2011/08/26 - 2011/08/27
3679位(同エリア6947件中)
ハンクさん
「暑さ寒さもお盆まで」とは言え、記録的な暑さと節電のダブルパンチで、まだまだ厳しい残暑の8月最後の週、京都の祇園、花見小路を訪れた。お盆に「五山送り火」を見たばかりであるが、京都は何度訪れても新しい発見がある楽しい町である。
例によって名古屋から東名、名神高速道路の木曜日のドライブはスムースだ。2時間ちょっとで北白川に到着、息子を合流させてまずは念願だった鰻雑炊(うぞうすい)の老舗「わらじや」で早めの夕食をとった。秀吉があまりのうまさにわらじを脱いだ、という伝承があり、入り口の横に大きなわらじがかかっている。建物は伝統的な和風の造りで懐かしい。中庭には「ししおどし」と灯篭があり、京都の風情を感じながら「うぞうすい」を楽しむ。京風の薄味だがさすがに老舗の味、名古屋の「ひつまぶし」との文化の違いを感ずる。
この日の宿は四条烏丸に近い日航プリンセスにとった。翌日はドイツの知人を訪ねていく息子と、アメリカにホームステイした娘のみやげ物探しだ。まずは六角通りにある扇子の専門店、「白竹堂」と「宮脇貴扇堂」を訪れた。扇子といってもまさにピンキリ、素晴らしい工芸品は目玉も飛び出るような値段だ。手ごろな扇子を買って、ついでに六角堂を訪れた。開基は聖徳太子で、この地を訪れているそうだから大変由緒高いお堂である。本堂が六角形をしていることが、ガラス張りのエレベータに乗るとよくわかる。
その後、四条通に出て、花見小路の近くの「OKU」で昼食、四条通で日本らしい土産物探しに繰り出した。中庭に灯篭がある「伊兵衛」という土産物屋で、四隅を上手に結んでバッグに仕立てたカラフルな風呂敷を買った。なかなかお勧めである。
最後に花見小路を歩いた。歴史を感じる古い町並みが素晴らしい花見小路であるが、その歴史は以外に新しく、今に言う祇園町南側一帯は明治までは「建仁寺」の寺領であった。明治初期の廃仏毀釈によって寺領が狭められ、明治7年に祇園甲部お茶屋組合が7万坪を買い上げ、花街として整備した。四条通りの南東角には有名な一力茶屋があり、通りを進むと両側にはお茶屋や料理屋などの町屋が並び、京都らしい風情の景観を見ることができる。特筆すべきは自動販売機の塗装である。通常けばけばしい色で塗装されるのが一般的であるが、この花見小路では木目調のシックな色で塗られている。ぜひ他の都市でも見習って欲しいものだ。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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花見小路、四条通から建仁寺の方向を眺める
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花見小路らしい石畳とマッチした家並み
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花見小路はどのアングルでも絵になる
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花見小路の自動販売機、木調の塗装が施してあり周囲との調和を保っている
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建仁寺横の神社
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建仁寺の土塀
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花見小路の裏通り
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花見小路の裏通り
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花見小路の裏通り、京の風情を感じる
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人気のレストラン、OKUの入り口
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OKUの内部はモダンなつくり
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うぞうすいの老舗、わらじや
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わらじやの中庭
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わらじやの床の間のひょうたん
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わらじらの中庭
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わらじやの坂本竜馬像
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うなぎ雑炊
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白竹堂に展示された扇子
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白竹堂に展示された扇子
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白竹堂に展示された扇子
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六角堂の入り口
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六角堂のお地蔵さん
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六角堂のかわいらしい十六羅漢像
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六角堂の十六羅漢像
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六角堂の本堂
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六角堂の境内
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六角堂の白鳥の池
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六角堂をエレベータから見る
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土産物屋「伊兵衛」の中庭の灯篭
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四条通りの終点の祇園さん(八坂神社)
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