2010/11/09 - 2010/11/09
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世界攻略者さん
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ミャオ族を多く抱える雷山県。その県庁所在地、雷山で、ミャオ族新年を祝うイベントが行われます。決して知名度の高くないこの催しですが、あまりの規模の大きさに度肝を抜かれました。昼の部、夜の部と一日で二度おいしい、苗年開幕式の様子をレポートいたしましょう。
**情報は2010年11月のもの。1人民元=12.2円で計算。
==貴州の輝き シリーズ一覧==
① ミャオ族・芦笙祭をめぐる旅 (重安、谷隴、苗族)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10524183/
② ミャオ族新年 雷山開幕式の熱い一日 (苗族) <==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10572257/
③ ミャオ族新年 西江千戸苗寨の歩き方 (苗族)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10572912/
④ ミャオ族新年 西江のファンキーなお正月(苗族、鼓蔵節)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10572960/
⑤ トン族の里 - 肇興を勝手に観光案内 (鼓楼、風雨橋)
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10517865/
==中国少数民族==
雲南・少数民族マーケットハンター 全3作
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10573334/
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[目次]
雷山への道
パレード - 定点観測
パレード - 会場への道
パレード - 入場待機
開幕式 - 立見席
開幕式 - アリーナ席
開幕式 - 出入り口付近
夜の部
夜の部 - 宴は続く
まとめ -
[雷山への道]
黄平県の芦笙祭から約一週間後、今度はミャオ族の新年に関連した祭りが始まります。私が当初予定していたのは、最も盛り上がる西江でのイベント。しかし、CITSでもらったスケジュール表を見てみると、その前に雷山でパレードと開幕式があり、こちらも面白そうです。というわけで、凱里から直接西江に向かうのではなく、まず雷山に行き、開幕式を見学することにしました。
「雷山」と言った場合、普通は雷山県の県政府がある丹江鎮を指します。有名な西江(鎮)も雷山県の一部です。 凱里からのアクセスはよく、メインバスターミナルからバス(13.5元=160円)が頻発。ただし、この日は少々混んでいたため、2、3本バスを待つことになりました。 -
約1時間半ほど走り、雷山バスターミナルに到着です。この日はすでに正月モードのようで、車掌の女性は黒いベルベット風の上着を着て、髪をボール玉のように結っていました。これは、ミャオ族の新年の習慣のようで、雷山の町でも、女性は同じ格好をしていました(写真)。
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さて、雷山で行われるイベントはどんな感じでしょうか。全く予備知識がありません。幸い、バスターミナルの外でパンフレットを配布してたので、私も一つもらいます。これが結構凝ったもので、今年のミャオ族新年(苗年)および鼓蔵節の案内と、雷山県の観光案内がセットになって入っていました。後者は英語版まであります。これを配っていたのこの日だけでしたが、雷山県が観光に力を入れているのがよくわかります。
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その雷山県の観光案内を見てみると、今日予定されている開幕式らしき写真が掲載されていました。なるほど、これがCITISの予定表に書かれていた会場の「広場」に違いありません。
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[パレード - 定点観測]
時刻は1時半過ぎ。予定表によると、パレードが行われるのは午後2時から3時。終点は開幕式の行われる広場に間違いないのですが、行進ルートがわかりません。とりあえず、案内所で教えられた方に行ってみると、2時を待たずしてパレードが始まっていました。
ここは街の中心街ともいえる賑やかな通り。民族衣装を着た参加者が街を練り歩き、沿道には多くの見物客が集まります。大変活気があるのですが、人が多すぎて場所探しが大変です。脚立に乗ったカメラマンの横に入り込み、なんとかコーナーの位置を確保することができました。 -
しばらくこの場所からパレードを見学することにします。道の曲がり角にいるため、ほぼ正面からパレードが見られます。雷山のパレードは期待してた以上に規模がでかいものでした。次から次へと大人数のグループがやってきて、目の前を通過していきます。
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各グループ全く違った衣装を着ており、客をあきさせません。これがすべてミャオ族の伝統に関係あるのかは、よくわかりません。ただ行進するだけでなく、踊りを披露するグループや、芦笙などの楽器を演奏するグループもあります。
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パレードには、子供、若者、大人、老人などすべての年代が参加しています。それにしても、すごい人数で、パレードの列はいつまで経っても途切れません。カメラを持った観光客が多いところを見ると、中国ではそこそこ有名なイベントのようです。
