ニューヨーク　2011年／春　街ぶら散策

2011/04/29 - 2011/05/07

2011年のゴールデンウィークに、ニューヨークへ行ってきました。
初めてのニューヨーク旅行は「予想通り、期待以上！」の楽しい１週間になりました。有名な観光名所や美術館を回ったり、ハンバーガーやベーグルを食べたり、高いトコロに登ったり、、。

美術館の見学や公園の散歩やビル巡りはその他の旅行記にまとめましたので、この旅行記はそれ以外、ミッドタウン、ソーホー、ブルックリンなどの街中をブラブラ散策したり、アメリカン・フードやショッピングを楽しんだ記録です。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: デルタ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

グランド・セントラル・ターミナル
長距離列車の終着駅であり、ショッピング・モールでもある、マンハッタンのほぼ中央に位置する巨大駅です。

グランド・セントラル・ターミナル
当時(1913年)、80億ドルもの巨費を投じて建設された駅舎は、細部にわたり豪奢な装飾が施されており、訪れる旅行者を惹き付けます。

グランド・セントラル・ターミナル
この中央コンコースは特に有名で、数々の映画に登場しています。テロの標的になったり、隕石が落ちてきたり、怪獣に襲われる映画もあったような、、。高さ38mのドーム天井にはLED付きの星座が書き込まれています。

Murray's Bagels / マレーズ・ベーグル
グリニッチ・ビレッジにある、ベーグル屋さんに行き、シンプルなクリームチーズを挟んだベーグルを食べました。朝の焼き立てベーグルはとても美味しかったです。

グリニッチ・ビレッジの街並み
静かな住宅街という雰囲気です。街路樹に八重桜が植えられていました。

レインボー・フラッグ
グリニッチ・ビレッジは、ゲイ・カルチャーでも有名なところです。レインボー・フラッグはゲイ・コミュニティのシンボルです。

BOOK MARC
ファッション・デザイナーのマーク・ジェイコブスがプロデュースした書店「BOOK MARC」のディスプレイ。

Caffe Reggio / カフェ・レッジオ
創業1927年の老舗カフェ「Caffe Reggio」のディスプレイ。ニューヨークで一番初めにカプチーノを出したお店だそうです。

Garden of Eden / ガーデン・オブ・エデン
W. 23rd St.にある、スーパーマーケットの陳列です。ものすごく綺麗に並べられていて、美味しそうに見えました。

Limelight Market Place / ライムライト・マーケット・プレイス
チェルシーの西の端にある、教会を改装したショッピング・センター。外観は極力手を加えなかったとのことで、ご覧のとおり、ほとんど教会そのものです。

Limelight Market Place / ライムライト・マーケット・プレイス
内部も程良く教会っぽさを残しており、ステンドグラスをバックに商品がディスプレイされていたりします。

チェルシーの街並み
小さなショップで、ドアマンを務める子犬

チェルシーの街並み
小さなギャラリーの窓

ロウアー・イーストサイド
パンケーキ（ホットケーキ）を食べに、ロウアー・イーストサイドに行きました。歩きながら偶然見つけた路上のアート・ペイントです。

Clinton St. Baking Company / クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニー
とても有名なパンケーキ屋さん。行列必至との評判だったので、開店前に到着するよう早起きして行きました。

Clinton St. Baking Company / クリントン・ストリート・ベイキング・カンパニー
早起きしたおかげで、行列に並ばずに済みました。キビキビ働くホールのお姉さんがステキです。もちろんパンケーキも美味しかったです。

タイムズ・スクエア
ニューヨークに来た観光客なら必ず来るであろう場所です。交差点で上を見上げると、「がんばれ、日本」の文字が目に飛び込んできました。

Naked Cowboy
タイムズ・スクエア名物、裸のカウボーイさんです。

マンマ・ミーア
私は今回、ミュージカルを見る予定もなく、ただ人ごみを観察したくてタイムズ・スクエアに来ました。

米軍リクルート・ステーション
タイムズ・スクエアのど真ん中に、小さな建物があります。夜になりネオンが点くと星条旗が輝くこの建物は、米軍の志願者を受け付けるリクルーティング・ブースです。

