ほぼ中欧6カ国14都市を一人旅⑤ザルツブルグの天気（２日目ザルツブルグカード）

2011/04/30 - 2011/05/02

私がザルツブルグに滞在していたのは4/30、5/1。
ガイドブックを見ていて気づきました。ホ－エンザルツブルグ城塞は4月までは17:00迄だけど、5/1からは19:00まで。2時間の差は大きいなあ、とザルツブルグカード（24時間）を5/1に利用することにしました。

ザルツブルグ1日目の夜に、2日目をまるまるザルツブルグカードを有効活用するにはどうしたらよいか、パンフレットとにらめっこしながら考えました。

それにしてもこのカードのパンフレット見てると、地球の歩き方には載っていなかった施設で魅力的なものが続々見つかる。ロープウェイ、クルーズ・・・。ビール工場見学なんて3種類のビール試飲＋プレゼントまでくれるって。
当初はヘルンブルン宮殿、ホーエンザルツブルク城塞、モーツアルトの家、メンヒスベルクのエレベーターぐらいしか考えていなかったので24時間カードを購入しましたが、これなら48時間カードの方が良かったかも・・・。

まあ時計を見ながら行けるだけ行ってしまおう。
日は長いので、開館時間が遅くまでやっているところは後回し。
行くまでに時間がかかるところにまず行こう。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: エールフランス 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずはパンフレットの一番最初に出ていたケーブルカーに乗りに行きました。ここは、当初予定していなかったのですが、ちょうどヘルンブルン宮殿に行くバスで数駅先まで乗ればケーブルカー乗り場に着くようだったので行ってみました。

しかし、この日はとてもどんより。昨日あれだけ晴れていたのに。

ちょうど同じホテルに泊まっていたタイからのご家族とバス停でバスを待っている時に話していたらやっぱりケーブルカーに行くとのこと。
「天気悪いけど今日しかないしね」

更に同じバスにもう一人、ケーブルカーに行く女の子がいました。

ケーブルカー乗る頃には少しは晴れてくれると良いんだけど、という願いもむなしく、ケーブルカー乗り場に着いても見事に曇ってます。

ケーブルカーは30分に1本。
バス到着との乗り継ぎは悪く20分ぐらい待ちました。

晴れていたら山頂からこんな景色が見えるようですがどうなることやら。

8:50　やっと乗車です。Cable Car Untersbergと書いてあるけど、ロープウェイ。

動き出してすぐの頃はこんな感じで景色が見えましたが

すぐに真っ白な世界へ。

ほんとに窓に模造紙貼り付けたんじゃないかと思うぐらい、ただ真っ白になりました。

みんな失笑。

あとはたまに岩肌が見えたぐらい。

山頂に着きました。

とってもフォギーですがとりあえず外に出てみました。
やっぱり寒いです。

十字架が見えたので

行ってみました。

天気が良ければこんな絶景が見られたようですが

ご覧のありさま。

そして下山。

到着間際にケーブルカーの中からバスが見えました。３０分に１本ぐらい、みんな慌ててケーブルカーを降りてバスに走りましたがそのバスはここで休憩。(ここはこの路線の始発・終着停）
出発するのはもう３０分後でした。

ということで出発までGrodigの町をちょっと散策しました。

そしてバスで水の庭園、ヘルンブルン宮殿へ。
ここでも次のツアー開始まで20分ほど待たされました。

10:40のツアー

総勢30人程度だったかなあ。

まずはここから始まりました。

誰か座りたい人いませんか〜。

みんな予備知識があるのか誰もチャレンジする人はいないのか・・・と思ったらお子さん連れたママが名乗り出た！

でも座ったのは大司教の席でしたけど。（ここだけ濡れません）

こんなミニ噴水というか、水のオブジェを見ながら進みますが

のんきにぼけっと見てるとあっちこっちから水が出てきます。

そのうちみんな小さな放水口を見つけて慎重になってました。

「ずぶ濡れになってもいい格好で行こう」とガイドブックに書いてあったのでレインコート持参した方が良いか等迷いましたが荷物になるので持って行かず。

ツアーが始まったころからがっちりパーカーのフードをかぶっていましたが、そんなことをしてるのは私ぐらい。

みんな濡れるのも楽しんで、平気で濡れながら写真撮ってました。

すごく立派なカメラを持っておられる方もチラホラいたのに、濡れても大丈夫なのかなあと心配になってみたり。


この水で浮くヤツ、何かの旅番組で見たことがあります。

最後はこの水のトンネルをくぐりびしょ濡れになって終了。

ツアーが終わった後、今日ここまで一緒だったタイからのご家族とお別れして私はそそくさとバス停へ。

バス停に着くと1分も待たずにバスが来ました。

そしてザルツブルグ旧市街に戻るとモーツアルトの生家を見て、

馬洗い池から1番のバスに乗り

3つ目のBrauhausstrasseで降りるとビール工場に着くはずだけど、バス停のそばにはそれらしき物は見あたらず。やっと矢印を見つけたのでそちらの方へ歩いていきましたがちょっと先にあったので着くまで不安でした。