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[パレード - 会場への道]
定点観測はこれくらいにして、パレードを追い越しながら会場に向かいます。先ほどの中心街を外れると、見物客もだんだん減っていき、道を移動しやすくなります。私も他の見物客に習い、道路の真ん中で堂々と写真をとることにしました。 -
パレードでは、籠や天秤棒、楽器などいろいろ、役柄により運ばなくてはならないアイテムがあります。会場まで少なくとも1キロはあるので、その役になってしまった人は結構大変です。
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人が持てないほど大きな太鼓の場合、キャスター付きでらくらく。
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衣装の種類が多いので、仲良しグループが集まるとこんな感じです。
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絵になる女の子が道端にいようものなら、あっという間に一眼カメラマンに狙われます。そして、それを見つけた他のカメラマンも便乗して写真をとり、なかなか先に進ませてもらえません。
写真 - カメラマンの要求にこたえてポーズをとる少女。 -
[パレード - 入場待機]
会場が近づくと、パレードは突然止まってしまいます。どうも、開幕式の演出の関係で、道路で待機させられるようです。そうなると、当然、カメラマンのエジキになります(写真)。短い距離にパレード参加者が並んでいるため、まだ見ていないグループをチェックするいい機会です。パレードの列に沿って散歩してみましょう。 -
パレードに参加しているのは、地元の人達だけではありません。他の省や国のミャオ族も参加しているようです。
写真: 左上 - タイのミャオ族(メオ族/モン族)のプラカード -
パレードに参加していない沿道の人達も、例の民族服を着ています。もちろん女性だけですが。逆に、女性ならば、赤ん坊でも着飾ります。
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一通り見たところで、会場に向かいます。今年の開幕式は、パンフレットに載っていた広場ではなく、すぐ隣のスタジアムで行われるようです。そして、困ったことに入場券を持っていないと中に入れません。これは想定外でした。さて、どうしたものか...。周りにきいて回りましたが、チケット入手方法がいまいち理解できず、余分なチケットを持っている人もいません。ダフ屋でもいてくれれば金で解決できるのに...。私同様、チケットのない人たちは、待機中のパレード隊を見て時間をつぶすしかありません。
なにげなく、会場のほうに目をやると、スタジアムの後ろの丘の上に人が沢山いるのに気づきました(写真矢印)。どうやら、タダ見ポイントがあるようです。行ってみましょう。 -
[開幕式 - 立見席]
スタジアムの前の道を進むと、丘の上に登る近道が出てきました。現地人の後に続き、私も急な坂を登ります。 -
丘の上には100人以上の人がいて、会場の様子を上から眺めていました。
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3時15分。予定より少し遅れて開幕式の開始です。遠めながら、中の様子がわかります。悪くはないのですが、手前の屋根や電線がちょっと邪魔です。さらに、人が多いため、基本的に立ち見になります。
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そうこうしている間に、開幕式のプログラムは進みます。双眼鏡でショーの様子をチェックしていると、結構な数のカメラマンが周りをうろちょろしているのに気づきました。どう見ても、彼らは私と同じ観光客。都合よくチケットを入手できたとは思えません。ということは...こっそり入る方法があるに違いません。丘を下りて会場入口に戻ります。
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[開幕式 - アリーナ席]
下に降りてみると、チケットのチェックはなし。誰でも出入りできるようになっていました。チケットを持っていた人は、すでに席を確保したからOK〜ということでしょうか。
会場の入り口には「雷山苗年および西江鼓蔵節」と書かれています。今年は13年に一度の鼓蔵祭があるため、もしかするといつもより開会式が豪華になっているのかもしれません。 -
さっそく、スタンド席に入って、ショーを見学します。さすがに、距離が近いと良く見えます。これだけのスケールの演目だと、何度もリハーサルをやったことでしょう。私の場合、ショーよりも写真が目的なので、グランドに下りてさらに近くで見ることにします。
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運動場のような場所を広く使い、ミャオ族伝統儀式をモチーフにした出し物が続きます。私同様、遠くから来た観光客は、カメラ片手に会場内を自由に動き回ります。
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いくつかの出し物は、会場の端のほうで行われます。よく見ると、その近くにVIP席が用意されていました。そして、そのすぐ下には大量のカメラマンが..(写真)。
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[開幕式 - 出入り口付近]
会場の入り口近くでは、自分の出番が終わった人がたむろしています。そっちの方が面白そうなので、行ってみましょう。 -
ゲートのすぐそばに大きな銅のドラムがあり、参加者や見物客の記念撮影ポイントになっています。しかしながら、よくもこれだけの出演者を集められたものです。職場や学校で徴集がかかったのか、町内会で集めたのか..。いずれにしても、参加者にとってはいい思い出でしょう。
