。
ロンダはなんと壮絶な景観を持つ街なんでしょう。
どうしてこんな断崖絶壁の上に街を造ったのか。
やはり防衛のためですかね? -
イチオシ
ヌエボ橋は高さ100メートル近くあるそうです。
下にはごうごうとした流れがあるのかと思いきや、川の流れは遥か下をちょろちょろ。
橋だけがあっちとこっちをつないでダムのように立ちはだかっているのです。
何とも不思議な光景です。
映画「アンダルシア 女神の報復」で見たシーンはここの映像だったんですね。
断崖絶壁の上に建つロンダを空から接近しながら撮っていたので、大迫力でした。 -
橋の向こうに見える旧市街にはイスラム風の建物が多く残っているそうです。
ゆっくり訪れたら楽しいでしょうね。 -
橋の上から見ると、浸食されずに残った部分がそそり立っていて不思議な風景を成しています。
-
橋を渡ってみます。
橋の左手(東側)の眺め。
崖の途中にはバルコニーのように突き出したカフェが見えます。 -
イチオシ
ヌエボ橋から見た北東側の断崖。
-
あは、写真を撮る私たちの影が谷底に映ってる。
谷底が深すぎて川の流れがよく見えません。
こんな細い流れがどうしてこんな深い渓谷を作ったのか不思議です。 -
イチオシ
橋を渡り、南の旧市街から北の新市街側を眺めた様子。
渡る前は橋の西面を見ていましたが、今見ているのは東面。
午後の日差しに橋の壁も陰になっています。
橋の向こうにはパラドールがあります。
さっきはあの横を通って来たのです。 -
イチオシ
南側(旧市街側)にはアラブ風の街並みが残ります。
段々になったバルコニー。
この細い渓谷の間を細い流れが通っています。
こんな珍しいランドスケープ、前代未聞です。 -
北側の崖(新市街側)。
白い家が立ち並びます。
崖の高さに応じて段々畑のようなテラスがこしらえられています。 -
北側(新市街側)。
崖が層になっています。 -
ここをバックにガイドさんと写真を撮ってもらいました。
それにしても、あー、ロンダも暑い。
サングラスに帽子、長袖にスカーフ。
私たちの格好といったら・・・。 -
ヌエボ橋を渡って新市街の方へ帰ります。
橋の上はこんな風に石畳の道路が通っています。
正面に見えるパラドールは旧市庁舎を改装したホテルです。
こうして見るとわかりませんが、突き出した絶壁に建つ建物なんです。
崖に面する部屋は眺めがいいでしょうね。
日の出、日の入り時もきれいに違いありません。
ちょっと調べてみたら、値段はそこそこ。
とてつもなく高いわけではありません。
いいなぁ。泊まってみたいです。 -
新市街のバス駐車場へ戻ります。
次はグラナダまで長距離ドライブになるので、駐車場へ戻ったらまたトイレ休憩です。
団体旅行では途中の無理が言えないので、とにかく行ける時に行っておかねばなりません。念のためと言いながら、旅行中、いったい何か所のトイレを利用したことか。
こんな話で恐縮ですが、スペインのトイレ事情をちょっとだけ。
観光地のトイレはまずまずきれいな所が多かったです(例外もありましたが)。
荷物をかけるフックが無いことが多く、いつも困りました。
省エネのため、一定時間が経つと自動的に電燈が消えてしまうトイレもよくありました。電燈がついてるうちにスイッチの場所を覚えておき、消えたらまたスイッチを押します。 -
水を流すボタンもいろいろ。
押してダメなら引いてみな。
押す、引っ張る。ボタンの形も場所もいろいろ。
次の人に、ここは押すタイプだの引くタイプだの、伝達ゲームみたいに伝えていきます。
水流は弱めなので、ボタンは長めに押す(引く)こと。
トイレットペーパーが切れているトイレも多かった。
「紙ありませんよ」とまた伝える。 -
一番困ったのは便器だけで便座がないトイレ。
女性はとても困る。
べったり座るのは抵抗があるし、はまりそうだし・・・。
戸惑う日本人たちがやったのは腹筋を使うこと(笑)。
セビーリャの建物もお洒落だったけど、ロンダもかわいい建物が多いです。 -
ここは教会。
とってもかわいい建物ですね。
空中に浮かぶ都市、ロンダ。
雄大な谷の眺めと入り組んだ崖、崖に立ちはだかるような橋が印象的でした。 -
今夜のホテルのあるグラナダはロンダから185km。
