2011/06/11 - 2011/06/13
531位(同エリア568件中)
ちゃおさん
八甲田山はその名の通り、8つの峰からなっている。今踏破してきた赤倉岳、井戸岳、それにロープウエイを降りた直後に正面に見えた田茂萢岳等であるが、中で、これから登る予定の大岳・1585mが一番高い山で、連峰の主峰となっている。だから八甲田山登頂とは、この峰の登頂を意味するが、そこには、今登ってきたばかりの井戸岳から200−300m程下り降り、その山頂直下の鞍部から再度同じ距離を登り返す必要がある。
井戸岳から鞍部までは長い木道が作られていて、元気な頃だったらポンポン駆け足で下り降りることも出来たが、今は、一歩一歩、カニ歩きで、膝や筋肉が痛むのをこらえ堪え、ゆっくりと下り降りる。雨雲の靄の中に、鞍部の避難小屋が薄らと見えるが、あ〜あ、まだこんなに距離があるのかあ〜・・。ここまで来てもう引き返すことは出来ないので、兎も角、一歩づつ前に進む。
スタートしてから約2時間、12時を少し回っていたが、漸く大岳直下の鞍部の避難小屋に到着する。小屋の外では何人かの登山者が寛いでいる。その状態から見てもう既に大岳山頂は登ってきたようだ。見上げると、山頂は目の前にズンと立ちはだかっている。いやー、勘弁して下さい、もうここまでくれば十分だから、と言って、避難小屋で待っていると、言っても鳥さんが聞かない。兎も角、直ぐ15分で登れるからと、引っ張り上げる。
小屋の前で少し休憩し、少しばかり疲れを取って、意を決して立ち上がる。リュックも何も持たず、ドリンクだけをポケットにねじ込んで、鳥さんの先導で、後を付いていく。小屋を出てすぐのところに雪渓が200m程の長さで行く手を遮っている。先に立つ鳥さんが登山靴でステップを作ってくれて、その窪みに靴を入れて雪渓を登る。危険もないし、楽だ。以前白馬でこれに数倍する長さの雪渓を、殆ど休みもせずに一気に村営宿舎まで登り詰めたが、あれから僅か数年、こんなに衰えてしまうとは・・。
自分自身情けなさが先に立つやら、又、この前の石鎚であったように、雪渓を下まで滑り落ちやしなかとの心配やらで、慎重に歩いたお蔭で無事に通過でき、漸く大岳山頂を極めることができた。第73座目の日本百名山。自身にとっては記念すべき一瞬だった。
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雨雲の靄の中に大岳山頂直下の避難小屋がおぼろげに見えてきた。
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ここから更に200−300mを下り降りなければならない、となると気が重い。
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正面に八甲田連山の主峰、大岳が聳えている。
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井戸岳から靄の中にかすんで見えた雪解けの池も漸く間近に見えてきた。
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高度にして250m、距離にして500m程もあるこの木道を痛みをこらえ下り降りてきた。
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大岳山頂直下の避難小屋。
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百名山達成する為にはこの山坂を登らなければならないかと思うと、気が滅入る。
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兎も角挑戦。鳥さんの手助けで、雪渓を登る。
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皆さんは雪国育ち。この程度の雪渓は難なく登りきる。
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先刻踏破してきた井戸岳が正面に見える。あの長大な木道も薄らと見える。
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漸く大岳山頂が見えた!
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