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京の町はこの一年でかなり巡り歩いて来た。<br />季節を問わず同じ場所に何度か訪れたりもした。<br />ただ不思議な事に伏見界隈には足跡を残していない。<br />温存しておこうと考えていた訳でもなく特に理由はなかった。<br />電車での通過点でああり立ち寄るには微妙に時間がなかっただけだ。<br /><br />つまり歩き廻るには結構本腰を入れねばならないスポットである。<br /><br />GW前半の中日。<br />まずは軽く散歩に出掛けてみた。<br />京阪本線淀屋橋駅より出町柳行き特急にて40分。<br />中書島駅にて初めて下車。<br />本線と宇治線の接続駅である中書島はかつて島であった。<br />官職からその名は由来し遊郭・花街として賑っていたと云う。<br />現在では酒蔵の町として知られ良質の水の存在が窺い知れる。<br /><br />一歩駅を出る。<br />すぐ其処からそれぞれの面影を色濃く残す街並みとなる。<br />最初はやはり脚は勝手に酒蔵方向に向いてしまう。<br />黄桜カッパカントリ〜なるハイカラな酒蔵の開放スぺ〜スがあった。<br />軽く地ビ〜ルで燃料補給し竜馬通りを散策。<br />坂本龍馬襲撃現場の寺田屋近辺を探索。<br />元来の小心者で150年前の殺人事件現場を見物する気はない。<br />しかも現存するのは後に建て替えられた物であるから尚更である。<br /><br />そのままブラブラ月桂冠大倉記念館方面へ。<br />本日は軽めの散歩であるのでこれ以上の燃料補給はNG。<br />記念館のすぐ裏側に濠川が流れており弁天橋がかかっている。<br />橋のたもとには観光客を乗せる十石船の発着場がある。<br />昔の輸送路として賑っていたであろう川縁に降りて散歩してみた。<br />桜はもう終わってしまったが四季折々の植物が眼を愉しませてくれる。<br /><br />再び橋を上がり長建寺を参拝し大手筋の商店街をぶらついた。<br />ア〜ケ〜ドになっており何でも揃う感じで結構長い。<br />商店街を突き抜けると京阪伏見桃山駅、近鉄御陵前駅が並んでいる。<br />ガ〜ド下には旨そうなラ〜メン屋に行列が出来ていた。<br />いかにも日本の昔ながらの商店街の雰囲気が此処には残っている。<br />心密かにラ〜メン屋には敗者復活戦を誓い御香宮への緩い坂を登る。<br />今日はとにかく近辺の偵察であるのだと自分に云い聞かせる。<br /><br />大きな鳥居をくぐり立派な御香宮神社門前に立つ。<br />本殿・拝殿等が色彩も鮮やかに彩られ美しい。<br />その名の通り香りの善い水が境内より湧き出しているとの事。<br />願を掛けながら口に運び香りを試した。<br />柔らかい味がしこれが御香水、銘酒に欠かせない名水かと感じ入る。<br /><br />来た路を駅方面に戻る。<br />少し奥にいると鳥羽伏見の戦いの弾痕がのこる魚三楼があり見物。<br />弾痕よりもそのお品書きが気になって仕方がない。<br />伏見の老舗料亭でありランチでさえ私の口に入る事はないだろう。<br /><br />・・・とても私ごときでは太刀打ち出来るものではなかった。<br />空腹のまま肩より低く頭を垂れ中書島方面に戻る。<br />胃袋はラ〜メン&チャ〜ハン定食を求め騒ぐ。<br /><br /><br />いやはやGWの散歩には辛いものがある。<br />

中書島漂流

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2011/04/30 - 2011/04/30

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midnightrambler

midnightramblerさん

京の町はこの一年でかなり巡り歩いて来た。
季節を問わず同じ場所に何度か訪れたりもした。
ただ不思議な事に伏見界隈には足跡を残していない。
温存しておこうと考えていた訳でもなく特に理由はなかった。
電車での通過点でああり立ち寄るには微妙に時間がなかっただけだ。

つまり歩き廻るには結構本腰を入れねばならないスポットである。

GW前半の中日。
まずは軽く散歩に出掛けてみた。
京阪本線淀屋橋駅より出町柳行き特急にて40分。
中書島駅にて初めて下車。
本線と宇治線の接続駅である中書島はかつて島であった。
官職からその名は由来し遊郭・花街として賑っていたと云う。
現在では酒蔵の町として知られ良質の水の存在が窺い知れる。

一歩駅を出る。
すぐ其処からそれぞれの面影を色濃く残す街並みとなる。
最初はやはり脚は勝手に酒蔵方向に向いてしまう。
黄桜カッパカントリ〜なるハイカラな酒蔵の開放スぺ〜スがあった。
軽く地ビ〜ルで燃料補給し竜馬通りを散策。
坂本龍馬襲撃現場の寺田屋近辺を探索。
元来の小心者で150年前の殺人事件現場を見物する気はない。
しかも現存するのは後に建て替えられた物であるから尚更である。

そのままブラブラ月桂冠大倉記念館方面へ。
本日は軽めの散歩であるのでこれ以上の燃料補給はNG。
記念館のすぐ裏側に濠川が流れており弁天橋がかかっている。
橋のたもとには観光客を乗せる十石船の発着場がある。
昔の輸送路として賑っていたであろう川縁に降りて散歩してみた。
桜はもう終わってしまったが四季折々の植物が眼を愉しませてくれる。

再び橋を上がり長建寺を参拝し大手筋の商店街をぶらついた。
ア〜ケ〜ドになっており何でも揃う感じで結構長い。
商店街を突き抜けると京阪伏見桃山駅、近鉄御陵前駅が並んでいる。
ガ〜ド下には旨そうなラ〜メン屋に行列が出来ていた。
いかにも日本の昔ながらの商店街の雰囲気が此処には残っている。
心密かにラ〜メン屋には敗者復活戦を誓い御香宮への緩い坂を登る。
今日はとにかく近辺の偵察であるのだと自分に云い聞かせる。

大きな鳥居をくぐり立派な御香宮神社門前に立つ。
本殿・拝殿等が色彩も鮮やかに彩られ美しい。
その名の通り香りの善い水が境内より湧き出しているとの事。
願を掛けながら口に運び香りを試した。
柔らかい味がしこれが御香水、銘酒に欠かせない名水かと感じ入る。

来た路を駅方面に戻る。
少し奥にいると鳥羽伏見の戦いの弾痕がのこる魚三楼があり見物。
弾痕よりもそのお品書きが気になって仕方がない。
伏見の老舗料亭でありランチでさえ私の口に入る事はないだろう。

・・・とても私ごときでは太刀打ち出来るものではなかった。
空腹のまま肩より低く頭を垂れ中書島方面に戻る。
胃袋はラ〜メン&チャ〜ハン定食を求め騒ぐ。


いやはやGWの散歩には辛いものがある。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
私鉄 徒歩

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