不思議の国Ｕ．Ａ．Ｅ．（灼熱の砂漠と未来都市）ーその１・東京→アブダビー

2011/07/31 - 2011/08/01

こどもの頃から、一度は行ってみたいと夢みていた
アラビア半島の国々。
その原点は、『千夜一夜物語（アラビアン・ナイト）』の
世界でしょうか？
でも、中東情勢は長年の間、悪いままだったし、簡単に
行けるような手段もなかったし（特に女性は）・・・。
近年、Ｕ．Ａ．Ｅ．（アラブ首長国連邦）は、ドバイの
リゾート開発がめざましく、直行便も乗り入れるようになって、
かの国への旅行が、ようやく叶う運びとなったのは、
非常に喜ばしいことです。

エリア アブダビ(アラブ首長国連邦)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

Ｕ．Ａ．Ｅ．への空路のアクセスは、「エミレーツ
航空」が有名ですが、今回のツアーでは、
「エティハド航空」を利用しました。
東京〜アブダビの直行便が運航されています。

この写真は、パーソナルＴＶの画面です。
映画や音楽、飛行ルートなどが表示されるのは、
どこの航空会社も同じですね。
あとは、飛行中の前方と地上の景色がカメラに
映し出されるので、そのページを見て楽しんでいました。
（私はいつも通路側の席を選ぶので、窓からの
風景が見られないのです。

夜行便なので、最初の機内食は
夕食ならぬ夜食の時間でした。
これは、和食のメニュー。
他に、洋食とアラビア風のメニューが
あります。
味は、ごく普通。

飲み物は、この赤いグラスで
出てきます。
こんな星の模様がついていて、きれいです。
が、これでは飲み物の色がわかりませんね。
アラブの航空会社ですが、ビールとワインは
ありました。

デザートです。
アラブ風かな？

柔らかい表面をスプーンで
すくうと、中はこんな感じ。
クリーム？
食感はプリンみたいですが、味は
違います。
適度に甘くて、おいしかった。

２回目の機内食（朝食）。
しばらくお別れなので、また日本食を
チョイスしました。

お粥です。
長いフライトで疲れていたので、
食べやすくてよかった。

予定時刻より２時間も早く（！）、午前２時に
アブダビに到着しました。
これが、私たちの乗ってきた便です。

アブダビ国際空港の入国審査前の
ロビー。
撮影禁止の場所なのでしょうが、
珍しいので
ドサクサまぎれに１枚。

空港の到着ロビーにあった
ラクダのオブジェ。
アラブ世界に来ました！

ツアーのバスが来るのは６時で、
ただでさえ待ち時間があるのに、
どうやって時間をつぶしましょう！？

まずは、ロビーの銀行で両替を
すませます。
U.A.E.の通貨単位は、ディラハム。
ＵＳ＄１≒ＤＨ３．７と聞いていましたが、
この銀行はレートが悪く、ＤＨ３．２２５
でした。
日本円からの両替は、ＤＨ１≒￥２１．５
だそうです。

空港内はエアコンが効きすぎて寒いので、
ちょっと外に出てみました。
すぐに、「ＴＡＸＩ？」なんて、声を
かけられてしまいました。

夜明けの空港前。

実は、まさにきょう８月１日の
日の出と同時に、イスラム教の「ラマダン
（断食月）」が始まるのです。
空港内には、「スターバックス」なども
あるのですが、そのため、午前４時３０分をもって
閉店。

あとでガイドさんに聞いたところに
よると、こんなに早く到着したのも、
ラマダンのせいだろうとか。
つまり、日の出の前に勤務を終えて、
何か食べるつもりだったようです。

う〜ん。
なんと言ったらいいのか・・・。

やっとバスが来て、まずは
朝食（また！？）のために、
空港近くのホテルのレストランに
向かいます。

ここアブダビには、Ｆ１グランプリの
サーキットがあって、その関連施設が
並んでいます。

朝食をとったホテル「PARK INN」のレストラン。
ラマダンといっても、イスラム教以外の
人は飲食できますが、食事のようすが
外から見えないように囲われています。

また、ホテル以外のショッピング・
センターや街のレストランは、日中は
閉店するところがほとんどです。

朝食は、ビュッフェ・スタイル
でした。
お腹が空かないと思っていたわりには、
しっかり取ってしまいました。（笑）

パンと・・・。

サラダにフルーツまで・・・！（笑）
Ｕ．Ａ．Ｅ．はじめての食事は、
なかなか美味でした。

食後、ホテルの庭を散歩して
みました。
ここは、プールです。

ホテルのプール・サイドから眺めた
街並み。
遠くに見える銀色の円盤は、アブダビの
大手の建設会社の本社だそうです。
アブダビもドバイも、凝った建築や
派手な意匠の建築物が多いのです。

とにかく、最低気温３０℃、最高気温は５０℃
にまでなる国なので、熱中症にならないように、
水は不可欠です。
朝食をとったレストランにあったミネラル・
ウォーターをいただいてきました。
一定量以上の液体の機内持ち込みは
厳重に禁止されているし、前述の通り、
空港では買えなかったので。

この「al　ain（＝泉の意。地名でもある。）」
というブランドは、
砂漠のオアシスから湧き出したもので、
非常に良質なものだとは、この国の
（誰かの）宣伝文句です。

またバスに乗って、これからアブダビの
観光です。

車窓より。

同。

海がきれいです。

同。

このあたりは、やや荒涼とした風景
です。

アブダビの街に行く途中、
予定にはなかったけれど、
ガイドさんの好意で、魚市場に
寄ってくれました。

魚市場の中。
スタッフは、男性ばかりです。
イスラムの女性は通常、仕事としては
もちろん、お客としても、こういう所には
出入りしません。
だからここでは、買い物はもっぱら男性の
仕事です、

売り場に並べられた商品の魚。
魚の名前は、アラビア語です。
暑いところなので、朝入荷したものは
午前中に売り切って、夕方また新しい
魚が入るそうです。

魚の種類は、沖縄の物と
似ているとか。

水槽には、カニも。

魚市場の入り口付近。
ラマダン中でも、日没後は飲食できるので、
店は開いています。


アブダビ観光の続きは、次の項目で。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　−「その２」につづくー