この行程は省略しますが、バスで3時間ほど。
熱くなった体を冷やし、ある人は居眠り、ある人は読書。
いつも爛々とした目で景色を眺めるさしもの私も、酔い止め薬の効果には勝てずうつらうつら。
景色はすっかり馴染みになったオリーブ畑です。 -
午後7時。
グラナダのホテル・アリサレスに到着しました。
アルハンブラ宮殿から歩いて10分ほどの所にあるホテルです。
またベッドがくっつけてあります。
友人同士で参加の何組かは、落ち着かないから毎回ベッドを引き離して寝ていると言っていました(笑)。 -
セーフティ・ボックスは有料で、フロントで鍵を借りないと使えないタイプでした。
私たちはここは一晩だけなので、セーフティ・ボックスは使いません。 -
夕食はホテルでブッフェ。
今写真を見ると、とってもおいしそう。
こんなにおいしそうに見えるのに、あまりおいしくありませんでした。v_v;
種類はたくさんあったんですけどねえ。 -
地元グラナダ大学のグループが夕食会場へやって来てギターを弾き歌を歌い始めました。
学生にしては10歳20歳年を取り過ぎだし、どういうグループでしょう?
最後にCDを売りに来ます。
買っている人もいました。
グラナダ記念ですね。 -
洞窟フラメンコショーを申し込んだ人は、食事の後、ホテルへ迎えのバスが来ます。
昼間はあんなに暑かったのに、夜になると涼しくなって来ました。
カーディガンを羽織って出かけます。 -
夜9時。
迎えのバスに乗り込みます。 -
バスは坂を下りてグラナダの街の方に行きます。
スペインの黄色い郵便ポストがありますね。
角の塀のドアの横には「グラナダ民芸品展示販売所」と日本語で書いてあります。 -
グラナダの街並み。
バイクが多い。 -
ハンギングバスケットを飾った街灯。
少しずつ暮れ行く空にオレンジ色の灯が温かいです。 -
きちんと掃除されたきれいな街並み。
仲睦まじそうな夫婦が歩いています。 -
やがてバスは坂道を上り始めます。
アルバイシン地区と呼ばれる丘にやって来たのです。
ここはイスラム支配時代の白壁の街並みが残っています。
これから行く洞窟フラメンコ・ショーのタブラオがここにあるのです。 -
「はい、この右手、アルハンブラ宮殿でーす」添乗員さんの声に、慌てて右を見る。
本当だ!アルハンブラ宮殿だ。
動くバスの中からとっさにシャッターだけ切りました。
憧れのアルハンブラ宮殿。
こんな所で突然現れるとは急過ぎます。
心の準備ができていないじゃありませんか。 -
バスを降りてここからは歩き。
-
細い石畳の道を登っていきます。
-
フラメンコ・ショーのお店、ロス・タラントス。
グラナダの洞窟タブラオの老舗だそうです。
洞窟という割には屋根がある普通の家並みでちょっとがっかり。
添乗員さんに聞くと、こう見えても昔、丘の斜面に洞窟を掘って造られた家なのだとか。
お店の前でおばあさんがカスタネットを売っています。
誰も買わなかったら、おばあさん、すごく悲しそうな顔。 -
お店の中に入ると、洞窟の雰囲気たっぷりです。
中は細長くて狭い。
写真を撮っていたら入るのが最後の方になり、入口近くの席になってしまいました。
奥の方にマットが敷かれ照明が当たっているところを見ると、あそこで踊るのでしょう。
部屋が細長いので、私たちの席からはかなり遠いなぁ。 -
白壁の天井や壁には銅のおたまがたくさんぶら下げられていて面白い。
ショーは21時半からと23時からと2回行われ、私たちが見るのは最初の回です。
ショーは1ドリンク付き。
妹がサングリアを注文してみました。
サングリアは一度は飲んでみたいと思っていましたが、大抵3〜4人分のピッチャーで出てくるので、多すぎてこれまで頼めなかったのです。
サングリアにはウォッカが入っているとか。
お酒が飲めない私もひと口飲ませてもらいましたが、ここのは相当薄めてあるようです。
写真撮影はOK。フラッシュもOK。ただしビデオ撮影は禁止です。
始まるのを待つ間、一人参加の若い女性が「暗いから写真設定、今のうちにあれこれやってみた方がいいですよ」と私のカメラでいろいろ試し撮りしてくれました。この女性、旅慣れた風なので最初は取っつきにくいかと思ったのですが、とんでもない、本当にいい人でした。今まで一人で20か国も旅しているそうです。旅行中お世話になりました。 -