アメリカン・イーグル
カジュアル衣料ブランド「American Eagle Outfitters」のお店は、その建物全体が「発光体」です。この写真でブルーに光っている部分すべてがLEDディスプレイで、様々な動画やアニメーションが繰り広げられる広告塔です。タイムズ・スクエアで一番目立っていました。

tkts
ブロードウェイのチケットを販売するブース「tkts(ティケッツ)」の後部分に大きな階段が設けられており、観光客が腰を下ろしています。

セント・パトリック大聖堂
ロックフェラーセンターのすぐ近くにあるカトリックの教会で、大司教座が置かれていますので、カテドラルの位置づけです。ドイツのケルン大聖堂をモデルにしたとも言われており、ゴシック様式により1878年に完成しました。

セント・トーマス教会
上の写真にあるセント・パトリック大聖堂と同じく、五番街の一等地に建つ教会です。左右に対称の鐘楼を持つ教会も多いのですが、この教会は１つの鐘楼のみ持っています。反対側には教会よりずいぶんと背が高いビルが建っていて、大きなビルに教会がくっついているように見えます。
たまたま通りがかった時、ちょうど鐘の音が鳴り響いていました。かなり大きな音で、少しビックリしました。

Ess-a-Bagel ／ エッサ・ベーグル
三番街にある、有名なベーグル屋さんに行きました。木製の店構えがいい雰囲気です。
夕方近くの、中途半端な時間帯に行ったせいか、何となく店員さんも「中だるみモード」な感じでした。ファースト・フードはある程度混んでる時間帯のほうがフレッシュで美味しいものが食べられるかも知れません。

MAGNOLIA BAKERY ／ マグノリア・ベーカリー
カップケーキのお店です。TVドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」に登場することで特に有名になりました。これはロックフェラーセンターの角にあったお店です。
味は予想通り、とっても甘かったです。たくさん食べることは出来そうにありませんが、せっかくニューヨークに来たことだし、一つくらい試しても良いと思います。店内に簡単なカウンターがあり、その場で食べることが出来ます。

The Plaza / プラザ・ホテル
セントラル・パークの南東端にある、1907年創業の老舗ホテル。設計者は、ジョン・レノンが住んでいた「ダコタ・ハウス」を設計した、ヘンリー・ハーデンバーグです。建物の内も外も非常に豪奢な造りで、私の利用したホテルとは様子が随分と違います。

Apple Store / アップル・ストア
プラザ・ホテルの向かい側にある、アップルの直営店。地上階にはガラスの箱で出来たエントランスと、このアップルマークのみがあります。

MINIのストレッチ・リムジン
五番街で見かけました。カメラを向けると、異常にハイテンションな女の子たちが、こちらに向かって手を振ってくれました。

BLOOMINGDALE'S/ ブルーミングデールズ
1872年創業の高級老舗百貨店。巨大な建物の全身すべてが、アール・デコ装飾に覆われています。

BLOOMINGDALE'S/ ブルーミングデールズ
内装も随所にアール・デコの香りが散りばめられています。特にエントランス・ホールと、この写真にあるエレベータが素敵でした。

macy's / メイシーズ
こちらも、ニューヨークを代表する百貨店の一つで、ブルーミングデールズと比較すると少しは財布に優しい存在です。

macy's / メイシーズ
この百貨店の（建物としての）見どころは、何と言ってもこの「木製エスカレータ」でしょう。写真では分かりにくいかも知れませんが、ガイド部分だけでなく、ステップ自体も木で出来ています。ガタゴトと独特の音を出しながら動く木製エスカレータは防火対策が難しく、今となっては非常に貴重なものです。

Burger Joint / バーガー・ジョイント
お昼ごはんはハンバーガーにしました。噂通りの人気店で、午後2時という中途半端な時間を狙って行ったにも関わらず、結構行列が出来ていました。メニューはシンプルで、しかも日本語のチェック用紙が置いてあり、ペンで好みの焼き加減などをマークし、店員さんに渡すだけです。英語が全く分からない人でもここなら安心です。

ウォール・ストリート
ロウアー・マンハッタンの金融街にやって来ました。

トリニティ教会
ウォール・ストリートの西端、ブロードウェイとの交差点に立つ教会です。教会としての歴史は古く、ニューヨークで最古の教会とされていますが、現在の建築自体は1846年に再建された3代目です。

ニューヨーク証券取引所
世界の株式市場に影響を与える、まさに世界経済の中心地の一つです。

フェデラル・ホール・ナショナル・メモリアル
1842年に建てられた税関の建物が、現在はアメリカの歴史博物館になっています。写真の像は初代大統領、ジョージ・ワシントンです。