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カメラマンのターゲットは、たいてい美女か美少女なのですが、たまに絵になる渋い男性がいたりします。この老人もそのひとり。カメラマンに囲まれても平然とショーの様子を眺めます。この衣装から判断して、出演者のひとりでしょう。
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もうひとり、まわりから記念撮影を求められる男性がいました。どういうコンセプトかわかりませんが、ワイルドな格好をしてとにかく目立っています。先ほどの男性と違い、彼はショーの出演者ではないようです。というのも、後日西江で見かけた時には、観光客にチップ(10元)を請求していました。人の多い祭りや観光地に現れる「プロ」の被写体のようです。
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開幕式は5時に終了。みな会場を後にします。さて、宿を探さなくては。今日は祭りの日。予想通り、どのホテルも「特別料金」で営業し、残された部屋も多くありません。元の料金が安い招待所なら予算内に収まるのですが、外国人は不可。何軒か当たった後、こっそり泊めてくれる招待所を見つけて今晩の宿を確保しました。
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[夜の部]
CITISのスケジュールによると、夜7時半から「沸騰雷山夜」というイベントが行われます。これは一体何でしょう。全く見当つきませんが、昼の開幕式のレベルが高かったので、期待して待つことにします。
予定表には、道の名前が会場として書かれていますが、どうも昼間と同じスタジアムで行われるようです。開始時間が近づくと人がだんだん集まってきました。 -
昼の部と違い、参加するのは、4−5グループのみ。芦笙や板凳の演奏に合わせて、踊りながら行進します。円を描くように会場の中心を回り、観光客はすぐ近くでそれを見学します。
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夜ということもあり、昼とは違った熱気と高揚感が感じられます。人数の多い少ないはあまり関係なし。
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この夜の部は、参加型のプログラム。観光客も行進の輪に招き入れられ、一緒になって踊ります。踊りといってもステップ中心のシンプルなもの。誰でも真似できます。
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これは一体..。獅子舞のように闘牛に扮した二人組で、もう一組の牛と戦います。言ってみれば、「人闘牛」です。
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会場内には、酒樽を担いでまわる女性が2,3組います。観光客に無料でお酒を振舞うのですが..。
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一杯飲むごとに、別の女性から顔に口紅を塗られます。私も三杯飲んだので、ほっぺに三本の線が...。
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[夜の部 - 宴は続く]
夜の部は9時半ごろ自然に終了。みんな、会場からいなくなりました。道路に出て、隣の広場に並ぶ出店を冷やかします。 -
宿に戻ろうとすると、遠くの方からまた芦笙の音が聞こえてきました。音のほうに行ってみると、会場裏の道で、まだ踊り足りない参加者と観光客が「ダンスの輪」を続けていました。
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板凳ダンスを踊るノリのいい観光客。頬には無数の口紅が。
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一方、スタジアム前の大広場では、100人を超える人が集まって何かやっています。一体何が始まるんだ..と行ってみると、ただの社交ダンスクラブでした。中国では、毎晩、みんなでエアロビクスや体操をするところがよくあります。ここの場合、ディスコ音楽に合わせての社交ダンス。「沸騰雷山夜」とは何の関係もないのでした。とはいえ、多くの女性は正月用の格好をしているため、今日はいつもと違うスペシャルな夜です。
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[まとめ]
すでに夜11時。社交ダンスはさらに盛り上がり、芦笙の音色は夜空に鳴り響きます。予想以上にスケールが大きく熱気のあった雷山の開幕式、昼夜、共に参加して正解でした。どのガイドブックにも載ってないためか、外国人観光客は皆無。ちょっとした穴場イベントと言えるかもしれません。
ミャオ族新年は、まだ始まったばかり。この後、西江でさらに多くのイベントが続きます。「お楽しみ」はこれからです。 -
[リンク集]
==中国旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&level1=1&level2=2&level3=&sort=when
==海外旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?dmos=os&sort=when&view_mode=list
==国内旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/?dmos=dm&sort=when&view_mode=list
==少数民族関連==
雲南 少数民族マーケットハンター 全3作
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album/10573334/
中米の民族マーケット 全15作 + 2作
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