日本で一番デッカイ 「十津川村」

2011/06/24 - 2011/06/24

奈良県の南端、和歌山・三重両県に接する「十津川村」は、緑、渓流、温泉に富んだ日本一の広さを持つ村。

大阪からは南阪和道路葛城ICから五條、本陣を経由して約2時間で行く事ができる。
但し、本陣から通る168号線は渓流沿いにワインディングロードが続く。
おまけに改良、増幅工事中の為、大型トラックとのすれ違いに気を遣うタフなドライブ。

「十津川温泉郷」は単純硫黄泉の「湯泉地(とうせんじ)温泉」、ナトリウム炭酸水素塩泉の「十津川温泉」、「上湯(かみゆ)温泉」の三つからなり、いずれも源泉かけ流しの本物温泉。

2011年6月19日〜30日は『十津川温泉郷 源泉かけ流し 温泉感謝祭』が開催されており、6つの施設が無料開放されていた。

エリア 十津川温泉(奈良)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝9時に自宅を出て、途中の道の駅『吉野寺大塔』、『十津川郷』で休憩をとり、最初に浸かったのは『湯泉地温泉 滝の湯』

ほんのり硫黄の香りが漂うお湯は熱くて豊富。
内湯から裸で階段を下りていくと、小さな滝の横に露天風呂がある。
最近改装したという美しい浴槽に湧き入る湯は、水で薄めてさまさないと熱くて入れない。

肩まで浸かると思わず「良い湯だな。極楽、極楽。」という言葉が口をつく。

続いて向かったのは「湯泉地温泉」から更に20分程走った南『十津川温泉 昴の郷温泉保養館 星の湯』

温泉プール施設も備える緑溢れる『ホテル 昴』の日帰り入浴場で、ここのお湯も熱くて豊富で、やさしい良質の湯は飲泉も出来る。

『ホテル 昴』のロビーには作家 西村京太郎さんの「十津川警部」シリーズのコーナーが設けられていた。

最後に『谷瀬(たにせ)の吊り橋』に立ち寄った。
橋の入口に掲げられた注意がプレッシャーを与える。

高所恐怖症をも省みず、家人の後を追って渡り始めたものの、歩く度に橋が揺れる。
下に敷かれた薄い板がキシム。

「行きは何とか頑張っても、帰りは？」
と考えると、心臓までバクバクしだした。

結局、四分の一程渡った所で、怖々Uターン。

家人の戻りを待つ間、『谷瀬(たにせ)の吊り橋』を撮影しながらその凄さを再認識。

でも、ゆったりくつろぎ、ほっとする温泉を巡り、スリルも味わった「十津川村」は、魅力もデッカイ村だった。