グランド・ゼロ
今なお大きな傷跡を残している2001年の出来事は、決して忘れ去られることはないでしょう。ちょうどこの日(の夜)、ウサマ・ビンラディン殺害のニュースが伝えられました。
今は工事現場ですが、予定されている様々な建築プランを見るにつけ、今からその完成が楽しみです。

ブルックリンの街並み
ブルックリン・ブリッジを渡って、ブルックリンに来ました。背の高いビルは無く、生活感も感じられて、マンハッタンよりずっとリラックスした雰囲気です。

ブルックリンの街並み
閑静な住宅街が続き、街路樹や住宅の敷地に植えられた緑がとてもキレイでした。

Brooklyn Circus / ブルックリン・サーカス
ブルックリン発のファッション・ブランド「ブルックリン・サーカス」の旗艦店。オリジナル商品も多数扱うセレクトショップです。

Brooklyn Circus / ブルックリン・サーカス
テイストは、古き良きアメリカン・カジュアルがメインで、中には少しヒネリの効いたアイテムも取り扱っています。マリン風のジャケットを購入しました。お店の人に了解を得て撮影しています。

ブルックリンの街並み
アートな壁

Trader Joe's / トレイダー・ジョーズ
カリフォルニア生まれのオーガニック系スーパーマーケット。この建物は1930年頃に銀行として建てられたものです。

Trader Joe's / トレイダー・ジョーズ
さすが、元銀行の建物だけあって、豪華な内装です。お土産ショッピングのために入ったのに、建物ばっかりに目が行ってしまいます。

ソーホーの鋳鉄構造建築
かつて倉庫街だったソーホー地区には、建造コストが安く室内空間が広く取れる、鉄骨構造の建物がたくさん建てられました。19世紀中盤ごろ、イギリスから伝わったと言われる「キャストアイアン（鋳鉄）建築」が、今でもいくつか残っています。

ソーホーの鋳鉄構造建築
壁面に多数並んだ鋳鉄製の円柱は、構造体でもあり、装飾でもあります。
元々居住区ではなく、あくまで倉庫として建てられた鉄で出来たビルは火災に弱く、取り壊しの
危機に瀕しており、保存推進運動も盛んに行われているそうです。

ソーホーの鋳鉄構造建築
いくつかの建物では、コラム一つ一つに豪華なコリント式の装飾が施されているものもあります。ただ、築100年を超えペンキの重ね塗りを繰り返した結果として、ずいぶん「疲れ」が見えているのも事実です。

ソーホーの石造りビル
キャストアイアン建築ばかりではなく、石造の素敵なビルも沢山あります。

PRADA / プラダ
ブロードウェイ沿いにあるプラダの建物は、レンガ造りで、キュートなルネッサンス様式。外観からは想像が出来ませんが、内装はレム・コールハースが手がけた独創的な空間になっています。

Apple Store / アップル・ストア
五番街のストアはガラスの箱。ソーホーでは打って変わって、開口部が少なめの石造ビルです。

HOLLISTER / ホリスター
カリフォルニア生まれのホリスターは、ニューヨークでも大人気でした。このビルの地下から最上階まですべてのフロアが売り場ですので、中はかなり広いです。

HOLLISTER / ホリスター
店内は意図的にかなり暗めの照明です。大音量の音楽、ビーチの映像、水着姿の店員さんなどなど、独特の演出が見られます。

DIESEL DENIM GALLERY / ディーゼル・デニム・ギャラリー
キャストアイアンの円柱がシンボルのファサードは、ヴィンテージ・デニムの色合いに塗装されており、商品のイメージが伝わってきます。
このお店はアメリカ・ブランドではなく、イタモノですが、絶妙な色使いが「さすが！」と思わせる出来でした。逆に言うと、他の(アメリカ・ブランドの)お店は、、、。

DIESEL DENIM GALLERY / ディーゼル・デニム・ギャラリー
広い店内ではないのですが、空間を贅沢に使い、商品コンセプトを伝える為の総合的な演出を試みており、小さな舞台に粋な世界が広がっています。

rag & bone / ラグ＆ボーン
ニューヨークをはじめ、各地で大人気のアメリカ・ブランド。ナチュラルでベーシックなスタイルで、着心地の良さそうな物が多かったです。

