～山歩き～　卯年「御縁年」の月山へ

2011/07/26 - 2011/07/26

宮城、岩手の災害ボランティアに参加したあと山形県の１００名山のひとつ月山に登ってきました。

コースタイム３時間ほどですが、特に厳しい場所も無く２時間弱で登れました。
優しいお山です。
ニッコウキスゲをはじめ、時期が合えば花が楽しめるので好きな方はなかなか足が進まないかもしれません。

月山は卯年が御縁年ということで今年は多くの人が訪れています。

頂上には月山神社があって信仰深い方たちが、白い衣装で登って来ます。


被災されて亡くなった方のためにお祈りしてきました。

石巻や東松島は３ヶ月、４ヶ月経って、街中にコンビニ、スーパーやファーストフード店が営業していて一見復興は終わったかのように見えます。

でも未だに壊滅状態の川岸や海岸の地域や家族を失った方の苦しみはずっと続きます。



神様に祈って被災された方たちの心が和らぐのなら、いくらでも祈ります。

エリア 月山・朝日岳(山形)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

東松島を離れるときボランティア、運営スタッフの方が見送ってくれました。

ここに写っていない方たちも本当に皆さん暖かい方たちでした。

岩手、宮城全体的に言えることですが。自分がしたことよりも、していただいたことのほうが多かった気がします。

僕たちのために涙を流してお礼を言ってくれたり、自分たちで用意しているからと言っても、気持ちだから受け取って欲しいとジュースや食べ物を沢山持たせてくれたり、地元の方たちに炊き出しをしていただいたり、本当にどちらが助けていただいているか分からないほどでした。

またボランティア同士も残る人に薬や用具など、必要なものを残していったり車の無い人を送っていったり本当に暖かさに溢れた場所でした。

迷惑をかけてしまうのではないかと不安でずっと迷っていましたが、行って良かったと、もっと早く行くべきだったと思いました。

北月山キャンプ場へ、２００円と安いのですが事務所は閉まっていて、熊の看板と、誰もいなくてとても怖かったので結局河原の駐車場で野宿しました。

登山届はここでも出せます。

８合目駐車場。

富士山五合目のような雰囲気です。
白い衣装に焼印を押せる杖を皆さん持っています。

山ガールもここでは浮いてしまいます。

山用の靴を持ってこなかったので長靴で登ります。

さあ出発です。

ニッコウキスゲ。

花の名前はこれしか知りません。

月山観光HPには満開の写真がありました。

http://www.gassankanko.jp/

石が敷き詰められた道を進みます。

遊歩道から登山道に入ります。

最初は少し勾配があります。

振り返るとこの景色です。

雪渓が見えてきました。

驚いたことに、月山のスキーシーズンは４月から７月だそうです。

たたみ石。

個人的には石のほうが歩きやすいです。

仏生池小屋、宿泊も出来るようです。

山小屋のマスコット。

お歳を召されているようで動作がゆっくりです。

そしていつも眠そうです。

モックラ坂。

山頂も近くなってきました。

頂上小屋。

月山神社の中は撮影禁止でした。

神社は中に入るのに５００円＋参拝料。
最後に頂上まで一緒に登ったご夫婦に、
外で祈るなら一緒に入りましょうと誘っていただきました。

私たちは歳でボランティアに行けないのだからと言っていただきました。

この後見晴らしの良い場所で昼食もご一緒しました。

同じ道を帰ります。

駐車場に戻ると雨が降ってきました。