やがてショーが始まりました。
踊り手が2人、歌い手が1人、ギタリストが1人。
最初に踊ったのは顔もスタイルも良い女性でした。
やっぱりあのマットの上で踊ります。
こっちの方には来ない。
もっと奥の席が良かったなー。 -
奥の方ばかり向いて踊ってなかなかこちらを向いてくれません。
-
足を踏み鳴らす音がすごいです。
音楽、歌、掛け声が合わさって気分上々。
真ん前で見られる人はいいなぁ。
この女性、自分が踊らない時も明るく掛け声をかけたりして盛り上げようとしている気持ちが伝わって来ました。 -
次に踊ったのはこの女性。
新人さんなのでしょうか、若くて顔もきれいですが緊張している様子。
踊りもちょっとおとなしくて物足りない。
大きな胸とお尻をぴちぴちの衣装に押し込んでいます。
なかなかこちらを向いてくれないので、お尻ばかり見るはめに。 -
3人目は男性。
女性たちの衣装に比べて赤と黄緑のサテンの衣装がちょっと野暮ったく見えて期待せずにいたら、この男性、ステップの妙手でした。
ダンサーの靴底にはたくさんのびょうが打ってあって、それを床に打ちつけて大きな音を出すそうです。
タップダンスとも違う細やかで見事なステップ。
心からの拍手を送りました。 -
ここで一度休憩。
メンバーが入れ替わります。 -
だんだんボリュームあるダンサーが出て来ます。
足を踏み鳴らす音がホントにすごいんです。
ステップと言わなければいけないんでしょうが。
ダダダダ、と足を踏み鳴らす踊り。
中の席に座った人に後で聞いたら、真ん前の席は足を踏み鳴らす音が大きくて耳がつんざけそうだったと。
また、近すぎてお尻しか見えず全体が見えなかったとも言っていました。
どっちもどっちですね。 -
さらにボリュームアップ。
ド迫力です。 -
最後に出て来たのはなんとおばあさん。
体つきは細いのですが、眼力(めぢから)がすごい。
何も言わせないぞというような表情。
カスタネット中心の踊り。
やはり体力もあまりないからカスタネット専門なんだろうな、と思いきや・・・ -
最後は華麗なステップで魅せてくれました。
おーすばらしい。
おばあさんなんて言って失礼しました。
現役のダンサーでした。
良かったですよぉー。
最後にブルーのドレスの女性がもう一度踊ってショーは終わりました。 -
外へ出ると、フラメンコ・ショーのお店ロス・タラントスにもライトが入っていました。
踊り手さん達、表に椅子を置いて談笑しています。
中が狭いからなんでしょうね。
「これからアルハンブラ宮殿のライトアップを見に、展望台へ行きましょう」と添乗員さん。
それは嬉しい。
ところがバスがなかなか来ません。
お店の前の通りからも見えるということで、結局展望台へは行かないことになりました。
「この坂道をもう少し上るともっと良く見える場所があります」
添乗員さんが走って確認しに行ってくれました。 -
お店の前の坂道を少し登って行くと、うわー、見えました。
憧れのアルハンブラ宮殿が夜の闇に深閑と浮かび上がっていました。
ずっと見てみたかったアルハンブラ。
そのアルハンブラ宮殿が目の前に凜とした姿で浮かび上がっているのです。
感動です。
100円ショップで買ったミニ三脚が威力発揮。
持って来てて良かった!
100円の三脚でもあると無いでは大違い。 -
スペイン最後のイスラム王朝の宮殿、アルハンブラ宮殿。
イスラム芸術の最高傑作と言われています。
アルハンブラとはアラビア語で「赤い城」を意味するそうです。
そう言えばライトも少し赤めです。 -
今日はセビーリャ、ロンダ、グラナダのフラメンコとたくさん見て、締めくくりはアルハンブラ宮殿のライトアップ。
最高の一日でした。
明日はあのアルハンブラ宮殿を見に行きます。
ますます楽しみになって来ました。
興奮冷めやらぬまま、帰途に着きます。(つづく)
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この旅行記へのコメント (6)
-
- ももであさん 2011/10/16 17:48:46
- 次回は、年末ジャンボ宝くじ…!?