TASCHEN / タッシェン
写真集や画集など、美術関係の書籍を出版している会社の直営店です。

TASCHEN / タッシェン
コンクリートとガラスを基本にしたシンプルな店内に、様々なジャンルの美術書が所狭しと並べられています。写真は店内一番奥の、トップライトが射し込む空間。アルネ・ヤコブセンがデザインした名作、エッグ・チェアのヴィンテージ物が置いてありました。

JACK SPADE / ジャック・スペード
レディース・ラインから始まった、NY発のバッグ・ブランド「KATE SPADE」のメンズ・ラインです。
渋くておしゃれなおじさま二人が、これまた渋くて、非常に手入れの行き届いた自転車を停めて、話し込んでいました。

カフェで一休み
ご主人様の休憩中に、一緒に一休みしているレトリバー。この子たちに限らずニューヨークで見た犬は、例外なく、ものすごくお行儀が良かったです。勝手にウロウロしたり、むやみに吠えたり、初対面のアジア人（私）がカメラを向けても、威嚇などしません。ご主人様にしか興味ないみたい。
ちなみに、この写真はちゃんとご主人様（写真左の方）の了解を得て撮っています。

keste / ケステ
夕食は、グリニッチ・ビレッジのピザ屋さん「ケステ　ピッツァ＆ヴィーノ」に行きました。遅くまで繁盛している人気店です。本場ナポリの味を忠実に守っている本格ピッツァはすごく美味しかったです。正直、海外旅行で「日本で食べるより旨い」と思うことはめったにないですが、ココは本当に美味しかったです。

マンハッタン・ナイト・クルーズ
マンハッタン島の南半分をぐるっと廻るクルーズに参加しました。90分のコースです。

マンハッタン・ナイト・クルーズ
日中のクルーズもありますが、夕刻出発の最終便は途中で日が暮れて、途中からマンハッタンの夜景を見ることが出来ます。

空母イントレピッド
現役を引退した米軍の空母、イントレピッド。今は博物館になっており、甲板の各種戦闘機や内部が見学出来ます。ウィル・スミス主演映画「アイ・アム・レジェンド」で、彼がゴルフの打ちっ放しをしていたのは、この空母からでした。

ハドソン川でヨット遊び
なんとセレブな人たちでしょう。

ブルックリン・ブリッジ
マンハッタン島とブルックリンを繋ぐ橋の一つで、橋脚が石造りのクラシカルな外観を持っています。NYが舞台の映画に一番良く出演している橋でしょう、たぶん。

マンハッタン・ナイト・クルーズ
おおよそ、国連本部ビル付近まで行って引き返して来ます。クルーズ後半からは、すっかり日が暮れてナイト・クルーズになります。イースト・リバーから眺めるマンハッタンの夜景は素晴らしいものでしたが、残念ながら私のカメラではちっとも写真が取れませんでした。

この旅行記へのコメント （2）

• わんぱく大将さん 2011/07/11 06:22:41

  ＮＹ　行きたくなりました

  BATT_MANさん
  
  やっぱり新しくなってきてる。新しい店も増えたＮＹですね。
  ベーグルは私も大好きで、ロンドンに帰ったら、よく買います。一度、自分でも作ってみましたが。
  
  木製のエスカレーター。実はロンドンにも。しかし地下鉄の駅。
  アビ―ロードスタジオがある（実は仕事で入ったことが）セント・ジョーンズ・ウッドの駅が今だ木製。　　ピアノの鍵盤を思わせます。まあ、昔はみんな木製だったんでしょうが、キングクロスの地下鉄の火事以来、木が残ってるのは珍しいですね。
  
  犬の躾というのは、欧米では、子犬の時にちゃんとやるようですよ。ＶＥＴ
  にも預けても、みんな利口にしてますよ。
  
  ドコモかしこもレンボーの旗が増えましたが。　　バルセロナはヨーロッパで初めてゲイ専用のホテルができた所です。　　実はその斜め前にも１か月住みました。
  
  アマゾンと言っても。。。。　　期待しないように
  
  　大将

  BATT_MANさん からの返信 2011/07/11 19:11:08

  RE: ＮＹ　行きたくなりました

  大将さん　こんばんは
  書き込みありがとうございます。
  
  ベーグルは日本で売っているものよりずっしりしていて、ボリュームがあり
  ビックリしました。半分でお腹いっぱい（と言うか、飽きるというか、、）。
  
  木製エスカレータは、英国では事故をきっかけに全滅したと思っていました。
  まだあるんですね。情報ありがとうございます。