2011/08/07 - 2011/08/07
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SPIRANさん
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守山まで近江妙蓮を見に行きました。
近江妙蓮とは八重咲きの蓮のことです。
近江妙蓮公園の他には金沢と府中など数ヶ所にしかない貴重な花です。
花びらの数は数千枚にもなるゴージャスな花で、守山市の市花にもなっています。
暑い中、結構ハードな観光となりました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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車だと、電車やバスのダイヤを気にせず自由に動けるのですが、最大の欠点はビールが飲めないこと。
この猛暑の中を出かければビールが絶対うまいはず、ということで今日は電車とバス利用です。
昼前にJR守山駅に到着。
普通の蓮の花は9時頃から閉じ始めるので、朝早く行かないとだめだけど、近江妙蓮の花は閉じたりしないので時間を気にせずに行けます。 -
守山駅から「野洲川歴史公園サッカー場」行きバスで約10分、田中バス停で降ります。
まずは、帰りのバスの時刻をチェック。
あれれ、2時間半後にしかないよ。
バスの本数が少ないので注意、1〜2時間に1本です、よく計画をたててから来ましょう・・・。 -
この辺は、広大な水田の広がる田園地帯です。
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バス停から徒歩2、3分で近江妙蓮公園に到着。
ちゃんと近江妙蓮公園の案内看板があるので、迷うことはありません。 -
駐車場です。
車だと名神高速の栗東インターから20分くらい。 -
近江妙蓮公園と近江妙蓮資料館。
料金は200円で、火曜日休館です、10月から5月は金土日と休祝日のみ開館。(2011年現在) -
入り口。
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瑞蓮池。
資料館と共に1997年に作られて、近江妙蓮が植えられました。 -
蕾や葉は、普通の蓮と変わりません。
妙蓮に対して、普通の蓮のことを常蓮と言います。
近江妙蓮と同じような蓮は、金沢の加賀妙蓮、府中の武蔵野妙蓮他、数ヶ所にしかありません。
加賀妙蓮、武蔵野妙蓮ともに近江妙蓮の移植されたものと言われています。 -
今日は資料館の茶室で御茶会が開かれていました。
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蓮の葉に溜まった水滴。
晴れた日には、ぶくぶくと泡が出て沸騰しているように見えることがあるそうです。 -
葉っぱの下に潜ると小人でも居そうです。
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もうひとつの池、妙蓮池(大日池)。
この池は室町時代からのもの。 -
大賀博士追悼記念碑。
大賀蓮で有名な大賀一郎博士の碑です。
近江妙蓮はデリケートな植物のようで、昔から各地に移植されてきましたが、ほとんどが普通の蓮に戻ってしまい、八重の花は咲かなかったそうです。
この池でも明治27年頃から、普通の蓮しか咲かなくなりました。
昭和31年、近江妙蓮を復活させようと、蓮研究の第一人者である大賀博士に研究が依頼されました。
博士の研究と調査の結果、金沢の多賀妙蓮が近江妙蓮の移植されたものであることが判明し、多賀妙蓮の株が里帰りすることとなりました。
その結果、昭和35年、この池に68年ぶりの近江妙蓮が開花しました。 -
一面の蓮葉。
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蕾から枯花まで勢揃い。
近江妙蓮は咲き始めに外側の花びらを少し散らせますが、残りは散らずに枯れます。 -
「よう、よく来たな」と言ってるみたい。
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開きかけ。
これくらいが一番きれいですね。
近江妙蓮は八重咲きなだけではなくて、蕾が開くと中にまたいくつか蕾があってそれが咲くといった子宝咲きという咲き方になります。
その花の数によって呼び方が決められています。
この写真は、花が2個の双頭蓮です。 -
花が3個の品字蓮。
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花が4個で田字蓮。
残念ながら蕾。 -
イチオシ
咲き始めの田字蓮。
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花が5個で五行蓮。
これも残念ながら蕾。
でも花が完全に開いてしまうと、ごちゃごちゃになって何個か判らないような状態になります。
今回、5個より多いのは見つからなかった。 -
開くとこんな感じ。
これだけ見ると何の花かわからない。 -
「気持ち悪っ」とか言ってるおばさん達もいました。
花が可愛そう。
でも好き嫌いは別れるところでしょうね。 -
雨に当たると、中のほうが黒くなっちゃうみたいです。
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池のまわりを3周してから資料館へ入る。
バスが来るまで、まだずいぶん時間あるし、ゆっくり見よう。 -
近江妙蓮関連の年表。
1406年から現代まで。
植物の一品種で、これだけ古くからの文献や記録が残っているのは、世界でも稀だそうです。
およそ一千年前に達磨大師がインドから中国に伝え、1400年頃に中国から日本に伝わったとされています。 -
五行蓮や田字蓮の花が開いた写真がありました。
6花の天瑞蓮の開花写真もあった、やっぱり開いちゃうと何花あるのかよくわからん。
ちなみに、7花:陽光蓮、8花:八面蓮、9花:上方蓮、青舌蓮、10花:満仙蓮、十干蓮、11花:吉祥蓮、るいふ蓮、12花:年光蓮、十二時蓮だそうです。
こんな風にいちいち名前を付けるのは日本人の遊び心の表れですね。
写真が無いところをみると7花以上はめったに咲かないんだろうな。 -
バス亭へ戻ったけど、やっぱりまだ1時間以上バスが来ない。
こういう時は、
「来ないなら 歩いてしまえ ホトトギス」
バスで10分くらいだから、歩いて1時間くらいかな。
運動すればビールがうまいぞ。 -
近江富士こと三上山。
この付近は見渡す限りの田んぼ。
天気良すぎ、本当に駅までたどり着けるのか? -
田んぼに、オモダカが咲いてた。
コンビニで涼んだりしながら、ひたすら歩く。 -
歩くこと1時間。
だいぶ駅に近づいた。
ここら辺は旧中山道守山宿で、昔の一里塚なんかも残ってるらしいけど、もう見に行く元気は無し。 -
やっと駅に到着。
1時間15分でゴール。
そして、近くのラーメン屋さんで生ビールを。
うますぎ〜、でも今度から時刻表をちゃんと調べよう。
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