人に聞こうにも、全然人も歩いていなかったです。

まあでも無事工場に到着し、入り口も閑散としてるのでまだまだ不安なまま敷地内に入っていき

こっちかな、門をくぐると

正面がレストラン、右手に受付、左に博物館

まず右手受付でザルツブルグカードを呈示すると

３種類試飲とお土産チケットをいただき、

「左手に博物館があるからそこから入って自由に見て、レストランで試飲が出来ます。最後にまたここにこのチケットを持ってきてね、お土産渡すから。」

と言うような説明を受けました。

ツアーに参加して見るような工場見学だと思ってたら博物館を自分のペースで見るものでした。

あれ、サッカーユーロ2008の時の公式スポンサーかな？

なんでチェコの国旗無いんだろう。予選落ちして出てなかったっけ？

いやいや、思い出した。
トルコに後半30分から3点入れられてビックリするような逆転負けを喫した大会や。出てはいたぞ。

ではこの国旗がついている国とついていない国はナンだろう、と考えながら博物館見学終了。

お待ちかねのビール試飲＋ランチに、レストランへ。

かなりにぎわってました。予約席もちらほら。結構人気があるんでしょうか。

そしていよいよ試飲。
お腹も空いたからここで食事もしよう。

ビールは1種類はラドラーが飲みたくて、後の2種類は店員さんのオススメで、と言ったつもりが3種類ともラドラーの味違いが出てきた。

食事は付け合わせがポテトの物を頼みましたが、ポテトのフライが付いてくるのかと思ったら酸味のきいたマッシュポテトでした。

オーソドックスなビールも飲んでみたかったなあ、と思って後悔しましたが、この後受付でお土産券を出すと「グラスか瓶ビール1本、どちらか好きな方を持って帰ってね」とのこと。もちろん瓶ビールいただきました。次の日のハルシュタットのホテルで飲みました。

そしてまたバスで旧市街に戻ってきました。

とりあえず次(15:00)のクルーズの予約をして、クルーズ船の出発時間まで45分あったので橋を渡ってモーツアルトの住居を見に行きました。

ここでは日本語オーディオガイドを貸してくれました。

時間になったのでクルーズ船に戻りましたが、乗船する頃になって

土砂降り。

ただ船に座ってただけ、て感じです。

クルーズだとばかり思っていましたがヘルンブルンへの足としての利用も出来るようで、ヘリンブルンで降りた人、乗ってきた人もいました。

なんだ、朝のヘルンブルン宮殿の帰りこれに乗っても良かったな。

ザルツブルグの船着き場に戻ると最後に船をぐるぐる回してくれるサービスがありました。

次はメンヒスベルクのエレベーターに乗って近代美術館へ。

ここは私にとっては美術館より
美術館前のテラスからの景色が見たいので行きました。

これこれ、よく旅番組や本等で見たことのある景色です。

やっぱり晴れているときに見たかった。前日に来ておけば良かったと激しく後悔しました。

この後、あまり興味はありませんでしたがせっかく来たので近代美術館も見てまたエレベーターを降りました。

おもちゃ博物館はちょっと見たかったので行ってみましたがどこに入り口があるのかわからない・・・。

よく見ると工事中、閉館してました。

ガイドブックには書いてなかったぞ！！

2011.10.15に再オープン。それまで皆さん気をつけて。

昨日来たときにはもう閉まっていた大聖堂が開いていたので中に入ってみました。

そしてそろそろ行っておくか、とホーエンザルツブルク城へ行きました。

17:40　見学ツアーに参加しました。

日本語オーディオガイドを聞きながら城内をまわりました。まず、お城の変遷を模型を見ながら学び、拷問部屋へ。拷問部屋はこんな名前だけど実際ここで拷問していたわけではなかったとか言ってた様な気がします。

そして塔の上へ。

ホーエンザルツブルク城塞の塔よりザルツァッハ川

あああ、やっぱり快晴だった昨日来てたら綺麗だっただろうなあ。

ホーエンザルツブルク城塞の塔より　ヘルンブルン方面

ザルツブルクの町の人びとに時を告げる、1502年製作の機械オルガン「ザルツブルクの雄牛」だそう。

この後、ツアー終了。

博物館も見ましたが他に観光客が誰もおらず、ちょっと怖いくらいでした。

歴代の軍服着たマネキンがならんでる部屋は特に。

マリオネット博物館にも入ってみましたが・・・。

これだけ？

チェコのチェスキークルムロフでマリオネット博物館に入ったり、プラハで人形劇を見たことがある私から見るとちょっと拍子抜けしてしまいました。

最後にまたテラスに戻ってきてケーブルカーに乗り旧市街へ戻りました。

この日は日曜日。レストランですら閉まってるとこが多くてビックリしました。

ガイドブックで見た「ボスナ」が食べたかったので、もう晩ご飯はボスナで済ませるか〜、とガイドブックに載ってた店に行ったけどもう片付けていたのか、珍しく行列が出来ていませんでした。
ダメ元でおばちゃんにもう閉店ですかと聞いたら、聞こえてないはず無いのに露骨に無視。すっごく気分が悪くなって他の店見つけて食べました。

こちらはとても感じの良い店でした。ゲテライデガッセからザルツァッハ川に抜ける小径にある店です。ここで食べてる時、そばで食べていたカップルがどこかで見たことあるなあと思ったら午前中に行ったヘルンブルン宮殿で同じグループの人でした。

一旦ホテルに戻り日が暮れてから夜景を撮りに行きました。

翌日、ハルシュタットに移動の日。
朝起きてカーテンを開けると皮肉にも快晴。

昨日晴れてくれたら・・・。

ホームから山の頂が見えていました。

9:10のOECに乗って、Attnang-Puchheimで乗り換えてハルシュタット方面へ。
しかし9:10のOECが遅れるわ、到着ホームは変更されるわでちょっとハラハラしました。