- ニッキーさん
またしても、たくさんのご投票をありがとうございました。
さっきまで清水焼団地の「陶器まつり」に行ってました。マグカップをゲット。
ロンダかミハスか。確かにかなり難しい選択ですね… どちらも捨てがたい。
と、なるとやっぱり両方見るのが一番!? で、ぼくの感想はやっぱり甲乙付け難い。
単純に街を観光するだけなら、ロンダで正解だったと思います。
ぼくの場合、何も知らずにミハスに到着すると、丁度月に一回ほどしか開催されない
闘牛開始のまさに15分程前でした。
当然、見ることにしました。世界最小の闘牛場。もちろん規模は小さい。
ところがところが、世界最小だけに簡単に最前列で観戦でき、手を伸ばせばまるで
牛に届きそう。砂かぶりの大迫力でした。こうなるとミハスも良かった〜
一生に3回しかない幸運の、1回目を使いました。
ヌエボ橋は下って行くと、途中の民家付近に大迫力の撮影ポイントが。
お〜、ここは良い!と思い撮ろうとすると、住人が出てきて1ユーロなんだとさ。
なんて商魂。だったらもういいよー、ぶひ。
さて先週、いきなりの赤紙召集令状。
競争倍率10倍の難関を突破し、東京マラソンの出走当選!
一生に3回しかない幸運の、2回目を使いました。
今からちょっくら走ってきます♪ ももであ
- ニッキーさん からの返信 2011/10/17 00:02:57
- RE: 次回は、年末ジャンボ宝くじ…!?
- ももであさん、こんばんは。
赤紙が来たって?びっくりしましたよ。
東京マラソン当選おめでとうございま〜す。
これはついてますよ〜。
ホント、こういう年はつきが落ちないうちに年末ジャンボをぜひ。
東京マラソン、走られた暁には4トラでレポートをぜひ。
清水焼団地っていう名前は聞いたことがあります。山科ですよね?陶器祭りは知りませんでした。今は千葉県に住んでいますが、子供の頃京都に住んでいた時は、夏に五条坂の下でやってる陶器祭りには行ったことがあります。
ミハスかロンダか。単にロンダは聞いたこともなかったので、せっかくならあまりみんなが行ってない所へ行こうとロンダを選んだんです。アンダルシアには他にも魅力的な街がたくさんありますから、またいつの日か他の街にも行ってみたいです。
ミハスの闘牛場、聞いたことがあります。ももであさん、一カ月に一度の闘牛を近くで見られてラッキーでしたね。どういう手順でやるのか知らなかったので、私は帰国してからYOU TUBEで見ました。最後、牛がよろよろっと倒れてナイフでとどめを刺され、馬で引きずられて行くのはちょっとショックでしたけど(;o;)、あれもスペインの文化ですからね。
ロンダは下へ降りて行く道があったので、下から見上げたら迫力あるだろうなと思いました。それにしても商魂たくましい住人にはせっかくの感動もがっかりですよね〜。
マラソンのトレーニング、頑張ってくださいね。^_^
ニッキー
-
- churros さん 2011/09/24 12:22:34
- ロンダは良かったでしょ〜
- ニッキーさん、こんにちは。
旅行記も中ほどになりましたね楽しく拝見しています、「アンダルシア女神の報復」私も見ました、アンダルシアに行くには必見ですね〜ロンダが綺麗に撮れていましたものね〜。
ニッキーさんが旅行記の中でカフェと仰っていた所(オテル・ドン・ミゲル)に泊ったんですよ、次回行かれる時には是非ドン・ミゲルをお奨めしますよ、ロンダはニッキーさんが仰せの通り朝日と夕日を観ないと、本当に素晴らしい落日と夜明けなんですよ。
グラナダではアランブラ宮殿の夜景を観ると言うのは、グラナダ観光の醍醐味ですよね〜、半日観光で通過と言うのは何をしにグラナダへ?と思います。
残りの後半旅行記楽しみですね〜。
churros
- ニッキーさん からの返信 2011/09/24 15:19:35
- RE: ロンダは良かったでしょ〜
- churrosさん、こんにちは。
旅行記を見てくださり、ありがとうございます。
ロンダの景色はすばらしかったです。
