2011/03/12 - 2011/03/12
62位(同エリア118件中)
ソフィさん
2011年3月12日(土)
本日二度目の上陸観光は、神農渓だった。
神農渓は、三峡ダムが出来るまでは、中国一の川下りの名所だったと聞く。
この急流は、標高3000mクラスの雪深い原始林に発し、60キロを流れ、湖北省宜昌市の巴東県で長江に合流する。
浅瀬が多く、急流で岩が目立ち、川幅が狭い。
山奥に住む男たちは、危険個所が40もあると言われるこの難所を、奔馬のような小船を命がけのアクロバティックな操船により、山に産する薬剤を積んで下りながら、長江沿いの街々と交易していた。
帰途の上りは、藤で作った輪と綱を船に付けて数人が両岸から引き、ほとんど体勢が水平になるまで力を入れる。
その共同作業の姿は力に溢れ、男性美に満ちていたという。
このような山深くの生活が生み出すダイナミックな躍動美は、1980年頃から観光資源として中国の最高級の観光地にランク付けられ、高く評価されていた。
しかし三峡ダムの湛水で渓谷の流れがすっかり穏やかになって、牙をむいていた野生の猛獣は、可愛いペットのように馴らされてしまった。
新しい自然環境の中でいかにこの地方の魅力を生むかが、これからの課題だろう。
共同作業で培った団結力の美しさ、自然に恵まれた山奥の詩情など、まだまだこの地区には、地域の誇りとなるものがたくさん残っているに違いない。
神農渓の入口巴東(はとう)は県としての人口48万人。
「恩施トゥチャ族ミャオ族自治州」の中心地区らしい。
林立するピカピカの新築高層ビルと、長江を渡る橋の素晴らしさに、超近代都市の面影を見る。
ここの浮桟橋で、支流に入るための中型船に乗換える。
桟橋における熱のこもった地元の人の歓迎の音楽と踊りに、出会いからこの地域が好きになる。
中型船には桟橋で歓迎してくれた地元の人も同乗する。
この一日、地元の人たちの仕事は、歓迎行事から操船、奥地文化の紹介に至るまで、われわれの接遇らしい。
彼らの真剣なまなざしに、意気込みが見えて心地よい。
写真は「ソフィさんの旅行記」http://4travel.jp/traveler/katase/をご覧ください。
「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114もご訪問下さい。
(2011.6.8 片瀬貴文)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
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