私が橋から見下ろしてあんな所にカフェがあると思ったのは、churrosさんが泊まられたホテルのカフェテラスだったんですね。先ほど、churrosさんの旅行記へお邪魔してオテル・ドン・ミゲル、見て来ました。部屋からヌエボ橋と渓谷、対岸の景色が見えるなんて良いですね。崖に突き出したカフェテラスでの朝食も最高です。うらやましい。
ところで、churrosさんは崖の下へ降りる道を行かれたのですね。churrosさんが下りられた道とはまた別の道だと思いますが、私も下へ降りる道があるのを見て、あの橋を下から見上げたら大迫力だろうなと思っていました。大変な思いをされたようですが、churrosさんが撮って来られたヌエボ橋の写真はすごい迫力でしたね。
> グラナダではアランブラ宮殿の夜景を観ると言うのは、グラナダ観光の醍醐味ですよね〜
アルハンブラ宮殿は私の憧れの場所だったんです。あの日はフラメンコショーの後、ライトアップされた夜景が見られて興奮の夜でした。
またつづきも思い出しながら頑張ります。
ニッキー
-
- crossさん 2011/09/23 22:45:59
- 断崖絶壁のロンダの景色は、素晴らしい♪
- ニッキーさん、こんばんは♪
スペインも丁度中間点の折り返しってところですか?
ミハスは皆さんの旅行記で知ってましたが、ロンダって知らなかったなぁ。
織田裕二主演の「アンダルシア 女神の報復」に出て来た所なんですね♪
予習のために観に行かれたとは流石ですね〜。
断崖絶壁の素晴らしい景色を目の当たりにされ感動されたんでしょうね。
ミハスの街もキレイですが、全く真逆の光景です。
妹さんと意見が合って良かったですね...♪
闘牛は、バルセロナでは動物愛護の観点から中止されるって聞いたのですが...?
南の方は、伝統を守って欲しいものです。
フラメンコも迫力があったでしょう。
「ロス・タラントス」...ボクの見た、バルセロナのフラメンコは「タラントス」。
関係があるんでしょうか?
次はいよいよアルハンブラ宮殿ですね♪
一度は見てみたいです〜♪
cross
- ニッキーさん からの返信 2011/09/24 13:29:24
- RE: 断崖絶壁のロンダの景色は、素晴らしい♪
- crossさん、こんにちは。
ロンダって街、crossさんもご存じなかったですか?私はあんな勇壮な光景は見たことがありませんでした。アンダルシア地方にはミハス、ロンダの他にも魅力的な街がたくさんあるみたいです。私たち、今回は北から南までざーっと回りましたが、いつの日か南スペインだけに絞ってじっくり行ってみたいと思いました。
> 織田裕二主演の「アンダルシア 女神の報復」に出て来た所なんですね♪
> 予習のために観に行かれたとは流石ですね〜。
映画の中でロンダが出て来たのはわずかでしたけどね。私はもともと映画好きなので、予習のために見たというより遅かれ早かれ見に行くつもりだったんです。ちょうどスペインへ行く前に封切られたのでタイムリーでした。
闘牛とフラメンコってスペインを代表する文化ですよねー。You Tubeで映像を見ましたが、闘牛って手順が決まっているそうですよ。「闘牛」とは言っても牛に勝ち目はない競技です。闘牛士と牛がいかに勇敢に美しく戦うかを楽しむショーになっているようですね。闘牛は今も春から秋の初め頃までやってるそうですよ。
フラメンコは狭い洞窟タブラオだったので、足を踏み鳴らす音がすごくて臨場感がありました。でも、細長い洞窟タブラオで、ダンサーがなかなかこっちを見てくれない。奥の方の席が良かったかな?なんて思いました。ショーの後、ダンサー達がお店の前の道路に椅子を出しておしゃべりしているのがいかにも地元の店らしくて面白かったです。
次はアルハンブラ宮殿です。すごく良かったんですが、憧れの場所を一つ見落としたことに後で気づき、がっくりしています。ちょっと気落ちしましたが、また頑張って書きますね。
ニッキー
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